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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・2部第15節

2023/10/07


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第15節は、10月1日(日)に全6試合が行われた。


2部リーグ第15節 全結果・順位表





駒澤大学 2(2-1)1 関東学院大学


 2位・駒澤大学と3位・関東学院大学、勝点3差の上位対決は前半からスコアが動く展開となった。先制は関東大。9分、関東大は長嶋風太、長澤シバタファリとつないで、最後は吉田遥汰が右足のシュートをゴールに突き刺す。しかしその後は駒大がペースをつかみ、20分には小林栞太からの浮き球のパスを浅倉勇翔がつなぎ、最後は亀井大和がゴール。浅倉と亀井の連携の取れたプレーで駒大が試合を振り出しに戻した。駒大は続く30分にも、小林心都のコーナーキックに鈴木心月が頭で合わせ追加点。2-1と駒大が逆転に成功した。関東大は後半開始早々の47分、GKの出口貴也が得点機でファウルをおかしたため退場に。後半のほとんどをひとり少ない10人で戦うこととなった。数的優位に立った駒大は、その後安定した試合運びでリードを守りきり、2-1のまま試合終了。首位・立正大学が引き分けに終わったため、駒大が首位を奪還した。関東大は3位と順位こそ変わらないものの、2位・立正大との勝点差が5ポイントに開くなど、厳しい結果となった。


日本体育大学 1(0-0)0 亜細亜大学 @日本体育大学横浜・健志台キャンパスグラウンド


 上位進出を狙う5位・日本体育大学と初勝利を目指す12位・亜細亜大学の戦いは、序盤から日体大が亜大を圧倒。亜大のシュート数を0に抑え、反対に多くのシュートを亜大に浴びせかけるが、どうしても点をとることができない。無得点のまま試合を折り返した日体大は、後半の頭から菅野隆星と吉崎太雅の2人を一気に投入。すると78分、日体大は篠田大輝がペナルティーエリア左外で倒されて直接フリーキックを獲得。後半から出場となった菅野の放ったシュートは、ゴール右下に決まり日体大が先制点を挙げる。この1点を守りきった日体大が1-0で勝利を収めた。この結果、順位は5位と変わらなかったものの日体大の勝点は4位の山梨学院大学と同じ25に。3位・関東学院大学とも勝点1差となり、上位進出に向けて大きな1勝となった。


順天堂大学 3(1-2)3 青山学院大学 @順天堂⼤学さくらキャンパスサッカー場


 1部昇格のためにはこれ以上負けられない7位・順天堂大学と、降格圏内を抜け出したい10位・青山学院大学の一戦。先手を取ったのは青学大。23分、磯村慶人が左サイドからペナルティーエリア内に切り込んだところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを森夲空斗がゴール左下に沈め、青学大が先制する。青学大はさらに38分、森夲からマイナスのパスを受けた田中颯太が鮮やかなミドルシュートを決めて追加点。青学大がリードを2点に広げた。0-2で前半を終えたい青学大だったが、順大も42分、中盤でボールを奪うと坂本琉維がドリブルで独走。最後はパスを受けた岩井琢朗がDFをかわしてシュートを突き刺し、1点を返して試合を折り返した。このゴールで軌道に乗った順大は、後半早々にもスコアを動かす。54分、尾形陸のロングパスに井上太聖が反応。ゴール前の小林里駆にパスを供給すると、小林が落ち着いてゴールネットを揺らし、同点に追いつく。その後は両チーム一進一退の展開となったが、72分に再び磯村が倒されて青学大がフリーキックを獲得。盛嘉伊人がゴール前に蹴り入れたキックを、磯村が頭で合わせ青学大が再びリードを奪う。このままリードを守りたい青学大だったが、2分後の74分に木下翼が退場。青学大は残り時間を10人で戦うこととなった。すると数的優位に立った順大は84分、丁寧にパスをつないでゴール前に攻め上がると、小林の右からのパスを名須川真光がゴールに叩き込んで3点目。順大がまたもや追いついてスコアを3-3とする。しかしこの後は両チーム得点を挙げられず、激しいゴールの奪い合いとなった試合は3-3のドローで決着。両チーム勝点1を1分け合うこととなった。


立正大学 1(1-0)1 早稲田大学 @立正大学熊谷キャンパスサッカー場


 首位・立正大学と、1年での1部復帰を目指す6位・早稲田大学の対戦は、立ち上がりから立正大が早大ゴールに迫る展開となった。6分、立正大は左サイドからのスローインを西田結平が頭で落とし、最後は青野翔太が豪快な右足シュートを決めて先制する。対する早大もサイドにボールを集めながらゴールを目指すが、立正大の堅い守備に阻まれ1-0で前半を終了した。1点を追う早大は、後半の頭から一気に2枚替えをし、安斎颯馬と小松寛太をピッチに送り出す。するとこの起用が奏効し、後半は開始早々から早大ペースに。雨足が激しさを増す中、何度となくチャンスを作り、77分には駒沢直哉が倒されてフリーキックを獲得する。そしてキッカー森璃太のボールに中谷颯辰が頭で合わせ、ついに早大が同点に追いつく。しかし、その後は両チームともチャンスを作りながらもゴールを奪えず1-1で試合終了。両チーム勝点1を積み上げたが、2位の駒澤大学が勝利したため、立正大は首位から陥落。勝点1差で首位を追うこととなった。




山梨学院大学 0(0-0)0 立教大学 @山梨学院大学川田ツインサッカー場


 4位・山梨学院大学と9位・立教大学の一戦。新設となったグラウンドで、今季初ホームを戦う山学大は、1部昇格のためにも勝点を積み上げたい。一方の立教大も、2部リーグ残留に向けてこれ以上負けられない。立ち上がりは立教大がボールを保持して山学大ゴールに攻め込むが、コーナーキックなどからのチャンスも得点にはつながらず、前半は0-0で終了。後半は立教大が嵯峨康太、山学大は後半途中投入の中田開人がシュートを放ちゴールを狙うが、どちらも得点ならず。試合はスコアレスドローで終了し、山学大のホーム初勝利は次節以降にお預けとなった。




作新学院大学 2(0-0)3 産業能率大学 @作新学院大学サッカー部グラウンド


 8位・産業能率大学と11位・作新学院大学の試合は、後半に入って一気に動き始めた。0-0で迎えた後半、立ち上がりから主導権を得た産能大は50分にコーナーキックを獲得。猪狩祐真の左からのキックに並木爽が左足で合わせ、産能大が先制する。産能大はその2分後にも、松森堅誠がドリブルで前線に運び、パスを受けた猪狩が落ち着いてゴールへと流し込んで追加点。勢いにのる産能大はさらに55分、ペナルティーエリア内でボールを受けた猪狩が、この試合2ゴール目となる3点目を決め、わずか5分の間に0-3とリードを広げる。しかし作新大も59分、相手のミスから野邊滉生がボールを奪い、前線にパスを供給。これを杉山眞仁がGKをかわして決め作新大が1点を返す。作新大は最後まで粘り強くチャンスをうかがい、アディショナルタイムに入った90+3分、右サイドからのフリーキックを林廉斗が折返し、最後は杉山が押し込んで2点目を挙げる。1点差に迫った作新大だが、反撃はここまで。2-3で産能大が勝利し、7位に浮上した。敗れた作新大は10位・青山学院との勝点差が6ポイントに広がり、2部リーグ残留に向け厳しい結果となった。



 1ケ月半ぶりの再開早々、上位に動きのあった『JR東日本カップ 2023第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ。勝点1差で首位争いを繰り広げる立正大学と駒澤大学だが、首位・立正大が引き分けたことにより、2位の駒大が首位に浮上。また2位・3位の直接対決に敗れた関東学院大学は、上位2チームとの差が開き3位以下との勝点差が縮まることに。中位グループは順天堂大学と産業能率大学の順位が入れ替わり、産能大が7位に、順大が8位になった以外大きな変化はなかったが、3位から8位までが5ポイント差内に収まるなど、相変わらずの接戦模様だ。リーグ戦も3分の2を終え、残るは6試合のみ。熱戦が期待される次節の第16節は、10月8日(日)に6試合が行われる。
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