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【結果・レポート】JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦・3部第7節

2025/05/08


 『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第7節は、5月6日(火・休)に全6試合が行われた。


 前節は上位チームの"順当勝ち"で波乱のなかった3部リーグだが、今節は上位グループの5チームがすべて引き分けるという事態に。また残る試合もすべて上位チームが勝利し、前節からの順位変動はなしとなった。

 首位の城西大学は9位の亜細亜大学と対戦。試合はホーム・城西大が前半終盤の42分、佐藤遼が水たまりに落ちたボールをうまくコントロール。そのままゴールに突き刺して城西大が先制する。だが、後半は亜細亜大も何度となくチャンスを演出。62分には、大山比呂の左コーナーキックを重信有佑が頭で合わせて同点弾。試合を振り出しに戻すが、その後は両チーム、ゴールネットを揺らせず1-1で試合終了となった。

 2位から5位までの4チームはすべて直接対決となった。

 2位・明治学院大学は3位・専修大学をホームに迎えての直接対決となった。2ポイント差で競う両チーム。3位の専修大は勝てば2位浮上の可能性もあったが、先手を取ったのは明治学院大だった。15分、明治学院大は高い位置でボールを奪ってパスをつなぐと、最後は鈴木太智が鋭いシュートを突き刺して先制。攻勢を強めて後半を迎えるが、なかなか追加点を挙げることができない。対する専修大は後半頭から佐藤柚太、那須奏輔の2人を同時に投入。すると79分、交代出場の那須が切り返しで相手DFをかわすと、左サイドからクロス。これを山下基成がダイビングヘッドでゴールに押し込み1-1に。専修大が追いつき、ドロー決着。両チーム勝点1を積み上げた。

 勝点11で並ぶ4位・中央学院大学と5位・立教大学の直接対決は、25分にスコアが動いた。立教大は、中央学院大のGKのルーズなパスを松澤凱がカット。そのままゴール左隅にシュートを流し込んで立教大が先制する。後半は中央学院大が主導権を握るが立教大の守備を崩しきれない。立教大が1-0のまま逃げ切るかと思われたが、87分、中央学院大は湯田欧雅のコーナーキックを橋本拓人が合わせてゴールネットを揺らす。土壇場で中央学院大が追いつき、試合は1-1でフィニッシュ。こちらも両チーム勝点1を積み上げるに留まった。


 6位の共栄大学は11位の国際武道大学と対戦。スコアが動いたのは前半の34分。スローインを起点にゴール前に攻め込んだ国際武道大は、小出真瞳が牧野太智のパスを受けてシュート。共栄大GKがこれに反応したものの、雨で滑りやすくなったボールはそのままゴールに吸い込まれる。1点を追うホーム・共栄大は後半の頭から佐藤昇太、石川幸稀のふたりを同時に投入。するとこの交代が奏功し、共栄大は73分、石川のクロスに山崎颯大が滑り込んでシュートを押し込み、試合を振り出しに戻した。さらにその3分後には石川がGKをかわして追加点。わずか3分間で共栄大が逆転に成功する。共栄大はアディショナルタイムに突入した90+4分にも高梨天馬がダメ押しの3点目を決めて勝負あり。3-1で勝利した共栄大が、今季初の連勝を飾った。

 7位・青山学院大学と10位・東京経済大学の試合は、立ち上がりから青山学院大が東京経済大を圧倒。しかし、どうしてもゴールを割ることができず0-0で折り返した。スコアが動いたのは後半開始直後の47分。高橋悠の左からのクロスを、森夲空斗が頭で合わせて青山学院大が先生する。だが、その後は防戦一方となった東京経済大がゴールを死守。青山学院大はなかなか追加点を挙げることができない。それでもアディショナルタイムに突入した90+2分、森本のパスを受けた和田晃生が、低い弾道のシュートを突き刺して追加点。最終盤で試合を決定づけた青山学院大が2-0で勝利した。

 未だ勝利のない12位・東京学芸大学は、ホームに8位・作新学院大学を迎えて対戦。先手を取ったのは作新学院大。13分、作新学院大は片山捷真のパスに走り込んだ濱田昂希が左サイドを独走。ペナルティーエリアにカットインすると、そのまま右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。だが東京学芸大もその1分後、高い位置で作新学院大のパスを奪うと、田中拓光のパスを受けた半田祥真がゴール右隅にシュートを放ち同点に追いつく。その後は両チーム一進一退の攻防戦に。再びスコアが動いたのは後半の63分。東京学芸大はフリーキックを起点にゴール前にボールを運ぶと、最後は堀川隼が相手GKの虚を突くヘディングシュートを決めて逆転に成功する。畳み掛けたい東京学芸大だったが、作新学院大はここから反撃を開始。77分、相手のパスミスからボールを拾った濱田が鮮やかなミドルシュートを決め、この試合自身2点目となるゴールて同点に追いつく。さらに84分、秋元泰喜がバーの跳ね返りを頭で押し込んで3点目。作新学院大が3-2と再び勝ち越し、3試合ぶりの白星を挙げた。


 上位グループの3試合がすべて1-1のドローとなり、足踏み状態となった第7節。2節続いて大きな動きのない状態となった。はたしてこのまま城西大が逃げ切り態勢に入るのか、それとも2位以下が首位奪取の足がかりを掴むのか。次節も首位・城西大と3位・専修大の上位対決があるだけに、2位以下の動きに注目したい。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。


3部リーグ第7節 全結果・順位表


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