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JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦・1部第17節レポート

2016/10/11
 『JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦』後期リーグの折り返しとなった第17節は、10月8日(土)に全6試合が行われた。

○ここ2試合勝ちから遠ざかり、勝ち切れない慶應義塾大学(勝点22・5位)と、2連勝で最下位脱出に成功し、波に乗る国士舘大学(勝点16・11位)の一戦。

 先にペースを掴んだのは国士大だった。来季名古屋グランパスでのプレーが内定している10番・松本孝平を起点に、自慢の縦に速いサッカーを展開。慶大ゴールを狙うが、リーグ戦初出場の慶大GK1番・田野稔明が好セーブを連発。好調・国士大の攻撃を完全にシャットアウトし、慶大に流れを引き寄せる。すると前半アディショナルタイムの45+1分、慶大が国士大陣内深くまで攻め込むと、ペナルティーエリア内で国士大のファールを誘い、ペナルティーキックを獲得。これを10番・山本哲平がきっちり決めきり、先制。少ないチャンスをものにした慶大が1-0で前半を折り返す。
 反撃に出たい国士大は、後半に11番・林祥太、13番・荒木翔を投入し反撃に出るが、ネットを揺らすまでは至らない。対する慶大は、国士大10番・松本とともに来季名古屋グランパス内定の4番・宮地元貴を中心に、攻守にわたり高い集中力でプレーし続ける。慶大勝利かと思われた試合終了間際、再び試合は動く。89分、右サイドで国士大がフリーキックを獲得。ゴール前に送られた13番・荒木のクロスが混戦を導き、最後はセンターバックの15番・吉田健が頭で押し込みゴール。15番・吉田のリーグ戦初ゴールで国士大が土壇場で追いつき、1-1で試合終了。勝点1を分け合うこととなった。
 1試合を通して高い集中力を見せた慶大だったが、試合終了間際の失点で勝利を取りこぼし、これで3試合勝ちなし。6位に転落した。そんな慶大は、次節10連勝中の明治大学と対戦。優勝がかかった試合となるだけに、何としても勝利し明大の優勝を阻止したい。
 貴重な勝点1をもぎ取った国士大は、専修大学が勝利したため再び最下位に転落。しかし、残留圏内との勝点差はたったの1。加えて3試合負けなしと古豪復活の兆しが見えるだけに、残留争いの台風の目になる可能性も十分あり得る。


○9連勝と首位を独走する明治大学(勝点39・1位)と、後期負けなしで波に乗る日本体育大学(勝点27・3位)の好調なチーム同士の一戦。

 上位対決となった一戦は、優勝に向け意地と意地がぶつかり合う白熱した試合展開を見せた。先に主導権を握ったのは、後期台風の目となっている日体大。2番・高野遼と10番・高井和馬が左サイドから強烈なチャンスを演出。明大のサッカーを封じ込める。対する明大も、リーグ最少失点を誇るディフェンスで得点を許さず、徐々にリズムを取り戻していく。一進一退の展開の中、先にネットを揺らしたのは明大だった。38分、24番・富田光のドリブル突破から最後は8番・道渕諒平がネットを揺らし、明大のリードで前半を折り返す。
 優勝のためには何としても勝利が欲しい日体大は、後半反撃に出る。56分、11番・太田修介がドリブルから右足で振り抜きゴールを挙げる。貴重な同点弾を叩きこんでスコアを1-1とするが、7分後の63分、明大6番・柴戸海のラストパスに9番・土居柊太がネットを揺らし、明大が追加点。再び明大が日体大をリードする。追いつきたい日体大だったが、明大ディフェンスが追加点を守りきり試合終了。明大が2-1で日体大を下した。
 明大はこれで10連勝。2位の筑波大学との勝点差を13に伸ばし、早くも優勝へと王手をかけた。次節の慶應義塾大学に勝利、引き分け以下でも筑波大の結果次第で史上最速優勝が決定する。今季ふたつ目のタイトルは、すぐそこまできた。
惜敗を喫した日体大は4位に転落。後期初の黒星となったものの、勝点差が詰まっている現在のリーグ状況からみても下を向いている暇はない。目標のインカレ出場に向け、一戦一戦負けられない戦いが続く。


○後期リーグで未だ勝ちがなく、3連敗中の流通経済大学(10位・勝点16)と、3試合勝ちがなく2 連敗中の早稲田大学(8位・勝点20)の一戦。

 後期スタート以来思うような結果が出せず、下位に沈む両チームの試合は、土砂降りの中で始まった。前半は流経大がペースを掴み、14番・吉森恭兵を中心として敵陣でバランスの良い攻撃を仕掛け続けた。流経大は10分、ゴール前の混戦から17番・日高大が頭で押し込み、幸先良く先制すると、28分には10番・ジャーメイン良と16番・久保和己が右サイドを崩し、16番・久保のクロスに頭で合わせた5番・守田英正が追加点をあげる。一方の早大は数少ないチャンスを決めきることができずにそのまま前半を折り返した。
 雨が止んだ後半になっても流経大の勢いは止まらなかった。64分、右からのコーナーキックのこぼれ球を11番・渡邉新太がカットし、落ち着いて右足でシュートを決め、早大を突き放す。3点差をつけられた早大は攻撃陣にフレッシュな選手を投入して反撃を試みるも、決定機をものにできず、1点が遠いまま試合は終了。ここ数試合勝利から遠ざかっていた流経大が、8人の選手が合計15本のシュートを放つという攻撃のバリエーションを見せ、早大を完封する結果となった。
 今節の勝利で順位を一つ上げた流経大は、次節で3位・法政大学との対戦。比較的失点が少なく守備の強い相手だが、攻撃陣はそれを崩して再び結果を出したいところ。一方、今節の敗戦で連敗を3とした早大は、今節法大に劇的な勝利を飾った10位・専修大学と対戦する。


○優勝に望みをつなぐには勝つしかない法政大学(2位・勝点27)と、後期リーグ未だに勝利がなく最下位に沈む専修大学(12位・勝点15)の一戦。

 前半開始から素早いプレスで相手に思うようなプレーをさせない専大に対し、法大は個のスピードを活かして打開を試みる。専大は高い位置でボールを奪い何度もチャンスを作るが、決定力を欠きなかなか得点に結びつけることができない。対する法大は18番・玉田晃太郎、19番・清谷陸にボールを入れて攻撃を組み立てようとするもフィニッシュまで持っていくことができない。しかし前半終了間際に、専大8番・野田卓宏のパスを受けた7番・三沢直人が右足でシュートを決め、専大が0-1とリードして試合を折り返す。
 後半、法大は後退選手投入して流れを変えようとする。61分、法大はペナルティーエリア内で相手のハンドを誘いペナルティーキックを獲得すると4番・柳沢拓希が難なく決めて同点に追いつく。そのまま一進一退の攻防が続くが、勢いを取り戻した法大は85分、途中出場の9番・鈴木歩が7番・川崎雅哉の左サイドからのパスを右足で押し込み、逆転に成功する。負ければ降格が現実味を帯びてくる専大は必死の反撃に出る。終了間際の88分、27番・中山克広のクロスに途中出場の9番・下田悠哉が頭で合わせ、試合を再び振り出しに戻す。アディショナルタイム3分の表示が出ると、両チーム一歩も引かずにぶつかり合う姿勢を見せたが、試合を決めたのはまたしても専大の途中出場コンビだった。9番・下田からのボールに27番・中山が左足を振り抜いてゴールネットを揺らし、専大が勝ち越し点を決める。劇的な展開の試合を制した専大は勝点を18に伸ばして10位に浮上すると同時に、降格圏を脱した。下位チームに痛い敗戦を喫した法大は3位に後退する結果となった。


○前節、後期リーグ初勝利を収め、ここから勝ち点を積み重ねたい順天堂大学(勝点20・7位)と、後期未だ勝ちなしと厳しい戦いが続いている桐蔭横浜大学(勝点17・9位)との一戦。

 前半開始から両チーム拮抗した展開が続いた。しかし12分、桐蔭大9番・今関耕平が裏に抜け出しビックチャンスを迎えると、マークについていた順大19番・津島孝至が倒してしまい、一発退場となってしまう。数的優位にたった桐蔭大はボールを支配。11番・鈴木国友を起点とし猛攻を仕掛けるが、順大も豊富な運動量と体を張ったディフェンスで粘り強くこれに対応。。桐蔭大の攻撃を無得点に抑え、前半を0-0で折り返す。
 後半に入ると、激しい雨が降り始め所々にできた水たまりでボールが止まってしまうなど、非常に厳しいピッチコンディションに。両チーム思うようなプレーができなくなる中、焦りが見え馴染めたのは桐蔭大。後期に勝てていないこともあり、単調な攻撃が続くうえに攻め疲れから徐々に足が止まり始める。対する順大は、7番・名古新太郎を中心にセカンドボールを拾う回数が増え、次第に流れを引き寄せる。しかし、両チームとも決定機を作ることなく、このまま試合終了と思われた88分に試合が動いた。それまで何度となく左サイドからの突破を試みていた11番・米田隼也が起点となり、7番・名古がゴール前の17番・旗手怜央につなぐと、旗手がDFを振り切って2試合連続となる値千金のゴールを決める。これが決勝点となり、1-0で順大が勝利を収めた。
 順大は早い段階で10人となり、厳しい試合展開となったが、粘り強さを見せて2連勝。次節の筑波大学戦は2位と上位地チームだが「前期では0-5で負けた相手。今度こそ勝ちたい」(順大・11番・米田)とリベンジに燃える。一方の桐蔭大は数的有利だっただけに勝点を得る絶好のチャンスだった試合を逃す、悔しい結果に。次節の駒澤大学戦は、同じ残留争いを繰り広げるチーム同士、熱い戦いになるだろう。


○現在2位・3位との勝点差は1、勝って上位争いに踏みとどまりたい筑波大学(勝点26・4位)と、勝てばインカレ、負ければ降格に近づく駒澤大学(勝点21・6位)との一戦。

 第一試合での豪雨の影響で前半はピッチ状態の悪く、両チームボールを蹴り合う、落ち着かない試合展開となった。こうなると分があるのは高さのある駒大。6番・種岡岐将や29番・小田駿介などを中心に、前線にロングボールを多く供給して筑波大ゴールを脅かす。しかし、筑波大ディフェンス陣は、空中戦の激しい競り合いやポジション争いにも臆することなくしっかりと守り切り、前半を0-0で折り返した。
 後半に入るとピッチ状態も回復しボールがうまく走り始め、筑波大が得意のパス回しでペースを握り始めた。「ホームグラウンドなので、1時間もすれば水がはけることはわかっていた」というのは筑波大・小井土正亮監督。後半に勝負をかけるためコイントスで勝つと「ピッチ状態のいい半面を、後半にもってきた」という狙いが的中。一方の駒大は前半同様ロングボールを放り込むも、前半のようにセカンドボールを拾うことが出来ずに苦しい展開に。すると70分、筑波大は右サイドで18番・鈴木徳真が14番・会津雄生とのワンツーで抜け出してクロスを上げると、10番・北川柊斗がうまくマークを外し、ヘディングで合わせて先制する。さらに84分には途中出場の20番・三笘薫が魅せる。自陣深い位置でボールを受けると、スピードに乗ったドリブルで一人二人と相手を置き去りにし、絶妙なスルーパスを10番・北川に。これを落ち着いて流し込み追加点。スピードとテクニックで会場を沸かせた1年生ドリブラーが小井戸監督の期待に応えた。この試合2得点と結果を出した10番・北川は「ポジション争いの厳しい中、自分の攻撃のバリエーションを意識した」とコメント。得意のドリブル突破だけではなく「ヘディングとスルーパスに合わせる2点を決めれてよかったと」と成長を見せた。反撃したい駒大は、得意のセットプレーで多くのチャンスを作るも、筑波大の気迫のこもったディフェンスでゴールを阻まれる。最後は筑波大が落ち着いてゲームを支配し、2-0のまま試合は終了。
 筑波大は、後半にうまくペースを掴んでチャンスをしものにし、2位に浮上。次節の順天堂大学戦では、連勝を伸ばし3位との差を広げたい。一方の駒澤大は、終始空中戦の強さを見せるもゴールを奪うことができなかった。次節は2連敗中の早稲田大学との対決。ここでしっかりと勝利し、熾烈な残留争いから差をつけ、インカレ出場に近づきたい。


 次節第18節は、10月15日(土)に、江戸川区陸上競技場にて日本体育大学対国士舘大学、明治大学対慶應義塾大学との試合が、早稲田大学東伏見サッカー場では早稲田大学対専修大学、桐蔭横浜大学対駒澤大学が対戦。翌16日(日)には、千葉県総合スポーツセンター東総運動場にて法政大学対流通経済大学、筑波大学対順天堂大学の試合が行われる。
 ついに明治大学が優勝に王手をかけた今節。次節の慶應義塾大学戦に勝利で優勝、引き分け以下でも他校の結果次第では優勝が決定する。また優勝争いとは対照的に、熾烈さを増すのが残留争い。勝点4差に6チームがひしめく大混戦となり、一戦一戦の結果が命運を分ける熱い戦いにも目が離せない。

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