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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第17節レポート

2015/10/15
『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ後期第17節は10月10日(土)に4試合、11日(日)に2試合が行われた。


○一つでも順位を上げるためにも勝利が欲しい青山学院大学(勝点21)と、残留に向けてもう負けられない日本大学(勝点6)の一戦。

 前半から青学大がボールを支配。シュート数も日大と比べて圧倒的に多かった。しかしながら、青学大は日大の堅い守備を前にチャンスをものにできず、0-0のまま前半を折り返す。後半も、青学大はなかなか日大の堅いDFラインを崩すことができなかったが、82分に10番・伊藤光輝がヘディングシュートで先制点を奪う。11番・恵龍太郎のパスをフリーで受けた24番・中島康輔が中央にボールあげ、それに10番・伊藤光輝が合わせた形であった。その後はどちらのチームも得点を決めれず、試合は1-0で終了した。


○上位同士の直接対決となった2位・関東学院大学(勝点35)と、4位・東洋大学(勝点27)の一戦。

 共に攻撃力に定評のあるチームであるが、この試合は固いゲームとなった。立ち上がりこそ関学大ペースとなったが、お互い中々チャンスを作れない中、次第に東洋大がリズムをつかむこととなる。
先制したのは東洋大。37分、7番・仙頭啓矢が相手から奪ったボールをそのままドリブルえ持ち込み、貴重なゴールを決めた。後半も東洋大ペースで試合が進むが、追加点は生まれず。終盤には関学大が押しこむも、東洋大のGK・沖野泰斗の好セーブもあり、結局前半のゴールが決勝点となって、1-0で東洋大が勝利を収めた。


○1部への返り咲きに向け、関学大を射程圏内に収めた筑波大学(勝点33)と、後期は未だに勝利がなく、苦しむ東京国際大学(勝点14)の一戦。

 試合は双方の特徴がはっきり出た展開となった。前半から筑波大がゲームを支配するものの、東国大が粘り強いディフェンスで中央を固め、ゴールを許さない。しかしスコアレスで迎えた後半、ついに筑波大がゲームを動かす。72分、相手からボールを奪った3番・三丸拡がゴール前にアーリークロスをあげる。これに9番・北川柊斗がうまく飛び込み、先制点を決めることに成功。結局これが決勝点となり1-0で筑波大が勝利。2位の関学大が東洋大に敗れたために順位が入れ替わり、昇格圏内の2位に浮上した。

○首位を快走する日本体育大学(勝点43)と、上位陣との差を少しでも縮めたい東京学芸大学(勝点24)の一戦。

 この試合も日体大が強さを見せつける結果となった。序盤から見事なパスワークで試合の主導権を握ると、まずは37分に10番・藤井貴之からのパスを受けた17番・太田修介が、右足を振りぬいて先制。後半に入ってからも日体大の勢いは止まらず、48分にはCKから20番・ンドカ ボニフェイスがヘディングで決め追加点。さらに62分には、再びエース・藤井のアシストで7番・高井和馬がダメ押しとなる3点目を決めた。
 しかし日体大は66分、センターバックの20番・ンドカ・ボニフェイスが2枚目の警告で退場。それをきっかけに東学大は反撃の狼煙をあげ、75分には途中出場の33番・岸寛太が1点を返すも2点差を詰めることはかなわず、結局日体大が3-1で勝利。日体大は勝点を46に伸ばし、1部昇格に“王手”をかけた。次節、日体大が勝利すれば1部昇格が決定する。


○ともに残留争いから抜け出したい、8位・拓殖大学(勝点17)と9位・産業能率大学(勝点10)の直接対決。

 試合は前半から派手な打ち合いになった。先手を取ったのは産能大。10分、10番・見留耀太が8番・浜下瑛からのスルーパスから抜け出して先制ゴール。対する拓殖大もすぐさま反撃に移る。15分、相手のミスを見逃さなかった31番・小島樹がドリブルで持ち込んで同点弾を決めると25分には14番・大森優希がFKを直接沈めて逆転に成功。しかし産能大も黙っていない。29分には、9番・越智大和がこちらもFKを直接決め再び同点に。さらに前半終了間際の45分には、GKのこぼれ球を拾った6番・遠藤元一が冷静に押し込んで産能大がリードして前半を折り返す。
 なんとか追いつきたい拓大は後半、リズムよくボールを動かしながら産能大ゴールに迫る。66分には、CKからの混戦の中、24番・田代圭亮が頭で押し込み、またもや拓大が産能大に追いつく。だが、この激しい点の取り合いに終止符を打ったのは、産能大だった。終盤の87分、右サイドバックの2番・植田涼吾が、迫力ある攻撃参加から左足でゴールを決め4-3。激戦を制した産能大が勝点3をもぎ取り、10位・東国大との勝点差を1まで詰めた。


○上位陣に食らいついていきたい朝鮮大学校(勝点25)と、残留確定に向けて勝点が欲しい東海大学(勝点14)の一戦。

 先制したのは東海大だった。16分、4番・岩壁裕也がPKを決めて1-0とすると、その後は朝鮮大が反撃を試みるも、東海大の強固な守備の前にしてなかなかゴールが奪えない。迎えた後半の47分には、CKから6番・羽毛勇斗が押し込み2-0。東海大が貴重な追加点を挙げる。しかし直後の50分、朝鮮大は10番・金成純がFKを直接決め1点差に。しかし同点を目指して攻め込む朝鮮大を、再び東海大が突き放す。71分、途中出場の26番・若林涼太が素早いカウンター攻撃に反応。監督の起用に応えるゴールを決めて3-1とリードを広げる。80分には朝鮮大の10番・金成純に1点を返された東海大だったが、そのまま逃げ切り、3-2で勝利を収めた。


 次節第18節は、10月17日(土)に産業能率大学第ニグラウンドで産業能率大学対東海大学の“神奈川ダービー”と、日本体育大学対朝鮮大学校の試合が行われる。翌10月18日(日)には筑波大学第一サッカー場で、東京学芸大学対拓殖大学、関東学院大学対筑波大学。青山学院大学緑ヶ丘グラウンドでは、東京国際大学対日本大学、東洋大学対青山学院大学の試合が開催される。
 日体大は、勝てば1部昇格が確定する大一番。また関学大と筑波大という、昇格を狙う2位・3位チームの直接対決もある。多くのチームにとって、次節はターニングポイントとなる試合となるだろう。


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