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【結果・レポート】JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦・1部第4節

2025/04/21


 『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第4節は、4月20日(土)に5試合、21日(日)に1試合が行われた。

 ミッドウィーク開催を挟んだ3連戦も今節で一段落。前節で首位に躍り出た筑波大学が2連勝を収めた一方、同勝点の2位・中央大学と勝点2差の3位・東洋大学が揃って敗戦したため、筑波大がついに単独首位となった。さらに開幕から引き分け続きだった明治大学が、前節に続く勝利で4位から2位に浮上。昨年度の1位・2位チームがついに上位進出となった。


 筑波大は未だ勝利のない最下位・桐蔭横浜大学をホームに迎えて対戦。前半は優勢に進めた筑波大だったが、ゴールを決めきれ0-0で試合を折り返した。スコアが動いたのは後半早々の54分。桐蔭大がプレーを止めた隙をつき、筑波大・内野航太郎がボールを奪取。そのまま持ち上がりシュートを放つ。このゴールが決勝点となり筑波大がホーム2連勝で3勝目をマークした。

 対して厳しい結果となったのが2位・中央大と3位・東洋大だ。

 一進一退の攻防戦となった中央大と日本体育大学の試合は、後半に入ると一気に動き出す。日本体育大は66分、コーナーキックの流れから勝田大晴が蹴り込んで先制点を挙げると、75分にはクリアボールを拾った松原海斗がゴール前にパス。これを古澤希竜が決めて2-0に。古澤の2試合連続ゴールでリードを広げた日本体育大が2-0でホーム初勝利を挙げた。



 一方、東洋大はアウェーで国士舘大学と対戦。東洋大は序盤の7分、荒井涼がペナルティーエリア内に侵入してクロスを上げるとこれを宮永羚進が合わせて先制する。だが、国士舘大も15分、田中祉同のコーナーキックを本間凜が頭で押し込み同点に追いつく。その後は国士舘大が優勢に試合を進め、後半開始早々の46分に近藤優成のクロスに本間が頭で合わせて追加点。逆転に成功すると、その5分後には小西脩斗が倒されてペナルティーキックを獲得し、これを田中祉同が冷静に決めて3点目。56分にも、東洋大のバックパスミスからボールを奪った本間が相手GKの頭上を越えるシュートを決めて東洋大を突き放す。国士舘大・本間はこのゴールでハットトリックを達成。そのまま4-1で国士舘大がホーム初勝利。10位から6位に順位を上げた。

 中央大、東洋大はともに初黒星。なかでも東洋大は開幕戦で5-0と大勝したものの、以降は引き分け続きで2勝目を挙げられずついに7位に後退。次節、日本体育大との試合が正念場となるだろう。

 前節待望の初勝利を挙げた東京国際大学は日本大学をホームに迎えて対戦。スコアが動いたのは25分。日本大は鮮やかなパスワークで相手のディフェンスラインを崩すと最後は浅野良啓がシュートを放ち先制。日本大はその10分後にも平尾勇人がゴールを決めて0-2に。東京国際大も前半終了間際の45+1分、齋藤晴が左足の鋭いシュートを突き刺して1点を返すが、日本大も後半の66分、平尾がこの試合2点目となるゴールを決めて1-3に。再びリードを2点差に広げた。日本大はアディショナルタイムにもペナルティーキックを獲得。だが、キッカー・五木田季晋のシュートはバーを叩き追加点ならず。結局1-3のまま日本大が2勝目を挙げて3位にジャンプアップした。
 初戦以来白星のない慶應義塾大学と、"負け無し"だが未勝利の東海大学の一戦。試合は立ち上がりから東海大が圧倒。東海大は木村翔、小田晄平を中心にゴールを狙う。しかし慶應義塾大の堅固な守りをなかなか崩すことができず、ようやくゴールを決めたのは59分。東海大はロングスローからチャンスを作ると、丸山大和が頭でそらしたボールを大戸太陽が合わせて先制する。東海大はその後もゴールを狙うが追加点には至らず、このゴールが決勝点となり0-1で勝利。待望の初勝利を挙げた。



 唯一、21日(日)に開催された明治大と流通経済大学の試合は、1点を争う拮抗した展開となった。ともに開幕から負けなしながら、前節に初勝利を挙げた明治大に対し流通経済大は未だ白星なし。試合は、今節こそ勝利をという想いが前に出た流通経済大が積極的にチャンスを作る。すると明治大は後半の頭から、ベンチスタートだった藤森颯太と林晴己のふたりを一気に投入。59分、明治大はスローインからチャンスを作ると、前澤拓城が落としたボールを林晴己が蹴り込んで先制点。林の2試合連続ゴールで明大が1-0で流通経済大を下しホーム初勝利。勝点を8に伸ばして2位に浮上。首位・筑波大を勝点2差で追う。



 3連戦の最後となる今節は順位が大きく変動した。首位は唯一3勝の筑波大が堅持したものの、2位には明治大が浮上し、3位には日本大、4位は日本体育大と顔ぶれが大きく変わった。その下には今節は黒星を喫したものの中央大、そして国士舘大と2勝組が並ぶ。8位の東海大も今節は白星を挙げ、未勝利は流通経済大と桐蔭横浜大の2チームとなった。

 来週は天皇杯地域予選があるため、次節が行われるのは2週間後の5月3日となる。再開後はまたゴールデンウィーク連戦となるだけに、この2週間でどうチームを立て直すか、あるいは好調を維持するかがリーグ中盤戦へのポイントとなるだろう。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。


1部リーグ第4節 全結果・順位表


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