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JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦・2部第10節レポート

2016/06/07
 「JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」2部リーグ第10節は6月4日(土)と5日(日)に、それぞれ3試合ずつが行われた。前期リーグも早くも残り2試合となった。今節も、1部昇格に向けて各大学激しい戦いが繰り広げられた。



○3試合勝ちなしと踏みとどまっている関東学院大学(勝点10・8位)と、7戦負けなしで三連勝中、勢いにのっている東洋大学(勝点17・3位)の一戦。

 前半27分、関学大は28番・倉本光太郎のクロスに10番・仙頭啓矢が合わせようとしたところを倒されてPKを獲得する。これを現在得点ランキング2位の10番・仙頭が自ら決めて先制、1-0とする。その後も東洋大は10番・仙頭を中心に関学大ゴールに迫るものの、追加点をなかなか奪えい。しかし、7試合負けなしと勢いにのる東洋大は、試合終了間際の後半87分にも34番・丹代藍人が17番・勝野瑛のアシストから左足でゴールを決め決定的な追加点を奪う。「どうしてもメンバーが固定されてしまう中、怪我人などが出た関係で思い切り使ったのが前節の(28番)倉本であり、今日の(34番・)丹代。開き直って行けるところまで行って来いと選手には伝えた」(東洋大・古川毅監督)。この日初スタメンとなった34番・丹代は1得点、フル出場という形で「そのチャンスを活かせるかは選手次第」という古川監督の期待に応えた。
 終わってみれば、試合を通じて関学大のシュート数はわずか3本と東洋大の堅固な守備に苦しめられ、勝ちを狙うには物足りなさの残る結果に。順位も10位まで下げ、もう後は無い。次節の朝鮮大戦は4試合ぶりの勝ち点3を貪欲に狙っていく。
 東洋大は勝利をしたものの、上位の中大、東国大の2校がともに勝利をおさめたことで順位は変わらず3位のまま。次節は2位の中大との直接対決となるが、4連勝と弾みをつけて首位争いに絡みたい。「昨年は(首位の)日本体育大が独走していて(2位の)関学大もそれに引っ張られているような状態だったから、上位チームと対戦するときは2ゲーム以上離されていた」と、東洋大・古川監督は昨季を振り返る。それに比べれば今季の勝点差3は逆転が可能な数字だ。ただ「勝点3にこだわりすぎるとバランスを崩して勝点1も取れない」のも実感している。「まずは負けないことを前提に、しっかり勝ちきることが重要。そのうえで今日のように追加点があげられればベスト」と次戦に意気込んだ。


◯ここまで5連敗。連敗を食い止めたい青山学院大学(勝点10・10 位)と、今節で勝って上位との差を縮めたい東京学芸大学(勝点11・6 位)の一戦。

 試合は、開始早々の4分に動いた。青学大がコーナーキックを獲得すると、14番・小泉佳穂のキックに25番・椿健太郎がヘディングで合わせて先制点を決める。25番・椿はこれが今期初ゴールとなった。その後は、追いつきたい東学大は、前に速い攻撃を展開するも青学大の堅い守備を前に得点には至らず、前半は終了。
 後半は、東学大が試合の主導権を握る。後半は青学大のシュートが1本なのに対して、東学大は11番・岸寛太を筆頭に後半だけで11本のシュートを放った。しかし、青学大は粘り強い守備で東学大の猛攻をしのぎ、スコアは動かずに試合終了。先制点を守りきった青学大が7戦ぶりの勝利を挙げると同時に順位を3つあげて10位から7位に。一方、敗れた東学大は8位に順位を落としてしまった。


◯前節で大量5得点を挙げ、今季初の2連勝のかけた一戦に臨む拓殖大学(勝点8・11位)と、この試合の勝利で首位に返り咲きたい東京国際大学(勝点20・2位)の一戦。

 試合は前半10分、東国大が28番・辻川祐介のスローインから10番・安東輝がループシュートを決めて幸先よく先制する。このゴールでリズムを掴んだ東国大は13分、10番・安東のフリーキックから28番・辻川がヘディングで合わせて追加点を奪う。さらに猛攻を仕掛ける東国大は得点ランキングトプに立つ9番・町田ブライトが、23分に11番・進昂平のクロスに、43分には26番・石田勇大のパスに合わせて2ゴールを決めて4-0とリードを広げる。一方、拓大は攻撃を仕掛けるもチャンスらしいチャンスを作れないまま前半を終了。
 しかし、後半に入ると拓大が支配率を高めてペースを握る。48分、16番・深尾春樹がペナルティエリア内で途中出場の9番小野瀬恵亮にボールを落とす。これを収めた9番・小野瀬が右足でシュートを放ち1点を返す。後半開始早々に反撃の狼煙を上げた拓大だったが、その後は東国大の集中した守備を崩せず、追加点を奪えない。両チームともに勢いのある攻撃を展開したが、スコアは動かずに試合終了。敗れた拓殖大学は5戦ぶりの黒星を喫する結果に。このところは引き分けと勝利で勝点を積み上げ、降格圏からの脱出を狙っていただけに痛い敗戦となった。一方、勝った東京国際大学は4ゴールを挙げ、勝点では並ぶものの得失点差で中央大学を上回り首位に返り咲いた。


○昇格するためにはなんとしても上位に食い込みたい神奈川大学(勝点16・4位)と、得点数を増やして首位を堅守したい中央大学(勝点20・1位)の一戦。

 ここ4試合で1分3敗と序盤の勢いが消えてしまった神大と、4連勝と快進撃を続ける中大の試合の前半は波乱の展開となった。前半10分を過ぎたところで中大のエース、19番・矢島輝一が相手選手と競り合い時に頭部を打撃。前半早々に交代を余儀なくされる苦しい状況となった。しかし、交代で入った期待の1年生 34番・加藤陸次樹はもちろん、チーム全体が19番・矢島の穴を埋めるべく奮起。一方の神大は、そんな相手に合わせる引き気味のサッカーを展開してしまう。ボールを支配され、攻め込まれる時間が多くなる状況の中、前半40分には神大もアクシデントに見舞われる。ここまで幾度となく危機を救ってきた、センターバックの5番・寺前光太が相手と接触しながらクロスボールをクリアした場面で、左足腿裏を負傷し交代。両チームはそれぞれに攻守の核を失った状態で前半をスコアレスで折り返した。
 後半も変わらずに中大ペースで試合が進む。神大は、中大の2番・縣翔平の左足の正確なクロス、11番・翁長聖のテクニックに翻弄され、次第にチャンスを作られ始める。そんな中、51分にゲームが動く。8番・三島頌平のインターセプトから10番・古橋匡梧が右足を振り抜き、中大が先制点を奪う。その後も10番・古橋の強烈ミドルが突き刺さり、中大が2-0とリードを広げる。神大も終了間際に、9番・奥田晃也が攻撃を展開。2番・南祥巧のクロスに26番・吉田蓮が頭で合わせて2-1とするが時すでに遅し。中大が2-1で内容、結果ともに神大を圧倒して勝利した。中大はこれで5連勝。得失点差で東国大に首位の座を受け渡したものの、勝点では並んでいるだけに前期最終戦の東洋大戦に勝って、再び首位を奪って折り返したいところ。逆に一時は首位に立っていた神大は泥沼の5試合勝ち星無しに。前期最終戦の対戦相手は、同じく調子を落としている青山学院大だけに、互いに負けられない一戦となる。


○今季8敗と、残留に向けて挽回が必要な明治学院大学(勝点3・12位)と、序盤は好スタートを切ったものの、ここ4試合勝ちから遠ざかっている東京農業大学(勝点16・5位)との一戦。

 今季2部リーグに昇格したチーム同士の、因縁の対決となった。試合は立ち上がりから東農大が主導権を握り果敢に攻撃を仕掛けるも、明学大のGK30番・岡田佑太がファインセーブを連発し、得点の機会を与えない。前半は両チーム無得点のまま終了した。
 後半に入ると東農大の勢いはさらに増した。しかし、明学大の堅い守備に阻まれ、なかなかゴールネットを揺らすことができない。得点のほしい東農大は6番・金祐志に代え13番・糸川颯、9番・村山翔に代え27番・磯野隆明を立て続けに投入するも、得点に結びつけることができない。試合は結局、スコアレスドローで了。昇格組の因縁対決の勝敗は後期リーグへと持ち込された。
 東農大は前後半を通じて15本ものシュートを放つも、1度もゴールネットを揺らすことができず決定力不足を露呈。「点を取れないのはウチのチームの課題。日頃の練習から1本(のシュート)にこだわからないといけない」と、3番・加藤聖哉。「個人的にも、(ディフェンスラインの)自分たちがもう少し前に運んでつなげられれば、もっとチャンスが増えたかと思う」と悔やんだ。リーグ開幕後は5連勝していただけに上位争いに食い込むことができると期待されていたが、6節以降は3連敗2分と悪い流れを引きずることとなってしまった。「このまま勝てないと勢いだけと思われてしまう」だけに、「次の東海大戦に勝って、目標である"前期勝点20"を達成していい形で折り返したい」(3番・加藤)。
 一方、残留争いから抜け出したい明学大に必要なものは勝点1ではなく勝点3だ。「今のチーム状況からしたら勝点1を取れたのは前向きに考えていいことだが、まだ勝点を4しか積み上げられていないという現状がある」と30番・岡田。「それでも試合を重ねるごとにチームとしてはいい方向に運べているので、次の試合にしっかり勝って上のチームに食いつきたい」。


○今季1度も連勝ができていない朝鮮大学校(勝点10・6位)と、前節は拓大相手に5失点の敗北を喫した東海大学(勝点11・10位)との一戦。

 前節下位の拓大相手に5点を許してしまった東海大は、悪い流れを断ち切ろうと30番・山内健史を中心に攻撃を仕掛ける。前半だけで7本のシュートを打つも、得点には結びつかず、0-0のまま前半を折り返す。
 得点が動いたのは後半開始直後の49分のことだった。ペナルティエリア内での朝鮮大が不用意なファールをおかしたことにより、東海大がPKを獲得。倒された30番・山内がこのチャンスを確実に決め、東海大が先制点を挙げる。「(PKの)キッカーは(別の選手に)決まっていたが、あの時だけは自分が蹴らしてもらった」(30番・山内)。しかし70分には、左サイドを15番・申聖峰が突破。後半から出場の11番・韓勇太がペナルティエリア内にカットインし、ゴール前で混戦になったところを東海大ディフェンスがクリア、そのボールを拾った朝鮮大9番・韓勇俊がゴールへ流し込んで1-1に追いつく。「ゴールは特に意識していなかった。クリアされないよう前から寄せようと思ったら、運よくいいコースに入ったという感じ」(9番・韓)。追加点のほしい東海大は21番・堀越大蔵に代え7番・伊藤竜之介を投入して朝鮮大ゴールに迫るも、追加点を挙げたのは朝鮮大だった。82分、11番・韓勇太のグラウンダーのパスを東海大ディフェンスがクリア、そのボールを奪った10番・金成純が足元に収め、冷静で左足でゴールに突き刺し2-1と逆転に成功。何としても1点のほしい東海大はDFの35番・井上敬開に代えてFWの39番・新明和輝を投入。パワープレーを仕掛けるも得点には結びつかず、そのまま試合は終了。2-1で朝鮮大が逃げ切った。
 これで3連敗となってしまった東海大には全体的に疲れが見え、下位争いを脱するためには修正が必要だ。ただ「連敗はしているが悪い流れではない。最後に勝って締めくれれば後期は勢いに乗っていけるはず」と、30番・山内。次戦の相手の東京農業大は「けっこうつなぐイメージなので、カウンターで点を取って守れれば主導権を握れると思う」と気持ちを切り替えていた。
 朝鮮大は順位こそ変わらないものの、勝点3を積み上げて前期最終戦の関東学院大戦に臨む。「関学大はパスを回すし、個々の能力が高くて巧いというイメージ。次戦は自分たちの厳しい時間が続くと思う」と9番・韓は厳しい展開を予想する。「巧さでは分が悪いが、いつもどおり自分たちは気持ちを前面に出して走り勝ちして勝利をモノにしたい」と前向きなコメントを残した。

 次節第11節は、6月11日(土)に青山学院大学緑ヶ丘グラウンドにて、拓殖大学と明治学院大学、神奈川大学と青山学院大学が、東京国際大学第一サッカー場にて、東京学芸大学と東京国際大学、中央大学と東洋大学が対戦。6月12日(日)に朝鮮大学校グラウンドにて、関東学院大学と朝鮮大学校、東海大学と東京農業大学が対戦する。
 前期もついに次戦で最終戦となる。ノックアウトステージで関東のチャンピオンを決める『アミノバイタルカップ』がすぐに始まるだけに、どのチームもここで勝って勢いに乗りたいところだ。

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