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【結果・レポート】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部第11節

2024/08/20


 『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』【3部リーグ】第11節は、7月21日(土)に3試合、22日(日)に1試合が行われた。22日(土)に行われる予定だった「明治学院大vs青山学院大」「共栄大vs東京経済大」の2試合は落雷のため、後日延期日程で行われる。


 首位の東京農業大学が4試合ぶりの敗戦で、首位の座を2位・専修大学に明け渡した。

 9位の国際武道大学と対戦した東農大は開始直後の2分に先制したが、立て続けに3失点を喫し国武大にリードを奪われる。後半1点を返すものの、その後さらに2失点。終了間際に1点を返したものの5-3で今季3敗目を喫することとなった。
 一方、専修大学は5位の平成国際大学と対戦。前半終了間際に先制点を決められたが、61分に仲本隼翔のゴールで追いつき、その5分後には伊澤壮平が追加点を挙げて逆転に成功。その後は平国大に退場者が出たこともあり、危なげない試合展開で専大が勝利した。この結果、専大は東農大と同じ勝点22で並びながらも得失点差で上回り、3節ぶりの首位に返り咲いた。

 また6位の國學院大學は、8位の亜細亜大学から大量6ゴールをもぎとり6-2で勝利。順位をひとつ上げた。
 下位グループでは、勝点1差の10位・作新学院大学と11位・中央学院大学が直接対決。試合は作新大が35分に先制するも、自動降格圏からの脱出を狙う中院大が71分に同点弾。試合を振り出しに戻すと、終了間際の90分に追加点を挙げて逆転に成功する。しかし、作新大もアディショナルタイムの90+3分に井出蓮が劇的なゴールを決めて同点に追いつき、2-2で試合終了。ともに勝点1を積み上げるにとどまった。


3部リーグ第11節 全結果・順位表





3部リーグ第11節マッチレポート



作新学院大学 2(1-0)2 中央学院大学 @作新学院大学サッカーグラウンド

 勝点1差の10位・作新学院大学と11位・中央学院大学、10位と11位の直接対決は両チーム最後まで一歩も引かない熱戦となった。序盤に試合を優勢に進めたのは中院大だったが、先手を取ったのは作新大。35分、作新大はスローインからチャンスを作ると片山捷真がGKの頭上を越す鮮やかなミドルシュートを決めて先制する。
 後半はビハインドを負った中院大が積極的に攻撃を展開。71分にはコーナーキックの流れから上野光永がシュートを突き刺して同点に追いつく。勢いに乗った中院大は終了間際の90分、左サイドに抜け出した清水春樹のクロスに中山葵が頭で合わせ追加点。逆転に成功するが、作新大も最後まで粘り強くチャンスを狙う。アディショナルタイムに突入した90+3分、ゴール前でボールを巧みに収めた井出蓮がシュートを突き刺しスコアを2-2にして試合終了となった。逆転に成功しながらも目前で勝点3を逃した中院大は11位のままで自動降格圏脱出ならず。一方の作新大は勝点1を加えたことで順位をひとつ上げて9位となり、降格圏から脱した。


國學院大學 6(3-0)2 亜細亜大学 @國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド

 6位・國學院大學と8位・亜細亜大学の試合は思わぬ大差がつく結果となった。試合は序盤からホームの國學大が亜大を圧倒。15分、大澤昌也が左サイドを突破して上げたクロスに、麻生哲平が体ごと飛び込むヘディングシュートでネットを揺らして國學大が先制する。國學大は36分にも成田翔紀のグラウンダーのクロスに内海碧斗が合わせて追加点。その4分後には磯丈成がミドルシュートを決め、前半だけで3-0とリードして試合を折り返した。
 後半に入っても國學大の勢いは止まらず、開始直後の47分には辻友翔が鮮やかな切り返しから右足シュートを突き刺して4点目。その2分後には麻生がこの試合2点目となるゴールを決めて5-0と亜大を大きく突き放す。國學大は67分にも、途中出場の市瀬飛翔がダメ押しのゴールを決めて6-0に。対する亜大も70分にコーナーキックから宮崎剛瑠がヘディングシュートを押し込んで1点を返すと、80分過ぎにはボックス内でファウルを受けペナルティーキックを獲得。これを磯崎碧が沈めるが、4点差を埋めるまでは至らず6-2でタイムアップ。國學大は前節に続く連勝で勝点を16に伸ばし、順位をひとつ上げて5位に。一方、これで6戦連続白星なしとなった亜大は降格圏の10位に順位を落とした。


平成国際大学 1(1-0)2 専修大学 @平成国際大学サッカー場

 ここ2試合引き分け続きの2位・専修大学は連敗を避けたい5位・平成国際大学と対戦。拮抗した展開となった前半、スコアが動いたのはアディショナルタイムに突入した45+2分だった。平国大はコーナーキックからチャンスを作ると松本琉聖のロングパスに屋宜和真が左サイドに抜け出し、ペナルティーエリアにわずかに入った位置から目の覚めるようなミドルシュートをゴール左角に突き刺す。
 前半終了間際に先制点を決められた専大は、後半の頭から仲本隼翔、伊澤壮平の2選手を同時に投入。するとこの起用が的中し、試合の流れは専大に。61分には渡邊弘和のコーナーキックを仲本が蹴り込んで同点に追いつくと、その5分後の66分には山下晶大の左からのクロスに伊澤が合わせて追加点。専大が逆転に成功する。対する平国大は76分、専大の突破を止めようとしたDF森下巧が得点機会阻止で退場に。数的不利となった平国大は反撃叶わず2-1で試合終了。首位・東京農業大学が敗れたため、同じ勝点22ながらも得失点差でまさる専大が3節ぶりに首位を奪還した。


国際武道大学 5(2-1)3 東京農業大学 @国際武道大学サッカー場

 激しいゴールの奪い合いとなった首位・東京農業大学と9位・国際武道大学の対戦。先制点が決まったのは開始直後わずか2分。東農大はペナルティーエリアの左外でフリーキックのチャンスを獲得。藤井建悟のキックはGKの手を弾きそのままネットを揺らした。しかし早い時間帯の失点に動じず、国武大も反撃を開始。16分にディフェンスラインからのフリーキックを樋口翔大が頭でつなぎ、花嶋亮が右足シュートを蹴り込んで同点に追いつく。さらに国武大は32分、横山凌大がワザアリのシュートで追加点。逆転に成功し、2-1で前半を終了した。
 勢いに乗る国武大は後半早々の51分にもコーナーキックの流れから花嶋がこの試合2点目となるヘディングシュートを決めて3点目。リードを広げられた東農大は、直後の55分に喜安康生、堀井榛人、大貫翼の3選手を一気に投入する。さらに59分には浦岡龍之介をピッチに送り出し、立て続けに4選手を入れ替え、試合の流れを変えようと試みた。すると72分、途中出場の浦岡が右サイドを突破。ペナルティーエリア内にカットインすると、長谷川大貴がつなぎ、最後は室田賀久が頭で合わせて3-2に。その差を1点に詰めるが、国武大も81分、ゴール前に詰めていた三橋裕斗が蹴り込んで4点目。再び2点差のリードを取り戻す。国武大はアディショナルタイムの90+5分にも平岡龍之介が5点目を決めて勝負あり。東農大も最後まで諦めず、90+8分にカウンターから湯川竜成が追加点を挙げるが東農大の反撃はここまで。大量5得点を挙げた国武大が、首位の東農大を5-3で下して3試合ぶりの勝点3を積み上げた。対する東農大は連勝が3でストップ。2位の専大が勝利したため、同勝点ながらも得失点差で上回られ、首位の座を明け渡すこととなった。



 落雷のため中断された第11節「明治学院大学vs青山学院大学」「共栄大学vs東京経済大学」の2試合が、8月17日(土)に中断時点からの再開試合として行われた。


3部リーグ第11節 全結果・順位表(延期・再開試合分)





明治学院大学 0(0-0)1 青山学院大学 @明治学院戸塚グラウンド

 7月20日(土)に行われた明治学院大学と青山学院大学の試合は、落雷のため55分(後半10分)時点で中断に。中断時点の記録を引き継ぐ形で、8月17日(土)に56分からの試合再開となった。
 7月20日時点では3位の青学大とは勝点2差で4位につけていた明学大だが、『「アミノバイタル®」カップ』による中断明けからの3連敗で現在は7位に後退。青学大も4位に順位を落としている。中断前に行われた前半ではホームの明学大が優勢に試合を進め、たびたびチャンスを作るがゴールまで至らず0-0で後半を迎えることになった。
 怪我人のため何名かの交代を経て始まった再開後の試合では、青学大が反撃に転じるがこちらもなかなか決定機を作ることができない。しかし75分、思わぬアクシデントからスコアが動く。明学大は、青学大のロングキックをGKが処理するとDFとパス交換をしながらボールをキープ。すると青学大はそこにプレスをかけ、金子星太がボールを奪取。そのままゴールへと流し込み、青学大が先制点を挙げる。その後は青学大が危なげない展開で1点を守りきり、0-1で試合終了。勝点3を積み上げた青学大は、同勝点となった東京農業大学を得失点差で上回り、4位から2位に浮上した。


共栄大学 0(0-1)2 東京経済大学 @共栄大学サッカーグラウンド

 好調チーム同士の対戦。『「アミノバイタル®」カップ』による中断以降は3連勝で5位に浮上した東京経済大学と、こちらも中断明けから負けなしで先週の延期試合に勝って最下位から脱出した11位・共栄大学の対戦。
 7月27日(土)に行われた試合は、両チーム一進一退の攻防を繰り広げながらも、11分にコーナーキックの流れから東経大・二宮樹希がヘディングを叩きつけて先制する。しかし、試合は落雷のため48分(後半3分)の時点で中断となった。
 0-1のスコアを引き継ぐ形で再開された後半は、1点をリードする東経大が主導権を握る展開に。共栄大にチャンスを作らせないものの、東経大もなかなか追加点を挙げることができない。しかし試合終盤の84分、東経大は岡田倫太朗のパスに駒田晴生が左サイドに抜け出すと、そのまま鋭いシュートをゴール右隅に突き刺して追加点。ダメ押しの2点目を決めた東経大が0-2で連勝。順位は5位と変わらないながらも、4位に勝点1差、2位・3位に勝点2差に迫った。9月のリーグ戦再開後にはなるが、東経大は延期分を1試合残しているだけに、その結果次第では上位グループの"台風の目"になりそうだ。
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