JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第1節レポート
2015/04/07
開会式翌日、『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグが今シーズンも開幕。第1節は4月5日(日)に、全6試合が行われた。
○昨シーズン7位の日本体育大学と、最終節で残留を決めた10位産業能率大学の一戦。
序盤から押し気味にゲームを進めたのは日体大。25分、10番・藤井貴之が右サイドからのセンタリングをボレーシュートで決め先制。対する産能大は44分、ゴール正面で得たFKを9番・越智大和が直接決めて同点で前半を終えた。しかし迎えた後半開始早々の51分、日体大20番・ンドカ ボニフェイスが遅延行為で2枚目のイエローカードをもらい退場してしまう。これで流れは産能大に傾いたが、日体大は10人でなんとか耐え凌ぐ。すると72分、日体大7番・高井和馬がミドルシュートのこぼれ球を押し込んで貴重な追加点。その後もカウンターから高井の2点目を含む2ゴールを追加し10人の日体大が4-1で産能大を振り切った。
○昨シーズン1部からまさかの初降格となった筑波大学と2部9位の東京学芸大学の一戦。
1年での1部返り咲きに向けて開幕戦で勝利が欲しい筑波大は序盤からゲームを有利に進める。しかしゴール前での精度に欠き、なかなかゴールを奪えない。対する東学大も押し込まれる展開が続き、チャンスをほとんど作れないまま前半を終える。後半も攻める筑波大、守る東学大の図式は変わらず。しかし試合を動かしたのは東学大だった。79分、相手CBのバックパスが弱くなったところを途中出場の14番・岸寛太が逃さずにカット。そのままGKとの1対1を制し貴重な先制点。その後、筑波大の猛攻にあったものの、粘り強いディフェンスで凌ぎきった東学大が初戦からジャイアントキリングで筑波大を倒した。
○昨シーズン一年での1部返り咲きを逃し、4位に終わった東洋大学と6位拓殖大学の一戦。
東洋大は昨シーズン2部得点ランキングトップのエース、9番・遊馬将也が開幕戦から魅せてくれた。まずは55分、10番・小島正之介のアシストから先制点を決める。しかしその直後の58分、拓大も4番・穂積諒がゴールを決めて同点に。このまま引き分けが濃厚かと思われた84分、試合を決定づけるゴールをあげたのはまたしても遊馬。敵陣でボールをカットするとそのまま一人で持ち込みミドルシュートを決めた。エースの活躍で東洋大が1部復帰に向けて幸先の良いスタートを切った。
○昨シーズン、初の1部で12位と不本意な成績に終わり2部に降格となった東京国際大学と、2部8位だった日本大学の一戦。
前半は両チーム互角の展開。共にゴールを奪うことは出来ずにスコアレスで後半を迎える。そして63分、この試合唯一のゴールが生まれた。東国大8番・川上翔平が貴重な先制点を決め1-0。その後も攻め続けた東国大。追加点こそ奪えなかったが後半は日大のシュートを0に抑えた東国大が開幕戦白星スタートを切った。
○昨シーズン、惜しくも最終節で1部昇格を逃した関東学院大学と神奈川県リーグから昇格し、2年ぶりの関東リーグ復帰となった東海大学の一戦。
昨シーズンの悔しさを晴らしたい関学大は序盤から攻勢を掛ける。6分、11番・萱沼優聖がCKからヘディングシュートを決め、幸先よく先制する。対する東海大学もすぐさま反撃。12分、13番・榎戸皓平が右サイドからのセンタリングをヘディングで合わせて同点に。試合を振り出しに戻す。1-1で迎えた後半、突き放したのは関学大だった。74分、6番・木村魁人がPKを沈め2-1に。その後もう一点を追加した関学大が3ゴールをあげ、開幕戦で見事に勝点3を手に入れた。
○昨シーズン5位の青山学院大学と、東京都リーグから2年ぶりの関東リーグ復帰となった朝鮮大学校の一戦。
この試合は壮絶な打ち合いになった。試合を先に動かしたのは朝鮮大。前半アディショナルタイムも、2番・洪潤極のゴールで先制すると56分には22番・安泰永のゴールで青学大を突き放す。なんとか追いつきたい青学大は84分、7番・荒木大吾が一点を返し2-1に。しかし89分、26番の韓勇太が決めて再び朝鮮大が3-1とし、リードを2点差に広げる。万事休すかと思われた青学大だったがここから驚異の粘りを見せる。まずは90+2分、27番・三田真也がゴール前のこぼれ球を押し込み1点差とすると、90+5分、18番・花村颯太が右サイドからのセンタリングに飛び込みヘディングシュート。これがネットを揺らし土壇場で3-3の同点。試合はそのまま終了し両チーム勝点1を分け合った。
次節は4月11日(土)に、県立保土ヶ谷公園サッカー場にて青山学院大学-日本体育大学。龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて東京国際大学-東海大学、筑波大学対朝鮮大学校。4月12日(日)に、駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場にて拓殖大学対日本大学、東洋大学対東京学芸大学。ゼットエーオリプリスタジアムでは、関東学院大学対産業能率大学の神奈川ダービーが開催される。
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○昨シーズン7位の日本体育大学と、最終節で残留を決めた10位産業能率大学の一戦。
序盤から押し気味にゲームを進めたのは日体大。25分、10番・藤井貴之が右サイドからのセンタリングをボレーシュートで決め先制。対する産能大は44分、ゴール正面で得たFKを9番・越智大和が直接決めて同点で前半を終えた。しかし迎えた後半開始早々の51分、日体大20番・ンドカ ボニフェイスが遅延行為で2枚目のイエローカードをもらい退場してしまう。これで流れは産能大に傾いたが、日体大は10人でなんとか耐え凌ぐ。すると72分、日体大7番・高井和馬がミドルシュートのこぼれ球を押し込んで貴重な追加点。その後もカウンターから高井の2点目を含む2ゴールを追加し10人の日体大が4-1で産能大を振り切った。
○昨シーズン1部からまさかの初降格となった筑波大学と2部9位の東京学芸大学の一戦。
1年での1部返り咲きに向けて開幕戦で勝利が欲しい筑波大は序盤からゲームを有利に進める。しかしゴール前での精度に欠き、なかなかゴールを奪えない。対する東学大も押し込まれる展開が続き、チャンスをほとんど作れないまま前半を終える。後半も攻める筑波大、守る東学大の図式は変わらず。しかし試合を動かしたのは東学大だった。79分、相手CBのバックパスが弱くなったところを途中出場の14番・岸寛太が逃さずにカット。そのままGKとの1対1を制し貴重な先制点。その後、筑波大の猛攻にあったものの、粘り強いディフェンスで凌ぎきった東学大が初戦からジャイアントキリングで筑波大を倒した。
○昨シーズン一年での1部返り咲きを逃し、4位に終わった東洋大学と6位拓殖大学の一戦。
東洋大は昨シーズン2部得点ランキングトップのエース、9番・遊馬将也が開幕戦から魅せてくれた。まずは55分、10番・小島正之介のアシストから先制点を決める。しかしその直後の58分、拓大も4番・穂積諒がゴールを決めて同点に。このまま引き分けが濃厚かと思われた84分、試合を決定づけるゴールをあげたのはまたしても遊馬。敵陣でボールをカットするとそのまま一人で持ち込みミドルシュートを決めた。エースの活躍で東洋大が1部復帰に向けて幸先の良いスタートを切った。
○昨シーズン、初の1部で12位と不本意な成績に終わり2部に降格となった東京国際大学と、2部8位だった日本大学の一戦。
前半は両チーム互角の展開。共にゴールを奪うことは出来ずにスコアレスで後半を迎える。そして63分、この試合唯一のゴールが生まれた。東国大8番・川上翔平が貴重な先制点を決め1-0。その後も攻め続けた東国大。追加点こそ奪えなかったが後半は日大のシュートを0に抑えた東国大が開幕戦白星スタートを切った。
○昨シーズン、惜しくも最終節で1部昇格を逃した関東学院大学と神奈川県リーグから昇格し、2年ぶりの関東リーグ復帰となった東海大学の一戦。
昨シーズンの悔しさを晴らしたい関学大は序盤から攻勢を掛ける。6分、11番・萱沼優聖がCKからヘディングシュートを決め、幸先よく先制する。対する東海大学もすぐさま反撃。12分、13番・榎戸皓平が右サイドからのセンタリングをヘディングで合わせて同点に。試合を振り出しに戻す。1-1で迎えた後半、突き放したのは関学大だった。74分、6番・木村魁人がPKを沈め2-1に。その後もう一点を追加した関学大が3ゴールをあげ、開幕戦で見事に勝点3を手に入れた。
○昨シーズン5位の青山学院大学と、東京都リーグから2年ぶりの関東リーグ復帰となった朝鮮大学校の一戦。
この試合は壮絶な打ち合いになった。試合を先に動かしたのは朝鮮大。前半アディショナルタイムも、2番・洪潤極のゴールで先制すると56分には22番・安泰永のゴールで青学大を突き放す。なんとか追いつきたい青学大は84分、7番・荒木大吾が一点を返し2-1に。しかし89分、26番の韓勇太が決めて再び朝鮮大が3-1とし、リードを2点差に広げる。万事休すかと思われた青学大だったがここから驚異の粘りを見せる。まずは90+2分、27番・三田真也がゴール前のこぼれ球を押し込み1点差とすると、90+5分、18番・花村颯太が右サイドからのセンタリングに飛び込みヘディングシュート。これがネットを揺らし土壇場で3-3の同点。試合はそのまま終了し両チーム勝点1を分け合った。
次節は4月11日(土)に、県立保土ヶ谷公園サッカー場にて青山学院大学-日本体育大学。龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて東京国際大学-東海大学、筑波大学対朝鮮大学校。4月12日(日)に、駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場にて拓殖大学対日本大学、東洋大学対東京学芸大学。ゼットエーオリプリスタジアムでは、関東学院大学対産業能率大学の神奈川ダービーが開催される。
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