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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・1部第7節レポート

2017/06/02
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグ第7節は、5月27日(土)に4試合、5月28日(日)に2試合が行われた。



○勝って首位をキープしたい流通経済大学(勝点12・1位)と、未だ勝利がなく、ここで勝点3を獲得して良い流れを作りたい最下位・桐蔭横浜大学(勝点1・12位)の一戦。

 試合は開始早々に動いた。8分、流経大は右サイドで獲得したコーナーキックを2番・小池裕太が蹴るが、これは相手選手にクリアされる。しかし、クリアボールを拾った5番・守田英正が右足で押し込み、流経大が先制。その後、桐蔭大も同点に追いつくべく果敢に攻めるが、なかなかチャンスをものにできない。そんな中迎えた前半終了間際の45+2分、桐蔭大が中央エリアでフリーキックを獲得。そのフリーキックを10番・石川大地が直接決め、桐蔭大が前半終了間際に追いついて前半を終了した。
 後半も攻める手を止めず、ゴールを狙う両チーム。54分、左サイドを駆け上がってきた5番・守田からのパスを受けた11番・渡邉新太がゴール前まで持ち込み、流経大が追加点を挙げる。そのわずか3分後の57分、流経大にコーナーキックのチャンスが訪れる。蹴るのは再び2番・小池。このボールを3番・田中龍志郎が頭で折り返し、最後は5番・守田が左足で流し込んで流経大が3-1とリードを広げる。2点のビハインドを負った桐蔭大だが、何としても追いつきたいと猛攻を仕掛ける。右サイドを攻め上がった10番・石川からのパスを3番・八戸雄太が受け、混戦の中で押し込んでゴールネットを揺らし、3-2と桐蔭大が1点差に迫る。中盤でのボールの奪い合いが目立ち始めたが82分、再び流経大がコーナーキックを獲得。キッカーの17番・池田絋大のボールに、25番・本村武揚が頭で合わせてダメ押しの4点目。桐蔭大はその後も攻めるも追加点を挙げられず、結局4-2で試合終了となった。
 流経大が勝点3を獲得し、首位をキープ。次節は降格圏に沈む慶應義塾大学と対戦する。2位の順天堂大学とは得失点差わずか1、3位の筑波大学とも勝点差1という状況だけに、次節もきっちりと勝点を積み上げたい。一方、桐蔭大は7節を終了して未だ勝ちなし、勝点はわずか1と厳しい戦いが続く。次節は好調の順天堂大学と対戦。首位争いを繰り広げる2チームとの連戦となる。


◯前節に開幕戦以来の勝利を挙げた専修大学(勝点8・7位)と、同じく前節に4試合ぶりの勝利を挙げた東京国際大学(勝点10・4位)。ともに連勝を目指すチーム同士の一戦。

 試合は開始直後から11番・進昂平を中心に、東国大が前線から激しくプレスをかける。12分には、センターサークル付近から東国大の23番・條洋介が、裏へのロングボールを入れる。これは専大DFがクリアするもボールは味方GKの頭上を越え、そこに詰めていた東国大の11番・進が右足で押し込み、東国大が先制。0-1で試合を折り返す。
 後半も互いに幾度となくチャンスを作るが、最後のフィニッシュで正確性を欠きゴールに結びつかない。そんな中、71分には東国大が右サイドでフリーキックを獲得。14番・川上翔平の素早いリスタートから、裏へと抜けた19番・町田ブライトが押し込んで東国大が追加点を挙げ、スコアを0-2とする。反撃したい専大は7番・三沢直人のポジションを1つ前に上げて東国大ゴールに攻め込むが、東国大も5番・楠本卓海を中心としたディフェンスラインが体を張ったプレーで得点を許さない。専大は後半だけで8本のシュートを放つものの、決めることができずに0-2で試合終了。東国大が前節に続く連勝で勝点3を獲得した。
 開幕以来の2連勝を挙げた東国大は、順位こそ変動なしの4位ながら首位グループに勝点2差でつける位置をキープ。次戦・日本体育大学戦は、ホームグラウンドである東国大での開催となるだけに、きっちり勝って首位奪還を狙いたい。一方、前節に続く勝利で流れに乗りたかった専大は惜しくも敗れ、9位へと後退となった。次節は昨年度王者・明治大学と対戦。相手も未だ波に乗り切れているとはいえないだけに、ここで勝点を積み重ねたいところだ。


◯6試合を終えて11位と思うように結果を残せず、今節から巻き返したい慶應義塾大学(勝点7・11位)と、対称的に2連勝と好調の東洋大学(勝点9・5位)の一戦。

 試合は序盤から慶大がボールを保持して主導権を握る展開となる。受け手になってしまった東洋大だが、自陣に守備ブロックを作りロングボールからカウンターで慶大のゴールを狙う。慶大はドリブルが持ち味の14番・小谷春日が左サドから果敢に攻め立て、FWの7番・渡辺夏彦や11番・近藤貫太も巧みなテクニックで攻撃を組み立てるが、東洋大の集中した守備を前に得点を決めることができない。スコアは動かずに0-0で前半終了。
 後半は東洋大が攻勢に出る。48分、東洋大は32番・坂本涼斗が左サイドで相手DFを抜き去りクロスを供給。そこに15番・宮吉悠太がヘディングで合わせゴールに流し込んだ。その1分後に、再びスコアが動く。18番・松崎快が得意のドリブルで相手を抜くと、左足を振り抜き2点目を決める。さらに56分には、東洋大の14番・丹代藍人がペナルティーキックを獲得。これを11番・坂元達裕が落ち着いて決めて3点目。東洋大はわずか8分間で3得点を挙げる猛攻で、0-3と慶大を突き放す。大きくリードされてしまった慶大だが、78分には東洋大DFがペナルティーエリアでファウルを犯したことでペナルティーキックを獲得。これを11番・近藤が冷静に流し込み1点を返す。しかし慶大の反撃はここまで。その後、慶大も果敢に攻撃を仕掛けるものの東洋大の守備陣を崩すことはできず、結局1-3でタイムアップ。東洋大が勝利を収めた。
 敗北を喫した慶大は依然降格圏の11位に沈んだまま。7試合で6得点と攻撃の歯車がいまひとつ噛み合ってないのが気になるところ。須田芳正監督は「見てのとおり何もない試合。負けるべくして負けた」と厳しい言葉で試合を振り返った。「選手が全力を尽くしていない。勇気をもって仕掛けられていないし、結局相手にコントロールされていた」と敗因を語る。次節は首位を走る流通経済大学と対戦。しかし、この試合での惨敗ぶりに「上級生を出さず、1年や下級生だけでスタメンを組むなど、思い切ったことが必要かもしれない」とも。「危機感を出さないといけない」と警鐘を鳴らした。
 一方、これで3連勝となる東洋大は勝点を12に伸ばした。順位は5位をキープしたままだが、首位グループとの勝点差は3と上位進出も十分に狙える順位だ。古川毅監督は「前半をよくしのいでくれた。前節の流経大戦もそうだったが、相手に先に点をとられていたら逆のスコアになっていてもおかしくない試合」と、集中した守りを見せた守備陣をまず評価した。3連勝は「1部の才能ある選手たちに対してどう我慢していくか、開幕からの敗戦で学んだ」ことが大きいとも。この試合については「慶大さんは、風上の前半のうちに(試合を)決めようとしていたようだ。それなら逆に、後半どこかでガクンと(運動量が)落ちる時がくる」と、後半に勝負をかけた。それでも「あの時間帯に得点を畳み掛けた集中力は素晴らしい」と、少ないチャンスを確実にゴールにつなげた選手たちを讃えた。首位を狙える位置にいるとはいえ、3年前に1年で2部降格の憂き目にあった悔しさを忘れてはいない。次節の対戦相手である法政大学を「勝つには難しい相手」と警戒し、「目的はあくまで1部残留」と勝って兜の緒を締めた。


○開幕3連勝以降は勝ちのない筑波大学(勝点11・3位)と、前節連勝がストップし、悪い流れを断ち切りたい法政大学(勝点9・6位)との一戦。

 試合は開始直後から筑波大が主導権を握る展開となった。筑波大は長短のパスを使いながらリズムよくボールを回し、33分に高い位置でボールを奪うと、25番・西澤健太のパスから8番・戸嶋祥郎の強烈なシュート。これがゴール右下に決まり、筑波大が先制する。
 後半も流れは筑波大だった。61分、11番・中野誠也がペナルティーエリアまでドリブルで運ぶと、15番・長澤皓祐へとラストパスを送る。このボールに反応した15番・長澤が右足で落ち着いて決め、筑波大が2-0とリードを広げる。法大も、25番・紺野和也、34番・上田綺世、22番・末木裕也を次々と投入。流れを変えようとするが、またしてもチャンスは筑波大に訪れる。86分、9番・三笘薫からパスを受けた14番・会津雄生が相手DFをかわしながらドリブルで突破。そのままゴール前まで持ち込むと、右足で冷静にシュートを放ち、試合を決定づける3点目を挙げる。スコアを3-0とした筑波大が勝利を収めた。
 筑波大は3得点と攻撃陣が躍動し、4試合ぶりの勝利で3位をキープ。次節はホームの筑波大学第一サッカー場にて駒澤大学と対戦する。首位グループとの勝点差はわずか1と首位は射程圏内だ。連勝で首位を奪いたい。一方敗れた法大は、この試合を終えて2連敗。2連敗の後に3連勝、そして2連敗と安定した結果を出せていないのが気になるところだ。順位も7位と落とす結果となった。次節は現在3連勝中と好調の東洋大学と対戦するだけに、気を引き締めていきたい。


○今季初の連勝を目指す日本体育大学(勝点7・10位)と、ここ3戦引き分けが続いている順天堂大学(勝点12・2位)との一戦。

 前半から両チームともに堅さを見せ、なかなかゴールまで持ち込むことができない。両者一進一退の攻防を繰り広げ、ともにシュート1本で前半を終える。
 後半、順大は13番・浮田健誠に代えて9番・松島奨真を投入。51分にはこの9番・松島が日体大の5番・ンドカボニフェイスとの競り合いの中でペナルティーキックを獲得。このチャンスで均衡を破りたい順大だったが、キッカーの20番・室伏航のシュートは日体大GK・山田晃平がストップ。順大は好機を逃してしまう。逆に先制点のチャンスを掴んだのは日体大だった。55分、左コーナーキックを得ると、16番・関戸裕希が中央へと浮き球を入れる。このボールに9番・平川元樹が頭で合わせて日体大が先制する。追う立場となった順大は57分、25番・大谷京平に代えて11番・旗手怜央を投入。「もともと投入するタイミングだった」(堀池巧監督)という11番・旗手の投入で、試合の流れは一変する。61分、5番・毛利駿也がドリブルで左サイドを突破。パスを受けた20番・室伏航が相手をかわして10番・米田隼也にラストパスを送ると、これを10番・米田が右足で決め、順大が同点に追いつく。このゴールで勢いづいた順大は68分、中央で14番・杉田真彦から9番・松島が抜け出しGKと1対1に。9番・松島はGKを完全にかわすとゴール前に上がってきた11番・旗手へとパスをつなぎ、最後は11番・旗手が右足で突き刺す。怪我から復帰した11番・旗手が開幕戦以来となるゴールを決め、順大が逆転に成功。そのまま順大が守り切り、1-2で試合終了となった。
 引き分けが続いていた順大は、4試合ぶりの勝星をあげるともに開幕戦以降怪我で離れていたエース11番・旗手が復帰。優勝を目指すチームにとって好材料が揃った。堀池巧監督は引き分けの続いた3試合を「負けていないともいえるが、勝ちきれていないともいえる」と振り返りながらも「7試合中、5試合は先制されているが、そこから逆転する力がある」とチームを評価。「失点しなければもう少し楽な試合になると思うし、改善しなければならないポイント」としながらも「今年のテーマである強くなる、という部分は確実に出せている」と語った。「勝点3をとって勝つことは選手の自信につながる。ここ5試合は厳しい試合が続いたが、6月はこれで勢いがつくと思う」と、次節・桐蔭横浜大学戦に向けて意気込んだ。一方の日体大は、先制するも守り切れず敗戦。勝てば上位浮上もあっただけに悔しい敗戦となった。次節の東京国際大学戦は相手のホームグラウンドでの開催となるが、"昇格組"の先輩として負けるわけにはいかない。


〇2連勝を狙う明治大学(勝点8・8位)と、ここ3試合勝利から遠ざかっている駒澤大学(勝点7・9位)の戦い。

 集中応援の両校同時開催により、1990人もの観衆が詰めかけて幕が開いたこのゲーム。大歓声が響くなか、試合は序盤から激しい球際の攻防が繰り広げられた。明大は14番・中村健人を中心にボールをキープし、チャンスと見るや9番・土居柊太に縦パスを入れて駒大ゴールを目指す。しかし駒大も4番・星キョーワァン、17番・上田哲也らDF陣が体を張ったディフェンスで簡単には突破を許さない。駒大は得意の速攻を武器に、7番・大村英哉、8番・中原輝らのサイドを起点に攻めようとするが、明大も浦和内定の6番・柴戸海が鋭い読みと絶妙なポジショニングによるディフェンスでこれを阻む。両チーム一歩も譲らず、前半は得点のないまま終了。
 後半も前半同様、息つく間もないスピード感のあるゲームが展開される。駒大がややペースを握りだして迎えた69分、駒大はコーナーキックのチャンスを獲得。8番・中原のクロスに31番・鈴掛涼が反応し、ヘディングシュートを放つが、これはクロスバーに直撃。しかしこぼれたボールを7番・大村が頭でそらし、最後は29番・高橋潤哉が流れてきたボールを叩き込んで、駒大が待望の先制点を挙げる。なんとか追いつきたい明大は終盤にかけて猛攻を仕掛けるが、再三のチャンスもゴールには至らない。守備の中心である3番・鳥海晃司が脳震盪で交代するなどのアクシデントもあり、このまま駒大が逃げ切るかと思われた90+3分、試合が動いた。ペナルティーエリア付近でこぼれ球を拾った明大13番・袴田裕太郎が豪快に振り抜き、左足から放たれたボールが駒大のゴールネットを揺らす。「率直に、よく決めたな、と思った」と、栗田大輔監督もうなったゴールで、明大が土壇場で追いつくことに成功。明大の劇的な同点ゴールで、集中応援のもと繰り広げられた死闘は幕を閉じた。
 「前半は内容的に、今年の明大を象徴する試合になったと思う」と明大・栗田監督。「9番の土居がタメを作って、2列目からどんどん攻撃をできるようになった。あとはラストパスの精度が上がれば」というが、一方で後半は「相手の11番(安藤翼)にボールを拾われていた」との課題も。次節は専修大学と対戦。「昨年まではハイプレス、ショートカウンターのサッカーを徹底していたが、今年はそれに加えボールを保持するサッカーも目指す。それが形になるにはまだ時間がかかる」と指揮官は語るが、少しずつ調子が上向きになっていることは間違いないだろう。今節は勝点1を拾った形となったが、次節は勝点3を掴み取れるか。一方、終了間際で勝点2を失うという悔しい結果に終わった駒大は、筑波大学との一戦が控える。次節は相手のホームグラウンドで開催されるため、アウェーの格好となるが、敵地で意地を見せたい。



 次節、第8節は6月3日(土)に栃木市総合運動公園陸上競技場にて慶應義塾大学と流通経済大学、明治大学と専修大学が、東京国際大学第一サッカー場にて法政大学と東洋大学、日本体育大学と東京国際大学が対戦。筑波大学第一サッカー場では順天堂大学と桐蔭横浜大学、筑波大学と駒澤大学が戦う。
 流経大が桐蔭大に勝利し首位をキープ、順大も4試合ぶりの白星で首位流経大と勝点で並ぶ2位キープした。上位5チームの勝点差が3と変わらず混戦状態が続く1部リーグ。7位以下も僅差の戦いが続き、今後の試合結果で大きく順位が入れ替わる接戦に注目だ。

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