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JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦・2部第21節レポート

2016/11/10
 『JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦』第21節は、11月5日(土)に4試合、6日(日)に2試合行われた。

○前節で明治学院大学に大勝し、2連勝中の青山学院大学(勝点29・6位)と、無失点で3連勝中の拓殖大学(勝点28・7位)との一戦。

 前半、最初にチャンスを作ったのは拓大だった。9分、15番・柴田隼人の右コーナーキックに後期リーグ初先発の2番・新山祐弥が頭で合わせ、拓大が早い時間での先制に成功する。一方の青学大は14番・小泉佳穂を中心に拓大ゴールに迫るが、拓大の粘り強い守備にはね返され、得点には至らない。拓大が1点をリードして試合を折り返した。
 後半開始後も両チームは積極的に攻撃を仕掛け続けた。青学大は14番・小泉、拓大は10番・池田直樹や18番・細田真也がシュートを放つなど、一進一退の攻防となるが互いに決定機を決めきれない。両チームとも焦りから徐々にプレーが荒くなっていく中で、試合が動いたのは終了間際だった。90分、青学大14番・小泉の中央突破に対して、拓大GKの12番・谷田部晃輔がたまらずファウルを犯し、ペナルティーキックを与えてしまう。これを14番・小泉本人がゴール左隅に突き刺し、青学大が土壇場で試合を振り出しに戻す。追いつかれながらも4連勝を諦められない拓大はアディショナルタイムに猛攻を仕掛けるが、青学大も集中した守備でゴールを許さず、そのまま1-1で試合終了を迎えた。
 土壇場で追いつき、意地を見せた青学大は次節で東海大学と対戦する。有終の美を飾る試合ができるか。一方、連勝が3でストップした拓大は、勝てば順位が入れ替わる試合だっただけに痛いドロー。勢いを落とさずに最終節・明治学院大学戦に臨みたいところだ。


○連敗を止め、2部リーグ残留に一歩でも近づきたい朝鮮大学校(勝点17・10位)と、前節で拓殖大学に完敗し、残留決定が持ち越しとなっている東京学芸大学(勝点20・9位)との一戦。

 前半は互いに様子をうかがう試合展開となった。朝鮮大はFWの11番・韓勇太、9番・韓勇俊を中心に、中央から、サイドからと様々な形でゴールチャンスをうかがう。一方の東学大は、朝鮮大6番・洪潤極の安定した守備に苦しみながらも、10番・平田惇のミドルシュートやセットプレーから積極的にゴールを狙った。前半は両チーム無得点のまま終了。
 エンドが替わった後半は朝鮮大ペースで進むが、70分に試合が動いた。東学大10番・平田の右からのロングフィードを受けた11番・岸寛太が、トラップで相手DFをかわし、右足でシュートを決める。朝鮮大の一瞬の隙を見逃さずに東学大が先制した。さらに81分には15番・堀大貴が相手のクリアをカットし、中央で待つ21番・高橋滉也にパス。これを21番・高橋が落ち着いて左足でゴールに流し込み、東学大がリードを2点に広げた。朝鮮大も最後の粘りで東学大ゴールに迫るが得点には至らず、試合終了を迎えた。
 勝点3を得た東学大は1試合を残して2部リーグ残留を決めた。最終節の相手は最下位の関東学院大学。2部リーグの残留争いは勝点1差の3チームによって争われることとなったが、全てを賭けて挑んでくる関学大を相手にどのような戦いができるか。一方の朝鮮大は今節の結果で降格圏の11位に転落。東京農業大学との最終節に望みを繋ぐ。


〇1部昇格に向け落とせない試合に気合いが入る神奈川大学(勝点37・2位)と、リーグ戦終盤少しでも順位をあげたい東海大学(勝点24・8位)との一戦。

 前節、東京国際大学に直接対決を制され、目の前で優勝と昇格を決められて後がない神大。来シーズンに向けたチーム準備の東海大とは、対象的な状況のチームの対戦となった。神大は6番・武田将平を起点に中に切り込みシュートを狙う。一方の東海大も、直接フリーキック9本とたびたびチャンスを得るが、なかなかシュートまで繋がらない。前半は両チームともに相手の出方をうかがうような形で前半を終えた。
 後半は、昇格のために勝ち星が欲しい神大のワンサイドゲームとなった。それに対し、前線にスピードのある10番・田村翼、11番・諸星匠、14番・若林涼太を揃える東海大は、カウンターで得点を狙う。試合が動いたのは59分。ゴール前の混戦の中から、神大23番・河村英侑がシュートを放つと、ブロックに入った東海大の選手の手に当たり、神大がペナルティーキックを獲得。これを19番・野沢祐弥が左に決め1-0と神大がリードする。流れを変えたい東海大は81分に前戦の10番・田村を39番・宮地建樹、11番・諸星を34番・山崎皓大に代えて攻撃的シフトに切り換えるが、神大の堅い守備に阻まれてゴールまではいたらない。結局、ペナルティーキックによる1点を守りきった神大が1-0で勝利した。
 この勝利で昇格に王手をかけた神大。最終節は3位・東洋大学との直接対決となる。東洋大が勝利が必須なのに対して、神大は引き分けでも昇格が決まる。この有利な状況をどう活かすか。最後まで冷静な試合運びが求められる。一方、東海大は痛い3連敗となってしまった。来季に向けて、最終節の青山学院大学戦では光明を見出したい。


〇前節1部昇格が決定した東京国際大学(勝点45・1位)と、勝って昇格に望みをつなげたい東京農業大学(勝点37・3位)との一戦。

 前節で2部優勝と1部昇格が確定した東国大は前半35分、中央に抜け出した7番・成田悠冴が真ん中に抜けた11番・進昂平にパス。11番・成田がこれを前線に送ると、9番・町田ブライトがペナルティーエリアで受け取りシュート。東国大が、9番・町田の16点目となるゴールで1-0と先制する。昇格のためには勝つしかない東農大も、負けじと11番・近藤康人、10番・岡庭裕貴を起点に攻撃を仕掛けるが、なかなかゴールは決まらない。
 折り返した後半、東国大は6番・條洋介と7番・成田がうまくボールをサイドに振り、攻撃を組み立てる。そんな流れを変えたい東農大は後半終了間際の84分、13番・糸川颯に代え24番・鈴木嶺太、11番・近藤に代え15番・西村遥大の2枚を替えて勝負に出る。その起用が的中した。後半アディショナルタイムの90+2分に10番・岡庭のフリーキックを折り返し、16番・加藤聖哉がヘディングでパスを前線に送る。混戦となったゴール前だったが、15番の西村が右足をあわせ、試合終了直前に東農大が同点に追いつきタイムアップ。最後に意地を見せた東農大が勝ち点1を獲得し、3位・東洋大と勝ち点で並ぶ形で最終節を迎えることとなった。
 最後の最後に勝ち点2を失うこととなった東国大だが、すでに優勝・昇格を決めているだけに、最終節では内容にこだわりたいところ。連続得点のエース・9番・町田ブライトがどこまでゴール数を伸ばせるかにも要注目だ。
 一方、この試合結果、辛うじて昇格争いに残った東農大だが、2位・神奈川大、3位・東洋大との得失点差は大きい。昇格のためには大量得点での勝利が必要となる。相手は、負ければ関東リーグ降格が決まる朝鮮大学校だけに、そうそう簡単には勝たせてくれないだろう。厳しい状況の中で、どこまで自分たちのサッカーを貫けるか。


○前節の後期リーグ初勝利の勢いのまま勝利を収めたい関東学院大学(勝点16・11位)と、前節青山学院大学に大敗し、この試合に勝つしかない明治学院大学(勝点14・12位)の残留をかけた一戦。

 関東リーグ残留のためには互いに譲れない試合。開始早々の5分、ピッチの凹凸により不規則なバウンドになったボールを、明学大10番・行武大希が冷静に左足で決めて明学大が先制。勢いにのった明学大はその後も次々と攻め、何度となくチャンスを作る。33分には、5番・中川大介のフリーキックから3番・高橋龍世がヘディングシュートを放ち追加点。追いつきたい関学大も後半終了間際の44分、7番・亀井大地と6番・福澤峻が右サイドで相手の守備を崩すと中央へ浮き球のパス。これを30番・見木友哉が頭で合わせて、関学大が貴重なゴールを得る。しかしアディショナルタイムに入った45分+4分には、またしても明学大にフリーキックのチャンスが。6番・新井博人のあげたボールを10番・行武が今度は頭で合わせ、さらにリードを広げる。これがラストワンプレーとなり、明学大の2点リードで前半は終了。
 後半に入ると両チームとも絶対に勝つという熱い気持ちを前面に押し出し球際の激しさはいや増す形に。しかし後半の得点はなく、明学大が前半のリードを守り抜き1-3で勝利を収めた。
 関学大は勝点16で最下位に転落。最終節となる次節は東京学芸大学との一戦だが、負ければ降格が決定、勝っても勝点1差の10位明学大、11位朝鮮大学校が勝てば降格決定と、2部残留の条件は決して容易ではない。
 一方、明学大の次節の会場は拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場。拓殖大学の集中応援と重なる完全アウェイの中での一戦となる。勝てば自力での残留を決められるだけに、この勢いを止めずに走りぬきたいところだ。


○前節は逆転負けしたが、1年での1部復帰のためには勝って流れを変えたい中央大学(勝点35・5位)と、前節勝利した勢いに乗り1部昇格を目指す東洋大学(勝点35・4位)との一戦。

 ともに勝点35で並ぶチーム同士の対戦。この試合に負けたほうが1部昇格の可能性が消える大一番の試合となった。試合は開始早々から動いた。4分、10番・仙頭啓矢の右サイドからの折り返しを20番・丹代藍人が左足で豪快に決め、東洋大が先制点を得る。さらに15分には、中大GKからDFへパスしたボールのトラップミスを、10番・仙頭がすかさず奪うと、落ち着いて相手をかわしてシュート。リードを2点に広げる。続く17分にも中大のゴールキックをカットしたところから、ゴール前でフリーになった10番・仙頭が落ち着いてゴールに流し込み、東洋大が早くも3得点をマーク。10番・仙頭の3得点にすべてに絡む活躍で、東洋大が3-0とリードして前半は終了する。
 後半に入ると、中大は積極的に選手を交代し、流れを変えようする。徐々にペースを掴み始めた中大は61分、10番・古橋匡梧がゴール前の混戦からボールを押し込み待望の1点を得る。しかし、勢いに乗る中大の攻撃のチャンスを、東洋大はボランチの13番・高橋宏季が全て摘み、追加点を許さない。結果、全体的に上手い試合運びでしっかりと試合を終わらせた東洋大が、3-1と中大の反撃を1点に留めて勝利を収めた。
 後期リーグ初となる連勝で1部昇格への道を繋げた東洋大。最終節の神奈川大学との直接対決で勝利すれば、自力での1部昇格が決まる。ホームの東洋大学朝霞グラウンドに神大を迎えての3連勝目はなるか。逆転での1部昇格を目指して勝利を狙う。
 一方の中大はこの試合の結果により1部昇格への道が断たれた。次節は優勝の決まっている東京国際大学と最後の一戦が待っている。後期は負けの目立った中大だが、有終の美を飾れるか。この敗戦から気持ちを切り替え、ホームである中央大学多摩キャンパスサッカー場で、応援団と共に喜びとともに4年生を送り出したい。


 次節第22節は、11月12日(土)に中央大学多摩キャンパスサッカー場にて東海大学対青山学院大学、中央大学対東京国際大学の試合が、東洋大学朝霞グラウンドにて東京学芸大学対関東学院大学、東洋大学対神奈川大学が対戦。また、拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場では拓殖大学対明治学院大学、東京農業大学対朝鮮大学校との試合が行われる。
 最終節までもつれることになった1部昇格と、関東リーグの残留争い。最終節で行われる東洋大と神大の直接対決は、結果次第で1部昇格が決まる熱い展開となった。また、明学大、朝鮮大、関学大の三つ巴の戦いとなる関東リーグ残留の熾烈な争いも、勝点差1と混戦を極めている。2016年シーズン最終節、最後に勝って笑うのはどのチームか。それぞれの大学がその集大成をピッチ上で魅せてくれることだろう。

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