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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節

2023/08/21


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第14節は、8月12日(土)に5試合、8月13日(日)に1試合が行われた。


1部リーグ第14節 全結果・順位表





1部リーグ第14節まとめ


 2連勝中の3位・東京国際大学と、3連勝中の6位・桐蔭横浜大学。ともに調子を上げているチーム同士、第10節以来約1ケ月ぶりの対戦となった。前半はどちらも決めきれずスコアレスで後半へ。試合は後半に動いた。62分、桐蔭大は山内日向汰のスルーパスに河野眞斗が抜け出す。そしてペナルティーエリア内での横パスを、白輪地敬大が押し込んで桐蔭大が先制する。しかし、東国大も77分、依田籟木が鮮やかなミドルシュートを突き刺して同点に追いつく。その後は両チーム追加点なく1-1で試合終了かと思われたが、最後に再び東国大が動いた。アディショナルタイムに突入した90+1分、東国大は相手のクリアミスを拾ってカウンターを仕掛けると、最後はフリーで抜け出した古谷柊介が決めて2-1に。劇的な逆転弾を決めた東国大が勝利し、3連勝で3位を堅持した。

 ここ数試合大量失点が続いている9位・拓殖大学と、リーグ戦2勝目を狙う11位・国士舘大学の対戦は、最初から最後まで国士大が拓大を圧倒する展開となった。立ち上がりこそ慎重な展開となったが、31分、国士大は、スローインの流れから古川真人がシュートを突き刺して先制。その4分後には厳しいプレスでボールを奪うと、大西悠介が相手GKの頭上を越すシュートで2点目を決める。さらに前半終了間際の43分、45分にも古川が追加点を挙げて0-4に。古川は前半だけでハットトリックを達成した。国士大は後半にも古川の1ゴールを含む2点を追加し、最終的には0-6と大勝を収めた。一方の拓大はこれで4連敗。90分を通じてシュート0と、まったく何もできない結果に。またこの4連敗中、合計22失点を計上するなど、守備に大きな課題を残した。

 7試合連続負けなしで首位を追う2位の流通経済大学は、対照的にここ7試合勝利のない10位の法政大学をホームに迎えて対戦。試合は法大が終盤に粘りを見せながらも、流経大が地力を見せつける結果となった。まずは開始早々の4分、相手のクリアボールを拾った・流経大・畑野遼太がゴール前にクロスを入れると、これを藤井海和が頭で合わせ流経大が先制する。流経大は33分、鈴木奎吾のスルーパスに抜け出した前田陸王が決めて追加点。さらに前半終了間際の44分、宮田が右サイドから放ったパスを松永颯汰がダイレクトで押し込み3-0に。しかし後半に入ると法大も反撃を開始。37分に細谷航平、後半の頭から小湊絆を投入して立て直しを図ると、54分にスローインからチャンスを作り、最後は青木俊輔が独走。そのまま決めて1点を返す。さらに58分、コーナーキックから小湊が頭で押し込み2点目を挙げる。流経大に1点差に迫った法大だったが反撃はここまで。67分、流経大は相手DFのハンドの判定でペナルティーキックを得ると、松永がこれをゴール左下に決めて勝負あり。最終的に4-2で流経大が勝利し、ついに首位・筑波大を1ゲーム差に捉えた。

 最下位に沈む中央大学と7位・東洋大学の一戦。前半は両チームともシュートを放つものの、得点を奪うことができず拮抗した展開となった。試合が動いたのは後半に入ってから。61分、東洋大は右サイドから仕掛けると、ペナルティーエリア内でパスを受けた新井悠太が、左足を思いきり振り抜いてゴールに突き刺す。だが中大も77分、コーナーキックの流れから星野創輝が頭で押し込み同点に追いつく。東洋大は後半にシュート10本を放つなど積極的に攻撃を展開するが、追加点を奪うことができずに1-1で試合終了。両チーム勝点1を分け合うこととなった。

 4位・日本大学と首位・筑波大学の上位対決は劇的な試合展開となった。まず試合を動かしたのは筑波大。26分、半代将都がドリブルでペナルティーエリア内に侵入すると強引にシュートを放ち、筑波大が先制する。しかし、その後は両チームとも得点を挙げることなく前半は終了。後半になっても筑波大の堅い守備をこじ開けることのできない日大だったが、試合終了間際90+2分、右コーナーキックを獲得。このチャンスに、ゴール前まで上がっていた日大GK、木村凌也が相手DFに競り勝って頭でボールをそらすと、これを酒井優希が頭で押し込んで同点に追いつく。最後まで諦めない日大はさらに90+6分、左のコーナーキックからチャンスを迎える。熊倉弘達のキックは一度相手GKにクリアされるものの、ボールを拾った植木楓が上げたクロスに平尾勇人が頭で合わせ逆転に成功。ほどなく試合は終了し、アディショナルタイムに2点を決めた日大が劇的な勝利を掴んだ。一方の筑波大は今季2敗目を喫することに。首位を独走していた筑波大だが、2位・流通経済大学との勝点差が3に迫った。

 5位・明治大学と8位・東海大学の一戦。東海大は17分、伊藤真都のコーナーキックに井出唯楓が頭で合わせて先制点を挙げる。しかし明大もすぐさま反撃。21分、中村草太がGKに倒されてペナルティーキックを獲得すると、中村自身がゴール左隅に決めて同点に追いつく。その後は拮抗した展開となり、両チーム追加点を挙げることなく試合は終盤へ。すると、残りわずかとなったタイミングで、明大が立て続けに得点機を作る。87分、藤森颯太のロングキックを中村草太が頭でつなぎ太田龍之介へ。DFを振り切りGKと一対一になった太田は、落ち着いてGKをかわすとゴールへと流し込んで逆転に成功。さらにアディショナルタイムに入った90分+3分、中村の右サイドからのフライパスを、太田がダイレクトで合わせてダメ押しの3点目。試合はほどなくして終了し、3-1で明大が逆転勝利を収めた。



 リーグ戦を無敗で折り返した首位・筑波大学だが、今節はアディショナルタイムに2失点し、2つ目の黒星を喫することに。その結果、首位と2位・流通経済大学との勝点が3差に縮まった。流経大はこれで8戦負けなしと絶好調。中断明けも好調を維持すれば、首位奪取も視野に入ってくる。筑波大が首位独走かと思われた1部リーグだが、後半に入って思わぬ展開となった。その流経大を勝点2差で追う3位の東京国際大学も、ずっと上位をキープしているだけに見逃せない存在だ。今節、筑波大に土をつけた日本大学、明治大学がそれに続く。中位グループがどこまで筑波大に食らいつくか、中断明けの試合に期待したい。

















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