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慶應義塾大学　田中健太選手・豊川功治選手・井上 大選手・上田朝都選手の座談会を更新しました。
こちらでは、座談会の一部をご紹介いたします。

――前期リーグを振り返っていかがですか？
田中)イマイチでしょ。
豊川)イマイチですね。
田中)どうですか、キャプテン。
豊川)大はキャプテンもやってたもんね。
井上)うん。まあ不甲斐ない結果だったな。
田中)５位で不甲斐ないって言ってますけど、俺が思うにそんなに上とは差がないじゃないですか。1位とは少し差があるかもしれないですけど。だから、順位が少し違うだけで、そんなに変わらないと思うんですよ。
井上)まあなんか、不甲斐ないって言うと、自分たちを過信しているように思われて少し嫌なんだけど、シーズン前に設定した目標には達していないよね。そういう意味で不甲斐ないと思う。
田中)あー、確かに。
井上)自分たちの実力はこんなもんだった、っていうのを痛感することができた。
豊川)リーグ戦開幕の時を思い返すと、イマイチではあるけど、まあまあ頑張ったかなと思う。
田中)ここからですもんね。
豊川)後期リーグだね。
井上)『優勝』という目標のために、なんとか踏み止まった。
田中)なんとか！
一同)土俵際(笑)！
井上)須田芳正監督が良く言うんですが、土俵際だよって。
豊川)11試合ずっと土俵際だった。
井上)土俵際な前期リーグでした。
KUSS)上田選手は今年初めて関東大学サッカーリーグを経験したと思いますが、1年生から見てリーグ戦はどのようなものでしたか？
上田)リーグ戦は高校生の時もありましたが、それよりもみんなの気持ちがリーグ戦優勝に向かっていると思います。高校時代はリーグ戦よりもクラブユースをメインに考えて練習していたので、リーグ戦に向けて、毎週末にある試合のために準備するのはすごく新鮮でした。あとは、ディフェンスラインが全員4年生なので、一緒にやらせてもらっていてすごく良い勉強になります。
井上)4年で20失点だけどね(笑)。
豊川)全員4年でね。失点数、下から2番目(笑)。
田中)よく5位になれましたね。
豊川)本当にそう思う。


――前期リーグで印象に残っている試合を教えてください。
上田)僕は圧倒的に早稲田大戦(第9節 2○1)ですね。早大に対して、すごく練習通りに自分たちのサッカーができた。後ろから見ていても、それはあの1試合くらいだったので、すごく良い試合だったなと思います。
田中)僕は順天堂大戦(第7節 3○2)で、自分が良いゴールを決められたっていうのもあるんですが…。前期リーグの最初の方ではなかなか出られない状況が続いていた中で、やっとスタメンで出ることができて、ゴールもできた。あの試合は結構相手にボールを回されていたのですが、なんとなく負ける気がしなくて、攻撃していてすごく楽しい試合でした。
豊川)自分は順大戦と専修大戦（第5節 4○3）がターニングポイントっていう感じですね。専大戦までは4-1-4のアンカーをずっとやっていたのですが、その試合では、このあともう二度と試合に出られなくなるんじゃないかっていう状況になってしまって。周りのサポートもあって順大戦でまた先発に戻ってこられて、久しぶりに勝つことができました。スタメンに戻ってくることができて、さらに勝つことができたので、とても印象に残っています。
井上)俺は開幕戦の明治大戦（0●3）が一番印象に残っています。いろいろ思うところはあるけど、昨年の残像があって、チームが上手く仕上がっていないこともわかっていたし、自分たちがやりたいことも全然できていなかった。だけど、なんとかなるだろうと思っちゃっていた、自分たちの甘さが何千人の前で露呈された試合だった。個人的に調子は悪くなかったんだけど、何も噛み合わなくて、何もできなくて、相手にセットプレーから3発決められて、悔しくて泣いた(笑)。 そのぐらい、悔しかったし、かといって自分たちが準備してきたこともたいしてなかったし、なんともいえない悔しい試合でした。他の人からはどう言われるかわからないけれど、前期リーグを通して感じたのは、後期リーグの開幕戦では、自分たちは何をやらなきゃいけないのかをもっと考えて臨まなければいけないなということ。それを、今思っています。


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