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【結果・レポート】JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦・3部第8節

2025/05/12


 『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第8節は、5月10日(土)に3試合、11日(日)に3試合が行われた。

 首位・城西大学は3位の専修大学と上位対決。今節注目の一戦で、主導権を握ったのはホームの専修大だった。前半だけで城西大の3倍近い16本ものシュートを放つが、どうしてもゴールネットを揺らすことができない。対する城西大もなかなか決定機を作れず、0-0のまま90分が経過。スコアレスドローかと思われた試合が動いたのは、アディショナルタイムに突入した90+3分だった。専修大は佐藤漣が左サイドをドリブルで突破し、そのままペナルティーエリアにカットイン。ゴール前にボールを入れると城西大DFが連続でクリアー。こぼれたボールを橋本燦が押し込んで専修大が先制する。だがその2分後、今度は城西大に決定機。鈴木嵐が左から入れたクロスを坂本海凪太が頭で合わせて追いつく。終了間際にゴールを挙げた両チームだが、ほどなくしてタイムアップの笛が鳴り1-1で試合終了。城西大、専修大ともに2試合連続のドロー決着となった。


 5位の立教大学は勝点1差の7位・青山学院大学をホームに迎えて対戦。先手を取ったのはアウェーの青山学院大だった。前半終盤の43分、左サイドでボールを収めた高橋悠が、個人技で相手DFを振り切りペナルティーエリアに侵入。そのままシュートをゴール右隅に決めて青山学院大が先制する。しかし後半に入ると立教大が試合を優勢に進め、63分には仲丸慎太郎がペナルティーエリア左から豪快なシュートを突き刺して試合を振り出しに戻す。これで勢いに乗った立教大は八田秀斗の左からのクロスを竹岡創が頭で叩き込んで逆転に成功。立教大が2-1で勝利し3位に順位を上げた。



 9位・亜細亜大学と12位・東京学芸大学の試合は、亜細亜大が積極的に攻撃を仕掛けながらも決めきれず、両チーム無得点のまま前半は終了。スコアが動いたのは後半の61分。亜細亜大は小池莉玖のマイナスのパスを受けた田中俊真が、ミドルシュートを放ち先制する。その後も攻め続けた亜細亜大だったが追加点には至らず1-0で試合終了。亜細亜大が連敗を免れた。



 首位の城西大と3位の専修大が引き分けたことで、翌11日に行われた試合では2位・明治学院大学と11位・国際武道大学の対戦だ。試合は4分に動いた。明治学院大は青木壮太が最終ラインからロングパスを前線に入れると、これに萩原康太が反応。ペナルティーエリア内でボールを収めると、前線に上がってきた渡辺創太にパスを送る。渡辺はペナルティーエリアすぐ外から右足を振り抜き開始早々に先制点を挙げる。22分にも、1点目と同じような形で左サイドからのロングパスを収めた大竹駿が、切り返しからのシュートで追加点。明治学院大が0-2で試合を折り返した。2点のビハインドを負った国際武道大は後半の頭から菅野淳を投入。58分にも福島圭佑をピッチに送り出して試合の流れを変えようとするが、逆に62分、明治学院大は相手のクリアミスを拾った豊田怜央のシュートがネットを揺らし、試合を決定づける3点目。国際武道大も終盤の83分、増田洸太の左からのクロスに品川響吾が叩きつけるようなヘディングシュートを決めて1点を返すが反撃はここまで。明治学院大が1-3で快勝し、勝点を城西大と同じ"17"に伸ばした。



 4位・中央学院大学と6位・共栄大学、勝点12で並ぶチームの対戦は早い時間帯にスコアが動いた。19分、共栄大はゴールキックを起点に前線でボールをつなぐと、馬場翔太が右から入れた低いクロスを入れる。これを前線に上がってきた高梨天馬が決めて共栄大が先制する。共栄大は26分にも、先制点をアシストした馬場が、中央学院大のボックス横でのルーズなパスをカット。そのままゴール左隅に流し込んで0-2とリードを広げる。中央学院大は早めの交代で反撃を試みるがなかなか決められず、ようやく共栄大のゴールを割ることができたのは終了間際の90+1分。ゴール前の混戦の中、中山葵が押し込んで1点を返すが時すでに遅し。共栄大が1-2で勝利し、3連勝で4位に浮上。首位グループに勝点2差に迫った。



 10位・東京経済大学は8位の作新学院大学をホームに迎えて対戦。3連敗は免れたい東京経済大だったが、開始早々から作新学院大の攻撃の洗礼を受ける形となった。キックオフからわずか1分、作新学院大はコーナーキックの流れからチャンスを作ると、GKの弾いたボールを林廉斗がそのまま押し込んで先制。さらに4分、小野凌世の右からの低いクロスに濱田昂希が合わせて追加点。キックオフから5分もしないうちに作新学院大が2点を先取する。対する東京経済大も10分、田中大夢が鮮やかなミドルシュートを決めて1点差に詰めよるが、その後試合は膠着状態に。だが前半終了間際の45+1分に、作新学院大は片山捷真のゴールで再びリードを2点差に広げて前半を終了する。後半は2点差を追う東京経済大が積極的に攻撃を仕掛けるが、なかなか決めきれない。試合はそのままアディショナルタイムに突入し、1-3で終了かと思われた90+2分にまたもやスコアが動く。東京経済大はボックス横でフリーキックを獲得。しかしそのクリアボールを、競り合いから作新学院大の松本康汰が奪取。一気呵成に相手ペナルティーエリア内までドリブルで駆け上がると、GKをひきつけてすかさず横パス。これを濱田昂希が決めて1-4でフィニッシュ。東京経済大は作新学院大の倍以上のシュートを放ちながらもゴールに結びつけられず3連敗。一方、連勝の作新学院大は順位を2つ上げて6位に。5位・専修大を同勝点に捉えた。



 首位・城西大が2試合連続の引き分けで足踏み状態となった一方、2位以下は激しく入れ替わった。明治学院大は2位をキープしたまま、城西大との勝点差を詰めてついに同勝点に。その差は得失点差のみとなった。4戦負け無しの立教大が3位に、3連勝の共栄大が4位にそれぞれ浮上。今節で敗れた専修大は3位から5位に、4位の中央学院大も7位に大きく後退している。上位~中位グループの勝点差が縮まる中、次節・第9節では2位の明治学院大と3位の立教大が直接対決。上位グループに変動はあるのか、そして引き分けが続く城西大は次節こそ抜け出せるのか……。注目したい。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。


3部リーグ第8節 全結果・順位表


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