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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部第18節

2023/10/25


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第18節は10月21日(土)と10月22日(日)の2日間で行われた。


1部リーグ第18節 全結果・順位表





筑波大学 2(1-0)0 東海大学 @筑波大学第一サッカー場


 インカレ出場は確定したもののリーグ優勝に向け確実に勝利を重ねたい筑波大学と、インカレ出場圏内に入るためには負けられない、8位・東海大学との一戦。試合は序盤の13分に動いた。筑波大は右サイドでパスを受けた池谷銀姿郎がドリブルで駆け上がると、グラウンダーのクロスボールをゴール前へ。そこに走りこんできた半代将都が、落ち着いてゴール右隅にシュートを流し込んで筑波大が先制する。早めに追いつきたい東海大は直後の17分、右サイドのクロスボールをゴール前に入れてチャンスを作るが筑波大の壁に阻まれる。その後は筑波大がボールを保持し、東海大は攻め切ることができないまま。わずかシュート1本で前半を折り返すこととなった。後半に入っても試合は筑波大ペースで進む。東海大はさらに59分、井出唯楓が退場となり、一人少ない厳しい状況での戦いを強いられることとなった。しかし64分、東海大にビッグチャンスが訪れる。左サイドから藤井一志がクロスを上げると丸山大和が頭で浮かせ、最後は荒川泰司が胸トラップから左足のシュート。しかしこれは筑波大のGK・高山汐生がスーパーセーブ。すると73分、今度は筑波大に決定機。こぼれ球に反応した瀬良俊太から田村蒼生がパスを受け、ペナルティーエリア外から豪快に左足を振り抜いて、ゴール右隅にミドルシュートを突き刺す。これが試合を決定づける一打となり2-0でタイムアップ。筑波大は1部リーグ優勝に近づく勝点3を積み上げ、2位以下との差をさらに広げた。一方の東海大は、インカレ出場圏の6位・東洋大学と6ポイント差となる痛い敗戦となった。


国士舘大学 1(1-2)2 東京国際大学 @国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場


 降格圏脱出へ向け、負けることのできない11位・国士舘大学と優勝争いのためにはこれ以上首位との差を広げられない4位・東京国際大学。どちらも負けられない一戦は、開始早々にスコアが動いた。6分、国士大・山田裕翔のロングキックを東国大DFがクリアミス。これに反応した古川真人が豪快に右足を振り抜いて国士大が先制する。だがその直後の9分、東国大は矢野元太の右サイドからのパスを受けた尾崎岳人が、エンドラインぎりぎりまで粘ってボールをキープ。ほとんど角度のないところから、ゴール左隅にシュートを決めて同点とする。東国大は20分にも、コーナーキックからのこぼれ球に反応した髙橋剣士朗が、ボレーシュートをゴール右隅に突き刺して逆転に成功。国士大も直後の21分、ゴール前でパスを受けた小屋諒征がフリーで豪快なシュートを放つがボールは枠の外に。どちらも譲らない展開が続き、追加点のないまま前半を終えた。後半も東国大ペースで試合は進み、国士大が後半に放ったシュートは2本のみ。1-2のまま試合は終了し、東国大は2連勝で2位明治大学と同勝点で3位に浮上。一方、国士大はこの敗戦で最下位に陥落。さらに厳しい状況へと追い込まれた。


流通経済大学 2(0-1)3 桐蔭横浜大学 @RKUフットボールフィールド


 首位・筑波大学を4ポイント差で追う2位・流通経済大学と、インカレ出場圏内入りのためにも負けられない7位・桐蔭横浜大学の試合は、開始早々に桐蔭大がスコアを動かす。7分、池田柚生からのパスをゴール前で受けた山内日向汰が、ドリブルで相手をかわし体勢を崩しながらも冷静に右足で流しこんで先制点を挙げる。その後は両大学得点なく0-1で前半を終えたが、後半は怒涛の得点ラッシュとなった。まずは1点を追う流経大。68分、ゴール前でこぼれ球に反応した前田陸王のパスを、後半から出場の中島瞬がダイレクトで合わせ試合を振り出しに戻す。その後は一進一退の攻防戦となるが、終盤の87分に桐蔭大は五十嵐聖己のクロスボールに永井大士がヘディングで合わせて追加点。さらには90分、キャプテンの山内は右サイドでボールを受けると自らゴール前まで運び、難しい体勢ながらも最後は左足でゴール右隅に流し込み1-3とリードを広げる。流経大は終了間際の90+4分にペナルティーキックを獲得。これを松永颯汰が落ち着いて決めるも、反撃はここまで。流経大はこれで2連敗となり、首位・筑波大との差を縮められず4位に後退。一方の桐蔭大はインカレ出場圏内の6位・東洋大学との勝点差1をキープし、次節以降の逆転を狙う。


日本大学 1(0-1)1 中央大学 @スポーツ日大 アスレティックパーク稲城 サッカー場


 前節に順位をひとつ落とした5位・日本大学は、待望の2勝目を挙げ最下位からの脱出を図る中央大学をホームに迎えて対戦。両チーム序盤から果敢に攻め込みながらも得点にはつながらない。しかし32分、中大が先手を取る。32分、家坂葉光がゴール前でパスを受け、ドリブルから絶妙なパスを入れる。そこに滑り込んだ有田恵人のシュートがゴール右隅に突き刺さり、中大が先制点を挙げる。後半は1点を追う日大が何度となくゴールに迫り、61分にコーナーキックを獲得。熊倉弘達のキックに栗田悠巨がボレーで合わせ、日大が同点に追いつく。しかし、その後は両チーム決めきれず1-1で試合終了。勝点1を分け合う結果となった。日大は順位こそ変わらないものの、首位と勝点が10ポイント開き優勝は厳しい状況に。一方、3戦連続負けなしで勝点を積み上げた中大は最下位脱出に成功。10位・法政大学とも勝点で並び、次は自動降格圏脱出を目指す。


拓殖大学 1(1-1)3 東洋大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場


 9位・拓殖大学と6位・東洋大学の一戦。下位グループ脱出のためにも、確実に勝点がほしい拓大は27分、吉原優輝の縦パスに抜け出したルーキー・岡本岳が落ち着いて決め先制。その後は互いに好守備を見せて相手の攻撃を防ぐが、40分に東洋大が反撃の狼煙を上げる。稲村隼翔のロングボールを高橋輝が胸トラップで落とすと、自らゴール前まで運び左足のシュートをゴール右隅へと流し込む。高橋の2試合連続ゴールで東洋大が試合を振り出しに戻した。1-1で迎えた後半は、東洋大が前半の勢いのまま、次々と追加点を叩き出す。まずは53分、右サイドからの高橋のクロスボールを受けた小野田龍剛がボレーシュートを決めて追加点。逆転に成功した東洋大は67分にも、ゴール前で相手のパスミスを見逃さなかった高橋がボールを奪取。そのままゴール左隅へと突き刺して3点目を挙げる。東洋大はルーキー高橋が2ゴール1アシストの活躍を見せ1-3で勝利。インカレ出場に向け、大きな勝点3を積み上げた。


明治大学 2(1-1)0 法政大学 @AGFフィールド


 規定違反による勝点剥奪というアクシデントがありながらも、着実に勝点を積み上げて3位まで浮上した明治大学と、ここ11試合勝ちがなく、2部リーグ自動降格圏が間近に迫る法政大学。どちらも負けられない試合は、前半開始わずか2分にスコアが動いた。明大は左サイドでボールをキープした熊取谷一星のクロスに、真鍋隼虎が頭で合わせ先制する。しかし、その後試合は法大ペースに。だが法大も決めきれないまま1-0の明大リードで前半を終える。後半も法大がボールを保持するが、スコアは動かないまま試合は終盤へ。83分には法大・今野息吹が、左サイドからのピンポイントクロスにダイレクトで合わせるがゴールとはならず。また明大・上林豪のスーパーセーブもあり、法大はなかなか得点を決めることができない。すると86分、明大がコーナーキックを獲得。ゴール前のボールは法大が跳ね返すものの、そのこぼれ球に反応した太田龍之介が左足で蹴り込んで追加点。2-0とリードを広げる。試合終了間際の90+2分には、ペナルティーキックを獲得した法大が1点を返すも、反撃はここまで。法大にボールを持たれる中でも、確実にチャンスをものにした明大が連勝を収め、首位・筑波大との勝点6差で2位に浮上した。一方の法大は、何度となくあったチャンスを得点に繋げることができず、ついに6連敗。11位・中大と勝点12で並ぶなど、自動降格圏内が間近に迫る。



 首位・筑波大学が1部リーグ優勝に向けて勝点3を積み上げる中、明治大学は怒涛の5連勝で2位に浮上。2連勝の東京国際大学も明大と同勝点で並んだが、得失点差の関係で3位に。流通経済大学はここにきて痛い連敗となり4位に後退した。中位グループでの順位変動はなかったが、インカレ出場権のある6位の座を6位・東洋大学と7位の桐蔭横浜大学が勝点1差で競い合う展開に。下位グループは残り4試合を前に、9位から12位までが勝点5差の中に犇めき合う大混戦となった。また今節で6連敗の法大は得失点差により10位をキープしているものの、自動降格圏の11位・中央大学と勝点が並ぶことに。一方国士舘大学は同勝点の中大が引き分けたことで、最下位に転落した。リーグ戦も残り4試合。優勝争い、降格圏脱出に向け、どの試合からも目が離せない。『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第119節は、10月28日(土)、10月29日(日)の2日間にかけて開催される。
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