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【結果・レポート】JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦・1部 7月5日開催分

2025/07/08


 天皇杯の地域予選、ならびに本大会出場により日程調整、もしくは延期となっていた『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第7節と第9節の2試合が7月5日(土)に行われた。


 筑波大学の天皇杯出場のため延期となっていた第7節の試合は9位・東海大学がホームに3位・筑波大を迎えて対戦。『「アミノバイタル®」カップ』前に行われた延期試合ではアディショナルタイムに痛恨の同点弾を許し東洋大学とドロー決着。2位から3位に後退した筑波大だが、この試合では開始早々の4分に先手を取る。小川遼也のロングパスを布施克真がペナルティーエリア右横で収め、ゴール前にクロスを入れるとこれに大谷湊斗が合わせて先制。さらに26分、先制点を決めた大谷がドリブルでペナルティーエリアにカットイン。DFをかわして出したマイナスのパスを廣井蘭人が鮮やかなコントロールショットでネットを揺らして追加点を挙げる。筑波大が0-2とリードを広げた。対する東海大は34分に中山竜之介が2枚目の警告で退場に。数的優位を得た筑波大はその後も試合の主導権を握り続け、危なげない試合展開で2点リードのまま終盤へ。終了間際の89分にはゴール前に入った浮き球のボールを桑子流空が頭で押し込んで1点を返すが時すでに遅し。最後に失点を喫したものの筑波大が1-2で勝利。勝点2差の2位・日本体育大学を抜き、再び2位に浮上した。


 東京国際大学の天皇杯出場のため延期となっていだ第9節の試合は、奇しくもともに総理大臣杯出場を目前で逃した7位・東京国際大と5位・明治大の対戦となった。試合は立ち上がりこそ東京国際大がボールを握るものの、明治大が徐々にゲームを支配し東京国際大ゴールに襲いかかる。30分過ぎにはセットプレーの流れからヘディングシュートを決めるがこれはオフサイドでノーゴールに。しかし37分にペナルティーキックを獲得すると、これを島野怜が冷静に沈めて明治大が先制。明治大は前半終盤の42分にも、宇水聖凌の左コーナーキックを川合陽が頭から飛び込んで追加点。リードを2点差に広げた。ビハインドを負った東京国際大は、後半の頭から一気に"3枚替え"。花松隆之祐、齋藤晴、古谷柊介の3人をピッチに送り出すが攻めあぐね、どうしても明治大のゴールを割ることができない。逆に65分には、相手のクリアボールを拾った稲垣篤志が前線に抜け出し、ミドルシュートを突き刺して3点目を挙げる。その後は拮抗した展開となったが、明治大が最後までゴールを守りきり0-3で完勝。リーグ戦では実に4試合ぶりとなる勝利を収め、勝点1差の4位・日本大学を抜いて4位に復帰した。

 『「アミノバイタル®」カップ』の4試合を加えると、明治大の無失点勝利は実に9試合ぶり。明治大・池上寿之監督は「ディフェンスラインに不安なところがあったが、今日はよくまとまっていたしラインの上げ下げがしっかりできるようになってきた」とコメント。立ち上がりはピンチもあったが「しっかり耐えてチャンスに得点できた」。本来であれば「もっと畳み掛けなければならない試合」としながらも「今のチーム状況を考えるとよく0-3でしっかり勝てたと思う」と及第点を与えた。

 1部リーグはこの日の試合をもって第11節までのすべての試合を消化し、約2ケ月間の中断期間にはいる。リーグ戦の再開は9月20日(土)。明治大・池上監督は「今年は『「アミノバイタル®」カップ』が取れず、天皇杯にも出場できず、選手たちは悔しい思いをしてきたいと思う。しかしリーグ戦の再開までは2ヶ月間あるので、まずは守備のところ、失点をしないというところにフォーカスして、得点の部分もしっかり積み重ねてられるようなサッカーをしていきたい」と後半戦に向けての巻き返しを誓った。


※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。


1部リーグ7月5日開催分 全結果・順位表


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