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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部第9節

2023/06/20


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』 1部リーグ 第9節は、6月17日(土)に全6試合が行われた。6月16日(日)には『「アミノバイタル®」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会』が開幕する。リーグ戦は今週でいったん中断。来週から参戦する同大会に向け、チームに勢いをつけるためにも勝利がほしいチームの白熱した戦いが繰り広げられた。


1部リーグ第9節 全結果・順位表





1部リーグ第9節まとめ


 勝点1差で競り合う、9位・明治大学と6位・桐蔭横浜大学の一戦は、激しい攻防戦となった。試合は序盤から動き、明大は17分に熊取谷一星、26分に常盤亨太、42分に中村草太が立て続けに得点を挙げ、完璧な試合運びで明大が3-0のリードで前半を終える。だが、対する桐蔭大も後半に怒涛の反撃。後半開始早々の48分に井出真太郎が倒されてペナルティーキックを獲得。これを井出自身が決めて1点を返すと、62分と74分と白輪地敬大が得点を奪い試合を振り出しに戻す。しかし83分、明大は中村がペナルティーエリア外から放ったシュートに林晴己が反応。倒れこみながらも右足で軌道を変えて勝ち越し点を挙げる。これが決勝ゴールとなり、4-3で明大が3連勝。接戦を制した明大が6位に浮上し、敗れた桐蔭大は8位へと後退した。

 開幕から無敗の首位・筑波大学とU-22日本代表に選出された関根大輝を欠く拓殖大学の一戦は、点の取り合いとなった。筑波大は14分に半代将都のゴールで先制すると、36分にも安藤寿岐が、コーナーキックから打点の高いヘディングで追加点を奪う。前半は2-0と筑波大がリードして終了するが、後半は拓大が反撃。54分には日野翔太、69分には竹田航進が、それぞれ相手のクリアボールを拾って得点し2-2と同点に追いつく。しかし試合終了間際の90+5分、拓大のペナルティーエリア内でのプレーがハンドと判断され、筑波大がペナルティーキックを獲得。これを高山優が冷静に沈めて試合終了。拓大の猛追を受けた筑波大だが、最後の最後に勝ち越し点を挙げ待望のホーム初勝利を収めた。この勝利で筑波大は2位以下を勝点差6と大きく突き放した。一方の拓大は9位と1つ順位を下げた。

 7位の法政大学と2位に浮上した東京国際大学の一戦。試合は開始早々の6分、法大の中川敦瑛が自陣でのルーズボールを納めるとそのまま持ち運びミドルシュートを放つ。これが決まり、法大が先制する。その後は互いに決定機を作りながらも決めることができない。しかし、前半終了間際の45+1分、東国大の髙橋剣士朗が桑原慶太郎からのクロスを頭で合わせて同点に追いつく。後半は東国大が優勢に試合を進めて追加点を狙うが、スコアは動かず1-1で試合終了。勝点1を分け合った。

 未だ勝利のない11位・国士舘大学は、上位進出を狙う5位・流通経済大学と対戦。試合は開始早々に動いた。流経大は、6分、松永颯汰が巧みなフェイントをまじえてドリブルで切り込むと豪快なシュートを放つ。これがゴール右隅に決まり、流経大が先制する。反撃を狙う国士大だったが、攻撃陣が最後まで噛み合わないまま。決定機を生かせず、無得点のままタイムアップ。国士大は9戦勝ちなしでついに最下位へと転落。勝利した流経大は4位へと順位を上げた。

 3位の東洋大学と4位の日本大学。上位争いを繰り広げる チーム同士の一戦は、序盤から両者一歩も日数膠着した状態に。ようやくスコアが動いたのは34分。新井悠太のクロスから村上力己が技ありのボレーシュートを決めて東洋大が先制する。だが後半は、日大が息を吹き返す展開となった。まずは55分、左サイドを抜けた大久保帆人のサイドチェンジのクロスに、永田亮輔が頭から飛び込んで試合を振り出しに戻す。日大はさらにその5分後の60分、植木颯のグラウンダーのパスに長谷川皓哉が合わせて逆転に成功。東洋大も攻撃のギアを上げるが間に合わず、1-2で試合終了。東洋大は5位へ順位を落とし、日大は再び2位へと返り咲いた。

 開幕から8戦未勝利で最下位に沈む中央大学と、前節に待望の2勝目をあげた東海大学の試合は開始早々の8分に中大が先制点を挙げた。中大は、相手GKが処理ミスしたボールを拾った星野創輝が、そのまま左足を振り抜いてネットを揺らす。しかし、東海大も前半終盤の41分に大塚瑶平がシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻して前半は終了する。同点に追いつかれた中大だが、後半はさらに攻勢を強める。すると64分、中大は⼩川嵩翔のキックに鈴木登偉が頭で合わせて追加点。再びリードを奪うと、83分にもコーナーキックから星野がこの試合2点目となるゴールを押し込んで1-3に。中大が2点のリードを守ったまま試合は終了し、中大が待望の今季初勝利で最下位を脱出した。



 念願のホーム初勝利を収めた筑波大学が2位以下と大きく差を開き、独走態勢に入った。2位・日本大学との差は2ゲーム。一方で2位以下は相変わらずの混戦模様で、一節ごとに順位が大きく入れ替わっている。そんな中、ジリジリと順位を上げてきているのが4位の流通経済大学、そして6位の明治大学だ。なかでも流経大は、2位・3位グループと勝点1差に迫り、上位グループ入りも間近。一方、下位グループでは開幕から8戦未勝利で最下位に沈んでいた中大が待望の今季初勝利。これで、今季未勝利は最下位の国士舘大学のみとなった。

 上位と下位の差が徐々に開き始めた今節をもって、リーグ戦は一時中断。来週からは『「アミノバイタル®」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会』に、シードチームとして3回戦から参戦することとなる。次節、『JR東日本カップ2023第97回関東大学サッカーリーグ』1部リーグ10節は、7月15日(土)、7月16日(日)に行われる。中断期間後の各大学の仕上がりにも注目したい。

















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