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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・1部第2節レポート

2015/04/14
 『JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦』1部第2節は4月11日(土)に5試合、12日(日)に1試合が行われた。昨年度王者の専修大学は神奈川大学に0-0のスコアレスドローで2戦連続の引き分け。一方、慶應義塾大学は3得点で法政大学に快勝するなど、明暗が分かれる結果となった。第2節から第4節にかけては、中2日もしくは3日の連戦となる。短い期間の中で、各チームどのような戦い方を仕掛けるかも、見どころのひとつだ。


○開幕戦がまさかの引き分けに終わってしまった5位・専修大学(勝点1)と、本年度より1部に昇格し、同じく開幕戦で中央大学に1-1で引き分けた5位・神奈川大学(勝点1)の対戦。

 前半から専大が比較的有利に試合を進めるものの、決定機を決めきることが出来ない展開が続く。一方の神大はしっかりと守備を固め、カウンターで何度かチャンスを迎えたものの、ゴールには至らず。試合終盤には専大がビッグチャンスを迎える場面が何度かあったが、神大のGK1番・池村彰太の活躍もあり、スコアレスドローで試合を終えた。


○開幕戦で早稲田大学に黒星を喫した11位・国士舘大学(勝点0)と、昨年度は全国大会2冠を達成し、今年度は3冠を狙う5位・流通経済大学(勝点1)の対戦。

 立ち上がりから積極的に攻撃的な姿勢を見せる流経大は、14分に4番・塚川孝輝が相手FPのクリアボールを拾い、右足の豪快なミドルシュートで先制点を挙げる。1点を追う国士大だったが、なかなか攻撃の形を作ることが出来ず、前半でのシュートはわずか2本。後半に入り国士大も幾度かチャンスを迎えるものの、ゴールには至らず、結局0-1のまま試合終了となった。これで国士大は2戦連続の黒星。痛い敗戦となった。一方の流経大は待望の勝点3を獲得し、3位へと浮上した。


○開幕戦で白星をあげ、4位につける早稲田大学(勝点3)と、駒澤大学に2-1で敗戦を喫した10位・桐蔭横浜大学(勝点0)の対戦。

 前半は両校に動きが見られず、0-0で前半が終了。エンドが代わった54分、早大の10番・山内寛史が9番・宮本拓弥のパスからゴールを決め、待望の先制点をあげる。対する桐蔭大は81分に7番・山根視来が相手ボールをカットし、GKとの1対1を抜け出して、同点弾を決める。早大は試合終了間際の87分に10番・山内が警告2回で退場。次節に向け、貴重なゴールゲッターを欠く形となってしまった。試合は1-1で終了し、両校勝点1を分け合い早大は3位、桐蔭大は9位へとひとつずつ順位を上げた。


○開幕戦を3-0の快勝で飾った首位・慶應義塾大学(勝点3)と、桐蔭大を2-1で下した3位・駒澤大学(勝点3)の対戦。

 試合は立ち上がりから慶大のペースで進められた。29分に1年生の左サイド、32番・松木駿之介のパスから10番・端山豪が先制点を挙げると、36分には32番・松木が自身のリーグ戦初ゴールとなる2点目を決める。立て続けの得点で、慶應が2-0とリードし前半は終了。2点を追う駒大は、後半に突入してギアをあげる。71分に右サイドの直接FKから15番・宮坂瑠が頭で決めて1点を返す。その勢いのまま同点まで追いつきたい駒大だったが、ここで時間切れ。2-1のスコアで慶大に軍配が上がった。この結果、開幕戦から2連勝の慶大は首位をキープ。一方の駒大は6位へと順位を落とした。


○首位の慶大と勝点で並ぶものの、得失点差で2位につける明治大学(勝点3)と、今年度より1部へ昇格し、開幕戦は慶大に3-0と完敗で黒星となった12位・法政大学(勝点0)の対戦。

 前半から両校ともに攻撃の姿勢を見せるが、先制点を決めたのは明大だった。前半終盤の41分に11番・藤本佳希が先制点を挙げると、後半開始早々の48分にも同じく11番・藤本が2ゴール目を決める。対する法大は70分に途中交代の4番・柳沢拓希が1点を返すが、80分には再び明大24番・木戸晧貴が追加点をあげて3-1に。87分には法大の11番・高田一輝が得点して明大を1点差に追い詰めるが、そのまま試合終了。失点後も落ち着いて得点を重ねた明大が、試合を制した。


○開幕戦では明大に3-2と黒星スタートとなった9位・順天堂大学(勝点0)と、神奈川大学に1-1と引き分けた5位・中央大学(勝点1)の対戦。

 試合開始早々の5分に8番・新里涼の左CKが直接ゴールに入り、順大が前節同様早い時間帯にリードを奪う。一方、前半のうちに同点に追いつきたい中大も2、5分に19番・矢島輝一が頭で決めて試合を振りだしに戻す。前半は1-1のまま折り返し、その後もお互いに何度かチャンスがあったもののゴールまではいたらない。このまま試合終了かと思われた88分、順大2番・坂圭祐が、8番・新里のFKを頭で合わせてゴール。これが決勝点となり、2-1で試合終了。順大が勝点3を獲得し、9位から5位にジャンプアップ。負けた中大は9位へと順位を落とす結果となった。


 次節は4月15日(水)に横浜市三ツ沢公園陸上競技場で明治大学と神奈川大学、専修大学と法政大学。川口市青木町公園総合運動場で国士舘大学と駒澤大学、慶應義塾大学と流通経済大学、江戸川区陸上競技場で早稲田大学と中央大学、順天堂大学と桐蔭横浜大学が対戦する。
 なお、三ツ沢と江戸陸の会場では、第一試合が16:00、第二試合が18:20キックオフとなり、通常とは開始時間が違うので注意してほしい。
 第2節から第4節までの連戦を制するのはどの大学か。前期序盤のヤマ場を迎える関東大学サッカーリーグ戦の熱戦に注目したい。


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