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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・1部第12節レポート

2017/09/22
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第12節は、9月16日(土)に4試合、また台風による順延で9月18日(月・祝)に2試合が行われた。


◯勝点差4で首位筑波大学を追う順天堂大学(勝点22・2位)と、3校が勝点15で並ぶ混戦の中、上位への抜け出しを狙う駒澤大学(勝点15・8位)との一戦。

 試合は立ち上がりから順大ペースで進んだ。駒大は、ボールを奪うも前線の選手が孤立し、なかなかシュートで終えることができない。しかし両チームなかなか得点を決められない中、42分に 11番・旗手怜央が右サイドを駆け上がると、中央へ走りこんだ7番・名古新太郎へとラストパスを折り返す。このボールを受けた7番・名古がGKとの1対1をかわして落ち着いて決め、順大が先制する。さらに順大は前半終了間際の45+2分、ゴール正面でフリーキックのチャンスを得ると、キッカーの7番・名古が直接ゴール右上へ決めて追加点。順大が2-0のリードで試合を折り返す。
 後半も順大が何度となくチャンスを演出。しかしゴールを決めきれず、駒大にとっては我慢の時間帯が続いた。すると82分、駒大が反撃に出る。2番・熱川徳政が右サイドからゴール前に入れたフリーキックに、4番・星キョーワァンが反応。右足で放つと、順大のクリアボールを拾った17番・深見侑生が右足で押し込み、スコアを2-1とする。このゴールで流れは駒大へと移るも、順大は湘南ベルマーレ内定の主将4番・坂圭祐を中心に粘り強い守備を見せ、追加点を許さない。スコアは動かず、2-1で試合終了。順大が逃げ切りに成功し、後期初戦を白星で飾った。
 勝利した順大は順位こそ2位と変わらないものの、首位の筑波大が法政大学に敗れたため勝点差1と首位を射程圏内にとらえた。堀池巧監督は「後期初戦で勝点3を積み上げたことが大切」と、満足顔をみせた。駒大は「過去6回戦って2回しか勝てていない」と苦手とする相手だけに喜びはひとしおだ。総理大臣杯ではまさかの初戦敗退の悔しさを味わった。「主導権を握りながらやられてしまった。けれどその悔しさの積み重ねが人を成長させる」との言葉どおり、「ひとりひとりが反省すべき点を見つめ直して」臨んだ後期初戦。後半の追加点という課題は残ったものの、次節に向けて大きな収穫となる勝利を収めた。次節は今節明治大学相手に4-1と快勝した3位・東京国際大学との直接対決。「東国大さんはボールを大切にするチームなので、我々もテンポよくボールを動かしながら、連動した守備でいい攻撃につなげていきたい」とかたった。一方の駒大は、混戦から上位浮上を狙うも痛い敗戦。次節は首位筑波大との対戦を控える。


〇前期リーグ戦を首位で終え、優勝を狙う筑波大学(勝点26・1位)と、総理大臣杯で優勝し、その勢いのまま巻き返しを図る法政大学(勝点16・5位)の一戦。

 試合序盤は一進一退の展開を見せていた両チーム。試合を先に動かしたのは法大だった。27分、筑波大のクリアボールを29番・森俊貴が頭でつないだボールを、9番・ディサロ燦シルヴァーノがバイシクルシュートで突き刺し、法大が先制する。 後半は、1点を追う筑波大が攻撃を仕掛け、多くのチャンスを作る展開に。そして59分、ついに筑波大がゴールネットを揺らす。ピッチ中央でボールを受けた途中出場の9番・三笘薫が、ドリブルで3人をかわしてペナルティーエリアまで一気に持ち込む。9番・三笘は11番・中野誠也へと浮き球気味のラストパスを送ると、これを11番・中野が押し込み筑波大が同点に追いつく。このまま逆転を狙う筑波大だったが、65分には法大が8番・紺野和也が右サイドを突破。フリーキックを獲得すると、自らがキッカーとなりゴール前へボールを蹴り入れる。これを混戦の中、4番・森岡陸が「ほとんど足の裏で合わせた」と押し込んで追加点を挙げる。その後は筑波大が猛攻を見せたものの、法大の粘り強い守備がゴールを割らせず、1点差を守り抜いて勝利した。
 「チームが自信を得るためには今日がいちばん大切な試合」とする法大・長山一也監督は「(総理大臣杯の準決勝に続いて、筑波大に)連勝することが重要。少しでも気を抜いたら0-3でやられる」とミーティングで選手に伝えたという。一時は同点に追いつかれたものの「失点したあとの対応がしっかりしていた。チームの成長を感じた」という。順位は5位と変わらないものの、3位東京国際大学との勝点差は1と、上位を射程圏内にとらえた。次節は、集中応援を実施する慶應義塾大学が相手とやりづらい相手との対戦となるが、勝点3を目指し、さらなる順位アップを目指す。
 一方、後期は黒星スタートとなった筑波大。「夏場のトレーニングマッチで失点を重ねていて、自信のなさが出てしまった」というのは小井土正亮監督。連戦が続くユニバーシアード代表組も「体のキレが悪かった」という。試合内容は「素直にあちらの力が上だった」というが、「勝たないことには自信を取り戻すことができない」と危機感を感じている様子だ。しかし、敗れたとはいえ筑波大は未だ首位をキープ。中3日で天皇杯を挟み、次節は駒澤大学と対戦。この悔しさを、次節での戦いに活かしたい。


〇前期リーグはわずか3勝と苦しい状況下にある日本体育大学(10位・勝点10)と、前期リーグで7得点しか挙げられず、降格圏に位置する慶應義塾大学(11位・勝点10)の一戦。

 共に勝点を10とし下位に沈むチーム同士の直接対決は、ボールを支配しながら崩しのチャンスをうかがう日体大、自陣にブロック敷き一発カウンターを狙う慶大、という対照的な構図で進んだ。日体大は22番・渡邊龍がボールを受けると積極的に相手陣内へドリブルで仕掛けてシュートまで持ち込むが、ゴールを決めるには至らない。一方の慶大は奪ったボールを11番・近藤貫太、7番・渡辺夏彦らに預け、勢いを持って攻めようとするが、日体大の主将、6番・輪笠祐士を中心とする連携のとれた守備の包囲網にことごとく絡め取られてしまう。
 後半に入り、最初のチャンスは日体大に訪れた。10番・太田修介が狙いすましたロングシュートを放つが、慶大の守護神、21番・上田朝都がギリギリのところで弾く好セーブを見せ、ゴールを死守。守備陣の奮闘に応えたい慶大の攻撃陣は、時間をかけずに奪ったボールからショートカウンターを仕掛ける。しかし、9番・池田豊史貴が起点となって幾つかのチャンスを作り出すも、得点には結びつけることができない。両チーム終始気持ちのこもったプレーを展開し、緊張感の感じられた試合だったが、0-0のままタイムアップ。スコアレスドローで痛み分けの結果となった。
 日体大は、次節で東洋大学と対戦。1部残留のためにひとつでも多く勝点を積み上げたいところだ。一方、なんとか降格圏を脱したい慶大は、首位・筑波大学を下して波に乗る法政大学との対戦を控えるが、慶大は次節に集中応援が開催されるだけに、絶対に負けることはできない。


◯前期リーグを4位で折り返した流通経済大学(勝点16・4位)と、今季1部に昇格した"昇格組"ながらも前期リーグを6位と良い位置につける東洋大学(勝点15・6位)の一戦。

 試合は序盤から動いた。16分、東洋大は9番・丹代藍人からのパスを受けた18番・松崎快が左足でゴールを狙うも、シュートはバーに直撃。しかし、そのこぼれ球に18番・松崎自身が詰め、右足で押し込んでゴールを決める。しかし先制点を決められた流経大も、38分に右サイドでフリーキックを獲得。キッカーは2番・小池裕太。ゴール前中央へと正確なボールを上げると、10番・ジャーメイン良が頭で合わせて同点弾。流経大が東洋大に追いつき、1-1で前半を終える。
 後半は終始流経大が攻め込む展開となった。東洋大の後半のシュート数1本に対して流経大は9本と、その差は明らか。東洋大ゴールに迫り続ける流経大は78分、2番・小池の左コーナーキックから18番・立花歩夢が頭で合わせて逆転に成功。試合は2-1で終了し、セットプレーから2点を挙げた流経大が東洋大から勝点3を奪った。
 勝利した流経大は次節、最下位に沈む桐蔭横浜大学と戦う。取りこぼしのないよう、確実に勝点を積み上げたいところだ。後期黒星スタートとなった東洋大は次節、日本体育大学と対戦。勝点差1だった5位の法政大学とはこの敗戦で勝点差4と離れてしまった。上位に追いつくためにも、後期初白星を挙げて勢いに乗りたい。


◯後期から巻き返しを図りたい専修大学(勝点14・9位)と、リスタートとなる後期で波に乗り、最下位を脱出したい桐蔭横浜大学(勝点8・12位)の一戦。

 後期初戦からの巻き返しを目指す両チームの一戦は、互いに得点を決められず時間だけが経過。試合は立ち上がりから桐蔭大が攻め込み、10番・石川大地の豪快なミドルシュートを放つも、これは専大のGKにクリア。対する専大もコーナーキックから12番・西村慧祐が2度頭で合わせたが、桐蔭大ディフェンスが守りきる。
 後半も得点は動かず、試合中盤からは桐蔭大の足が止まり出す。これを見た専大は、サイドを使った攻撃で度々決定機を作り出すが、どうしてもゴールを割ることができない。専大は19番・氣田亮真が左サイドを駆け上がりゴール前へとボールを蹴り込むと、これに18番・岸晃司が合わせてゴールを狙うが、桐蔭大GKの1番・田中雄大がファインセーブを。結局、互いに得点を挙げられないままスコアレスドローで勝点1を分け合った。
 次節、専大は後期黒星スタートで立て直しを図りたい明治大学と対戦。桐蔭大は逆転勝ちで勝利した流通経済大学との試合を控えている。勝点3を狙う仕切り直しの一戦、少しでも勝点を積み上げて上位進出を目指したい。


○"昇格組"ながら前期リーグ終了時で3位と、勢いにのる東京国際大学(勝点17・3位)と、総理大臣杯の決勝で敗れた悔しさをリーグで晴らしたい明治大学(勝点15・7位)の一戦。

 台風の影響で前日に予定されていた日程が延期になり、調整の難しい中迎えた後期リーグの初戦。開始早々、東国大の勢いを物語るかのようなゴールを決めたのは、19番の町田ブライト。GKの1番・伊原清也からのロングキックを11番・進昂平が19番・町田へ送ると、自らドリブルで持ち込みゴールネットを揺らした。東国大はそのわずか2分後の19分に右サイドでフリーキックを獲得し、12番・小木曽佑太が14番・川上翔平に縦パスを入れる。これを受けた14番・川上がクロスボールを上げると、11番・進がそれをしっかり決めて2-0とリードを広げる。一方の明大も主将の10番・木戸皓貴を中心に何度もチャンスを作るが決めきれず、2-0のまま前半を終了する。
 後半に入り、逆転に向けて明大が攻勢を強める中、64分には東国大はカウンターから10番・安東輝が決めて3-0に。さらにリードを広げると、試合終盤の82分にも、セットプレーでの混戦の中から12番・小木曽が4点目を右足で叩き込み勝利を決定付けた。1点を返したい明大は、60分にルーキーの29番・小柏剛を投入。76分には右サイドバックの2番・岩武克弥を下げて3バックとして、20番・渡辺悠雅を入れて攻撃の枚数を増やす。アディショナルタイムに入った90+5分には、9番・土居柊太が倒されてフリーキックを獲得、これを20番・渡辺が直接沈めるも、反撃はこの1点にとどまり、4-1で試合終了。明大は後半、主導権を握り攻め込めていただけに、悔しい敗戦となった。
 試合後、明治大の栗田大輔監督は「ひとことでいうなら、ひどい試合」と試合展開を酷評。「やるべきことをやっていない。先制点の失点については、個人の力ではがされるのはよくあること。問題はそれを修正せず、連続失点してしまったこと」と嘆いた。対称的に「いいスタートが切れた」と笑顔をみせたのは、4-1で大勝を収めた東国大の前田秀樹監督。「総理大臣杯に出場できなかった分、後期初戦まで時間があった」という東国大は「この明大戦を意識させてきた」。また昨年度の2部得点王・町田ブライトが調子を取り戻すなど、チーム状況も上向きに。「運動量と裏への抜け出しの鋭さがもどってきた」というエースの復活で、前年度王者を退けた。次節、東国大は順天堂大学との2位・3位の上位対決を控えるだけに、この勝利は大きい。「前期、順大とはガチンコで戦ったが、後期は"対・順大"というところを意識したい」と含みのある言葉を残した前田監督。どのように次戦を戦うのか。一方、明大は次節、勝点で並ぶ専修大学と対戦。勝てば順位浮上も望めるだけに、ここからの順位変動にも注目だ。



 次節、第13節は9月23日(土・祝)にShonan BMWスタジアム平塚にて東洋大学と日本体育大学、法政大学と慶應義塾大学が対戦。翌9月24日(日)には成田市中台運動公園陸上競技場にて明治大学と専修大学、順天堂大学と東京国際大学が、日立市民運動公園陸上競技場にて流通経済大学と桐蔭横浜大学、筑波大学と駒澤大学が戦う。
 筑波大は法大に敗戦したものの首位をキープ。しかし勝点差はわずか1と後期リーグは再開早々混戦模様だ。また6位から9位までの東洋大、明大、駒大、専大が勝点15で並ぶなど、勝点差が縮まるなか、どのようにインカレ出場権、そして1部残留を目指して戦う抜くのか。始まったばかりの後期リーグだが、気の抜けない戦いが続きそうだ。

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