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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・2部第15節

2024/10/09


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第15節は、9月29日(日)に全6試合が行われた。


2部リーグ第15節 全結果・順位表





2部リーグ第15節マッチレポート



拓殖大学 1(0-0)0 立教大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場

 勝点1差の8位・立教大学と9位・拓殖大学の試合は、最後の最後までスコアが動かない拮抗した展開となった。両チームとも立ち上がりからアグレッシブに攻撃を展開し、シュート数も同数。拓大は松村拓実、立教大は松岡大起にボールを集め、中盤からもシュートを放ってゴールを狙うが、どうしてもゴールを割ることができない。
 なかなか動かないスコアに、両チーム80分前後から選手交代で試合を変えるきっかけをつかもうとするが、それが結果につながったのは拓大だった。89分、拓大は糸永誠也がボールを収めると右サイドから中に入ってきた高畠捷にボールを展開。高畠はそのまま前線に持ち上がるとゴール前の照井佑亮にパス。受けた照井がゴール右隅にシュートを叩き込んで待望の先制点を挙げる。このゴールが決勝点となり、拓大が1-0で勝利を収め4分負け無しの2連勝。ゴールの4分前にピッチへと送り出された高畠と照井が、揃って貴重な白星を演出した。この勝利で拓大は7位に浮上。敗れた立教大は9位に後退した。


早稲田大学 5(2-0)0 山梨学院大学 @早稲田大学東伏見サッカー場

 前節は最下位の城西大学に黒星を喫した、降格圏の10位に後退した早稲田大学。だが、勝点1差の7位・山梨学院大学をホームに迎えての試合では、90分を通してその攻撃力を存分に見せつけた。早大は開始早々の4分、本保奏希がループシュートを決めて先制すると、前半だけで11本ものシュートを放ち山学大を圧倒。35分にも細かいパス回しから最後は駒沢直哉が豪快に蹴り込んで追加点を挙げ、2-0で試合を折り返した。
 早大は後半に入っても攻撃の手を緩めず、後半開始早々の46分にも本保がこの試合2ゴール目を決めて3-0に。その後は決めきれない展開が続いたものの、86分には佐々木奈琉がGKの弾いたボールに頭から飛び込んでダメ押しの4点目。その2分後にも駒沢が左足のシュートを突き刺して5-0でフィニッシュ。勝ちきれない試合が続いていた早大だが、7試合ぶりの白星で6位に浮上。敗れた山学大は早大と入れ替わるように10位の降格圏に転落した。


日本体育大学 1(1-1)3 法政大学 @日本体育大学 横浜・健志台キャンパスグラウンド

 勝点1差で首位・慶應義塾大学を追う2位の日本体育大学は5位の法政大学と対戦。先手を取ったのはホームの日体大。32分、菅野隆星のフリーキックを吉崎太雅が落とし、最後は宮木優一が振り向きざまのシュートを決めて日体大が先制する。だが、法大もその6分後の38分に最終ラインからのロングパスでチャンスを作ると、松村晃助のクロスにファーサイドの洪怜鎭が頭で合わせてゴール。法大が同点に追いつき、1-1で試合を折り返した。
 振り出しに戻って迎えた後半は一進一退の攻防戦に。ようやく試合が動いたのは67分、フリーキックを得た法大は、キッカー・揖斐俊斗のドライブシュートが直接ネットを揺らして逆転に成功する。リードを奪い勢いに乗った法大は、80分にも揖斐のフリーキックを石井稜真が頭で合わせて追加点。1-3で日体大を下した法大が4位に順位を上げた。


産業能率大学 1(0-0)0 神奈川大学 @産業能率大学第二グラウンド

 6位・神奈川大学と自動降格圏に沈む11位・産業能率大学。ともにここ3試合白星のないチーム同士の対戦は、非常にタイトな試合展開となった。前半は両チーム低調な滑り出しとなり、なかなかシュートまで持ち込めない。しかし、降格圏から脱するためには後がない産能大は、後半に入ると猛攻を仕掛け神大ゴールを脅かす。すると右サイドからペナルティーエリアに侵入した杉山佳宏が倒され、産能大がペナルティーキックを獲得。66分、これを吉田愛哉が決めて産能大が先制する。産能大はその後、この1点を守りきり1-0で勝利。4試合ぶりの勝利で10位との差を勝点1に縮めた。


順天堂大学 2(2-1)2 城西大学 @順天堂大学さくらキャンパスサッカー場

 3位・順天堂大学は前節待望の3勝目を挙げた最下位・城西大学の対戦。城西大ホームの対戦では、両チーム激しいゴールの奪い合いのうえ、城西大がアディショナルタイムの2ゴールで勝利をもぎとる劇的な展開となった。その雪辱を果たすべく、順大が試合序盤からスコアを動かした。6分、順大は岩井琢朗が相手のクリアボールを拾い右サイドを突破。エンドライン近くからゴール前にクロスを入れると、これを清水勇貴が合わせて順大が先制。順大は前半半ばにも清水がペナルティーエリア内で倒されてペナルティーキックを獲得。29分、これを清水自身がゴール右隅に沈めて順大が2-0とリードを広げた。だが、連勝で最下位脱出のきっかけをつかみたい城西大も諦めない。40分、最終ラインの川崎涼介がカウンターを仕掛けると佐藤遼が反応。そのまま一気に相手DFとGKを抜き去り、ゴール右隅にシュートを流し込み1点を返し、2-1で試合を折り返した。
 勢いに乗る城西大は後半の頭から斉藤涼優を投入し逆転を狙う。だが、順大も堅固な守備で城西大にゴールを許さない。順大が1点リードのまま試合は終盤に突入。このまま順大が逃げ切るかと思われた89分、ゴール前の混戦の中に滑り込んできた佐藤がこの試合2点目となるゴールを決めて城西大が同点に追いつく。その後は両チームとも積極的に攻撃をしかけてゴールを狙うが、ともに追加点のないまま2-2でタイムアップ。立正大学、法政大学が勝利したため、順大は3位から5位に後退。城西大は11位・産業能率大学と2ゲーム差を空けられるなど、まさに"痛み分け"となった。


慶應義塾大学 1(1-2)3 立正大学 @慶應義塾大学下田グラウンド

 首位・慶應義塾大学は4位・立正大学との上位対決。立正大ホームではドローに終わっていただけに、双方にとってこれが今季決着の場となる。試合は立ち上がりから立正大が主導権を握り、慶大を押し込む。立正大は8分、コーナーキックを吉野陽翔がつなぎ、最後は田端琉聖が蹴り込んで先制。その後も立正大は攻め続け、24分には高い位置で慶大のパスを奪った中村優斗が、福地亮介とのパス交換でゴール前に抜け出し左サイド角度のないところからシュートを突き刺して追加点。リードを2点に広げるが、慶大もその4分後に中盤でボールを収めた内藤豪が右サイドを突破。中央に入れたクロスを茅野優希が後ろに戻し、そこに上がってきた辻野悠河が豪快なシュートを決めて1点を返す。しかし、その後は両チーム追加点なく1-2で試合を折り返した。
 1点のビハインドを負う慶大は早めの選手交代で試合の流れを変えようとする。前半の38分に永澤昂大を、後半も59分に早川太晟を投入して守備陣を入れ替える。だが66分、立正大は宮崎海冬のコーナーキックを吉野が頭で合わせて追加点。1-3と慶大を突き放した。慶大はすぐさま田中雄大と立石宗悟の攻撃陣2人を一気にピッチへと送り出すが、立正大のゴールを割ることはできず1-3で立正大が勝利。2連勝の立正大は3位に浮上し、2位・日本体育大学を勝点2差で追う。2位・日体大も敗れたため慶大も首位をキープ。しかしながら、3位・立正大とは1ゲーム差と、首位戦線がますます混戦となってきた。
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