【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・2部第7節
2023/06/07
『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第7節は、6月4日(日)に6試合が行われた。
2部リーグ第7節 全結果・順位表
2部リーグ第7節まとめ
前節は0-3で完敗を喫した5位・駒澤大学と、同勝点の6位・産業能率大学との直接対決。前半、開始早々に先制したのは産能大だった。6分に川人太陽がゴールを挙げて好調なスタートを切るが、駒大も13分に鷹啄トラビス、26分に小島心都のゴールで反撃。すぐさま逆転に成功する。すると32分、今度は産能大が鈴木琉矢のゴールで同点に追いつく。打ち合いとなった前半は2-2で終了。後半に入ると駒大がさらに攻勢を強め、55分に鷹啄が勝ち越し弾。さらに3分後の58分には小島もゴールし、4-2と産能大を突き放した。産能大も74分、猪狩祐真のゴールで1点返すが反撃はここまで。激しいゴールの奪い合いとなった試合は4-3で駒大が勝利し、5位と6位の直接対決を制した。
勝点差1の首位攻防戦。2連勝中の2位・早稲田大学は、首位で今季負け無しの立正大学と対戦。前半、先に試合を動かしたのは早大だった。13分、コーナーキックから東廉が決めて先制するが、立正大も29分に西田結平、43分に多田圭佑のゴールで逆転する。しかし、前半終了間際の45+1分、早大は駒沢直哉のゴールで同点に追いつき、2-2で前半が終了。だが後半、立正大は72分に多田のゴールで再び勝ち越すと、77分にも多田がペナルティーキックで追加点。多田のハットトリックでスコアを2-4とした立正大が勝利し、首位を堅持した。
前節初黒星を喫した3位・日本体育大学は9位・立教大学をホームに迎えて対戦。前半は日体大が試合を優位に進め、立教大のシュートをゼロに抑える。しかし日体大も決定機を逸し、前半はスコアレスで終了。後半に入ると、日体大が一気に動き出す。まずは53分、近藤広琉のドリブル突破から岡﨑大志郎が決めて先制すると、65分には近藤広琉が相手のボールを奪って追加点。試合終了間際の89分にも篠田大輝がゴールを決めて3-0に。日体大が快勝して2位に再浮上。首位を1ゲーム差内に捉えた。
勝利から遠ざかっている8位・青山学院大学は、同じくここ2試合白星がない10位・順天堂大学と対戦。前半、主導権を握ったのは青学大だった。6分に黒田陸斗のゴールで先制すると、前半終盤の43分にまたも黒田のゴールで追加点。2-0とリードして前半を終えた。しかし後半に入ると前半とは一転、順大がボールを握る時間が長くなる。55分、青学大のこぼれ球を拾った順大は、小林里駆のゴールで1点を返して反撃の狼煙を上げる。81分に栗原諒のゴールで同点に追いつくと、86分には名須川真光が3点目を挙げ逆転に成功。後半、一気に巻き返した順大が3試合ぶりの勝利で8位に浮上。対する青学大はこれで3連敗となり順位を9位に下げた。
未だ勝利のない最下位の亜細亜大学は、着々と順位を上げる4位・山梨学院大学をホームに迎え初勝利を目指す。両チームスコアレスで試合を折り返したが、後半に入ると山学大が攻撃のギアを入れる。64分、山学大は関口凱心の先制点で勢いをつけると、その3分後の67分にまたもや関口が追加点。関口は78分にもこの試合3点目となるゴールを決めて勝負あり。終わってみれば0-3で山学大が完勝。関口のハットトリックで勝点を積み上げた山学大が3位となり、2位・日本体育大学に勝点1差に迫った。
3連勝中の7位・関東学院大学は、2勝目が遠い11位・作新学院大学と対戦。前半からボールを保持したのは関東大だった。何度となく作新大ゴールを脅かすと、35分に長澤シバタファリがヘディングシュートを決めて先制。このゴールで攻勢を強めた関東大は、後半開始早々の46分、長澤のスローインに堀金峻明が合わせて追加点。前節に特別指定のサガン鳥栖から復帰した長澤が1ゴール1アシストと躍動する。作新大も80分、野邊滉生のゴールで1点を返すが、終了間際の90+1分に関東大の堀金がこの日2点目となるゴールを決めて勝負あり。3-1で試合は終了し、関東大が4連勝を飾った。
第7節を終え、唯一の負け無しチームとなったのは首位の立正大学。その立正大を2位の日本体育大学が1ゲーム差の勝点14で追い、3位・山梨学院大学から5位・駒澤大学までが 勝点13で並び、6位の関東学院大学は勝点12と上位は大混戦だ。このまま立正大が独走するのか、それを止めるチームが現れるのか。『JR東日本カップ 2023第97回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第8節は、6月11日(日)に全6試合が行われる。
