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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・1部第9節レポート

2017/06/15
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第9節は、6月10日(土)に4試合、6月11日(日)に2試合が行われた。



○この2年間、東洋大学に勝てていない東京国際大学(勝点13・5位)と、上位陣に食い込んでいくためには絶対に負けられない東洋大学(勝点13・4位)との一戦。

 今季の2部からの昇格組、そして勝点13で並ぶ両チームの一戦は、東国大のキックオフで始まった。試合は序盤、どちらも決定機を決めきれない展開となったが、次第に東国大がボール保持。前線の19番・町田ブライト、10番・安東輝を起点に攻撃を仕掛けて試合の主導権を握る。対する東洋大は、GK1番・伊藤俊祐を中心に粘り強い守備を見せるが、30分には東国大にペナルティーキックを献上。これを10番・安東輝が落ち着いて決め、東国大が先制する。
 前半はシュート0本と攻めきれない東洋大だったが、後半は開始直後に同点に追いつく。49分、32番・坂本涼斗が右サイドからクロスを上げると、15番・宮吉悠太が右足で突き刺し、スコアを1-1に。しばらくは膠着状態が続いていたが、再び東国大が試合を動かす。64分、右サイドからのクロスを収めた19番・町田が切り込んで中央にボールを送ると、そこに飛び込んできたのは11番・進昂平。11番・進が頭で合わせゴールネットを揺らし、2-1と東国大が勝ち越しに成功する。しかし、このまま試合終了かと思われた90分、またもや東洋大が反撃に出る。8番・高橋宏季が左サイドから中央に浮き球のパスを送ると、混戦となった中でのこぼれ球を、20番・渡邉拓也が右足で押し込む。そのまま試合は終了し、昇格組同士の一戦は2-2で勝点1を分け合う形となった。
 連敗は逃れたものの、東国大は終了寸前に同点ゴールを許し、あと一歩のところで勝利を逃す形となった。あまりに悔しい"勝点1"だ。次節は最下位ながら2連勝と勢いに乗る桐蔭横浜大学と対戦。集中応援となっているだけに、こちらも負けられない一戦だ。一方の東洋大は後半に追いつく粘り強さを見せ、勝点14で4位をキープ。2戦連続の引き分けとなったが、これで5戦連続負け無しと調子は上向きだ。次節は駒澤大学と対戦する。


〇現在2連勝中で、このまま首位をキープしたい筑波大学(勝点17・1位)と、前節の明治大学を下した勢いで中位脱却を目指す専修大学(勝点11・6位)との一戦。

 試合は序盤から緊張感のある展開となった。筑波大はボールを保持しながら専大の隙を探り、対する専大はブロックを敷いてカウンターから素早い攻撃を狙う。均衡が破れたのは25分。センターサークル付近で筑波大のミスを突いた専大の8番・葛谷将平がボールをカット、19番・中山克広にパスを送る。すると18番・岸晃司がディフェンスラインの裏に抜け出し、19番・中山から受けたボールを落ち着いて決めて専大が先制する。しかし、そのわずか3分後の28分、専大DFのクリアボールをペナルティーエリア外で拾った筑波大25番・西澤健太が技ありのシュートを放つ。ボールはゴールネット左隅に突き刺さり、スコアは1−1に。筑波大が早々に試合を振り出しに戻す。
 後半は筑波大ペースで試合が進んだ。53分、25番・西澤からのパスを受けた11番・中野誠也が右足でシュートを放ち、筑波大が逆転に成功。それでも攻撃の手を緩めることのない筑波大は79分、途中交代で入った9番・三笘薫がゴール前にパスを送ると、これを再び11番・中野が決めて専大を突き放す3点目。試合はそのまま終了し、筑波大が3−1で勝利を収めた。
 先制点を許すも逆転、そしたダメ押しの3点目を挙げるなど安定した強さを見せつけた筑波大。これで5試合負けなしと好調で、1部リーグの首位をキープした。次戦は、昨季の王者ながら前期は6位にとどまる明大と対戦する。一方の専大は先制しただけに、悔しい逆転負けとなった。今季は未だ連勝がなく、調子の波が激しい専大。次戦の日本体育大学戦、さらに前期最後の試合となる駒澤大学戦に連勝し、よい状態でリーグ戦を折り返したい。


○前節に連敗を止めた法政大学(勝点10・7位)と、集中応援の下で2連勝を目指す桐蔭横浜大学(勝点4・12位)の一戦。

 上位進出を目指す両チームの一戦は、早い時間帯に試合が動いた。9分に桐蔭大の左サイドバックバック、3番・八戸雄太がドリブルで駆け上がり、左サイドに流れた11番・鈴木国友にボールを出す。受けた11番・鈴木は、ドリブルでゴール前中央へと切り込んでパス。14番・イサカゼインが、そのパスを冷静に決めて先制点を挙げる。さらに23分、10番・石川大地が法大のミスを見逃さずボールをカット。ドリブルでゴール前まで運ぶと、自らシュートを放ってゴールを決め、0−2とリードを広げる。それでもまだ足りないとばかりに桐蔭大は31分、右サイドでボールを持った11番・鈴木が17番・中家亮にパス。17番・中家の上げたクロスボールに24番・鳥海芳樹が頭で合わせてゴール。期待のルーキーが嬉しい関東リーグ戦初得点を決め、法政大をさらに突き放す。3点を先取して勢いにのった桐蔭大は、38分6番・山下優人がハーフウェーライン手前でボールをカット。追い風を利用し、GKの頭上を越える超ロングシュートでダメ押しの4点目。法大はミスも重なり、点差が広がる厳しい展開となってしまった。
 しかし後半は一転、法大のペースとなった。法大は得意のセットプレーなどでチャンスを作るが、なかなかゴールを決めることができない。このまま終わるわけにはいかない法大は、終了間際に一矢報いる。90+4分、右サイドから17番・武藤友樹がクロスをあげると、34番・上田綺世が頭で合わせる。一度は桐蔭大のGK31番・児玉潤に阻まれるも、18番・松澤彰が押し込んで法大が1点を返し、1−4に。しかし、法大の反撃もここまで。結局、桐蔭大が3点リードしたままタイムアップとなった。
 最下位の桐蔭大に黒星を喫した法大は、これで4試合連続で白星から遠ざかっている。7位から10位と順位も大きく落とした。次節は現在3位と、今季好調の流通経済大学と対戦。このままずるずる降格圏内に沈まないためには、5試合ぶりの勝点3を狙いたい。一方、2連勝と調子をあげてきた桐蔭大。次節は2部リーグからの昇格組でここ2試合白星のない東京国際大学と対戦する。2連勝の勢いのまま3連勝を狙い、最下位を脱出して前期を折り返したいところだ。


○3試合ぶりの白星を狙う明治大学(勝点9・9位)と、4試合勝ちのない慶應義塾大学(勝点8・11位)の一戦。

 調子の上がらない両チームの一戦は、序盤から試合が動いた。9分にコーナーキックでチャンスを迎えた明大は、キッカーの20番・渡辺悠雅のキックをを28番・小柏剛がヘディングで合わせる。シュートはポストに当たったが、そのはねかえりを6番・柴戸海が押し込んで明大が先制点を挙げる。明大はその後も猛攻を仕掛けるが、慶大も必死の守りで明大の攻撃を1点で抑えて前半を終了。
 後半も依然主導権を握っているのは明大。明大は、66分に16番・安部柊斗から6番・柴戸へとつなぎ、さらに中央にいる28番・小柏へとボールを預ける。28番・小柏は右足を振り抜いてシュートを放ち、嬉しい大学公式戦初ゴール。2−0とリードを広げる。さらに68分、相手のパスミスをカットした28番・小柏が、この試合で自身2点目となるゴールを決めて慶大を突き放し、試合終了。明大が3−0と久々の完勝を収めた。
 ルーキーの28番・小柏の活躍で、3試合ぶりに勝点3を獲得した明大。次節は首位の筑波大学と対戦する大一番となる。2連覇を目指すためには、首位から勝点3を獲得することは必須。なんとしても連勝を狙いたいところだ。一方慶大は、90分を通して放ったシュートはわずか1本。後半にいたってはシュートを1本も打てず、あまりに厳しい試合となった。5試合勝ちのない状況の中、次節に迎えるのは現在2位につける順天堂大学。最下位の桐蔭横浜大学との勝点差は1と、最下位転落もありうる状況だ。それを回避するためにも、是が非でも勝点3を獲得したい。


〇前節リーグ戦初黒星を喫し、立て直しを図りたい順天堂大学(勝点15・3位)と、前節に引き分た結果首位から転落した流通経済大学(勝点16・2位)、2位と3位の直接対決。

 試合は開始早々5分に動いた。順大の10番・米田隼也が左サイドから5番・毛利駿也にパスを送ると、フリーで中央にいた13番・浮田健誠が落ち着いてシュートを突き刺す。堀池巧監督が「後輩(25番・大谷京平)に(ゴールの)先を越されて思うところもあったのではないか」いう、13番・浮田の今季初ゴールで順大が先制する。その後も試合は11番・旗手怜央を中心に順大が主導権を握る展開に。対する流経大は攻撃のリズムを作ろうとするも、順大の好守によりセカンドボールが拾えず苦しい時間帯が続く。「前半の立ち上がりがあまりにも悪すぎた。前からプレスに行けていなかった」(流経大・中野裕二監督)
 順大の1点リードで迎えた後半だったが、56分には流経大が同点に追いつく。6番・石田和希が中央を駆け上がって11番・渡邉新太にパスを出すと、11番・渡邉の放ったシュートは弧を描くようにゴールに吸い込まれる。しかし69分、左サイドから10番・米田が絶妙なクロスを中央へ送ると、これが相手のクリアミスを誘いオウンゴールに。このゴールで勢いに乗った順大は76分、途中出場の9番・松島奨真が中央ペナルティーエリア近くで倒され、直接フリーキックを獲得。キッカーは7番・名古新太郎。放ったシュートはゴール右隅に突き刺さり、順大が追加点。流経大との差を2点に広げる。それでも流経大は諦めない。試合終了間際の88分、こちらも途中出場の14番・相澤祥太が相手からファウルを受けると、素早いリスタートから右サイドにいた23番・渋谷峻二郎にパスを送る。23番・渋谷はそのままドリブルで中央に進入し、相手に当たったこぼれ球を11番・渡邉がしっかりと決めて1点差に迫るも試合終了。接戦となった上位対決は、3-2で順大が制した。
 直接対決に勝利して2位に浮上した順大の堀池監督は「前半はつなぎの部分で攻め急いだり、シュートミスがあったりと欲を言えば不満もある」としながらも「前節は勝ちきれなかった。そういう意味では勝点3をとるという目標は達せた」とコメント。長く怪我で離脱していた11番・旗手の復帰に加え、10番・米田も「バイタルエリアでゴールを仕掛ける、えぐるといったことが徐々にやれるようになってきた」(堀池監督)という。順大は次節、慶應義塾大学と対戦。「徹底的にブロックを敷いてくる慶大はやっかいな相手」と警戒するが、現在首位の筑波大学とは勝点差2と接戦となっており、必ず勝点3を積み上げたい。一方流経大は、ベガルタ仙台内定の10番・ジャーメイン良がこの試合シュート0本と、なかなか攻撃のペースを掴むことができなかった。中野監督は「(3番)田中(龍志郎)、(5番)守田(英正)、そして(10番)ジャーメイン(良)という縦のラインが機能していなかった」と敗因を分析。それでも「後半はウチらしいサッカーで同点に追いついたが、オウンゴールでまた元に戻ってしまった」と振り返る。「全体的に体が動いていない」と嘆く中野監督だが、次節、法政大学との試合では早い時間帯から攻撃を仕掛け、先制点を決めたい。


〇前節の勢いそのままに連勝を狙う日本体育大学(勝点10・8位)と、ここ5試合勝利から遠ざかっている駒澤大学(勝点8・10位)の試合。

 日体大のキックオフで始まったゲームは、立ち上がりから駒大が攻勢を強める展開に。駒大は中央からサイドへとボールを展開し、攻撃を組み立てていく。次第にリズムをつかみ始めた18分、駒大はペナルティーエリア付近でクリアボールをカットした14番・大川雅史がスルーパスを出す。そのボールを、ゴール前に抜け出した11番・安藤翼が落ち着いてゴール右隅に流し込み、駒大先制点を挙げる。追う形となった日体大も、駒大ゴールの1分後の19分、左サイドを駆け上がった24番・原田亘が中央の23番・江崎響太朗にマイナスのパスで繋ぐ。23番・江崎は相手ディフェンダーの裏を狙っていた10番・太田修介に、きれいな放物線を描く浮き球を供給。10番・太田はこれをうまくコントロール。鋭いシュートをゴールネットへ突き刺し、日体大も瞬く間に同点に追いつく。しかし21分、駒大は7番・大村英哉からのクロスを11番・安藤が先制点同様にうまく抜け出して決め、再び駒大がリードする。すると38分、今度は日体大が反撃。6番・輪笠祐士からのくさびを10番・太田が受け、22番・渡邊龍に落とす。そのボールをスペースに走りこんできた6番・輪笠に繋ぐと、ペナルティーエリア付近から右足一閃。豪快な一発を駒大ゴールネットに突き刺し、またしてもゲームを振出しに戻す。同点のまま前半終了かと思われた45+1分、コーナーキックを獲得した駒大は、2番・熱川徳政のクロスに29番・高橋潤哉が頭で合わせてゴール。2-3と駒大リードで前半は終了する。
 激しいゴールの奪い合いで迎えた後半、先に得点したのはまたしても駒大だった。51分、相手のクリアボールを拾った3番・伊勢渉からのロングボールを、29番・高橋がコントロール。相手ディフェンダーを背負いながらもゴールへと流し込んで4点目。日体大との点差を広げる。さらに78分には、2番・熱川が試合を決定づける5点目をあげる。82分には日体大10番・太田がペナルティーキックを決めて1点を返すも反撃はここまで。終わってみれば3-5と、駒大が壮絶な乱打戦を制した。
 3得点を挙げるも勝点を得ることが出来なかった日体大は、次節専修大学と対戦する。5失点のディフェンスラインの修正も含め、早急なチームを立て直しが急務となるだろう。一方、攻撃陣が爆発し、久々の勝利となった駒大。秋田浩一監督は、「こんなに点を取れたのは久しぶり。縦のボールに対する狙い、クロスに対する狙い、そしてセットプレーと、狙っている形で得点できたことはよかった」としながらも、「その分失点が多くてがっくりした部分もある」と苦笑い。「縦に入るボールに対して対応できなかった」と失点の原因を分析しつつ「その前のボールにプレスをかけなければならなかった」と課題を挙げた。次節は東洋大学と対戦する。10位から7位へと浮上した勢いをそのままに、連勝して上位グループに食い込みたい。。


 次節、第10節は6月17日(土)に、日立市民運動公園陸上競技場にて駒澤大学と東洋大学、法政大学と流通経済大学が対戦する。また6月18日(日)には、味の素フィールド西が丘にて、桐蔭横浜大学と東京国際大学、明治大学と筑波大学が、中台運動公園陸上競技場にて、順天堂大学と慶應義塾大学、日本体育大学と専修大学の試合が行われる。
首位の筑波大は3連勝で首位をキープ。2位、3位対決となった順大対流経大は順大が勝利を収め、順位を入れ替える形となった。4位、5位は変わらず昇格組の東洋大、東国大が続く。一方、最下位に沈んでいた桐蔭大が4得点で法大相手に快勝し、7位から11位の5チームが勝点4差と混戦状態にある。前期も残すところあと2節。どのチームが首位で折り返すのか。負けられない戦いが続く。

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