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JR東日本カップJR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・2部第10節レポート

2017/06/22
『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』2部リーグ第10節は、6月17日(土)に4試合、6月18日(日)に2試合が行われた。



〇前節、無敗の国士舘大学に大金星を挙げた拓殖大学(勝点16・3位)と、ここ最近勝ちきれない東京学芸大学(勝点12・5位)の戦い。

 試合は序盤から荒れた展開となった。前半20分、拓大の10番・小島樹のファールを受けて東学大の9番・高橋滉也が負傷。2番・南直志と交代するアクシデントが起きる。その後はお互いに落ち着かず、チャンスというチャンスが作れない中で東学大が試合を動かす。前半終盤の41分、東学大25番・千葉丈太郎がパスを出すと、10番・岸寛太がドリブルで相手を抜き右サイドを突破。上げたクロスを拓大のGK、12番・谷田部晃輔が弾いたものの、こぼれ球を東学大8番・堀大貴がヘディングで詰めて先制点を挙げる。「まんまとやられた」と肩を落としたのは拓大の玉井朗監督。「東学大は前線に7番(色摩雄貴)や10番(岸)のように力のある選手がいるので、ああいう形で取られるのを警戒していたが……」という痛恨の失点を喫した拓大が、1点のビハインドを負って前半を折り返す。
 後半はお互いにチャンスが少ないゲームとなった。拓大は2ボランチと10番・小島を中心に攻撃を展開。対する東学大は10番・岸を中心に試合を進めるが、次第に1点を守りきろうと守備的な内容に。そして、後半もアディショナルタイムに突入。このまま試合終了かと思い、拓大・玉井監督もが「正直、もう無理かと思っていた」という中、拓大がラストチャンスをものにする。6番・岩出拓也の左コーナーキックを5番・菅谷政博、28番・長尾吉家とヘディングでつなぎ、最後は途中交代で出場した9番・深尾春輝がヘディングで叩き込んで同点に。ほどなくタイムアップの笛がなり、1-1で両チーム勝点1を分け合う結果となった。
 土壇場で追いつき勝負強さを発揮した拓大。玉井監督は「しっかりボールを回せていたし、相手のスタミナも切れてはいたが、本当によく返してくれた」と笑顔を見せた。この数試合については、「なんとなくボールをキープするのではなく、シュートするという意識が出てきた」とチームの成長を感じているという。「メンタル的に強くなった。だからこそ失点が少なくなったのかもしれない。今日もあれだけ向こうが守ろうとする中、(9番の)深尾がよくチャンスをモノにしてくれた」とコメント。次節は8位・東海大学と対戦。「東海大は東学大と同じように守ってくるタイプ。同じような展開で失点しないように気をつけたい」。一方、またもや終了間際の失点で勝点2を逃してしまった東学大。今季は試合終盤に追いつかれることが多いだけに、試合後の檜山康監督は憤懣やるかたない様子でチームを叱咤。この悔しさを次節の12位・朝鮮大学校との戦いに活かし、今度こそ勝点3を手にしたい。


〇早稲田大学に金星を挙げたものの前節は引き分けに終わった東京農業大学(勝点11・6位)と、降格圏から抜け出したい2連敗中の立正大学(勝点8・11位)との戦い。

 前半の立ち上がりは、両者の攻守が激しく入れ替わる展開となった。東農大は前線の10番・牧寛史と18番・中野椋太、16番・影森宇京が中心となりゴールを狙い、対する立正大は右サイド中心に攻撃を展開。33分には、中盤でのこぼれ球を東農大16番・影森が拾い、スルーパスを18番・中野に出すがこれはオフサイド。立正大も36分、25番・武田夏輝が左サイドからカットイン。シュートを放ち、決定的なチャンスをつくるがクロスバーを叩いて得点ならず。前半は両チーム一歩も譲らず0-0に終わった。
 試合は動いたのは後半。ともに3-4-3のシステムで対峙し「想定どおりの展開になってしまった。相手のFW3枚に対し、ウチが5枚で対応して中盤のところが間延びしてしまった」(三浦佑介監督)という東農大は、ハーフタイムに37番・西海洋介を投入。ウイングバックの26番・土屋守をディフェンスラインに下げて4バックに変更する。その効果はすぐに現れた。50分、東農大18番・中野がゴール前の混戦でボールをひろって左足を振り抜くと、シュートはGKの手をはじいてゴールネットを揺らす。このゴールから試合の流れは一気に東農大へと傾き、立正大は防戦一方に。83分には28番・石田明から16番・影森へパスがつながり、最後は交代出場徳五の29番・渡辺太一が右足で合わせて2点目をマーク。リードを広げた東農大だったが、最後まで攻撃の手を緩めることなく2-0で勝利した。
 4バックへの変更に加え「後半に入るときに守備を整理した」という三浦監督の狙いどおりの展開で勝点3を得た東農大。「3バックと4バック、両方できる柔軟性があるし、そういう対応力のある選手を使っていることは確か」とするが、予想以上の対応力に「今日の勝利は選手のおかげ」と選手評価。次節は7位・神奈川大学との戦い。近年1部に所属していたチームだけに「簡単な相手ではないが、今の彼らだったら自信をもって立ち向かえる。しっかり対応してほしい」と自信をのぞかせた。一方、これで3連敗となった立正大。前期残り1試合の対戦相手は同じ昇格組の10位・日本大学。この戦いに勝たなければ降格圏内から抜けられないという状況に追い詰められた。それは対戦相手の日大も同じだけに、タフな試合となりそうだ。


〇3試合負けなしと好調の東海大学(勝点11・8位)と、逆に3試合勝ちのなしの日本大学(勝点8・10位)の一戦。

 現在チーム状況が対照的な両チームの一戦は、前半、東海大がペースを握る。東海大は7番・伊藤竜之介が積極的にシュートを放つも日大のGK、1番・岡本享也がファインセーブで得点を阻む。に対する日大は、セットプレーから24番・東伸幸がチャンスを演出。しかしこちらも東海大のGK、12番・千本松徹の好守の前にゴールを決めることができない。
 0-0で迎えた後半は、両チームの力が拮抗する展開となった。東海大は、途中出場の37番・岡田侑也が積極的にシュートを放つも、ゴールにはつながらない。守備では主将の3番・榎戸晧平がディフェンスラインを統率し、集中した守りで日大の攻撃からゴールを死守。一方、日大も24番・東を中心とする守りで東海大の攻撃を退け、一進一退の攻防が続く。結局両チーム得点を挙げられず、スコアレスドローで勝点1を分け合った。
 2試合連続で0-0と、失点とないがゴールもない東海大。勝点1を前向きに捉えつつ、そろそろ攻撃陣の奮起に期待したい。次節、は現在3位の拓殖大学と対戦。上位との対戦となるだけに攻守ともに今以上のパワーアップが必要だ。一方、連敗こそストップしたものの、4試合勝ちのない日大。次節、同じ東京都リーグからの昇格組で、3連敗中の立正大学と対戦する。負ければ、東京都リーグへの降格圏に入るため、なんとしても勝点3を獲得してリーグ戦を折り返したい。


◯奪還した首位の座を守りたい早稲田大学(勝点22・1位)と、上位に食いつきたい神奈川大学(勝点11・6位)の一戦。

試合は序盤から早大が主導権を握る展開となった。19番・武颯が持ち前のフィジカルを活かしたポストプレーで攻撃の起点となり、神大ゴールを脅かす。一方、守備の時間を強いられる神大は、ボールを奪った後のカウンターで神大のゴールを狙う。スコアが動いたのは30分。神大がゴールから約45メートルの位置でフリーキックを獲得。29番・岩浩平がゴール前にロングキックを放つと、10番・定本佳樹が左足でゴールに蹴り込み、神大が首位の早大相手に先制する。失点を喫した早大だが、すぐさま反撃に出る。31分、11番・柳沢拓弥がドリブルを仕掛け、ゴール前はそれを阻止しようとするDFと混乱状態に。そこから抜け出した19番・武が右足を振り抜きいて同点弾を決め、試合を振り出しに戻す。
1-1で迎えた後半は互いに激しい攻防を繰り広げたが、なかなかスコアを動かすことができない。しかし、試合終了間際の88分、神大は3番の石渡旭がゴール前にアーリークロスを上げると、10番・定本がヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功する。このまま1-2で神大の勝利かと思われたが、試合はまだ終わらなかった。アディショナルタイムに突入した90+1分、早大は7番・相馬勇紀がゴール前でのこぼれ球を9番・飯泉涼矢にパス。そのボールを、9番・飯泉が頭で流し込み、早大が再び同点に追いつく。早大が意地を見せてスコアを2-2とし、試合終了。両チーム勝点1を分け合う結果となった。
勝点を23に伸ばした早大は、得失点差でわずかに2位・国士舘大学を上回り首位をキープ。次節は国士大との首位攻防戦、天王山となる試合を迎える。一方、勝点を12に伸ばした神大は10試合中6分けと勝ち切れない試合が続く。次節は東京農業大学と対戦。前期最後の試合はきっちりと勝利したい。


〇これ以上負けられない青山学院大学(勝点11・9位)と、残り2節の前期リーグ戦を勝利で終えたい最下位・朝鮮大学校(勝点4・12位)の一戦。

前半の早い時間帯に試合は動いた。朝鮮大は前線からの素早いプレスでボールを奪うと、13分に10番・金成純のパスを受けた19番・韓勇太が落ち着いて流し込んで先制する。対する青学大は7番・山田武典を中心に攻撃を組み立て、30分、29番・菅原大雅がドリブルでゴール前まで運んでシュート。これが決まり、青学大が1-1の同点に追いついて前半を終える。
後半も朝鮮大の勢いは止まらない。高い位置でボール奪取した22番・柳景哲が19番・韓に繋ぎ、ドリブル突破から2点目をマーク。さらに59分にはコーナーキックのこぼれ球を、11番・金志錫がミドルシュートで突き刺し1-3と突き放す。このまま試合終了と思われた90分+3分には、青学大が10番・小泉佳穂のミドルシュートで3-2とするも、逆転には届かず。朝鮮大が5試合ぶりの勝利を手にした。
青学大は勝点を積み重ねることはできなかったが、9位をキープ。次節は4位の中央大学と対戦する。一方の朝鮮大は今季2勝目で勝点3を積み重ね、勝点を7に伸ばした。最下位からの脱出はまだだが、11位の立正大学は勝点8、10位の日本大学が勝点9と、その差を一気につめることに成功した。次節は6位東京学芸大学と対戦。勝って最下位から抜け出し、前期を終えることができる絶好のチャンスだ。


○初黒星を喫し連敗だけは避けたい国士舘大学(勝点20・2位)と、逆転勝利を収め連勝を狙う中央大学(勝点15・4位)の一戦。

 主将の10番・平野佑一を累積警告による出場停止で欠く国士大相手に、序盤は中大が攻め込む展開となった。8番・早坂翔、11番・石井光、20番・野口竜彦を中心に攻撃を仕掛ける中大だが、ラストプレーの正確性に欠きゴールにはつながらない。一方国士大もサイドへと開いてゴールを目指すが、得点を得られないまま0-0で前半を終える。
 しかし後半開始早々の47分、国士大は9番・本間達耶のパスを受けた17番・近藤大貴が相手DFと競り合い、身体を投げ出しながら先制点を挙げる。ここから試合は国士大ペースに。67分にはコーナーキックから4番・花房稔がヘディングで折り返し、それを9番・本間が叩き込んで追加点。中大はGK30番・間嶋佑弥が再三のピンチを防いだものの、決定機を決めきれずに2-0のままタイムアップ。前半の苦しい時間を耐え、辛抱強く戦った国士大に軍配が上がる形となった。
この結果、国士大は勝点23で首位、早稲田大学と並んだ。次節は、その早大と1位、2位の直接対決の大一番となる。水曜日の天皇杯を挟み、中2日と厳しいコンディションとはなるが、勝利した良い勢いのまま注目の一戦へと臨む。中大にとっては国士大との勝点差を縮め、上位進出への足掛かりとしたい一戦であったが。前半の勢いを維持できずに痛い敗戦。次節は青山学院大学と対戦する。前期最終戦、なんとしても勝利を掴み、リーグ戦を折り返したい。


 次節第11節は、6月24日(土)に古河市立古河サッカー場にて、立正大学と日本大学、拓殖大学と東海大学が、国士舘大学町田キャンパスサッカー場にて神奈川大学と東京農業大学、早稲田大学と国士舘大学が対戦。6月25日(日)には中央大学多摩キャンパスサッカー場にて、東京学芸大学と朝鮮大学校、中央大学と青山学院大学の試合が行われる。
 2部リーグの上位争いは、今節で1位の早稲田大学が神奈川大学と引き分けたために、2位の国士舘大学と勝点で並ぶ競り合いに。一方、下位チームは昇格組の日本大学と立正大学が10位、11位に位置し、勝ちきれずに苦しんでいる様子だ。リーグ戦の折り返しとなる11節、ここから巻き返すチームは現れるのか、前期ラスト1の試合も目が離せない。


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