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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・1部第20節マッチレポート

2021/02/05


『JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦』1部第20節延期試合は、12月22日(火)に1試合が行われた。


駒澤大学 対 国士舘大学


リーグ戦復帰後は勝ちがない駒澤大学(勝点29・暫定6位)と、こちらも3連敗中と悪い流れを断ち切れない国士舘大学(勝点26・暫定8位)の一戦。

 互いに試合開始早々からストロングポイントを活かした攻防戦が続いた。駒大は29番・宮崎鴻のパワープレーや7番・荒木駿太の鋭いドリブル、国士大は11番・梶谷政仁のポストプレーからチャンスを作る。試合が動いたのは22分。国士大33番・棚橋尭人のパスに18番・高橋尚紀が反応。18番・高橋はペナルティーエリア内に侵入すると、駒大GK31番・深澤颯人に倒されペナルティーキックを獲得する。これを11番・梶谷が冷静に決め、国士大が先制する。しかし追う駒大も35分、37番・會澤海斗がゴール前にボールを入れると、27番・島崎翔輝がうまく合わせてシュート。ファーストタッチこそ乱れたものの、強引にボレーシュートをねじ込んで試合を振り出しに戻した。

 1-1で迎えた後半も、両者一歩も譲らず拮抗した展開となった。後半先手を打ったのは駒大。61分、駒大は2番・桧山悠也のクロスを29番・宮崎が落とすと10番・薬真寺孝弥がシュート。これが決まり、10番・薬真寺の今季15点目となるゴールで駒大が逆転に成功する。しかし71分、国士大の5番・内田瑞己のスルーパスに18番・高橋が抜け出して折り返しのパスを送ると、ゴール前で待っていたのは11番・梶谷。鮮やかな連携から駒大守備陣を崩し、今度は国士大が同点に追いつ。さらにはその直後の75分にも再びチャンス。5番・内田が混戦から抜け出すと、右足を振りぬいたシュートはゴールネットの天井に突き刺さり、国士大が再びリードを奪う。またも追いかける立場となった駒大は77分に25番・篤快青と30番・森本ヒマン、79分には14番・米田大介を投入。しかし82分、30番・森本は警告を受けると、87分にもラフプレーでこの日2枚目のイエローカードが提示され、退場という判定に。1人少ない駒大はその後も果敢に攻め続けるも、得点には至らず2-3のまま試合終了。国士大の連敗は3でストップし、順位も未だ暫定ながら7位に浮上した。






 『JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦』1部第20節は、12月5日(土)に1試合、12月6日(日)に4試合が行われた。


早稲田大学 対 慶應義塾大学 @駒沢オリンピック公園陸上競技場


 2位・明治大学との差を広げるためにも、勝点3を掴み取りたい早稲田大学(勝点40・暫定1位)と、今節の勝利で3連勝をはたし1部リーグ残留を手繰り寄せたい慶應義塾大学(勝点22・暫定7位)、伝統の一戦。

 『第71回早慶サッカー定期戦』も兼ねたこの試合は、両校にとって特別な意味をもつ一戦。駒沢オリンピック陸上競技場には4000人を超える観衆が集まり、試合前から楽器や手拍子による応援合戦で盛り上がった。試合は両者慎重な立ち上がりを見せる。雨でスリッピーなピッチ状況の中、先に主導権を握ったのは慶大。前期リーグの早慶戦では、決勝点となる値千金のフリーキックを決めた大黒柱の14番・橋本健人を起点に、ボールを運んでは早大守備陣の裏のスペースを狙う。また、気合十分の主将10番・松岡瑠夢も前線でタメを作るなどして慶大が攻撃を仕掛けるが、雨の影響もあってシュートが枠を捉えきれない。一方の早大はピッチを幅広く使って攻撃を展開するが、慶大守備陣を前にリズムを作れず、前半のシュートはこの日、大抜擢された1年生の50番・奥田陽琉が放った1本に終わった。

 後半に入ると、早々に試合が動いた。55分、コーナーキックを獲得した慶大はショートコーナーから14番・橋本がクロスを入れる。これは相手DFにクリアされるものの、そのこぼれ球を3番・酒井綜一郎がオーバーヘッドでゴール右隅に突き刺す。慶應幼稚舎出身で、早慶サッカー定期戦での慶應の8連敗を「全部見てきた」という3番・酒井。「守備の人間だけど、常にゴールは意識していた」という狙いどおりに、慶大が得意とするセットプレーから先制点を奪う。3番・酒井のスーパーゴールに慶大スタンドは大歓声に包まれたが、8分後の63分、今度は早大が反撃を見せる。早大は右コーナーキックで2番・阿部隼人が上げたボールに6番・大西翔也が反応。6番・大西のシュートがポストに当たって跳ね返ったところを、60分に入ったばかりの38番・西堂久俊が押し込んで早大が追いつく。振り出しに戻った後はオープンな展開となり、カウンターの応酬に。だが同点に追い付いた早大が勢いに乗ってチャンスを演出。途中出場の10番・加藤拓己が持ち味のパワーで幾度となく慶大ゴールを脅かすが、得点には結びつかない。アディショナルタイムは、10番・加藤のポストプレーから8番・田中雄大がゴール正面でシュートを放つが、これは無情にも枠のはるか上。その直後には左サイドで抜け出した38番・西堂が中央へ絶妙なクロスを送ったが、4番・鍬先祐弥は上手くミートできず。その直後にタイムアップの笛が鳴り、1-1のドローで終了。

 激しい攻防が繰り広げられ、盛り上がりを見せた早慶定期戦とはなったものの、1部リーグ首位の早大にとっては勝点3を積み上げられない痛恨のドローとなった。一方の慶大は早大の定期戦9連覇を阻止し、今季早大相手に1勝1分と勝ち越した。




順天堂大学 対 専修大学 @流通経済大学龍ケ崎フィールド


 前節で首位の明治大学に競り勝ち、全国大会出場権獲得に向け視界良好の順天堂大学(勝点35・暫定3位)と、前節は引き分けに終わったものの、ここ3試合負け無しとリーグ戦終盤になって勝点を積み上げている専修大学(勝点11・暫定11位)の一戦。

 試合は序盤から動いた。11分、順大のGK1番・佐藤から25番・後藤裕二へのパスを、専大の3番・鳥羽隼がカット。左サイドから右足でクロスを上げると、ゴール前の16番・村上千歩がそらし、ボールはファーの9番・遠藤翔太に。1度はGKに弾かれるものの、こぼれ球を再び9番・遠藤が押し込んで専大が先制する。一方の順大も14分、右サイドの15番・長倉幹樹から25番・後藤へと細かくパスをつなぎ、16番・小林里駆が抜け出してGKと一対一になるが、シュートは枠を捉えきれず左へと外れる。さらには30分、順大は11番・塩浜遼、15番・長倉が立て続けにシュートを放つが得点には至らない。追加点を狙う専大も38分にチャンス。左サイドから13番・佐藤圭祐がクロスを上げると、32番・菊地紘平が折り返し、16番・村上が右足でシュートを放つが、シュートは枠を外れゴールとはならず。試合は、中盤での守備で高い集中力を発揮し、奪ったボールをシンプルかつ正確に前線につなぐ専大が押し気味に進める展開に。前半のシュート数は順大8本、専大5本と、互いに攻撃に積極的な姿勢が見られた。
両チーム、ハーフタイムにベンチが動いた。順大は15番・長倉を下げて3番・三國スティビアエブスを、専大は10番・鈴木龍之介に代わって8番・冨山大輔を投入。後半開始後も順大は攻撃的な選手を次々と投入するが、ゴールを決められずもどかしい展開が続く。70分を過ぎると順大がボールを支配する時間が続くが、専大が前半と同様に守備で高い集中力を見せ、攻撃の芽を摘む。後半はともに3本ずつシュートを放ったが、どちらもゴールネットを揺らすことはできないまま試合終了。立ち上がりの先制点を守り切った専大が1-0で勝点3を獲得した。

 今季18戦目にして初めてのクリーンシートを飾った専大。現在11位と降格圏内におり、残り4試合で3勝が絶対条件だ。1部リーグ残留には、当然他チームの結果も影響するが、ここ3戦で2勝1分という今の勢いを考えれば不可能ではないだろう。一方、連勝が4でストップした順大は数字上優勝の可能性がほぼ消滅。来年1月に行われる全国大会出場権獲得を目標に、残り2試合全勝を狙う。


桐蔭横浜大学 対 筑波大学 @流通経済大学龍ケ崎フィールド


 直近の試合で国士舘大学に2-1で逆転勝利し、中3日でこの試合を迎えた桐蔭横浜大学(勝点30・暫定4位)と、この試合に勝利し13日の天皇杯4回戦に弾みをつけたい筑波大学(勝点22・暫定8位)の一戦。

 今季公式戦4度目の対戦は、開始早々にスコアが動く展開となった。4分、桐蔭大の8番・加々美登生がフリーキックのこぼれ球を拾い、7番・神垣陸とのワンツーで右サイドを突破。ゴール前に入れたグラウンダーのクロスを、26番・山田新がダイレクトでニアに突き刺し、桐蔭大が先制する。対する筑波大は14分、相手のミスをついて11番・森海渡が抜け出すものの、桐蔭大の3番・遠藤凌が落ち着いてこれに対応。その後も11番・森にボールを集めるが、桐蔭大の連動した守備に苦しみ、決定的なチャンスを作れない。すると40分、桐蔭大は10番・鳥海芳樹が自陣左サイドから前線へボールを送ると26番・山田が前線に抜け出す。ドリブルでペナルティーエリア内に侵入した26番・山田は、対峙したDFをかわしきる前に右足アウトサイドで技ありのクロス。これが寸分の狂いなく、走り込んだ15番・圓道将良の頭にドンピシャで合い、ヘディングシュートがゴールに突き刺さる。好調・桐蔭大が、2点のリードで試合を折り返した。

 流れを変えたい筑波大は、後半開始から13番・和田育と27番・瀬良俊太を投入。この采配が的中し、50分には、27番・瀬良が26番・鈴木瑞生とのパス交換で左サイドを崩す。最後は27番・瀬良がゴール右隅へと狙いすましたシュートを流し込み、1点差に詰め寄る。しかしその4分後の54分、桐蔭大がさらに再びリードを広げる。ハーフウェイライン付近で縦パスを受けた8番・加々美が、右サイドの2番・浅野嵩人へと繋ぎ、ゴール前にアーリークロス。相手DFの背後へ抜け出した26番・山田がワンタッチで相手GKをかわすと、無人のゴールへ流し込み再び2点差に。追いつきたい筑波大は13番・和田と27番・瀬良のポジションを入れ替え、攻撃の活性化を図る。その後の10分間は筑波大がボールを握り、桐蔭大が守備に回る構図となった。しかし70分を過ぎると桐蔭大は7番・神垣、そして途中出場の40番・水野颯太が立て続けにシュートを放ち、試合の流れを引き寄せる。なんとか点差を縮めたい筑波大は90分にビッグチャンス。2番・山原怜音が右からクロスを入れると、途中出場の33番・庄司夢ノ介が合わせるが、シュートは枠を捉えきれず。その後は決定機を作れず試合終了。3-1で桐蔭大が勝利を収め、全国大会出場に向けて大きな一歩となる連勝をはたした。


法政大学 対 中央大学 @AGFフィールド


 第13節以来のリーグ戦となるこの復帰戦に勝って、これからの連戦に弾みをつけたい法政大学(勝点17、暫定10位)と、1部残留には勝利が絶対条件、絶対に負けられない中央大学(勝点9、暫定12位)の一戦。

 両チームロングボールを前線に放り込み、互いに相手の出方を探り合う立ち上がりとなった。そんな中、先に試合を動かしたのは中大。開始早々の6分、右サイドでボールを受けた26番・田邉光平が弾道の低いクロスをあげると、ニアに走り込んだ35番・栗山且椰が体勢を崩しながらもシュート。一度は相手DFに弾かれるものの、そのこぼれ球を7番・髙岸憲伸が押し込み、中大が先制する。その後は法大にペースを握られた中大だが、33分にまたもチャンスが訪れる。法大GKが味方DFからのバックパスを折り返したところを、中大の8番・本間椋がすかさずインターセプト。前に出ていたGKの頭上を越すロングシュートを放ち、中大が追加点を挙げる。その後スコアは動かず前半が終了。

 試合は0-2の中大リードで折り返したが、法大も後半開始早々に反撃を開始。51分、法大は20番・佐藤大樹がペナルティーエリア付近でパスを受けると、ゴール前にいた9番・平山駿にパス。受けた9番・平山はキックフェイントで相手をかわし、ループシュートを放つ。すると、これを中大DFがクリアしきれずオウンゴールに。スコアを1-2とし、中大を1点差に追い詰める。法大は66分、右からのコーナーキックに20番・佐藤がヘディングで合わせて2-2に。試合を振り出しに戻した。法大の勢いは止まらず、その直後の69分、今度は左サイドの3番・高木友也からのピンポイントクロスに、またもや20番・佐藤がヘディングで合わせ、ついに逆転に成功する。さらに87分、法大の20番・佐藤が相手DFのミスパスをカット。GKが前に出ていたのを見逃さずシュートを放ち、4点目をマーク。法大の20番・佐藤は、これでこの試合3点目となり、ハットトリックを達成した。残留に望みをつなぎたい中大は90+3分、法大DFのクリアミスを22番・鈴木翔太が拾い、36番・坂本康汰にパス。これを36番・坂本がダイレクトで合わせ1点を返すも、反撃はここまで。試合は4-3で終了し、法大が7試合ぶりのリーグ復帰戦を勝利で飾った。一方、敗れた中大は3年振りの2部リーグ降格が確定。最後まで粘り強く戦ったが、ついに降格圏を脱することはできなかった。


明治大学 対 立正大学 @AGFフィールド


 2連覇に向けて前節の負けを取り戻したい明治大学(勝点37、暫定2位)と今節勝利して悪い流れから抜けだしたい立正大学(勝点21、暫定9位)の一戦。

 開始早々から素早いプレスを仕掛けて押し込む明大に対し、立正大は11番・田中宏武にボールを集め、左サイドから明大の最終ラインを崩しにかかる。両チーム、立ち上がりから激しい主導権争いを繰り広げていたが、徐々に明大が主導権を握り始める。明大は10番・小柏剛と11番・佐藤凌我の2トップが、機動力を生かした前線からの守備、素早い攻撃で立正大ゴールを脅かす。しかし両チーム一歩も引かず、0-0のまま前半が終了した。

 後半も前半同様、明大が勢いのある攻撃を仕掛ける。立正大はそれをギリギリのところで食い止め、カウンターを仕掛ける展開に。試合が動いたのは61分。明大のコーナーキック時に、立正大DFが明大選手のユニフォームを掴んでしまう。このファウルで明大はペナルティーキックを獲得。キッカーは途中出場の18番・杉浦文哉。このチャンスを冷静に決め、明大が先制する。その後は立正大が素早いカウンターからチャンスを作るが、なかなか決め切ることができない。結局、その後スコアは動かず1-0で試合終了。勝点3を積み上げた明大が、前日の試合で引き分けた首位・早稲田大学との勝点差を1に縮めた。



 次節の第21節は、天皇杯の影響で12月9日(水)17:30から早稲田大学と筑波大学の一戦が先立って行われる。12月12日(土)には、流通経済大学龍ケ崎フィールドで13:30から順天堂大学と立正大学が対戦。また、AGFフィールドにて11:00から桐蔭横浜大学と中央大学、13:30から明治大学と駒澤大学が対戦。さらに、慶應義塾大学と専修大学、国士舘大学と法政大学がそれぞれ激突する。

 今節は『第71回早慶サッカー定期戦-早慶クラシコ-』がリーグ戦の中で定期戦として行われた。伝統ある一戦は五分五分の戦いの末、ドローという結果に。開幕前、「去年の勝点56を上回る数字を残したい」と話していた明大は、残り4試合を残し現在の勝点は40。目標に達することはできなくなったが、1部リーグ優勝、連覇に向けて残りの試合をどのように戦うのか。"王者"の戦いが注目される。一方、下位グループでは、スタートダッシュに苦しんだ専大が、リーグ戦終盤で勝点を積み上げている。ここ3試合の戦績は2勝1分と勝ち越し。わずかに可能性が残る1部リーグ残留に向け、残り試合全勝を期する。最下位に沈む中大は法大との乱打戦の末、敗戦を喫して2部リーグへの降格が決定した。

 新型コロナウイルスの影響により、開幕が遅れ、さらにリーグ戦途中で試合が延期になるなど、例年とは大きく異なる大会になった本リーグ戦。だが残りわずか2節となり、王者決定も見えてきた。優勝の可能性があるのは5位の駒大までと延期試合を多く残している法大の6チーム。早大が2年振りに王者に返り咲くのか、明大が連覇を成し遂げるのか。それとも3位以下のチームが下剋上を成し遂げるのか。優勝争い、そして全国大会出場を懸けた戦いから目が離せない。

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