JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第2節レポート
2015/04/13
先週開幕した『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ。第2節は4月11日(土)と12日(日)に、それぞれ3試合ずつが行われた。
○初戦はアディショナルタイムに劇的な連続ゴールでドローに持ち込んだ青山学院大学と、10人になりながらも産業能率大学を粉砕した日本体育大学の一戦。
先手を取ったのは青学大だった。6分、18番・花村颯太が直接FKを沈め先制。しかし、対する日体大も反撃を開始する。まずは30分、19番・高野遼の左サイドからのセンタリングに10番・藤井貴之がヘディングで合わせて同点に。前半のうちに試合を振り出しに戻すと決勝点が生まれたのは54分。決めたのはまたしても藤井だった。相手DFのクリアが甘くなったところを逃さずに、右足でシュートを決めて2-1に。止まらない藤井は直後の56分にもハットトリックとなるゴールを決めて、スコアをついに3-1とする。藤井の独壇場で日体大が開幕二連勝とした。
○一年での1部復帰に向け、開幕戦白星スタートの東京国際大学と、関東大学リーグの復帰戦で関東学院大学に負けしてしまった東海大学の一戦。
前半は互いにシュート数も少なくスコアレスで折り返した。迎えた後半でまずは68分、東国大11番・進昂平が先制点を決めると流れは一気に東国大へ。74分に17番・堀晃一郎、終了間際の90分には10番・安東輝が駄目押しとなるゴールを決めて3-0。後半の三発で東国大が開幕二連勝とした。対する東海大は開幕二連敗となってしまった。
○初戦まさかの黒星スタートとなった筑波大学と、後半アディショナルタイムでの被弾によって土壇場で勝利を逃した朝鮮大学校の一戦。
試合が動いたのは30分。まずは10番・金成純が決め朝鮮大が先制した。しかしここから筑波大が目を覚ます。前半のアディショナルタイムに16番・戸嶋祥郎のゴールで同点に追い付くと、51分、7番・三宅智大が勝ち越し点を決めて2-1に。その後、戸嶋のこの試合2点目を含む2ゴールを追加した筑波大。朝鮮大に1点許したものの、合計4-2で今シーズン初勝利をあげた。
○どちらも初戦は僅差で敗れた拓殖大学と日本大学の一戦。
前半は互いにフィニッシュの精度を欠き、無得点で折り返す。後半、試合を動かしたのは日大だった。51分、11番・成瀬琢斗の飛び出しに前に出た相手ＧＫのパスを、9番・宇都宮勇士がカット。そのまま無人のゴールにシュートを放ち、先制点を決めた。対する拓大も反撃に転じるが中々ゴールは生まれない。しかし日大勝利が濃厚かと思われた後半アディショナルタイム、拓大が土壇場でPKを獲得する。キッカーは24番・小布施恭平。プレッシャーのかかる場面だったが、落ち着いて決め1-1に。直後にタイムアップの笛がなり、両チーム勝ち点1を分け合う結果に終わった。
○初戦を僅差で飾った東洋大学と、筑波大学相手にジャイアントキリングを起こした東京学芸大学の一戦。
立ち上がりからボールを支配したのは東洋大だったが、前節からの勢いそのままに先制したのは東学大。13分、7番・平田惇が右サイドでボールを収めると、豪快なミドルシュートで1点をもぎとる。試合はその後、東洋大が優勢ながら膠着状態が続き、後半に入っても展開が動かないまま。このまま試合終了かと思われた85分、東洋大は9番・遊馬将也が抜け出して、フリーでゴール前にあがっていた7番・仙頭啓矢にクロスをあげる。仙頭がこれに合わせたシュートがネットを揺らし同点に。試合はそのまま、1-1の引き分けに終わった。
○初戦白星で1部昇格へ幸先良いスタートを切った関東学院大学と、厳しいスタートになった産業能率大学の一戦。
序盤から押し気味に試合を進めた関学大は23分、シュートのこぼれ球を7番・亀井大地が押し込み先制。その後も関学大が攻め込む展開が続いたが、追加点は生まれない。すると前半終了間際の43分、産能大36番・植田涼吾がゴール前の混戦を押し込み同点に。関東リーグ初出場、ルーキーの貴重な一発で試合を振り出しに戻した。しかし後半、試合を決めるゴールを決めたのは関学大だった。76分、途中出場の14番・三橋秀平が切れ味鋭いドリブルから左足を振り抜き決勝点。2-1で関学大が競り勝つ結果となった。
次節は4月15日(水)に、埼玉スタジアム2002第3グラウンドで日本大学対東京学芸大学、東京国際大学対日本体育大学。筑波大学第一サッカー場にて東洋大学対東海大学、筑波大学対産業能率大学。朝鮮大学校グラウンドにて、関東学院大学対青山学院大学、拓殖大学対朝鮮大学の試合が一斉開催される。平日水曜開催を挟んでの3連戦を勝ち越すか、負けを重ねるかの分かれ目となる大事な一戦となること間違いない。
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○初戦はアディショナルタイムに劇的な連続ゴールでドローに持ち込んだ青山学院大学と、10人になりながらも産業能率大学を粉砕した日本体育大学の一戦。
先手を取ったのは青学大だった。6分、18番・花村颯太が直接FKを沈め先制。しかし、対する日体大も反撃を開始する。まずは30分、19番・高野遼の左サイドからのセンタリングに10番・藤井貴之がヘディングで合わせて同点に。前半のうちに試合を振り出しに戻すと決勝点が生まれたのは54分。決めたのはまたしても藤井だった。相手DFのクリアが甘くなったところを逃さずに、右足でシュートを決めて2-1に。止まらない藤井は直後の56分にもハットトリックとなるゴールを決めて、スコアをついに3-1とする。藤井の独壇場で日体大が開幕二連勝とした。
○一年での1部復帰に向け、開幕戦白星スタートの東京国際大学と、関東大学リーグの復帰戦で関東学院大学に負けしてしまった東海大学の一戦。
前半は互いにシュート数も少なくスコアレスで折り返した。迎えた後半でまずは68分、東国大11番・進昂平が先制点を決めると流れは一気に東国大へ。74分に17番・堀晃一郎、終了間際の90分には10番・安東輝が駄目押しとなるゴールを決めて3-0。後半の三発で東国大が開幕二連勝とした。対する東海大は開幕二連敗となってしまった。
○初戦まさかの黒星スタートとなった筑波大学と、後半アディショナルタイムでの被弾によって土壇場で勝利を逃した朝鮮大学校の一戦。
試合が動いたのは30分。まずは10番・金成純が決め朝鮮大が先制した。しかしここから筑波大が目を覚ます。前半のアディショナルタイムに16番・戸嶋祥郎のゴールで同点に追い付くと、51分、7番・三宅智大が勝ち越し点を決めて2-1に。その後、戸嶋のこの試合2点目を含む2ゴールを追加した筑波大。朝鮮大に1点許したものの、合計4-2で今シーズン初勝利をあげた。
○どちらも初戦は僅差で敗れた拓殖大学と日本大学の一戦。
前半は互いにフィニッシュの精度を欠き、無得点で折り返す。後半、試合を動かしたのは日大だった。51分、11番・成瀬琢斗の飛び出しに前に出た相手ＧＫのパスを、9番・宇都宮勇士がカット。そのまま無人のゴールにシュートを放ち、先制点を決めた。対する拓大も反撃に転じるが中々ゴールは生まれない。しかし日大勝利が濃厚かと思われた後半アディショナルタイム、拓大が土壇場でPKを獲得する。キッカーは24番・小布施恭平。プレッシャーのかかる場面だったが、落ち着いて決め1-1に。直後にタイムアップの笛がなり、両チーム勝ち点1を分け合う結果に終わった。
○初戦を僅差で飾った東洋大学と、筑波大学相手にジャイアントキリングを起こした東京学芸大学の一戦。
立ち上がりからボールを支配したのは東洋大だったが、前節からの勢いそのままに先制したのは東学大。13分、7番・平田惇が右サイドでボールを収めると、豪快なミドルシュートで1点をもぎとる。試合はその後、東洋大が優勢ながら膠着状態が続き、後半に入っても展開が動かないまま。このまま試合終了かと思われた85分、東洋大は9番・遊馬将也が抜け出して、フリーでゴール前にあがっていた7番・仙頭啓矢にクロスをあげる。仙頭がこれに合わせたシュートがネットを揺らし同点に。試合はそのまま、1-1の引き分けに終わった。
○初戦白星で1部昇格へ幸先良いスタートを切った関東学院大学と、厳しいスタートになった産業能率大学の一戦。
序盤から押し気味に試合を進めた関学大は23分、シュートのこぼれ球を7番・亀井大地が押し込み先制。その後も関学大が攻め込む展開が続いたが、追加点は生まれない。すると前半終了間際の43分、産能大36番・植田涼吾がゴール前の混戦を押し込み同点に。関東リーグ初出場、ルーキーの貴重な一発で試合を振り出しに戻した。しかし後半、試合を決めるゴールを決めたのは関学大だった。76分、途中出場の14番・三橋秀平が切れ味鋭いドリブルから左足を振り抜き決勝点。2-1で関学大が競り勝つ結果となった。
次節は4月15日(水)に、埼玉スタジアム2002第3グラウンドで日本大学対東京学芸大学、東京国際大学対日本体育大学。筑波大学第一サッカー場にて東洋大学対東海大学、筑波大学対産業能率大学。朝鮮大学校グラウンドにて、関東学院大学対青山学院大学、拓殖大学対朝鮮大学の試合が一斉開催される。平日水曜開催を挟んでの3連戦を勝ち越すか、負けを重ねるかの分かれ目となる大事な一戦となること間違いない。
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