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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・2部第19節レポート

2017/11/03
 「JR東日本カップ2017第91回関東大学サッカーリーグ戦【後期】」2部リーグ第19節は、10月28日(土)に6試合が行われた。



〇今節の結果次第で優勝が決まる、現在首位の国士舘大学(勝点45・1位)と、現在3位で昇格を虎視眈々と狙う中央大学(勝点36・3位)の一戦。

 国士大と中大、双方にとって重要な試合ということもあり、立ち上がりはともに堅い入りとなった。緊張感のあるゲームは徐々に国士大がペースを握り、14番・大石竜平を中心に攻勢を強める。しかし、先に試合を動かしたのは中大だった。29分、フィールド中央でフリーキックを獲得した中大は5番・須藤岳晟がゴール前に入れた浮き球に3番・渡辺剛がヘディングで折り返したところを20番・野口竜彦が受け、右足を振り抜いてゴール。中大が先制点を挙げる。ビハインドを負った国士大は8番・山口和樹、10番・平野佑一らがテンポよくボールを動かしてゴールチャンスを窺うも、中大守備陣の集中した守りに阻まれてしまう。「(直接フリーキックを狙うのではなく)フェイクみたいな形で失点して、集中力が切れてしまった」(国士大・細田三二監督)。
 それでも後半も引き続き国士大がゲームの主導権を握り、何度となく中大ゴールに迫るが、決定機を生かせない。すると69分、国士大のボールをカットした中大19番・加藤陸次樹が自らゴール前まで持ち込んでシュート。一度は国士大GKに弾かれるも、12番・池谷友喜がこぼれ球に詰めて追加点を決める。さらに75分、中大は自陣から一気にカウンターで攻め込み、19番・加藤からのパスを受けた12番・池谷が、前に出てきたGKをかわすようにシュートを放ち、この日2ゴール目となるダメ押しの3点目。0-3とリードを広げると、残りの時間を危なげなく守りきって、首位の国士大を下した。
 1部昇格を目前にしながら、まさかの後期初黒星を喫した国士大。細田監督は「シュート数こそ上回っているが、絶対に勝たないと(昇格できない)という相手に対して、受け身になってしまった」とため息をついた。序盤の押し込んだ時間についても「むしろ中大が攻めてきてくれればよかったが、少し引いてきたので」と、中大の術中にハマったことを明らかにした。2位の早稲田大学が引き分けたため、もし勝っていたら1部昇格ばかりか2部優勝もきまっていたが、すべては水泡に帰した。敗れたとはいえいまだ首位をキープし、1部昇格に王手をかけている状況に変わりはない。「もう一度やり直す時間はない。これまでやってきたものを、次節にどれだけ出せるか」という細田監督の言葉どおり、切り替えて東京学芸大学戦に臨み、集中応援を背に今度こそ勝って1部昇格を決めたい。一方今節の勝利で中大は2位に浮上。手塚聡監督は「前半に相手に押し込まれるのは予想どおり。それに対してシンプルだが精度よく背後につけてゴールを狙ったことが下位につながった」と満足顔。「今日負けたら自力昇格がなくなる」との危機感をもって臨んだこの試合。先制点につながったフリーキックについても「練習で合わせていたが、練習の時よりうまくいった」としてやったりの表情だった。次節は、現在勝点1差で並ぶ3位・早稲田大学との直接対決。手塚監督は「今日勝っても早大に負けたら意味がない」と気を引き締め、次の大一番を見据えた。


〇関東リーグ残留に向け、負けることのできない東京学芸大学(勝点24・6位)と、連敗をストップし降格圏内のチームと差をつけたい神奈川大学(勝点19・9位)の戦い。

 両チーム関東リーグ残留をかけた試合は、立ち上がりからから慎重な展開となった。そんな中、19分には神大の19番・佐野達也が30番・後藤祐哉からのクロスに右足で合わせて先制点を挙げる。19番・佐野の2試合連続ゴールでリードした紙大だったが、43分、東学大が逆襲に出る。3番・鈴木翔太がロングボールを前線に放り込むと、9番・高橋滉也が相手GKのミスを誘い、最後は7番・色摩雄貴が決めて同点とし、前半は終了。
 前半終了間際の得点で勢いにのった東学大は後半開始早々の46分、一瞬の隙をついて9番・高橋が7番・色摩からのパスを右足で決め、2-1と逆転に成功。さらに56分、またも東学大が追加点。7番・色摩が相手のボールをカットしてドリブルで前線に運ぶと、すかさず9番・高橋にパス。それを9番・高橋が右足で合わせ、3-1と神大を突き放す。一方の神大もその5分後の61分、8番・野澤祐弥のフリーキックを3番・石渡旭が右足で合わせ3-2に。引き離された東学大との差を1点差に詰める。さらには83分、26番・櫻井敬正のコーナーキックを30番・後藤が頭で合わせ同点弾。ついに神大が追いつきスコアを3-3にすると、そのまま試合は終了した。
 一時は逆転し、2点のリードを奪いながらも追いつかれてしまった東学大。檜山康監督は「セットプレーで競れていない」と、セットプレーからの2失点を悔やんだ。ここで勝っていれば残留が確定していただけに、悔しい引き分けとなった。次節、1部昇格のかかった首位・国士舘大学との試合。「穴を探すのが難しいチーム」(同監督)という国士大に対して「守備からはいることを明確にしていきたい」と語った。一方、勝点1を得たものの、未だ降格グループから抜け出しあとはいえない神大。次節はひとつ下の順位、10位・日本大学との試合。現在は勝点2差だが、ここで勝てば10位以下を大きく引き離せるだけに、なんとしても勝ち星を得たいところだ。


◯昇格に向け、そして優勝のためを勝利が絶対条件の早稲田大学(勝点37・2位)と、関東リーグ残留するために勝点を積み上げたい立正大学(勝点21・8位)の戦い。

 立ち上がりは立正大ペースで試合が進んだ。立正大は20分に左サイドで直接フリーキックを獲得。20番・人見拓哉からのキックを14番・中塩大貴がヘディングで押し込み、立正大が先制する。しかし、早大もすぐに反撃に移る。32分には、最終ラインで上手くボールを回した10番・秋山陽介から19番・岡田優希、14番・鈴木裕也へとボールをつなぐ。14番・鈴木がドリブルから豪快にシュートを放ち、早大が同点に追いつく。
 後半に入ると、早大が徐々にペースアップ。14番・鈴木がサイドを駆け上がりチャンスをつくるが、立正大もGKの1番・中村慧のファインセーブで得点を許さない。その後は早大が猛攻を仕掛けるも、立正大が最後まで守り抜き、1-1のドローで試合終了となった。
 勝点1に留まった早大は、3位の中央大学が勝利したため勝点で越され順位が逆転。昇格圏から外れる3位に後退となった。しかし3位との勝点差はわずか1。そのうえ次節はその中大との直接対決だ。1部昇格に向けての正念場ともいえる一戦。なんとか勝利して、昇格圏内に戻りたい。一方、必至の守りで勝点1を手に入れた立正大は8位をキープ。次節は11位と降格圏内に沈む東海大学との対戦だ。互いに関東リーグ残留のため、負けられない一戦になるだろう。


○2連敗中で調子を落としている東京農業大学(勝点24・6位)と、中々勝ちきれずにいる青山学院大学(勝点22・7位)、6位と7位の対戦。

 試合は終始、東農大がペースを握る展開となった。東農大は試合序盤の10分、35番・橋本拓哉が上げたクロスに14番・中野椋太が反応。強烈なシュートを放つも青学大のGK12番・北原慶太がこれを弾く。しかし、こぼれ球をすかさず14番・中野が左足で押し込み、東農大が先制する。前半のうちに追いつきたい青学大だったが、東農大の力強い守備陣を崩せず、東農大が1-0でリードし前半が終了する。
 後半は、両チームともに攻撃的なサッカーを仕掛けるが、集中した守備陣を前に得点を決めることができない。そんな中、東農大は75分に14番・中野、15番・土屋守とつなぎ、ゴール前中央で待つ9番・影森宇京に鋭い縦パスを入れる。それを9番・影森が右足で押し込み追加点。リードを広げた東農大は、青学大の攻撃から逃げ切って2-0でタイムアップ。東農大が3試合ぶりの勝利を手にした。
 連敗を止めた東農大は、この勝利で5位に浮上するとともに関東リーグ残留を確定した次節は、4位・拓殖大学と対戦。直接対決で勝利し1つでも上の順位を目指したい。対称的にこれで連敗となってしまった青学大は次節、最下位の朝鮮大学校と対戦する。1節でも早く残留を決めるために、今度こそ勝点3を積み上げたいところだ。


○前節、後期初勝利をあげた拓殖大学(勝点28・4位)と、2連敗中の東海大学(勝点17・10位)の一戦。

 試合は序盤から拓大がペースを握る展開となった。拓大は10分、スローインのこぼれ球を29番・奥村晃司が拾い、低い弾道のクロスを供給。それを10番・小島樹が押し込んで、まずは先制点をあげる。22分には29番・奥村が蹴り入れたフリーキックを、5番・菅谷政博が頭で落とし、最後は4番・田代圭亮が右足で決め2-0に。対する東海大は、セットプレーやロングスローを中心に攻撃を仕掛けるもシュートまで至らず、シュートを1本も打てないまま前半が終了した。
 後半も主導権を握ったのは拓大だった。48分、10番・小島は中盤でボールをキープすると、左サイドの20番・長尾吉家にパスを展開。ゴール前の13番・益子大輝にパスが渡ると、13番・益子は、右足でGKの股を抜く技ありゴールで追加点。さらに61分、29番・奥村からのパスを受けた20番・長尾が、ワンタッチで東海大DFをかわすと、チップキックで冷静にシュートを決め、試合を決定づける4点目。攻撃の手を緩めない拓大は、85分にも途中出場の14番・大山徹がドリブルシュートを放つ。これは、東海大のGK1番・濱本康介がストップするものの、こぼれ球を13番・益子が右足で押し込みダメ押しの5点目をマーク。5-0の大量得点で東海大を大きく突き放した。東海大もアディショナルタイムに突入した90分+2分にペナルティーキックを獲得。これを11番・山内健史が冷静に決めて1点を返すが、反撃もここまで。5-1と大差をつけて拓大が2連勝を飾った。
 勢いに乗る拓大は次節、東京農業大学と対戦。すでに自力での昇格はなく、わずかに残る昇格の可能性を追うためには、残り試合に勝ち続けなければいけない。一方、これで3連敗となった東海大はついに降格圏内の11位に転落。しかし10位の日本大学とは勝点1差と僅差なだけに、次節の立正大学戦に勝って10位以上を目指したい。


◯残留のためになんとしてでも勝利したい日本大学(勝点15・11位)と、後期開幕から8試合勝利のない朝鮮大学校(勝点8・12位)の一戦。

 降格圏に沈む11位と12位の直接対決は序盤、朝鮮大がボールをキープ。パスを回しながら日大陣内に攻め込む展開となった。何度となくチャンスを作る朝鮮大だったが、フィニッシュの精度に欠きどうしてもゴールを決めきることができない。愛する日大は朝鮮大ボールを奪取すると、シンプルにカウンターを仕掛けて朝鮮大ゴールに迫る。すると43分、右サイドで9番・金子拓郎がヘディングで6番・髙田龍司へと繋ぎ、ゴール前へと浮き球を入れる。それを32番・串間竜弥が頭で押し込み、日大が先制。1-0日大リードで試合を折り返した。
 後半は先制した日大が主導権を握った。日大はスピードを生かした攻撃でたびたび裏へ抜け出そうとしたが、朝鮮大DF陣の巧みなオフサイドトラップにかかりなかなかチャンスを作れない。一方、関東リーグ残留のために負けられない朝鮮大はサイドを起点に、ゴール前にクロスを送るが、こちらも日大DFに阻まれてゴールならず。両チームのDFが好守備をみせた試合は、結局日大が先制点を守り切る形で試合終了。残留をかけた直接対決は、日大に軍配があがった。
 この勝利で日大は10位に浮上。降格圏から抜け出すことに成功した。次節は、9位の神奈川大学と対戦。11位の東海大学とは勝点差1と、まだ安心できないポジションにいるだけに、神奈川大学に勝って残留争いから抜け出したいところだ。朝鮮大はこの敗戦により東京都リーグへの降格が決定。次節は青山学院大学と戦うが、リーグ戦の残り3試合を悔いのないものにしたい。

 次節、第20節は11月4日(土)に龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて、青山学院大学と朝鮮大学校が対戦。11月5日(日)に千葉県総合スポーツセンター東総運動場にて立正大学と東海大学、神奈川大学と日本大学が、多摩市立陸上競技場で拓殖大学と東京農業大学、国士舘大学と東京学芸大学が、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて、早稲田大学と中央大学の試合が行われる。
 首位の国士大が3位の中大に3失点し、6試合ぶりの黒星を喫した第19節。第19節では1部リーグ昇格を決めることができなかった国士大だが、次節で勝利すれば1部リーグ昇格が確定。一方、首位の国士大相手に勝利を収め、8連勝となった中大は早大が引き分けため2位に浮上した。残留争いでは、11位日大と12位朝鮮大の直接対決で11位の日大が勝利を収め、降格圏外の10位に。またこの敗戦で朝鮮大は、来季都県リーグに降格することが確定した。残るリーグ戦もあと3節。昇格争い、そして残留争いも大詰めだ。

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