天皇杯出場延期となっていた『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第9節の1試合が、7月13日(日)に行われた。
1部・2部・3部、すべてのカテゴリーで前半戦最後の試合となった山梨学院大学vs法政大学の試合。首位・法政大は勝てば2位・早稲田大学に1ゲーム差をつけての首位ターン。しかし3点差以上で敗れれば得失点差で2位後退もあり得る状況だ。一方、ホームの山梨学院大は勝てば最下位を脱出。引き分け以下なら最下位のまま後半戦を迎えることとなる。
試合は早い時間に動いた。開始早々の4分、コーナーキックを獲得した法政大は塩田悠人の左コーナーキックに小湊絆が頭で合わせて先制。このゴールで勢いに乗った法政大は11分にも浅野直希の右コーナーキックから保田成琉が打点の高いヘディングシュートを突き刺して追加点を挙げ、0-2とリードを広げた。その後も法政大が主導権を握り試合を優勢に進める。対する山梨学院大も徐々に攻勢に転じ、前半終盤の43分に金津力輝が右から入れた速いクロスを、ファーサイドの小野暉がダイレクトボレーで突き刺して1点を返し1-2で試合を折り返した。
後半は、同点に追いつきたい山梨学院大と引き離したい法政大が拮抗し、一進一退の攻防戦に。次第にビハインドを負った山梨学院大が積極的に攻撃を仕掛ける場面が増え、法政大も早めの選手交代で流れを変えようとするが前半のように主導権を握るまでには至らない。一方、山梨学院大は攻めながらも決め手に欠き、後半はともにゴールを割ることなく1-2のまま試合終了。1点差を守りきった法政大が勝利し首位をキープ。2位に勝点3差をつけて今季リーグの前半戦を終えた。
この試合をもって『JR東日本カップ2025 第99回関東大学サッカーリーグ戦』は全カテゴリーが11節までを終え、前半戦を終了。2部リーグは法政大が一歩リードする形で後半戦を迎えることとなった。リーグ戦の再開は9月20(土)。奇しくも、山梨学院大と法政大は後半戦のスタートを同じ対戦カードで切ることになる。9月21日(日)、法政大ホームで行われる試合は法政大が首位固めの一戦となるのか、はたまた山梨学院大の巻き返しを告げるゲームとなるのか――。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
2部リーグ7月13日開催分 全結果・順位表