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JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦・1部第16節レポート

2016/10/05
『JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第16節は、10月1日(土)に千葉県総合スポーツセンター東総運動場で順天堂大学対専修大学、明治大学対流通経済大学が行われた。2日(日)には同じく千葉県総合スポーツセンター東総運動場で慶應義塾大学対駒澤大学、筑波大学対早稲田大学。国士舘大学町田キャンパスサッカー場にて桐蔭横浜大学対国士舘大学、法政大学対日本体育大学が行われた。



○4連敗と勝利から遠ざかっている順天堂大学(勝点17・8位)と、残留に向け勝ちにこだわりたい専修大学(勝点15・11位)との一戦。

 後期はいまだ勝ちのない両チームの対戦。どちらも残留に向けて勝点3がほしいところ。
 前半序盤から専大がチャンスを作るも、順大GK1番・佐久間幸一の好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことはできない。対する順大も11番・米田隼也、17番・旗手怜央を中心に、専大ゴールを脅かす決めきることができない。
 互いに惜しいシュートはあったものの、前半は0-0で折り返した両チームだが、後半は開始早々試合が動く。まず47分に17番・旗手の放ったシュートが専大DFの手に当たり、順大がペナルティキックを獲得。チャンスを作った17番・旗手が自らキッカーを志願。これを右足で落ち着いて決め、順大が待望の先制点を挙げる。その直後の48分、14番・杉田真彦のボールを受けた18番・浮田健誠が追加点。1年生コンビが得点を決めて波に乗る順大は53分、専大DFが中途半端な処理をしたこぼれ球を11番・米田が拾い、右足で冷静にシュート。11番・米田の2試合連続ゴールが決まり、順大が3-0と立て続けに得点を重ね、専大を突き放す。その後専大は14番・岡本勇輝と24番・中杉雄貴のワンツーを止めようとした順大DFからペナルティキックを獲得するも、24番・中杉の蹴ったボールは惜しくもクロスバーの上。試合終了間際には、11番・佐藤遵樹の左サイドからのクロスに24番・中杉が頭で合わせるが、またしてもGK1番・佐久間がファインセーブ。専大は決定機ものにできず、試合は3-0で終了した。
 順大は遅まきながら後期初勝利を挙げ、勝点を20に伸ばした。対する専大はこの試合の敗戦と、国士舘大学の勝利により最下位へ。残留に向けて痛い敗戦となった。


○リーグ戦8連勝の勢いと首位の余裕をみせる明治大学(勝点36・1位)と、前期リーグで唯一明治大学から勝利を挙げている流通経済大学(勝点16・10位)との一戦。

 前半は、立ち上がりから両チーム縦に早い展開を繰り広げた。激しい球際での攻防が続き、互いに決定機を作らせず前半を0-0で折り返す。
 後半に入り、流経大がシンプルな攻撃で押し込む時間帯が増えていく中、66分に試合が動く。明大GKのパスミスを見逃さなかった流経大20番・新垣貴之が、奪ったボールを右足で冷静に決め、首位明大を相手に先制点を挙げる。攻めあぐねる明大は77分に11番・岩田拓也に代えて24番・富田光を投入。流れを引き寄せていく。そして89分、右サイドを突破した18番・櫻井敬基のクロスは、一度は相手DFにクリアされるも、最後は6番・柴戸海が押し込んで同点に追いつく。このまま1-1の引き分けかと思われたが、一気に流れをつかんだ明大は試合終了間際の90+3分、粘り強くルーズボールを拾った8番・道渕諒平がドリブルから決定的なクロスをあげる。これを24番・富田が確実に決め、逆転に成功。2-1で首位明大が劇的な逆転勝利をつかんだ。
 この勝利で明大はリーグ戦の連勝を9に伸ばし、首位を堅守。一方の流経大は、順位は10位と変わらないものの、12位専修大学との勝点差はわずか1。厳しい降格争いが続くこととなった。


◯前節の専修大学戦は惜しくも引き分け、なかなか勝ちきれない慶應義塾大学(勝点22・5位)と、勝って残留争い組から抜け出し、下位と差をつけたい駒澤大学(勝点18・7位)の一戦。

 大量得点となったこの試合は、前半から駒大が押し込みチャンスを作り続けた。まずは前半22分、駒大18番・中原輝がクロス気味のシュートを打つと、それがそのままゴールへと吸い込まれ、駒大が先制点を得る。前半はその後も、駒大がボールを持ちゲームを支配しながら攻め続けた。
 後半開始後も駒大が攻め続ける。47分、右サイドをドリブルで運んだ17番・大村英哉から、10番・吉岡雅和へグラウンダーのパス。これを10番・吉岡がしっかりと決めて追加点。ここから10番・吉岡の怒涛の勢いを見せた。その2分後の49分には16番・大塲淳矢が相手ボールをカットするとそのまま右サイドにいた10番・吉岡へ。これを左足でシュートすると、0-3と慶大を突き放すゴールを決める。さらに64分、ゴール前での9番・大谷真史のキープから10番・吉岡がシュートを放ち0-4に。駒大の10番・吉岡がハットトリックを達成し、9得点で一気に得点ランキングトップタイに躍り出た。
 無得点で負けるわけにはいかない慶大は、ここからセットプレーを活かして巻き返しを図る。80分に直接フリーキックのチャンス得ると、慶大23番・近藤貫太からのボールに2番・豊川功治が頭で合わせて、慶大が1点を返す。後半アディショナルタイムの90+2分には、再び23番・近藤のコーナーキックからのボールを7番・渡辺夏彦が繋ぎ、最後は5番・望月大知がゴール。慶大は2点目を返したが、反撃はここまで。結局2-4と駒大の大量得点に追い付けず、試合は終了した。
 前節に続き連勝となった駒大は勝点を21にのばし、5位慶大まで勝点差1の6位に浮上。降格圏からも頭ひとつ抜け出し、インカレ出場につながる大きな勝点3となった。対する慶大は順位こそ変わらないものの、足踏み状態に。優勝は難しい状況だが、インカレ出場権を確実にするためにも、次節はしっかりと勝点3を積み重ねたい。



◯後期に入り思うように勝点をのばせない筑波大学(勝点23・4位)と、前節は首位明治大学に惜敗し、これ以上は上位相手に負けられない早稲田大学(勝点20・6位)の一戦。

 試合は、前半開始直後から、早大が前線からプレスをかけてペースを掴んだ。しかし徐々に筑波大がボールを支配する時間が長くなると42分、筑波大の15番・長澤皓祐が右サイドからクロスを上げ、それを受けた16番・戸嶋祥郎がそのままシュート。一度は相手DFにカットされるが、再度16番・戸嶋が拾い、右足でシュートを放ちゴールを決める。
 後半に入ると、1点を追う立場の早大は両サイドの7番・相馬勇紀、8番・秋山陽介を起点にサイド攻撃で筑波大ゴールへ迫る。すると74分、左サイドを崩した早大12番・木下諒が得意のクロスを逆サイドに流すと、7番・相馬がこれを拾ってゴール前まで運ぶと、そのままシュート。早大同点に追いつく。しかし筑波大も88分、途中出場の20番・三笘薫がゴール前に抜け出してシュートを放つ。相手GKの弾いたこぼれ球につめていた11番・中野誠也が、これを落ち着いてゴールを決め、これが勝ち越し点に。
 同点のまま終了かと思われた一戦は、早大の攻撃に苦しみながらも粘り強く追加点を挙げた筑波大が2-1で制し、勝点3を手にした。筑波大は前節の敗戦を払拭する勝利で4位をキープ。次節には好調・駒澤大学との試合を控えているだけに、この勝利は大きい。早大はこの敗戦で順位をふたつ下げ、8位に後退。降格争いに巻き込まれないためにも、そろそろ勝点3がほしいところだ。


○後期未だ勝利がなく、浮上のきっかけをつかみたい桐蔭横浜大学(勝点17・9位)と、今季リーグ初の連勝を目指す国士舘大学(勝点13・12位)との一戦。

 国士舘大学町田キャンパスサッカー場で行われたこの一戦は、立ち上がりから、ホームの国士大が主導権を握った。国士大はエースの10番・松本孝平をターゲットに縦に速いサッカーを展開。しかしチャンスはつくるもののゴールは遠く、前半は26番・近藤大貴のシュート2本に抑えられた。対する桐蔭大は、主導権を握られながらもGKの1番・田中雄大を中心にゴールを守るが、攻撃ではシュート1本と、チャンスらしいチャンスを作れず前半を折り返す。
後半に入り、国士大がやや優位に試合を進め始めるとついに試合が動く。61分、右サイドから20番・本間達耶がクロスを上げると、ニアに飛び込んだ国士大の選手に釣られて空いたスペースに23番・信末悠汰が飛び込む。23番・信末のシュートは一度は防がれるが、こぼれ球を再度押し込みゴール。得点後には得点者の23番・信末は足を攣らせるなど、ギリギリの状態で得たゴールで国士大が先制する。反撃に出たい桐蔭大は、9番・今関耕平を投入して流れを変えようと試みるが、なかなかシュートまで持っていくことはできない。試合終了間際、桐蔭大は27番・イサカ・ゼインがシュートを放つが、ネットを揺らすことはできず。1点を守り切った国士大が勝ち点3を積み上げた。
 これで国士大は今季初の連勝。順位をひとつあげて、最下位を脱出した。「ギリギリだったが、今のウチの状況を考えれば宝物を拾ったようなもの」と言うのは国士大・細田三ニ監督。この試合ではボランチの19番・諸岡裕人が累積警告で出場停止。それでも「前のように簡単に失点はしなくなった」。「次に勝って3連勝すれば、(残留争いの)プレッシャーからもある程度逃れられる。練習でも非常に集中しているので、大丈夫だと思う」との手応えが、次節の慶大戦でどう活きるか。
 一方惜敗を喫した桐蔭大は、降格圏内との勝点差は1。厳しい状況が続くが、桐蔭大は今年の夏に行われた「アミノバイタル」カップで優勝。8月に行われた総理大臣杯では、ベスト4に進出するなど実力は充分。本来の実力を取り戻し、一刻も早く勝利が欲しいところだ。



○首位明治大学との勝点差は9、逆転優勝には勝ち続けることがマストである法政大学(勝点27・2位)と、後期負けなしと好調をキープする日本体育大学(勝点24・3位)との一戦。

 法大は、1年生ボランチの28番・下澤悠太が積極的にボールを動かしながら、試合をコントロール。対する日体大は、左サイドに位置する10番・高井和馬がインサイドのポジションをとるなど、流動的なポジションチェンジで法大DFのマークのズレを生じさせる。試合序盤からチャンスを作った両チームだが、先にネットを揺らしたのは日体大だった。37分、右サイドから24番・原田亘がアーリークロスを上げると、法大DFがニアに流れた日体大の選手に釣られる。すると、ファーに走りこんだ10番・高井がフリーに。10番・高井は落ち着いて左足を振り抜き、ゴールを決める。後期に入って4戦4発の頼れる10番がきっちり決めきり、日体大が1点リードで前半を折り返す。
 反撃に出たい法大は79分、素早いカウンターから決定的なチャンスを迎える。途中出場の13番・青柳燎汰がシュートを放つも、これは日体大GK12番・長谷川洸のファインセーブに阻まれてゴールならず。試合終了間際の89分にも、数的優位の状況から23番・黒柳駿が右足を振り抜くが、またもや日体大12番・長谷川がシュートを阻み得点ならず。結局、法大の反撃を跳ね返し、前半の1点を守り切った日体大が0-1で勝利。
 DFの5番・ンドカ・ボニフェイス、GKの12番・長谷川洸ともに「これまで失点続きだったが、前が点を取ってくれていたから勝てていた」「今日はピンチもあったが、失点をゼロに抑えられてよかった」と口々に、"失点ゼロ"の試合内容にほっとした様子。上位対決らしく、球際で激しくぶつかり合い、強い気持ち見られる白熱した試合となった。
 惜敗した法大は、2位と順位は変わらないものの、首位・明治大学との勝点差は12に広がり、逆転優勝を狙うには痛い敗戦となった。対する日体大は、今節の勝利で2位法大の勝点に並び、好調をキープ。日体大は次節、山梨中銀スタジアムで首位の明大と上位直接対決となる。好調なチーム同士の対戦なだけに、ハイレベルな戦いになることは間違いない。


 次節第17節は10月8日(土)に全6試合が行われる。山梨中銀スタジアムでは慶應義塾大学対国士舘大学、明治大学対日本体育大学の試合が開催。筑波大学第一サッカー場では順天堂大学と桐蔭横浜大学、筑波大学と駒澤大学が対戦。早稲田大学東伏見サッカー場では流通経済大学対早稲田大学、法政大学対専修大学の試合が行われる。
 上位陣が順当に勝点を得たことで、首位・明大を追いかける上位3チームが抜け出す形となった。5位以下の中位陣は勝点差1で続いており、残留争いに巻き込まれる可能性もあれば、インカレ出場へと順位を上げることも十分可能だ。今節で最下位脱出となった国士大も2連勝と波に乗っているだけに、残留争いや順位の入れ替わりともに激しくなりそうだ。

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