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【結果・レポート】JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦・2部第6節

2025/05/08


 『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第6節は、5月6日(火・休)に全6試合が行われた。

 前節の直接対決ではスコアレスドローに終わった首位・法政大学と2位・早稲田大学だが、今節はともに白星を挙げて順位は変わらず。両チーム勝点を16に伸ばした。


 法政大学は、ホームに拓殖大学を迎えての"八王子ダービー"。前節は無得点に終わった法政大だが、今節は自慢の攻撃が爆発。特に前半は、法政大・小池直矢の"ひとり舞台"となった。小池のゴールショーの始まりは13分。浅野直希のパスに走り込んだ小池が、GKをかわして先制点。その3分後にも大迫蒼人のクロスをヘディングシュートで叩き込んで追加点。さらに2分後、相手DFのクリアボールをダイレクトボレーで突き刺して3点目。わずか5分間で小池がハットトリックを達成し、3-0で試合を折り返した。拓殖大も後半開始早々の46分、白井柚希がミドルシュートを決めて1点を返すが、70分すぎにハンドでペナルティーキックを献上。これを大畑凜生が決めて再び3点差に。しかし拓大も粘り強くゴールを狙い、79分に吉原優輝がゴールを決めて4-2に。だが法政大は最後まで攻撃の手を緩めず、アディショナルタイムの90+6分、交代出場の前田康尋が左足を振り抜いてダメ押しの5点目を挙げる。試合はそのまま5-2で終了。大量5ゴールを挙げて勝利した法政大が首位を堅持。拓殖大は連勝ならず、7位に後退した。



 一方、首位・法政大と同勝点の2位・早稲田大学は連勝中の3位・産業能率大学と直接対決。激しい雨の中、両チームなかなか決定機を作れずにいたが、27分に早稲田大は久米遥太が倒されてペナルティーキックを獲得。これを鈴木大翔が冷静に沈めて先制点を挙げる。早稲田大は後半もこの1点を守りきり、1-0のクリーンシートで勝利。同勝点のまま法政大をピタリと追う。



 早稲田大に敗れた産業能率大に代わり、5位から3位に浮上したのが5位の駒澤大学だ。 前節は産業能率大に完敗を喫したものの、今節は9位・神奈川大学を相手に快勝。19分に髙橋修斗の右コーナーキックを三浦翔遼人が頭で合わせて先制すると、リードを保ったまま試合を優勢に進める。駒大は試合終盤にも髙橋が倒されてペナルティーキックを獲得。88分、仁科星哉がこれを決めて勝負あり。駒澤大が2-0で勝利を収めた。神奈川大は順位をひとつ下げて10位に。



 "昇格組"ながら着実に白星を増やし4位につけている國學院大學は、連敗中の10位・順天堂大学と対戦。順天堂大は10分、入江羚介のロングスローを大井勇人が頭で合わせて先制する。1点を追う國學院大は後半頭から鈴木善、土橋竜之介、八木玲の3人を一気に投入して試合の流れを変えようとするが、順天堂大・松本琉雅を倒してしまいペナルティーキックを献上。順天堂大はこれを齊藤慈斗がゴール左隅に決めて2-0とリードを広げる。順天堂大は85分にも、松本愛己のフリーキックを齊藤が頭で合わせてダメ押しの3点目。3-0で順天堂大が4試合ぶりの勝利を収めるとともに待望のホーム初勝利を挙げ、10位から8位に浮上した。



 5位・駒澤大が勝利し、3位の産業能率大、4位・國學院大がともに敗れたため、駒澤大は3位に浮上。産業能率大、國學院大はともに順位をひとつずつ下げた。

 勝点6で並ぶ7位・立正大学と8位・関東学院大学の試合は、35分にホーム・関東学院大の小野寺蓮が鮮やかなミドルシュートを決めて先制。その後も試合を優位に進めるが、後半に入ると立正大も反撃に移る。後半開始早々の47分に、津島巧がゴール左隅に狙い済ましたシュートを突き刺して同点に追いつくと、64分にはロングスローを起点に攻撃を展開。こぼれ球を拾った西田頼がシュートを放つと、これが相手DFに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれる。立正大がラッキーなゴールで逆転に成功し、そのまま1-2で試合終了。立正大は順位をひとつ上げて6位に。関東学院大は9位に後退した。

 未だ勝点0と厳しい状況が続く11位・山梨学院大学と12位・東京農業大学。未勝利チーム同士の対戦は、ホーム・山梨学院大が後半に意地を見せた。先制したのはアウェーの東京農業大。27分に相手GKがこぼしたボールを山本葵が蹴り込むと、41分にもミドルシュートを決めて追加点。山本の2ゴールで東京農業大が2点を先取し、試合を折り返した。だが、後半は2点を追う山梨学院大が試合の主導権を握る。まず後半開始からわずか15秒、電光石火の攻撃で東京農業大のゴールに迫ると池田悠夢が鮮やかなドライブシュートをネットに突き刺して1点を返す。池田は57分にもヘディングシュートを叩き込んでスコアを2-2とし、試合を振り出しに戻した。勢いに乗る山梨学院大だが、もう1点が遠い。このままドロー決着かと思われたが、終了間際の87分、スローインからチャンスを作ると、池田のクロスを五十嵐真翔が頭で合わせて逆転に成功。池田の2得点1アシストの活躍で、試合は3-2のまま終了。2点差をひっくり返した山梨学院大がついに今季初勝利を手にした。




 次節・第7節は天皇杯地域予選のため、「順天堂大学vs山梨学院大学」「神奈川大学vs法政大学」の2試合が延期となる。そのため、2位・早稲田大学が國學院大學に勝てば暫定的とはいえ首位に立つチャンス。これまで同勝点で並走してきた両チームのバランスが崩れる可能性がある。とはいえ、國學院大も上位グループに食い込むためにはこれ以上負けられないところだ。首位のいぬ間に2位以下がどうチャンスを掴むのか、要注目だ。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。


2部リーグ第6節 全結果・順位表


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