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JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦・1部第14節マッチレポート

2021/11/17


 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第14節は、11月13日(土)に延期分の1試合がリモートマッチで行われた。


法政大学 対 早稲田大学


 リーグ最終戦を有終の美で飾りたい法政大学(勝点32・暫定4位)と、インカレ出場権獲得のためには勝利が絶対条件となる早稲田大学(勝点27・暫定9位)の一戦。

 試合は、立ち上がりから法大が細かいパス回しで攻撃を仕掛けて主導権を握る。15分、法大は24番・中川敦瑛が中盤でボールを受け、長い距離をドリブルで突破。ペナルティーエリア内から右足を振り抜くが、早大のGK1番・ヒル袈依廉の好セーブに阻まれる。前半が終わろうとしていた45分、左サイドを駆け上がった6番・松井蓮之の折り返しに20番・佐藤大樹が合わせる。すると、そのボールが相手DFのハンドを誘い、法大がペナルティーキックを獲得。しかし、20番・佐藤が放ったボールは右ポストに弾かれ、まさかのペナルティーキック失敗。前半は法大が主導権を握る時間帯が長く続いたものの、0-0のスコアレスで試合を折り返した。

 前半に攻め手を欠いた早大は、後半の早い時間帯から複数の交代カードを切るなどして流れを変えようとする。63分、早大は途中出場の8番・丹羽匠のロングボールに、こちらも途中出場の28番・駒沢直哉が抜け出して左足を振り抜く。だが、シュートは惜しくも枠を外れてゴールならず。それでも次第に試合の主導権は早大へ。すると80分、ついにスコアが動く。早大は6番・大西翔也が左サイドを駆け上がってクロスを上げると、それに途中出場の19番・安斎颯馬が左足で合わせて値千金の先制ゴール。その後は、4番・小倉陽太や5番・鈴木俊也を中心に堅い守備で相手の攻撃を封じ、0-1で試合は終了。

 交代出場選手の活躍で、早大が3試合ぶりの勝利を掴んだ。この結果、早大は9位から5位に大きくジャンプアップ。大逆転でインカレ出場権を手にした。一方の法大は、勝点を積み上げることができず、4位でリーグ戦を終えることに。両チームは、12月8日(水)から開幕する『MCCスポーツpresents 2021年度 第70回 全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)』において、関東地区代表として日本一を目指して戦う。



 『JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第14節は、9月22日(水)に延期分の3試合がリモートマッチで行われた。


順天堂大学 対 拓殖大学


 上位進出に向け連勝を目指す順天堂大学(勝点22・暫定5位) と、1部リーグ残留のために勝利を掴みたい拓殖大学(勝点11・暫定12位)の一戦。

 試合は立ち上がりに動いた。拓大は6分、14番・小林歩夢が中盤でボールを拾って縦パスを入れると、それを受けた10番・田中幸大がペナルティエリア内をドリブルで縦に仕掛ける。相手DFのスライディングをかわしてゴール前へクロスを上げると、28番・日野翔太が右足でダイレクトシュート。これがゴールに突き刺さり、拓大が先制点を挙げる。対する順大は、思うような攻撃ができず、26分には19番・林勇太朗に代えて18番・長谷川悠人を投入。試合の流れを変えようと試みる。すると34分、7番・樋口堅大が中盤で前を向き、ペナルティエリアまで侵入。ボールを受けた10番・小林里駆がドリブル突破から左足でシュートを放つが、拓大GK、12番・高麗稜太がファインセーブ。その後も拓大が堅守を見せて順大にゴールを許さず、1点リードのまま前半を終える。

 後半、拓大はコーナーキックなどからチャンスを作るが、3番・山﨑大地、8番・赤澤蓮を中心とした順大の守備を崩すことができない。一方、順大はボールを繋ぎながら、25番・清水勇貴、10番・小林、6番・白井海斗を中心にゴールに迫るが、なかなかシュートまで持ち込めない。拓大は、試合終了まで5番・岸本駿朔、4番・山下諒時を中心とする粘り強い守備で1点を守り切り、タイムアップ。

 1-0で拓大が後期リーグ2勝目を収め、最下位を脱出。順大は上位進出のチャンスを逃す痛恨の敗戦となった。




明治大学 対 国士舘大学


 法政大学と勝点で並び、首位奪還を狙う明治大学(勝点26・暫定2位)と、直近の試合では終了間際の失点で敗戦。悪い流れを払拭したい国士舘大学(勝点15・暫定10位)の一戦。

 立ち上がりは、国士大が試合を優勢に進めた。国士大は10番・棚橋尭士のドリブル突破から明大ゴールに迫ると、26分には14番・布施谷翔のスルーパスに抜け出したてゴール前にクロスを上げる。ゴール前に走り込んできた19番・布方叶夢が、それをダイレクトでゴールに流し込み、国士大が先制する。国士大は続く35分、明大のGK、1番・青嶋佑弥のパスを10番・棚橋がカット。そのまま無人のゴールに右足で流し込んで追加点。2-0とリードを広げた。前半のうちにまさかの2失点を喫した明大だが、すぐさま反撃を開始。2番・岡庭愁人の鋭いクロスや16番・佐藤恵允のドリブルから国士大ゴールへと迫る。すると前半アディショナルタイムの45+2分、明大は右サイドから2番・岡庭がゴール前クロスを入れる。これに走り込んできた11番・藤原悠汰がヘディングで合わせて1-2に。明大が前半終了間際に1点を返して前半を終えた。

 後半は1点を追う明大のペースで進んだ。スコアが動いたのは開始早々の47分。明大は自陣左サイドからのロングスローに16番・佐藤が抜け出し、力強いドリブル突破で相手DFを剥がす。ゴール前にクロスを上げると、またもや11番・藤原がダイレクトで流し込み、明大が同点に追いついた。国士大も、カウンターから幾度となく相手ゴールへと迫るが、明大の粘り強い守備に阻まれてゴールならず。試合が決したのは83分。明大は31番・中村草太がドリブルで右サイドを突破。バイタルエリア中央にボールを入れると、11番・藤原は混戦の中から右足を振り抜き、ゴール左隅へとシュートを突き刺す。11番・藤原のハットトリックとなる3点目で、ついに明大が逆転に成功する。

 明大は0-2から11番・藤原の大車輪の活躍で、劇的な逆転勝利。勝点を29に伸ばし、ついに第11節以来となる首位の座に復帰した。


筑波大学 対 立正大学


 上位争いに食い込むためにも負けられない筑波大学(勝点19・暫定7位)と、降格圏脱出に向けて2連勝を狙う立正大学(勝点17・暫定9位)との一戦。

立正大は立ち上がりからボールを前線に集め、相手の背後を狙い主導権を掴む。筑波大は、立正大の前線からの激しいプレッシャーに対してなかなか思いどおりのゲーム運びができない。試合を優勢にすすめる立正大は21分、24番・榊原杏太のフリーキックから4番・孫大河が頭で合わせるが、こちらは惜しくも枠を捉えることができない。両チーム初となったこのシュートを皮切りに、試合はようやく動き出す。その直後には、筑波大の15番・角昴志郎がサイドを抜け出してドリブルで仕掛けるが、立正大の堅い守備を崩すことができない。少しずつリズムを取り戻し、ボールを保持する時間帯を増やした筑波大だったが、前半は一進一退の攻防のまま、0-0で試合を折り返した。

 後半立ち上がりも、立正大は前半同様に前線からのプレッシャーを掛けるが、筑波大もそれにしっかりと対応。相手陣地でボールを握りながら、楔への鋭いパスを通し始める。だが最後のシュートまではなかなか持ち込むことができない。それでも筑波大は56分、相手のプレスを剥がすと、ペナルティーエリア付近でボールを受けた14番・山原怜音が強烈なミドルシュート。しかしこれはバーを直撃し、惜しくも先制点とはならなかった。一方、我慢の展開が続いていた立正大だったが、ワンチャンスをものにすることに成功する。71分、7番・田中宏武のヒールパスを受けた18番・青島太一が、ペナルティーエリア外から鮮やかなミドルシュートをゴール左隅に決め、スコアを0-1と動かす。筑波大も焦ることなく、自分たちのスタイルであるビルドアップから反撃を試みるが、最後まで集中を切らさなかった立正大の堅い守備を崩せず、試合は0-1で立正大が勝利を収めた。

 立正大は、中2日という過酷な日程ながら2連勝を収めて7位に浮上。1部リーグ残留に向けて大きな前進となった。対する筑波大は、上位進出のためには絶対に落とせない一戦を落とし、8位に後退。なかなか勝ちきれない試合が続く。



 『JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』第14節は、9月8日(水)に延期分1試合が行われた。


桐蔭横浜大学 対 慶應義塾大学


 活動再開後の初戦となる順大戦で勝利を飾り、連勝を狙いたい桐蔭横浜大学(勝点16・暫定8位)と、降格圏脱出に向けて勝点を積み上げたい慶應義塾大学(勝点11・暫定12位)の一戦。

 試合は、桐蔭大が積極的に攻める展開でスタートした。しかし、先制点を決めたのは慶大。慶大は10分にフリーキックを獲得すると、キッカーの7番・山本献が右サイドから浮き球を入れる。一度は桐蔭大がクリアするものの、そのこぼれ球を拾った10番・松本雄太が右足を振り抜き、ゴール右上にシュートを突き刺した。しかし桐蔭大も30分に決定機。8番・圓道将良の右コーナーキックは、一度クリアされるものの26番・笠井佳祐が拾いワンタッチでつなぐ。最後は12番・羽田一平が左足で逆サイドネットに突き刺して1-1に。慶大と同じく、セットプレーの流れから桐蔭大が同点に追いついた。その後も球際の激しい展開が続くが、なかなかボールを落ち着かせらず1-1で前半を終えた。

 ハーフタイムに桐蔭大は1枚、慶大は3枚の交代カードを切り、ともに試合の流れを呼び込もうとする。後半も両チーム数多くのチャンスをつくるが、ゴールネットを揺らすまでにはいたらない。桐蔭大は86分、左サイドハーフに入った、途中出場の14番・水野颯太がカウンターの流れから左足を振り抜くが、シュートは惜しくもバーを直撃。対する慶大も90分、7番・山本がゴール前の混戦からシュートを放つが、わずかゴール左外。互いに試合終盤のビッグチャンスを決めきれず、1-1でタイムアップ。両チーム合計26本のシュートが放たれた試合は、追加点が遠く1-1ドローで勝点1を分け合う結果となった。





 『JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦【後期】』1部リーグ第14節は、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となった5試合を除く1試合が、8月15日(日)に行われた。


駒澤大学 対 流通経済大学


 首位に返り咲くためにも勝点を落とせない駒澤大学(勝点22・暫定3位)と、上位を目指しさらなる連勝を狙う流通経済大学(勝点19・暫定4位)の一戦。

 試合が動いたのは、序盤の11分だった。駒大は7番・荒木駿太がペナルティーエリア内で相手のクリアボールを拾うと、鮮やかな切り返しからニアサイドを打ち抜き、先制点を挙げる。幸先のよく立ち上がりに先制した駒大だったが、34分には裏に抜け出した流経大の選手を、34番・鷹啄トラビスが倒してしまう。このプレーが得点機会阻止となり、34番・鷹啄は一発退場に。駒大は前半の残り約10分と後半すべてを10人で戦うこととなった。すると、数的有利となった流経大がすぐさま主導権を握ったが、ゴールには結びつかないまま前半は終了した。

 数的不利な状況で後半を迎えた駒大だったが、持ち前の運動量を活かし、ひとり少ないことを感じさせない好ゲームを展開。試合は一進一退の攻防戦となったが、63分、ついに流経大が動く。6番・安居海渡の左サイドからのクロスに、12番・家泉怜依が頭で合わせて流経大が同点に追いつく。さらに78分、ペナルティーエリア内でパスを受けた7番・菊地泰智が、ターンから左足でファーサイドへ流し込み、流経大が逆転に成功する。試合はそのままアディショナルタイムに突入。1-2で試合終了かと思われたが、90+3分に最後のドラマが待っていた。流経大がペナルティーエリア内でのハンドをおかし、駒大がペナルティーキックを獲得。これを後半途中出場の10番・土信田悠生がきっちりと沈め、駒大が土壇場で同点に追いつき試合終了。

 数的不利の駒大に対して優勢となった流経大が一時は逆転に成功するも、意地を見せた駒大が土壇場で同点弾。結果、勝点1を分け合う引き分けとなった。





 次節の15節は9月11日(土)に、レモンガススタジアム平塚で早稲田大学対拓殖大学、明治大学対桐蔭横浜大学が対戦。県立保土ヶ谷公園サッカー場では、法政大学対立正大学と駒澤大学対慶應義塾大学の試合が行われる。また流通経済大学龍ケ崎フィールドでは、筑波大学対流通経済大学、順天堂大学対国士舘大学が激突する。

 3位・駒大と4位・流経大の首位を目指す一戦は、駒大が前半に退場者を出して劣勢に陥りながらも、試合終了間際の得点により引き分けに持ち込んだ。この結果、駒大は暫定ながら2位に浮上。流経大も4位と順位は変わらないものの、勝点1を積み上げたことで首位に1ゲーム差と迫った。今節は新型コロナウイルスの影響により5試合が延期となり、1試合のみの開催となったため、順位に大きな変動はないが、後期リーグも首位・法大から6位・早大の上位6チームが勝点差5でひしめき合う大混戦となっている。一方、7位以下も順大から最下位の慶大までの6チームが、勝点差5となっている。チームによって消化試合が異なるため、このあとどんな大逆転があるかわからない状況。どのチームにとっても負けられない試合が続く。
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