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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・2部第7節レポート

2017/05/31
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第7節は、5月27日(土)に2試合、5月28日(日)に4試合が行われた。



◯ここまで2勝4敗と調子が上がらない東京農業大学(勝点6・9位)と、前節に勝利を挙げて連勝を狙う日本大学(勝点7・6位)の一戦。

 前半の立ち上がりは両チーム共に固さがあり、決定機がないまま時間が経過した。スコアが動いたのは24分、東農大5番・割田大遥のシュートのこぼれ球を16番・影森宇京が押し込み、東農大が先制する。その後は、日大がロングパスを駆使した攻撃で攻め立てるも、東農大のDF陣も冷静に対処。日大は前半のシュート数を0本に抑えられ、前半を通して東農大に主導権を握られてしまった。
 後半の立ち上がりも東農大のペースだったが、日大が意地を見せる。65分、26番・川野勝裕のコーナーキックのこぼれ球を8番・堀口護が左足で蹴り込んで同点に。前半は攻撃が冴えなかった日大だが、セットプレーからの少ないチャンスをものにした。追いつかれた東農大は先制点を挙げた16番・影森が果敢にシュートを放つも、追加点を挙げることはできない。その後は、両者とも相手陣内でボールを奪い合い、ショートカウンターから決定機を作り出したが、ゴールをこじ開けることはできず1-1で試合終了。勝点1を分け合った。
 東農大の三浦佑介監督は、「今日の試合は失点に尽きる」と振り返る。失点自体はセットプレーからだったが、そのコーナーキックにつながったのは、日大の7番・金子拓郎の突破を許したこと。「その前のプレーで、1対1で抜かれていた」と選手に反省を促した。とはいえ、前節・中央大学戦での4失点の反省から「中盤とディフェンスの距離感を、全員の共通理解としてもてた」ことは収穫。「(相手に)ボールを持たれても焦らない。奪う場所は前でなくても、どこでもいい」と、決して"攻め急がない"東農大の戦略に、日大が苦戦していたことは確かだ。それだけに勝点を3ではなく、1で分けたのは痛いところ。勝点を7に伸ばしはしたものの、7試合を終えて8位という数字は、昇格を狙うチームにとっては物足りない結果だ。次節は首位を走る早稲田大学と対戦するだけに、ここで首位に土をつけたいところだ。一方、同じく勝点1を分けた日大だが、川津博一監督は「相手が出てきたところに対してアクションを起こすウチのようなチームにとって、今日の東農大のように、なかなか出てきてくれないチームには苦戦した」と弱り顔。「焦れて出ていったところで失点してしまった」と振り返る。勝点を8に伸ばし、7試合を終えて5位と悪くない結果を残しているが「セットプレーから得点できたのは収穫だが、今日のように出てこない相手を崩せないところが課題」という問題にも直面している。次節の神奈川大学戦で、どう修正するか。


〇開幕から未だ負けなし、現在4連勝中の早稲田大学(勝点16・1位)と、集中応援日に連勝し、良い流れを作りたい青山学院大学(勝点7・8位)との一戦。

 試合は立ち上がりから早大が猛攻を仕掛け、何度となく青学大ゴールを脅かす。しかしラストプレーで精度を欠き、なかなか得点に結びつけることができない。無得点のまま前半が終了するかと思われた45+2分、早大がコーナーキックを獲得。7番・相馬勇紀が蹴ったボールに4番・鈴木準弥が頭で合わせ、早大が先制して前半を終了する。
 後半に入ってからも早大の勢いは止まらない。54分、右サイドから19番・武颯が中央に送ったパスは青学大DFが弾くも、そのボールを拾った10番・秋山陽介が14番・石川大貴に縦パスを入れる。14番・石川はワンタッチで反転して前を向くと、左サイドでフリーの7番・相馬にボールを繋げる。7番・相馬はそのままドリブルでカットイン。右足を振り抜いて追加点を挙げた。さらに、そのわずか6分後の60分、14番・石川のスルーパスを受けた19番・武が右足で強烈なシュートを放つ。一度は青学大GK1番・北原慶太が触るも、ボールはそのままゴールへと吸い込まれ早大は3-0と青学大を大きく突き放す。すると、青学大も負けじと反撃に出る。72分、9番・窪園大地のスルーパスに、途中出場の33番・大竹颯が裏に抜け出しシュートを放つ。早大GK16番・笠原駿之介が一度は弾くが、こぼれたボールを再び33番・大竹が右足で押し込み、青学大が1点を返した。しかし、その1点も早大の勢いを止めるには至らなかった。81分、15番・岡田優希が左サイドで7番・相馬からのダイレクトパスを受け、ドリブルでゴール前へ運ぶと、右足を振り抜いて4点目。さらに終了間際の90+2分には36番・冨田康平が左サイドから上げたクロスに、ファーサイドにいた7番・相馬が反応。落ち着いて青学大GK1番・北原をかわすと、最後は青学大DFの股を抜いてゴールへと流し込み、ダメ押しの5点目を決めた。
 早大は7番・相馬の2ゴール1アシストの活躍により、5-1の快勝で2部リーグの首位をキープ。この勢いそのままに次節・東京農業大学との試合に臨みたいところだ。一方の青学大は、試合の終盤になると選手の足が止まるシーンが見られた。次戦の相手・国士舘大学もアグレッシブに仕掛けてくる相手なだけに、課題を改善して流れを取り戻したいところだ。


○今季未だ負けなしも、上位2校に追いつくためには勝利がほしい中央大学(勝点12・3位)と、降格圏内脱出のため、勝利がほしい東海大学(勝点4・11位)の対戦。

 絶好のサッカー日和の下行われた一戦は、壮絶な乱打戦になった。試合開始早々、主導権を握ったのは中大。圧倒的にボールを支配し、右サイドの11番・石井光が華麗なドリブルで観客を沸かせる。試合が動いたのは、24分だった。中大の6番・金子理史のクロスに、17番・大橋祐紀が決めて中大が先制し1-0で試合を折り返す。
 しかし後半に入ると東海大の反撃が始まる。50分、エースの10番・堀越大蔵が右足で押し込んで、同点弾。さらにその4分後の54分、10番・堀越がヘディングでつなぐと、最後は11番・山内健史が決めて追加点。後半開始10分で試合をひっくり返す。その後も東海大の勢いは止まらず、75分には11番・山内のパスを受けた9番・成瀬佑太が3点目を挙げ、中大を突き放す。対する中大は80分に23番・縄靖也を投入。すると交代早々の82分、19番・加藤陸次樹のパスを受けた23番・縄が決めて、2-3と1点差に迫る。しかし試合終了間際の89分、東海大は9番・成瀬佑太が相手GKからボールを奪うとドリブルで独走。最後は11番・山内がダメ押しの4点目を叩き込んで勝負あり。2-4で東海大が壮絶な乱打戦を制した。
 敗れた中大は、この結果今季初黒星を喫することとなった。依然順位は3位をキープするも、上位2校との勝点差は7と大きく開き、2校に独走を許す痛い敗戦となった。これ以上、上位陣と離されないためにも、次節の東京学芸大学戦での敗戦は許されない。逆転勝利を収めた東海大は、中大に初黒星を与える大きな勝点3を獲得。集中応援の多くの声援も後押しとなった。次節は、最下位に沈む朝鮮大学校と対戦。このままの勢いで連勝をし、上昇気流に乗りたいところだ。


○前節に連勝がストップし2位に陥落、首位奪還を狙う国士舘大学(勝点16・2位)と、前節に開幕戦ぶりの勝利を挙げた東京学芸大学(勝点8・4位)の対戦。

 試合は、互いに譲らない一進一退の展開となった。未だ負けなしの国士大から先制点を挙げたい東学大は、得意のロングスローでゴール前にボールを放り込み、好機を何度となく演出。国士大も、フリーの10番・平野佑一を起点に、ロングボールを多用した攻撃でチャンスをつくるが、東学大の強固な守備陣の前に、なかなか決定的な形を作ることができない。
 スコアレスで迎えた後半だったが、開始早々に試合が動く。54分、ペナルティーエリア内でボールを奪った、国士大の22番・諸岡裕人がつま先でボールを押し込み、ゴール。国士大が先制する。試合はそこから国士大ペースに大きく傾く。右サイドの9番・本間達耶が幾度なくチャンスをつくり、東学大のゴールを襲う。しかし、東学大も少ないチャンスを逃さなかった。69分、押し込まれている状況からボールを奪うと、素早いカウンターを展開。7番・色摩雄貴から29番・半谷陽介につなぐと、29番・半谷がハーフウェーラインから独走。最後はしっかりとゴール左隅に流し込み、試合を振り出しに戻す。その後は一進一退の攻防となり、このまま試合終了かと思われたところで国士大が勝負強さをみせた。終了間際の89分、20番・山岸瑠が右サイドを崩すと、ゴール前に速いクロスを上げる。そのボールに22番・諸岡が頭で合わせてネットを揺らし、土壇場で勝ち越しゴール。これが決勝点となり、2-1で国士大が試合を制した。
 勝利した国士大は、勝負強さをみせつける大きな一勝。前節の神奈川大学戦の引き分けを引きずることなく、勝点3と積み上げた。得失点差で首位奪還とはならなかったものの、勝点19で並ぶ首位の早稲田大学をピタリと追随。次節・青山学院大学戦でも勝利し、今度こそ首位奪還を狙いたい。
 一方、土壇場の失点で勝点を取りこぼした東学大は、連勝ならず。上位を走る国士大に対して善戦するも、勝点を積み上げることはできなかった。次節の中央大学戦での勝利に期待したい。


○勝利して最下位から抜け出したい朝鮮大学校(勝点4・12位)と、混戦の2部リーグでひとつでも上の順位を目指す立正大学(勝点5・10位)の一戦。

 立ち上がりは、互いにロングボールからチャンスをうかがう展開となった。朝鮮大は19番・韓勇太を起点に攻撃を仕掛けるが、立正大4番・岡村大八がしっかりと対応して隙を与えない。さらに立正大は3トップが上手く連動。徐々に攻撃のリズムを作り始める。対する朝鮮大の前半のシュート数はわずかに1本。しかし、どちらも攻め切ることができず、無得点のまま前半を終える。
 後半は開始早々の47分に試合が動いた。立正大2番・冨江皓が直接フリーキックから正確なボールを上げると、34番・平松昇がヘディングで合わせ先制点を得る。追いつきたい朝鮮大もサイドからの攻撃でチャンスを演出するが、立正大の堅い守備を前に、耐える時間が長くなる。さらに67分、立正大はコーナーキックのこぼれ球を15番・吉田拓郎が流し込み、追加点を挙げ0-2に。このまま試合終了かと思われた86分、朝鮮大がコーナーキックからオウンゴールでラッキーな1点を返し、1-2と立正大に詰め寄るが、反撃はここまで。立正大が朝鮮大に勝利を収め、リーグ2勝目を挙げた。
 朝鮮大は勝点を積み重ねることはできず、11位と勝点3差をつけて最下位に低迷。次節は中央大学に今季初黒星を与え、波に乗る東海大学と対戦。次節こそ勝ち星を手にしたい。対する立正大はしっかりと勝利し勝点8に伸ばした。同勝点に3チームが並ぶ中、得失点差で10位から7位に浮上。勝点8に3チーム、その下の勝点7には4チームが連なる混戦の中気の抜けない試合が続くが、1勝で順位が大きくジャンプアップするのも事実だ。次節、拓殖大学に勝利し、上位グループに食い込みたいところだ。


○開幕戦以来の勝利を狙う神奈川大学(勝点7・5位)と、勝って上位に食い込みたい拓殖大学(勝点7・7位)の一戦。

 勝点7で並ぶ両チームの一戦は、前半から激しいプレスが目立った。先手を打ったのは拓大。21分、左コーナーキックをショートコーナーでつなぎ、6番・岩出拓也がゴール前にボールを上げると、中央でフリーになった15番・益子大輝がヘディングシュートを放ち先制する。前半のうちに追いつきたい神大は、45分に相手の中途半端なクリアボールを拾った15番・鵜澤恵太が左足を振りぬいて同点弾。前半のうちに神大が追いつき、1-1で前半は終了する。
 しかし後半に入ってすぐの48分、拓大は10番・小島樹が神大センターバック陣の隙を突いてゴールを決め、またも拓大がリードを奪う。その後は互いに譲らぬ攻防が続いていたが、80分にまたも拓大が一瞬の隙を突く。神大のこぼれ球を拾った15番・益子が、この試合で自身2点目となるゴールを決めて1-3に。拓大が神大を大きく突き放して試合は終了した。
 混戦極まる2部リーグ。勝点が同じチーム同士の対戦は、敗れた神大が9位に沈む一方、拓大が4位に浮上するなど、1試合の結果で明暗がはっきりと分かれる形となった。神大は6番・河村知侑がリズムを作り、中盤でのボール奪取で守備にも存在感を見せて奮闘したものの、勝利には結びつかず。次節は東京農業大学と勝点1を分けた日本大学と対戦する。拓大は8番・冨田博斗、10番・小島が攻撃、守備ともに中心となって活躍。次節は日大と同じく都リーグからの昇格組で、7位につける立正大学との対戦が控えている。


 次節、第8節は6月3日(土)に古河市立古河サッカー場にて東海大学と朝鮮大学校、神奈川大学と日本大学が対戦する。翌6月4日(日)には立正大学熊谷キャンパスサッカー場にて拓殖大学と立正大学、国士舘大学と青山学院大学、中央大学多摩キャンパスサッカー場にて中央大学と東京学芸大学、早稲田大学と東京農業大学がそれぞれ対戦する。
 今節、3位に位置していた中央大学が敗れたため、それぞれ勝利を収めた早稲田大学と国士舘大学が勝点7差で頭1つ抜ける状態となった。早くも昇格圏内の2チームが独走体制となる雰囲気が漂ってきたか。はたして下位から抜け出し、上位2校に迫るチームは現れるのか。昇格候補の東京農業大学と神奈川大学はここから巻き返すことができるのか。一瞬の油断も許されない混戦の2部リーグで、熱い戦いに注目が集まる。

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