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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・1部第5節レポート

2015/04/28
 JR東日本2015第89回関東大学サッカーリーグ戦1部第5節は、4月25日(土)に味の素フィールド西が丘、三ツ沢公園陸上競技場、4月26日(日)に横須賀リーフスタジアムで行われた。
 前期リーグも第5節を迎えて折り返し地点に差し掛かったが、今節はこれまでの予想を覆す試合が多く見られた。


○前節白星を挙げ、5位へと浮上した駒澤大学(勝点6)と、未だ勝利のない11位・神奈川大学(勝点3)の対戦。

 前半は両チームともになかなかチャンスを作り出すことが出来ない。駒大が時折、神大を崩しにかかるも、ゴールには至らず前半が終了。後半に突入した77分、右サイドからドリブルで中央に切り込んだ駒大7番・平野篤志からパスをつながり、16番・吉岡雅和がゴール。このまま駒大が1点を守りきるかと思われた88分、神大10番・前田柊の左コーナーキックから9番・鈴木翔大が頭で合わせて同点とすると、アディショナルタイム3分には26番・坂田亮が立て続けに逆転ゴールを決め、2-1で試合終了。最後まで粘り強く攻め続けた神大が勝利を掴みとった。
 終了間際、5分という間に逆転を許してしまった駒大。順位も8位と落としてしまった。一方、今季初白星の神大は7位と一気に順位を上げた。


○4節終了時点で7位ともう少しギアをかけたい早稲田大学(勝点5)と、4位・流通経済大学(勝点6)の対戦。

 一試合を通して両チームともにチャンスの少ない試合となった。早大、流経大ともに前後半でのシュート数は4本。お互い堅実な守備で相手に攻撃を許さないものの、自身もシュートまで持ち込めない状況が続いた。試合が動いたのは66分、相手ディフェンダーの一瞬の隙を突き、流経大23番・森永卓がパスカット。14番・渡邉新太が弾丸シュートを決め、試合を決めた。
 1-0で勝利した流経大は3位へひとつ順位を上げ、上位へと食い込む。5節を終え、未だ負けなしなのは流経大のみ。さらに勢いに乗っていきたいところだ。反対に早大は7位から11位へと大きく順位を落とした。


○前節で連勝が途切れてしまった首位・明治大学(勝点10)と、前節黒星を喫したものの、もう一度勢いに乗りたい8位・中央大学(勝点4)の対戦。

 両チームともに攻守の切り替えが早く、見ごたえのある試合展開となったが、先制点を決めたのは中大。6番・飯干雄斗のディフェンダーの裏を狙ったパスから17番・池谷友喜が右足で決め、1-0とする。しかし先制したのもつかの間、29分、明大10番・和泉竜司が相手ゴールキーパーのこぼれ球を拾い、同点ゴール。1-1で前半を折り返す。後半に突入した66分、中大がコーナーキックからまたもや17番・池谷友喜が得点し、明大を突き放す。1点を追う明大は75分、同じくコーナーキックから25番・土居柊太が頭で押し込み、再び同点に追いつく。数分の間に大きく試合が動いたが、79分、中大11番・翁長聖のクロスから19番・矢島輝一が頭で合わせ3-2とし、試合を決定づけた。
 首位・明大相手に勝利した中大は、5位へと浮上。上位との勝ち点差もさほどないだけに、このままの勢いに乗りたい。一方今季初黒星の明大は開幕戦より課題となっている守備面での早急な改善が求められる。


○最下位からの脱却を狙う昨年の覇者・専修大学(勝点2)と、首位の明大に一歩遅れを取る2位・慶應義塾大学(勝点8)の対戦。

 前半は慶大が優勢に試合を進める。慶大の攻撃に対応する専大はペースをつかむことができず22分、ペナルティエリア内でPKを与えてしまう。これを慶大10番・端山豪に決められ1-0で前半終了。不穏な空気の立ち込める専修サイドであったが、ハーフタイムに選手ふたりを一気に交代させて3トップから2トップへとシステムを変更。これが功を奏し、64分には9番・山川翔也が自身今季初ゴールを決めて同点に追いつくと、その10分後には33番・野田卓宏がドリブルで中央を突破し、鮮やかなミドルシュートで逆転弾を決める。さらに82分に左サイドから上げたクロスが相手のオウンゴールを誘い、3-1で試合終了。専大が今季初勝利を挙げた。
 待望の勝点3を挙げた専大だが、この先、勝ち点を積み重ねていけるかが重要となる。一方後半相手の勢いに押されてしまった慶大は順位を4位に落としてしまった。


○6位・国士舘大学(勝点6)と、前節専大に勝利し、最下位から脱却した9位・桐蔭横浜大学(勝点4)の対戦。

 試合開始時は五分五分の試合展開が続くが、37分に桐蔭大の8番・佐々木俊輝が相手ディフェンダー陣の一瞬のスキを突き、先制。1-0で前半を折り返す。しかし後半開始からは国士大も積極的に攻め、50分に6番・藤嵜智貴のゴールにより同点に追いつく。再びリードを奪いたい桐蔭大だったが、55分には先制点を決めた8番・佐々木俊輝が警告2枚により退場。すると試合の流れは国士大へ。61分から立て続けに5点を決め、6-1と圧勝した。
 完全に勢いに乗った国士大は一気に2位に上昇し、上位に名を連ねた。今後は、この順位をキープできるかがカギとなる。対して桐蔭大は再び最下位へと転落。ここから巻き返しを図りたい。


○3位と好位置につける順天堂大学(勝点7)と、11位・法政大学(勝点3)の対戦。

 前半から法大が優勢に試合を進めたもののゴールには至らない。対する順大もゴール前でのパスがつながらず、こちらも得点できないまま、0-0で前半を折り返す。後半に入ると、52分に順大がPKを獲得。23番・松島奨真が落ち着いて決めて先制する。そのまま試合も終盤に近づき、順大が1点を守りきるかと思われた84分、法大の14番・白石智之がコーナーキックによるゴール前の混戦から同点弾を生む。その後90分に9番・永戸勝也が逆転ゴールを決めると、ここで試合終了のホイッスル。法大が2-1で勝利した。
 開幕戦以来の黒星となった順大は6位へと順位を3つ落とす結果に。一方の法大は順位を2つ上げて9位につけた。


 次節は5月3日(日)に県立保土ヶ谷公園サッカー場にて、桐蔭横浜大学と神奈川大学、専修大学と早稲田大学が、味の素フィールド西が丘にて、駒澤大学と法政大学、順天堂大学と国士舘大学が、川口市青木町公園総合運動場にて流通経済大学と中央大学、明治大学と慶應義塾大学が対戦する。
5 節の結果により順位が大きく動き、上位との勝ち点差もさほど大きくない状況となった。ここから前期終了にかけて下位からの大逆転も十分にありうるだけに、これから始まるゴールデンウィークの連戦でどういった戦いがみられるかも楽しみだ。


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明治大対中央大フォトレポート
専修大対慶應義塾大フォトレポート

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