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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部第6節

2023/05/30


 『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第6節は、5月27日(土)に全6試合が行われた。


1部リーグ第6節 全結果・順位表





1部リーグ第6節まとめ


 規定違反により、前節の勝利で初の勝点を得た10位・明治大学と、前節で3位・4位の直接対決を制し3位に浮上した東洋大学の対戦。試合は、明大が前節に続き先制点を許す展開となった。開始早々の7分、東洋大はコーナーキックの流れから最後は徳永崇人が頭で合わせて先制する。東洋大はさらに前半終了間際の45分、新井悠太がペナルティーエリア左、角度のないところからシュートを決めて追加点。2点のビハインドを負った明大は、後半の頭からルーキー桒原陸人を投入。主導権を握るがゴールまでは至らず試合終了。前半に挙げた2得点を守りきった東洋大が3連勝で2位に浮上した。

 前節の敗戦で3位から6位と大きく後退した東京国際大学。未だ勝利のない11位・国士舘大学との試合でも、国士大に先手を取られてしまう。22分、国士大はスローインからのボールを本間凛がつなぎ、最後は山田裕翔が蹴り込んで先制。国士大は前半アディショナルタイムの45+5分にも、布方吐夢のフリーキックに、望月海輝が頭で合わせて追加点を挙げ0-2とリードして試合を折り返した。しかし後半は東国大が反撃を開始。猛攻を仕掛けるが、国士大の粘り強い守備の前になかなかゴールを割ることができない。だが終了間際の89分、依⽥籟木のロングキックを起点に最後は橋辺海智がゴールに押し込んで1点を返す。東国大はアディショナルタイムに入っても攻撃の手を緩めず、90+4分、スローインからチャンスを作ると吉田眞翔がネットを揺らし2-2に。土壇場で同点に追いついた東国大が貴重な勝点1を獲得。一方の国士大は待望の初勝利を目前で逃すこととなった。

 開幕以来白星のない7位・法政大学と未だ勝利のない最下位・中央大学の一戦。試合は立ち上がりから法大が断続的に中大ゴールに襲いかかる。まずは10分、法大は右サイドのスローインから中大のディフェンスラインを崩すと、逆サイドにフリーでいた日高華杜が抜け出して鮮やかなシュート。さらに24分、コーナーキックの流れから竹内豊がヘディングシュートを決め、法大が2-0リードで折り返した。中大も後半頭から小川嵩翔を投入して立て直しを図るが、法大も48分に小湊絆、65分に髙橋馨希がゴールを決めて4-0と中大を大きく突き放す。中大も試合終盤の81分と90+1分に、途中出場の持山匡佑が2得点を挙げるが法大のリードには及ばず。4-2で法大が5試合ぶりの勝利を収めた。

 今季リーグ戦初の茨城ダービー、流通経済大学対筑波大学の試合は思わぬ大差がつく結果となった。先制は筑波大。11分にコーナーキックの流れから鈴木瑞生が諏訪間幸成のクロスを蹴り込む。筑波大はその3分後の14分にも相手ボールを奪った山内翔がドリブルで突破。最後は内野航太郎が山内からのパスに合わせて2点目を挙げる。流経大も後半頭から鈴木奎吾を投入するなどして反撃を開始。57分には藤井海和がペナルティーエリア外からのスーパーミドルを決めて1点を返す。だが、筑波大も63分に角昂志郎、78分には山崎太新と次々とゴールを重ねてさらにリードを広げる。84分には内野がこの試合2点目となるゴールを決めて1-5に。筑波大は最後まで攻撃の手を緩めず、90+1分にもオウンゴールを決めてフィニッシュ。終わってみれば1-6と、唯一の無敗チーム・筑波大が圧倒的な強さで首位を堅持した。

 首位を勝点1差で追う日本大学は、8位の桐蔭横浜大学をホームに迎えて対戦。序盤は日本大学が試合を優勢に進め、34分にはショートカウンターから最後は橋田尚希が決めて先制。日大は後半開始早々の48分にも、左サイドを粘り強く攻めてチャンスを作ると、橋田がこの試合2点目となるゴールを決めて2-0とリードを広げる。しかし、ここから桐蔭大の反撃が開始。日大のゴールから5分後の53分、桐蔭大は左サイドからのクロスに笠井佳祐が頭で合わせる。これはGKに弾かれるものの、こぼれたボールを今度は右足で合わせて1点を返す。攻撃のギアを上げた桐蔭大は79分、左サイドからペナルティーエリア内に切れ込んだところで倒され、ペナルティーキックを獲得。これを田中大生が落ち着いて決めて同点に追いつく。しかし、その後は両チーム追加点を挙げられず2-2で試合終了。勝ちきれなかった日大は3位に後退した。

 前節大敗を喫した9位・東海大学は4位の拓殖大学と対戦。両チームスピード感のある攻撃を繰り広げる中、先手を取ったのは東海大。右サイドでボールを奪うと、桑山侃士がゴール前にグラウンダーのクロス。星景虎がスルーしたボールを、ゴール前に上がってきた⼤塚瑶平が蹴り込んで東海大が先制する。ビハインドを負った拓大は後半に攻撃のギアを上げ、62分に加藤悠馬が左サイドからペナルティーエリア内にドリブルでカットイン。DFをかわしてシュートを放つが、これは相手守備陣に防がれてしまう。しかし、こぼれ球を木村俊太が拾い、最後は三浦敏邦が右足で合わせて同点に。試合は振り出しに戻ったが、その後は両チーム得点なく1-1で試合終了。勝点1を分け合う結果となった。



 首位の筑波大学が順当に勝点3を積み上げる一方、日本大学と拓殖大学は勝ちきれずに順位を落とす結果に。日大にかわって2位に浮上したのは東洋大学。3位の日大とともに、首位を1ゲーム差にとらえているだけに、筑波大の独走を許すかどうかは、この2チームにかかっているといっていいだろう。4位の法大から9位の東海大までは、1ゲーム差内に6チームがひしめく大混戦模様だ。この混戦を抜け出し、台風の目となるのはどのチームか。リーグ戦はまだまだ序盤。これからどんな展開が待っているのか、要注目だ。









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