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JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦・1部第1節レポート

2017/04/20
 『JR東日本カップ2017 第91回関東大学サッカーリーグ戦【前期】』1部リーグの幕が開いた。昨季リーグ戦では明治大学が圧倒的な強さで独走し、現行方式では史上最速となる優勝を決めた。今季は、混戦の2部リーグにおいて頭一つ抜き出た強さを見せて1部昇格を決めた東京国際大学と、最終節終了間際の劇的な決勝点で1部リーグ昇格を手にした東洋大学を加えて行われる。


〇昨季リーグ優勝校で、連覇に向けて重要な開幕戦を迎えた明治大学(昨季1部リーグ1位)と、タイトル獲得に向けて「いいチームから強いチームへ」をモットーに、昨季優勝校に挑む順天堂大学(昨季1部リーグ4位)との一戦。

 2017年度シーズンの幕開けとなった一戦は、昨年度総理大臣杯決勝戦と同カードとなった。しかし両チームとも堅さが見られ、決定的なシーンを作り出せない。わずかなチャンスも、両チーム守備陣が高い集中力を保ち0-0で前半を折り返す。
 試合が動くのは後半に入った67分。1年生ながら先発出場となった26番・望月陸が右サイドで10番・米田隼也からボールを受けると、そのままドリブルで駆け上がる。26番・望月のクロスから11番・旗手怜央が落ち着いて決め、順大が先制。追いつきたい明大はトップの2枚を動かす。8番・金原唯斗に代え17番・富田光、18番・佐藤亮に代え27番・中川諒真を投入して流れを引き寄せたい明大だったが、またしても得点を決めたのは順大だった。80分、カウンターから7番・名古新太郎が11番・旗手にボールを預けると、11番・旗手はそのままドリブルで持ち込みシュートを決める。昨季リーグ新人賞に選ばれた2年生エースが2得点目を決め、順大がリードを広げる。このまま終わるわけにはいかない明大は、果敢にゴールを目指すもタイムアップ。0-2で順大が勝利を収めた。
昨季4位の順大は終わってみれば2-0の完勝。堀池巧監督の掲げる「ボールも人も良く動くサッカー」で幸先のいいスタートを切り、次節は昨季5位の法政大学と対戦する。一方、昨季王者として2連覇を目指す明大は2失点と手痛い完敗。初戦は黒星スタートとなった。次節は昨季3位・日本体育大学と対戦する。


〇昨季リーグ戦準優勝、インカレ優勝の勢いそのままに、今年は13年ぶりのリーグ制覇を狙いたい筑波大学(昨季1部リーグ2位)と、インカレ決勝戦で筑波大に大敗を喫しリベンジに燃える日本体育大学(昨季1部リーグ3位)の一戦。

日体大が筑波大相手に0-8の屈辱的なスコアのリベンジなるか、それとも返り討ちか。注目の集まるインカレ決勝の再戦だ。
筑波大のキックオフで始まったゲームは開幕戦らしい堅さの中次第に筑波大がペースを握る。筑波大は3番・小笠原佳祐から精度の高いロングフィードを繰り出すと、9番・三笘薫や11番・中野誠也がそれに反応。息の合ったコンビネーションで日体大陣営に攻め込むが、なかなかシュートまで持ち込むことができない。一方の日体大は序盤から苦しい時間が続くが、この試合がリーグ戦初出場となる23番・江崎響太朗が開いているスペースに顔を出しながらボールを受けて攻撃のリズムを作る。FWの9番・平川元樹にボールを集めて得点の機会をうかがう日体大だったが、スコアレスのまま前半を終了。
 後半に入ると、両チームとも流れを変えるべく66分に選手交代を行う。主将の10番・北川柊斗を投入した筑波大は攻撃が活性化。すると69分、筑波大・小井戸正亮監督の采配がズバリ的中した。途中出場の10番・北川のパスを11番・中野が受け、相手DFを背負いながらタメを作り、15番・長澤皓祐につなぐ。右サイドを果敢に攻め上がってきた15番・長澤は、ファーストタッチでペナルティーエリアへと侵入し右足一閃。放たれた豪快な一発が日体大ゴールネットに突き刺さり、筑波大がこの試合初の得点を挙げる。なんとか追いつきたい日体大は10番・太田修介を投入するが反撃は及ばず。途中出場の選手の活躍が、この難しい試合の命運を分ける結果となり、緊張感のあるゲームを1-0で筑波大が制した。
 日体大は昨年強烈な存在感を誇った高井和馬(群馬)や高野遼(横浜F・M)ら主力選手の抜けた穴が大きく感じられたが、23番・江崎や新1年生28番・伊藤純也が開幕戦デビューを果たしたのが明るいニュースだ。昨年の主力の穴を埋めてさらなる飛躍を目指すためにも、新たな戦力のこれからの活躍に期待がかかる。次節には昨季王者、明治大学との一戦が控える。上位を狙う上でも明大に勝利し、今後の足がかりにしたい。一方、初戦に勝利した筑波大は、昨季から活躍する選手が多く残り安定感のある試合運びを見せた。その安定力を武器に、今季こそリーグ優勝を狙う。


〇昨季リーグ戦8位で終えた悔しさを胸に、「奪還」をスローガンに掲げる流通経済大学(昨季1部リーグ8位)と、昨季2部リーグ優勝校として3年ぶりの1部リーグ復帰となる東京国際大学(昨季2部リーグ1位)との一戦。

試合開始早々2分、東国大10番・安東輝が見事な個人技でシュートを放つ「早い時間帯だったので、とりあえず思い切り打とうと思った」(10番・安東)というゴールで、1部リーグ復帰の東国大が先制する。「最初は固さがあったと思う」(10番・安東)という東国大だったが、この得点で勢いを増し、前半は圧倒的にボールを支配。さらに前半終了間際の43分、右コーナーキックのチャンスを得ると、10番・安東の正確なキックから4番・國井拓也がヘディングでゴール。0-2で東国大がリードし、前半を終える。
追いつきたい流経大は後半から3番・田中龍士郎に代えて18番・立花歩夢を投入。すると前半と打って変わって流経大ペースとなり、55分に18番・立花がドリブル突破からシュートを放つと、相手GKのこぼれ球を11番・渡邉新太が押し込み流経大が1点を返す。追いつきたい流経大は後半7本のシュートを放ち東国大ゴールを脅かすも、追加点ならず試合終了。1-2で東国大が勝利を収めた。
3年ぶりの1部リーグ復帰となった東国大は、昨季2部リーグを戦い抜いたメンバーの多くが今季も先発で出場。息の合った攻撃で勝点3を獲得した。次節は昨季1部リーグ6位の慶應義塾大学と対戦する。一方敗れた流経大は、後半に追い上げを見せたが悔しい敗戦。次節は昨季1部リーグ9位の駒澤大学と対戦する。


〇1部リーグ復帰から3年目、上位に定着したい法政大学(昨季1部リーグ5位)と、長年惜しいところでタイトルを逃してきた古豪・慶應義塾大学(昨季1部リーグ6位)との一戦。

 法大は、主将でありGKの1番・関口亮助が昨冬からの怪我より復帰、また関東選抜Aチームとしてデンソーカップチャレンジサッカー優勝を経験した26番・ディサロ燦シルヴァーノを筆頭に、昨年のリーグ戦を経験した選手を多数擁して初戦を迎えた。対する慶大は7番・渡辺夏彦が東京都サッカートーナメント(天皇杯予選)での退場処分により出場停止となり、36番・ピーダーセン世穏がリーグ戦初出場となった。試合は序盤から両チームともチャンスを演出し拮抗した展開となった。得点が動いたのは10分。「法大は、昨年の主力だった守備陣が卒業している。ペナルティーエリア内でプレッシャーをかけ続ければ何かが起こると言っていた」という慶大・須田芳正監督の読み通りに、リーグ戦初出場の36番・ピーダーセンがPKを獲得。これを11番・近藤貫太が確実に決め、慶大が先制に成功した。
 慶大の1点リードで迎えた後半開始直後の46分には、慶大の14番・小谷春日が右サイドで19番・宮川類からのパスを受け、中央へとボールを送り込む。そのボールに再び11番・近藤が右足で合わせてゴールネットを揺らし、スコアを0-2とした。追いつきたい法大は、2番・長倉颯から23番・渡辺淳揮、10番・上田慧亮から25番・紺野和也と、立て続けに選手を交代するも、なかなか決定機を決めきれない。このまま試合終了かと思われた85分、法大は左サイドでフリーキックを獲得。キッカーは交代で入った23番・渡辺。これに3番・前谷嵩博が頭で合わせて1点を返す。同点弾が欲しかった法大だったが、反撃むなしく試合はそのまま終了、1-2で慶大が勝利を収めた。
 慶大は開幕戦を勝利で終え、幸先の良いスタートを切った。天皇杯予選で出場停止がふたりと厳しい開幕戦を迎えた慶大だったが、終わってみれば11番・近藤貫太が2得点。愛媛FCでのプロ生活を経て、昨年慶大に復帰した近藤はIリーグなどを経てトップチームへと戻った。「監督からお前はゴールゲッターと言われていた」という期待に応える2得点だが、本人は「11分の1の役割をしただけ」と語り「セカンドボールが拾えていない部分があったので、修正する必要がある」と次節・東洋大戦への課題を見据えていた。対する法大はリーグ戦で慶大相手に5戦連続勝ち星を挙げられていない。上位校に定着するためには、相性の悪い相手にも勝点を取り損ねないことが必須。次節は開幕から好調の順天堂大学が相手となるだけに、気を引き締めて臨みたいところだ。


◯桐蔭横浜大学とは対戦成績が良くない駒澤大学(昨季1部リーグ9位)と、昨季同様、初戦の勝利で流れに乗りたい桐蔭横浜大学(昨季1部リーグ10位)の対戦。

本来はテクニカルなサッカーを展開する桐蔭大だが、出だしからミスが多く流れに乗り切れない。一方、駒大は縦に早いサッカーを徹底しチャンスを作る。駒大ペースで試合が進む中、前半7分右サイドから桐蔭大7番・浅沼大和の浮き球に9番・浅川隼人が頭で合わせて、ゴールネットを揺らす。その後は桐蔭大がペースを握るが前半20分、駒大も2番・熱川徳政のコーナーキックに31番・鈴掛涼が頭で合わせてチャンスを作る。これはKにクリアされるものの、こぼれ球を17番・上田哲也が頭で押し込み駒大が早い時間に追いつく。しかし前半終了間際の44分には桐蔭大10番・石川大地のパスに7番・浅沼が右足で合わせ、桐蔭大が再びリードして前半は終了。
後半開始から、駒大は猛攻を仕掛ける展開に。そして61分には、7番・大村英哉からのパスを8番・中原輝が右足で決め、再び駒大が追いついた。このまま試合終了かと思われた84分、予想外の形で試合が動いた。駒大GKのパントキックが桐蔭大フィールドプレーヤーのミスを誘うと、キックミスがそのままゴールへ。桐蔭大のオウンゴールという思わぬ形で、駒大が逆転に成功した。
 このまま3-2で試合は終了。相性が悪い桐蔭大相手に駒大が貴重な勝点3を手にした。次節の対戦相手は黒星スタートの流通経済大学だが、ここで連勝して勢いの乗りたいところ。一方桐蔭大は痛い敗戦を喫し、天皇杯神奈川県予選決勝に続く連敗。黒星発進の開幕戦となった。次節の専修大学戦で悪い流れを断ち切りたい。


◯東洋大学朝霞グラウンドという完全アウェーの中、3年ぶりの王座奪還を狙う専修大学(昨季1部リーグ7位)と、昨年最終節の劇的な勝利で1部昇格を決め、開幕勝利を狙う東洋大学(昨季2部リーグ2位)の対戦。

1部に昇格した東洋大にとって完全ホームで迎えた開幕戦。しかし序盤から専大がボールを支配し、試合のリズムを作る。しかし前半は、互いにシュート数が2本ずつと守備の良さも目立ち、0-0のまま前半終了かと思われた45分に試合が動いた。東洋大のディフェンスがペナルティーエリア内でファールをおかし、専大がペナルティーキックを獲得。これを7番・三沢直人が冷静に決め、前半終了間際に先制専大の1-0リードで折り返した後半、専大は56分に7番、三沢からのパスに16番、鈴木厚太が合わせて追加点。2-0とリードを広げた。その後は東洋大が猛攻を仕掛けたがチャンスを生み出せず、2-0のまま専大勝利で試合は終了した。
少ないチャンスをものにし幸先の良いスタートを切った専大。王座奪還のためには、次節・桐蔭横浜大学戦で連勝できるかが重要となる。一方、1部昇格後の試合を完全ホームの中で勝ち切れず、悔しい1部復帰戦となった東洋大。多くの課題を次節の筑波大学戦までに修正できるか。天皇杯を挟んで、次節までの2週間をプラスに働かせたい。

 次節第2節は、4月30日(日)に味の素フィールド西が丘にて順天堂大学対法政大学、明治大学対日本体育大学が、江東区夢の島競技場にて専修大学対桐蔭横浜大学、慶應義塾大学対東京国際大学との試合が開催。また龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて流通経済大学対駒澤大学、筑波大学対東洋大学の試合が行われる。
 来週は天皇杯のため、リーグ戦は一時中断。天皇杯に出場する筑波大学、東京国際大学以外は2週間が空くことになるが、その後にはゴールデンウィークの連戦が待っている。スタートダッシュに成功する大学は現れるのか、注目が集まる。

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