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JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦・2部第16節レポート

2016/10/05
 『JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦』の2部リーグ第16節は、10月1日(土)に古河市立古河サッカー場で東京農業大学対関東学院大学、神奈川大学対拓殖大学が開催。2日(日)には古河市立古河サッカー場で朝鮮大学校対明治学院大学、中央大学対東海大学の試合が、東洋大学朝霞グラウンドでは東洋大学対青山学院大学、東京国際大学対東京学芸大学戦が行われた。


◯前節4失点と大敗し、連敗は避けたい東京農業大学(勝点22・5位)と、残留のために何としてでも勝点3を取りたい関東学院大学(勝点12・11位)との一戦。

 前半は序盤から東農大が主導権を握る展開。東農大は10番・岡庭裕貴を起点に攻撃を仕掛け、幾度となくチャンスを作りだす。対する関学大は5番・里聡一郎と4番・森本大貴が的確なコーチングで強固な守備を形成し得点を許さない。得点が動かないまま一進一退の状態が続いていたが、東農大がチャンスをむかえる。35分、東農大11番・近藤康人の突破に、関学大の5番・里がペナルティーエリア内でファウルを犯し、東農大がペナルティキックのチャンスを得る。キッカーを務めるのは10番・岡庭。落ち着いて右足を振り抜いてゴールネットを揺らし、東農大が先制に成功する。
 1-0の東農大リードで迎えた後半も、東農大が積極的に攻撃を仕掛ける。東農大11番・近藤が強烈なシュートを放ち、関学大のゴールを脅かす。反撃に出たい関学大は途中出場の22番・井上翔太郎が6番・福澤峻のクロスからヘディングシュートを放つが、これは東農大の今季初スタメンのGK21番・畔上和也のファインセーブに阻まれる。その後は東農大が攻め続け、関学大は劣勢に追い込まれる。しかし後半だけで7本のシュートを放った東農大も、追加点は挙げられず、試合終了。1点を守り切った東農大が勝利を手にした。
 東農大は勝点を25に伸ばし5位をキープ。秋吉安保監督は「どちらが勝ってもおかしくないたちあがりだったが、落ち着いたゲーム運びで、ペナルティーエリアで相手にシュートを打たせなかった」と選手たちの戦いぶりを評価。「ここで連敗すると残留争い(のラインが)見えてきてしまうが、今日の勝ちで残留は現実的になったと思う」と一安心した様子だ。次に目指すのは「3年前に関東に戻ってきたときにあげた」という勝点33。「3年前のチームを超えるという意味でも、勝点33以上を獲得したい」と意気込む。
 一方、敗れた関学大は12位の明治学院大学が勝利を挙げたため、ついに最下位に転落。間近5試合勝ちなしと厳しい状況が続いている。


◯3連勝中と好調だが、昇格に向けては負けが許されない神奈川大学(勝点28・3位)と、3戦負けなし今季初の連勝で残留争いから抜け出したい拓殖大学(勝点18・8位)との一戦。

 試合は両チームともに静かな立ち上がりとなった。ピッチコンディションがあまり良くないせいか、互いにロングボールが多い展開になる。そんな中、神大はセットプレーから得点のチャンスを見出すと同時に、6番・武田将平が質の高いロングボールを前線に送るが、得点には結びつかない。対する拓大は長短のパスをつないでゴールに迫るが、こちらも神大の守備を崩すことができない。唯一のチャンスであった拓大18番・細田真也のシュートは、神大GKの12番・仲谷幸祐の好セーブで得点には至らない。 後半、神大は26番・吉田蓮と23番・河村英侑を中心に攻め、攻守の切り替えを早くして、次第に試合のペースを握り始める。すると、61分に神大にチャンスが訪れる。神大は相手のゴール前24メートルの位置でフリーキックを獲得。キッカーは6番・武田。ワンフェイクいれてから助走を開始すると、コースとスピード共に完璧なシュートがゴールに決まり、神大が先制に成功する。リードを許した拓大は、スーパーサブの15番・柴田隼人を投入し反撃に出ると、76分には絶好のチャンスを迎える。ゴール前で9番・小野瀬恵亮がドリブルで仕掛け、左足でシュートを放つもこれは惜しくも枠外に。
 試合はそのまま終了し、1点を守り切った神大が昇格に向けて貴重な勝点3を手に入れた。「今日の試合はひとつのヤマだった」と言うのは神大の長谷川大監督。「上位と並ぶ得点数の拓大に失点しなかったことがもっとも評価できる点」としたうえで、得意のセットプレーで挙げた1点を守りきるなど、まさに「ウチの真骨頂」というべき勝利だった。次節の対戦相手は降格争いに苦しむ朝鮮大学校だが「相手がどこであれ、チャレンジする気持ちが大切。チャレンジする気持ちが、自分たちのアグレッシブさを引き出してくれる」。
 一方、破れた拓大は痛い敗戦となり、残留争いから抜け出せなかった。


○後期リーグがスタートして以来4連敗中の朝鮮大学校(勝点14・10位)と、依然として最下位ではあるものの、後期は上位チームとの対戦を含む4戦で2勝し、最下位脱出を目指す明治学院大学(勝点10・12位)との一戦。

 前半は両チーム互いに様子を見ながら慎重にゴールチャンスをうかがう展開となった。朝鮮大は中盤で細かくパスを繋ぎながら、10番・金成純と16番・梁碵柱の両サイドハーフを起点としたサイド攻撃でチャンスを作る。一方の明学大は10番・行武大希と20番・黒石川瑛の1年生2トップをターゲットにしたディフェンスラインからの正確なロングキックを起点とし、朝鮮大ゴールを脅かす。先にチャンスをものにしたのは明学大。24分、朝鮮大のクリアボールを10番・行武がカットし、ドリブルで持ち込むと、そのままゴールに流し込んで明学大が先制する。
 エンドが替わった後半、1点ビハインドの朝鮮大は大型FWの11番・韓勇太を投入すると、徐々に前線でボールがおさまるようになる。同点ゴールを狙う体制が整い始めた朝鮮大だったが、明学大の組織的なディフェンスやセカンドボールへの素早い反応にことごとく攻撃を阻まれ、なかなかゴールに結びつけられない。明学大はその盤石な守備が功を奏し、74分、高い位置で28番・土屋真輝が相手のクリアボールをカットすると、中央でパスを受けた11番・鳥谷部嵩也がドリブルからシュートを放ち、追加点。試合を通してはっきりとした戦い方を貫き、高い位置での攻防を続けた明学大が0-2とリードを広げ、そのまま試合は終了した。
 この敗戦で朝鮮大は後期リーグ4得点17失点の5連敗。順位は変わらないものの、残留争いが現実的となった。一方、勝点3を得た明学大は順位を一つ上げて最下位を脱出した。次節はそれぞれが、今節ロースコアのゲームを制した2チームと対戦する。3位の神奈川大学と対戦する朝鮮大は勝点を得て下位の猛追を振り切ることができるか。明学大は5位の東京農業大学との対戦。連勝して一気に降格圏から脱出したいところだ。


○首位の東京国際大学を勝点差2で追いかける中央大学(勝点32・2位)と、前節でその東国大に大量失点を許した東海大学(勝点19・7位)との一戦。

 中大のキックオフで始まった試合は、前半から中大がボールを保持し、東海大ゴールを脅かし続ける構図となった。中大はセンターフォワードの9番・矢島輝一のポストプレーから11番・翁長聖、7番・寺村介、10番・古橋匡梧ら攻撃陣が突破を図るが、なかなか大きなチャンスに繋げることができない。一方自陣での守備を強いられる東海大も、ボールを奪取すると10番・田村翼を中心に素早いカウンター攻撃を仕掛けるが、前半の45分間で放ったシュートは2本にとどまった。
 後半56分、中大7番・寺村の左コーナーキックに25番・上島拓巳が頭で合わせて中大がついに先制する。1点を追いかける東海大は攻勢に出たいところだったが、なかなかシュートまで持っていけずに苦戦。このまま中大が逃げ切るかと思われ始めた81分、東海大の6番・小野能寛が頭でそらしたボールに反応した11番・諸星匠が、中大DFの裏に抜け出し、冷静にゴールに流し込み東海大が同点に追いつく。勢いに乗った東海大はさらに86分、6番・小野からのパスを10番・田村が再び相手DFの裏に抜け出して受け、落ち着いて右足で決め逆転弾。試合は東海大の劇的な逆転勝利で幕を閉じた。
 目の前で勝点を逃した中大。首位・東国大との勝点差は5に広がり、今節勝利を収めた3位・神奈川大学、4位・東洋大学との勝点差は1ずつに縮まるなど、昇格に向けて厳しい状況になった。中大は次節、6位・青山学院大と対戦。東国大の独走態勢を止めるとともに、3位以下との差を広げたいところ。一方、今節の勝利で順位を一つ上げた東海大は次節9位の東京学芸大学との対戦。このまま連勝して勢いに乗ることができるか。


○1部昇格ためにはこれ以上負けられない東洋大学(勝点27・4位)と、2試合負けなしで勢いに乗りたい青山学院大学(勝点20・6位)との一戦。

 ホームグラウンドで集中応援を開催した東洋大には多くの観客が集まり、勝利へ期待のかかる試合となった。立ち上がりに主導権を握ったのも、その東洋大だった。高い位置でボールを回しながらチャンスをうかがうと前半の13分、13番・高橋宏季の右からのコーナーキックに3番・徳市寛人が走り込む。3番・徳市が頭で合わせたボールは、青学大GK21番・北原慶太の手の届かないゴールマウスの隅へ。3番・徳市の2試合連続、今季3点目となるゴールが豪快にネットへと突き刺さり、ホームの東洋大が先制点を挙げる。
 しかし後半からは一転して青学大が流れを引き寄せる。青学大は7番・山田武典、14番・小泉佳穂の素早いパス回しと28番・加倉井康太の果敢な攻撃参加で東洋大ゴールを脅かす。71分にはその28番・加倉井から縦パスを受けた10番・伊藤光輝が華麗なターンで前を向くと、そのままシュート。しかしボールはクロスバーを直撃するなど、惜しい場面が続く。このまま試合終了かと思われた90+4分、東洋大2年生のボランチが大仕事をする。高い位置でボールを奪った13番・高橋は、ドリブルでゴール前へとボールを運ぶ。そのままキーパーと1対1からを落ち着いて流し込むと追加点を挙げる。1年時から試合に出場し続けてきた13番・高橋だが、これが自身にとっても嬉しいリーグ戦初ゴールとなった。その直後に試合終了のホイッスルが鳴り、2-0で東洋大が勝利を収めた。
 東洋大は怪我で10番のエース、仙頭啓矢といった主力選手を欠く中で迎えた試合だったが、終わってみれば2-0と完勝。次戦の拓殖大学戦でも勝利し、後期初の連勝で昇格争いに弾みをつけたい。一方の青学大は、後半は自分たちのペースで試合を運べていただけに、そこで点を決めきれなかったことが悔やまれる。次節の中央大学戦は上位校相手だが、勝点を積み重ね、加熱する残留争いから完全に脱出したいところだ。


○勝利を収め首位をキープしたい東京国際大学(勝点34・1位)と、敗戦が続く中、どうしても勝点がほしい東京学芸大学(勝点16・9位)との一戦。

 後期リーグ未だ負けなしの東国大と、降格争いに巻き込まれつつある東学大、どちらにとっても落とせない大事な試合。序盤にチャンスを得たのは東国大だった。前半15分、右サイドから9番・町田ブライトがクロスを上げると、11番・進昂平が頭で合わせる。ボールは一度ゴールネットを揺らしたものの、これはファールの判定で惜しくもノーゴール。しかしその4分後の19分、同じく右サイドの13番・浅利航大からパスを受けた4番・古川雅人がダイレクトでグラウンダーのボールをゴール前に送る。そのボールを、走り込んできた9番・町田が押し込み先制点を挙げる。累積警告で前節の東海大学戦を欠場した町田が今季13点目を挙げ、得点ランキングトップを堅守。その後も9番・町田を中心とした層の厚い攻撃を仕掛ける東国大に、東学大は防戦一方の展開が続く。前半は1-0で東国大がリードして折り返す。
 後半に入ると東学大は54分に19番・山中海斗に代え9番・増田侑也、72分に21番・高橋滉也に代え11番・岸寛太と、前線の選手を送り込み同点弾を狙うが、スコアは動かない。試合終盤の82分、東学大はさらに5番・吉田一彦に代え2番・原山海里を投入、パワープレーを敢行するも、チャンスを決めきれずにそのままタイムアップ。1-0で東国大が勝利を収めた。
 東国大は第8節の東洋大学戦を1-2で落として以来、8試合連続で負けなしと好調を維持。このまま首位をキープして、2部リーグ優勝・1部リーグ昇格を手にすることができるのか、期待がかかる。一方の東学大は悪い流れを断ち切ることができずに3連敗。次戦の東海大には前期に勝利しているだけあって、後期も勝利を収め、一刻も早く残留争いから抜け出したいものだ。


 次節第17節は10月8日(土)に拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場で東京農業大学対明治大学、東洋大学対拓殖大学が対戦。10月9日(日)には古河市立古河サッカー場で東海大学対東京学芸大学、東京国際大学対関東学院大学の試合が、青山学院大学緑ヶ丘グランドで神奈川大学対朝鮮大学校、中央大学対青山学院大学の試合が行われる。
 2位中大の敗戦により東国大の首位独走が進む。2位から4位は勝点差1で続いており1部昇格となる2位争いは熾烈だ。一方、残留争いは明学大が最下位を脱出。12位の関学大との勝点差はわずか1だが、下位チームの勝点はさほど差がない状況だけに、まだまだ順位の変動はありそうだ。後期リーグも折り返し地点。2部残留に向け厳しい戦いが続く。

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