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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・2部第16節

2024/10/09


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第16節は、10月6日(日)に全6試合が行われた。


2部リーグ第16節 全結果・順位表





2部リーグ第16節マッチレポート



山梨学院大学 0(0-0)1 順天堂大学 @山梨学院大学川田ツインサッカー場

 前節は終了間際で勝点3を逃した5位・順天堂大学と、0-5の大敗を喫した10位・山梨学院大学。両者の対戦は、どちらも攻めあぐね、なかなか決定機を作れない膠着状態に。0-0のまま迎えた後半、ようやくスコアが動いたのは63分だった。順大はサイドバックの木内拓海が左サイドを突破してクロスを入れると、これに反応してゴール前に飛び込んだ清水勇貴がGKに倒されてペナルティーキックを獲得。2試合連続でペナルティーキックを獲得した清水が、自身でこれを沈めて順大が先制する。1点を追う形となった山学大は72分と73分に4人の選手を一気にピッチに送り出すなど大胆な選手交代で流れを変えようとする。しかし最後まで順大のゴールを割ることはできず0-1で試合終了。3位の立正大学が敗れたため、順大は4位に浮上。3位・法政大学と同じ勝点26で並び、2位・日本体育大学に勝点1に迫った。


立正大学 0(0-1)1 神奈川大学 @立正大学熊谷キャンパスサッカー場

 前節、首位の慶應義塾大学を下す金星を挙げた3位・立正大学は、中断明けから連敗中の8位・神奈川大学と対戦。両チーム立ち上がりから積極的にゴールを狙い、攻守の切り替えが速い試合展開となった。どちらも何度か決定機を作るが、先にゴールネットを揺らしたのは神大。23分、神大は守屋練太郎が中央を突破し、右の小林洸にボールを展開。ファーサイドに入れた小林のクロスを、藤田仁朗が左足で合わせて先制点を挙げる。
 0-1の神大リードで迎えた後半、立正大はルーキーながら2ゴールを挙げている原壮志を、神大は細田優陽を投入。立正大はこの交代が奏功し、原の突破を中心に神大ゴールに迫るがラストプレーの精度に欠きどうしても得点につながらない。結局、両チーム後半はゴールを割ることなく0-1でタイムアップ。神大が先制点を守りきり、5試合ぶりの白星を挙げた。神大はこの勝利で順位をひとつ上げて7位に。立正大は再び5位に後退した。




早稲田大学 3(0-0)2 日本体育大学 @早稲田大学東伏見サッカー場

 首位・慶應義塾大学を勝点1差で追う2位・日本体育大学は前節5-0完勝の6位・早稲田大学と対戦。試合は後半に大きく動いた。両チーム無得点のまま迎えた後半、開始早々の48分に早大がゴールネットを揺らす。早大は松尾倫太郎からのパスを受けた成定真生也が中央突破を図り、ゴール前にスルーパス。これに反応した駒沢直哉がGKとの一対一を制して先制点をマーク。駒沢はその3分後にも、GKのパスミスを拾ってシュートを突き刺し追加点。駒沢の2試合連続2ゴールで、早大がわずか5分強の間に2-0とリードする。
 すでに後半の頭から宮下菖悟を投入していた日体大だが、2失点を喫すると吉崎太雅と松原海斗のふたりを立て続けにピッチへと送り込んで試合の流れを変えようとする。75分にも野村海翔を投入すると、その直後にスコアが動く。76分、日体大は米陀大洋のコーナーキックに吉崎が頭で合わせて1点を返す。日体大は84分にも、松原が右サイドに展開したロングパスに佐藤恵介が反応。ゴール前にクロスを入れると、吉崎が右足で合わせて追加点。交代選手が結果を出して日体大が2-2と追いつき、試合を振り出しに戻した。だが、早大はその4分後、日体大DFのクリアボールを拾った本保奏希が左足シュートを蹴り込んで勝ち越し点。駒沢、本保の2試合連続ゴールで日体大を振り切った早大が3-2で勝利し2連勝を収めた。まさかの2連敗を喫した日体大も辛うじて2位をキープしているが、首位・慶大との勝点差は4と開く結果に。また3位との勝点差はわずかに1と厳しい状況に追い込まれた。


産業能率大学 3(2-0)2 立教大学 @産業能率大学第二グラウンド

 勝点1差の9位・立教大学と11位・産業能率大学、ともに降格圏に沈むチーム同士の試合は、開始早々の3分からスコアが動いた。産能大は杉山佳宏が右サイドに展開したフリーキックを梅崎拓弥がゴール前に入れる。するとこれが相手DFのオウンゴールを誘発し、産能大が思わぬ形で先制点を挙げる。産能大は20分にも、吉田が鮮やかなミドルシュートを決めて2-0に。産能大は後半開始早々の47分にも、吉田のパスを受けた太田翔真がゴール前までドリブルで突破。そのままシュートをゴール右下に突き刺して3点目。吉田が3点すべてに絡む活躍で、産能大が3-0と立教大を付きはなした。
 だが、産能大は64分に中島颯太が2回目の警告を受けて退場。ここから数的優位に立った立教大が反撃を開始する。試合終盤、立教大はゴール前に抜け出した織田舜大が倒されてペナルティーキックを獲得。これを81分に嵯峨康太が冷静に決めて1点を返す。立教大はその2分後にも、嵯峨のサイドチェンジのパスを収めた仲丸慎太郎がゴール前にクロス。高松大地がこれに合わせヘディングシュートを決めて3-2に。猛追をかける立教大だが、あと一歩届かず3-2で産能大が逃げ切りって9位に。立教大は10位に後退した。


城西大学 1(0-1)2 法政大学 @JOSAI SPORTS FIELD 第1グラウンド

 中断明けから負けなしで最下位脱出を目指す城西大学はホームに4位・法政大学を迎えて対戦。試合はともにチャンスを作りながらも、城西大がやや優位に攻撃を展開。しかし序盤の11分、法大は左サイドから攻撃を仕掛けると中村翼のクロスを松村晃助が頭で合わせて先制する。対する城西大も、前節2得点の佐藤を中心に法大ゴールを脅かす。城西大は後半序盤の56分、石倉潤征のパスを受けた佐藤が、左足を振り抜いてゴールネットを揺らしてスコアを1-1とした。
 試合が振り出しに戻ると60分過ぎに城西大は関野碧海、法大は石井稜真と小池直矢を投入。ともに攻勢を強めて追加点を狙う。すると69分、法大はスローインから左サイドでボールをキープしてチャンスを作ると、保田成琉の入れたクロスがワンバウンドしてゴール前へ。これをゴール前に上がってきた松村がダイレクトで打ち抜き、法大が勝ち越し点を挙げる。これが決勝点となり、松村の2ゴールで接戦を制した法大が2-3で勝利。立正大学が敗れたこともあって3位に浮上し、自動昇格圏の2位・日本体育大学を勝点1差に捉えた。


拓殖大学 1(0-1)2 慶應義塾大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場

 前節今季3つ目の黒星を喫し、首位をキープするためにも連敗できない慶應義塾大学の対戦相手は、前節でウノゼロ勝利を収めた7位の拓殖大学。試合は拓大が優位に攻撃を展開しながらも、先手を取ったのは慶大だった。36分、慶大は田中雄大がドリブルで中央突破。角田惠風にボールを預けると、ペナルティーエリアすぐ外から強烈なシュートを突き刺して先制点を挙げる。
 後半に入ると慶大が主導権を握り、拓大はなかなかチャンスを作ることができない。そこで拓大は60分、佐々木小太朗、土谷飛雅、高畠捷の3人を一気に投入して試合の流れを変えようとする。だが、ゴールネットを揺らしたのはまたもや慶大。78分、田中が鮮やかなロングシュートを決めて0-2に。拓大も終了間際の89分、途中出場の照井佑亮がゴール前の混戦の中、体勢を崩しながらもシュートを決めて1点を返すが拓大の反撃はここまで。慶大が逃げ切って1-2で勝利し、首位をキープした。
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