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JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦・1部第13節マッチレポート

2019/10/01


 「JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦【後期】」1部リーグ13節は、9月21日(土)に全6試合が行われた。


桐蔭横浜大学 対 立正大学 @県立保土ヶ谷公園サッカー場


 現在4連勝中、勝って首位に近づきたい桐蔭横浜大学(勝点24・2位)と、勝って2位に浮上したい立正大学(勝点23・3位)。2位と3位の直接対決。

 試合は立ち上がりから拮抗した展開となったが、意外にもスコアは早い時間に動いた。桐蔭大は19分、26番・神垣陸から2番・浅野嵩人へとパスを繋ぐと、2番・浅野はワンタッチで11番・下村司へとボールを出す。11番・下村は右サイドでこれを受けると、そのままドリブルでゴール前まで持ち込み、右足を振り抜いて先制点を決める。立正大も10番・人見拓哉、11番・見原慧、16番・平松昇を中心に攻撃を仕掛けるが、なかなか得点に結びつけることができない。

 リードを広げたい桐蔭大は、後半開始早々の49分、15番・松本幹太がゴールネットを揺らすも、これはオフサイドの判定に。逆に53分には、立正大の10番・人見のシュートのこぼれ球を、11番・見原が拾いそのまま右足で押し込み同点弾。試合を振り出しに戻した。その後は互いにサイドを起点に突破を試みるが、追加点を決めることなく1-1でタイムアップ。2位と3位の直接対決は、勝点を分け合う結果となった。

 立正大の杉田守監督は「前半と後半の立ち上がりにビッグチャンスがあったが、それを決めきれなかった」と、まずは反省の弁。「なかなか相手の急所を突くことができなかった」と前半を振り返りながらも「サイドからボールを入れられても、決定的な形はつくられなかった。ハーフタイムにも選手たちが"ボールを動かしていけば、穴はできる"と話していた」とコメント。その言葉どおり、後半には同点弾を挙げ「2位と3位の直接対決なので、負けなかったことは最低限の成果だと思う」と胸をなでおろしていた。一方、先制しながら追いつかれた桐蔭大。川崎フロンターレ内定の8番・イサカは「後半はペースも落ちてきて、攻めきれなかった。もったいない試合」と悔しさをにじませた。自身のプレーについても「自分のポジショニングに課題があり、特に後半は何もできなかった」と反省しきり。「イサカを使われると嫌だった」(立正大・杉田監督)という立正大の狙いにはまってしまう形となった。2位はキープしたものの、首位・明大との勝点差はさらに広がり11ポイントに。逆転優勝のためには、ひたすら残り試合で勝点を積み上げるしかない。




明治大学 対 中央大学 @県立保土ヶ谷公園サッカー場


 圧倒的な強さで首位を独走中の明治大学(勝点33・1位)と、1つでも順位を上げインカレ出場圏内に食い込みたい中央大学(勝点17・8位)の一戦。

 試合は立ち上がりから明大ペースで試合が進んだ。開始直後には明大の23番・岡庭愁人がシュートを放つも、これはわずかにゴール左にそれてしまう。その後も明大が前線からの厳しいプレスで中大を圧倒、試合を優位に進めるが、なかなか得点には至らない。対する中大も果敢に攻めるものの、明大を崩すまでの形を作れず、前半はスコアレスで終了した。

 後半も依然として主導権を握っているのは明大。それでも中大が少しずつチャンスを掴み始めた中、58分には明大は鹿児島ユナイテッド内定の7番・中村健人からのパスを受けたサガン鳥栖内定の8番・森下龍矢が、一瞬の隙をついて豪快なシュートを放ち、待望の先制弾。『2019年度 第43回 総理大臣杯 全日本大学サッカートーナメント』の決勝戦後は、自身を含むサイドからの攻撃が「相手の研究されている」と話していたアタッカーが、相手の裏をつく中への動きで均衡を破った。中大もその後は、浦和レッズ内定の8番・大久保智明らが攻撃を仕掛けるが、明大も10番・小柏剛、20番・佐藤凌我らを次々と投入し前線をリフレッシュ。中大に流れが傾くのを許さず、1点を守りきって試合終了。明大が後期2連勝で首位を堅持した。
 明大の栗田大輔監督は「後期は相手も明大対策をしてくる。厳しいゲームが続くのは想定済」とこともなげに語った。前半はなかなかゴールを決められなかったが「そこで迷いが出てくるとやられてしまうが、このチームはそこで迷わない。チーム全体が前向きに機動力をもっていれば、後ろも楽になる」ときっぱり。選手たちも「焦りはなかった」と口にし、後半のチャンスを確信していたことを窺わせた。栗田監督はまた好調の要因について「今年は引き分けと失点が少ない」ことを挙げ、「前期は5失点だったので、後期は4失点に抑えたい」とコメント。前節は1失点を喫しているだけに「今日は1-0で勝てたのが大きい」と、2位に勝点差11をつけた、それ以上の内容を選手に求めた。




早稲田大学 対 東洋大学 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場


 残留争いから抜け出したい早稲田大学(勝点10・10位)と、2部降格回避のためにも10位・早大との直接対決を制したい東洋大学(勝点4・12位)の一戦。

 残留に向けて互いに負けられない降格圏チームの直接対決。立ち上がりは東洋大が主導権を握り、右サイドからセットプレーやロングボールからチャンスを作る。一方の早大もセットプレーからチャンスを作るが、狙いとするロングボールからの攻撃で前線に起点を作れない。東洋大は20分すぎからセンターバックの4番・土田直輝と18番・板倉洸のふたりを中心に、ショートパスから攻撃を組み立てるが、先に決定機をむかえたのは早大だった。34分、7番・栗島健太が東洋大の8番・長澤昂輝から高い位置でボールを奪うと、そのままゴール前まで持ち込み、GKもかわす。しかしシュートはバーに嫌われて、痛恨の決定機逸。対する東洋大も41分、セットプレーのこぼれ球を拾った16番・桑原遥が、左足で強烈なシュートを放つも、これは早大GK31番・上川琢がファインセーブ。結局前半はスコアレスで終わった。

 早大は後半序盤の58分、早大は8番・杉田将宏、9番・加藤拓己を同時に投入して状況を打開しようと試みるが、最後の精度に欠けゴールを奪うことができない。さらに74分、早大は14番・藤沢和也が、東洋大8番・長澤に対して足裏を見せたスライディングタックルを仕掛けたとして、レッドカードを提示される。数的優位に立った東洋大は10バン・松崎快を起点にゴール前にクロスを入れてチャンスを演出。83分には右コーナーキックから途中出場の9番・荒川勇気がヘディングシュートを放つも枠を捉えられず。さらに16番・桑原も85分、87分と立て続けにシュートを放つが、得点には至らずスコアレスドローで90分が終了した。

 残留に向け勝点3のほしい試合だったが、終わってみれば勝点1を分け合うことに。ともに悔しい結果となった。また早大は、退場となった14番・藤沢だけではなく、4番・鍬先祐弥も累積警告で次節は出場停止と、厳しい状況で駒澤大学戦を迎えることとなった。


順天堂大学 対 駒澤大学 @千葉県総合スポーツセンター東総運動場


 前期最終戦から2連敗を喫し、優勝を狙うためにはこれ以上の敗戦が許されない順天堂大学(勝点21・4位)と、インカレ出場圏内を確実にするため勝点3が欲しい駒澤大学(勝点19・6位)の一戦。

 試合はまず順大が主導権を握り、8分、12分とロングボールから立て続けにチャンスを演出。最後は17番・白井海斗がシュートを放つが、得点には至らない。すると次第に試合の流れは駒大へ。22分、14番・米田大介のクロスから26番・中間俊亘がシュートを放つが、これは順大のGK21番・高田謙がファインセーブ。26分にはコーナーキックのこぼれ球を8番・横山玄徳が頭で合わせるも、枠を捉えられない。前半終了間際の44分には14番・米田のクロスに9番・高橋潤哉が合わせてネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。互いにチャンスを決めきれず、スコアレスで試合を折り返した。

 後半は駒大が立ち上がりの主導権を握り、55分GKの1番・松村優太郎からのロングキックがゴール前へ。これを9番・高橋が競り勝ち、こぼれたところを26番・中間が左足で決めて先制。試合の均衡を破った。1点を追う順大は、61分に19番・鬼島和希、64分に9番・浮田健誠を投入して試合の流れを変えようと試みる。するとこの交代が奏功する。78分、14番・鈴木啓太郎のスルーパスを10番・旗手怜央が右サイドで受けてクロスを上げると、これを頭で合わせたのは、9番・浮田。順大が同点に追いつき反撃を開始する。アディショナルタイムには9番・浮田がミドルシュートを放つが、バーに嫌われあと一歩で逆転ならず。結局、1-1で試合終了となった。


専修大学 対 流通経済大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 残留争いから抜け出し、中位に食い込みたい専修大学(勝点13・9位)と、最下位脱出に続き、降格圏からの抜け出しを目指す流通経済大学(勝点5・11位)の一戦。

 試合は開始早々から動いた。7分、流経大は7番・菊地泰智のコーナーキックを13番・伊藤敦樹が頭で合わせる。シュートはポストに弾かれるが、こぼれ球を10番・山口大輝が頭で押し込み、流経大が先制する。しかし、専大もすかさず反撃。13分、9番・岸晃司が流経大のGK31番・鹿野修平のトラップミスをカットし、そのままゴールを決めて試合を振り出しに戻すと、38分にはペナルティーエリア内で10番・氣田亮真からのパスを受けた9番・岸が強引にシュートを放つ。このシュートはGKに弾かれたものの、16番・坂西望がこぼれ球を押し込んで逆転に成功する。

 後半も試合を動かしたのは専大だった。76分、15番・林一輝のコーナーキックを4番・西村慧祐がヘディングで合わせ、試合を決定づける3点目。その後は専大が守りきり、3-1のまま試合は終了し、勝利した専大は勝点を16に伸ばし、降格圏との差を広げる結果に。残留に向け前進するとともに、中位グループ近づいたことでインカレ出場を目指すポジションに入った。


法政大学 対 筑波大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 惜敗した天皇杯から中2日、先発を9人入れ替えて試合に臨んだ法政大学(勝点18・7位)と、前節、早稲田大学を相手に5対0と圧勝した勢いを継続したい筑波大学(勝点20・5位)の一戦。

 スタートメンバーが大幅に替わった法大で、攻撃の起点になったのは11番・橋本陸だった。得点にこそ至らなかったものの、右サイドから果敢に仕掛けてはシュートまで持ち込み、チームに勢いをつけた。対する筑波大学は攻撃の糸口を作れず、前半はシュート3本に抑えられてしまう。

 後半も法大は11番・橋本を中心に攻める。58分、右サイドからドリブルで仕掛けた11番・橋本は、ペナルティーエリアに侵入して混戦の中からシュートを放つ。しかしこれはクロスバーに嫌われ、法大は決定的なチャンスを逃してしまう。筑波大は後半も流れを変えられず9番・犬飼翔洋のヘディングシュート1本に終わり、90分を通してシュート数はわずかに4。結局、両チームゴールを決められず、スコアレスで痛み分け。インカレ出場に向けて後期から巻き返しを狙うチーム同士の一戦は、ともに勝点1を分け合う形で終わった。



 今節は2位の桐蔭大が引き分けに終わったため、中大に勝利した首位・明大が2位との勝点差を11とふた桁に広げる結果に。明大の優勝がいよいよ現実味を帯びてきた。2位以下は混戦状態で、インカレ出場権獲得の6位内ラインに向けて、今後も順位の入れ替わりが激しさを増しそうだ。下位に目を向けると専大が今節勝利を収め、降格圏との差を広げた。勝点5で並ぶ降格圏の東洋大と流経大の、ここからの巻き返しに注目したい。

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