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JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦・2部第22節マッチレポート

2019/12/02


 「JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦【後期】」2部リーグ22節は、11月23日(土)に全6試合が行われた。


日本体育大学 対 東京学芸大学 @柏の葉公園総合競技場


 前節の敗戦で1部リーグ昇格を逃した日本体育大学(勝点35・3位)と、同じく前節の敗戦で東京都リーグへの降格が決定した東京学芸大学(勝点17・12位)の一戦。

 降りしきる雨でピッチ状況が悪い中、試合を支配したのは日体大だった。まずは15分、日体大は10番・山下諒也が持ち前のスピードを活かして敵陣ペナルティーエリアでファウルを誘い、ペナルティーキックを獲得。これを10番・山下自身がしっかり決めて先制点を挙げる。その後も7番・江崎響太朗と17番・大橋滉平のダブルボランチが献身的な動きを見せ、主導権を握る。一方の東学大は7番・色摩雄貴を中心にカウンターを狙うも決めきれず、日体大が1点をリードして前半を終了した。

 後半も日体大がペースを握る状況は変わらず、59分には、日体大に追加点のチャンス。ペナルティーエリア内でのパス交換で決定機を作ると、最後は10番・山下が右足で冷静に流し込んで2点目を挙げる。さらに73分には、またも10番・山下がペナルティーキックを決めて10番・山下がハットトリックを達成。3-0と、東学大との差を大きく広げた。日体大はその直後の77分にも、9番・寺下裕貴のクロスを14番・小林颯がつなぎ、最後は17番・大橋が決めてダメ押しの4点目。勝利を決定的なものとした。対する東学大は試合終盤の81分、8番・住田将の左からのコーナーキックに5番・原山海里が頭で合わせて待望のゴール。なんとか一矢を報いるが、4-1のまま試合は終了。昨年に続き、目前で1部昇格を逃した日体大だったが、今季最後の試合を勝利で締めくくった。


東京国際大学 対 立教大学 @龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド


 ここ2試合勝利から遠ざかり、勝って有終の美を飾りたい東京国際大学(勝点27・6位)と、2部リーグ残留に向けて負けられない立教大学(勝点21・10位)の一戦。

 序盤は自力での2部リーグ残留を目指す立教大のペースとなった。立教大は10番・吉田直矢と35番・老本泰之が個人技で相手を翻弄し、攻撃を牽引。すると25分、28番・穴吹瞬平がゴール正面からロングシュート。東国大のGK21番・林祥太郎が一度は弾くが、そのこぼれ球を10番・吉田が押し込んで立教大が先制する。しかし東国大も次第にリズムを掴み、9番・伊能玲生と29番・師岡柊生の2トップが細かいパスからチャンスを探る。しかし立教大守備陣の壁を崩せず、立教大の1点リードで試合は勝負の後半へ。

立教大は開始早々、35番・老本が華麗なドリブルで相手を抜き去りシュートを放つが、これは東国大GKの21番・林がセーブ。続く54分にも24番・長谷川佳輝のポストプレーから28番・穴吹がゴールを狙うも、こちらも東国大の守備陣に阻まれる。立教大が、自力での残留を決定的なものとする追加点を奪えずにいると、73分には東国大が反撃。7番・宇高魁人が裏に出した浮き球のパスを、立教大DFが処理ミス。ボールを拾った29番・師岡が冷静に流し込んで、東国大が同点に追いつく。その後は雨の影響もあってか、両チームシュートまで持ち込む展開を多く作れず、1-1のままドローで試合終了。
立教大の運命は他会場の結果待ちとなったが、11位の東海大学が敗れたことで立教大の2部リーグ残留が決定。メンバーは、応援に駆け付けた部員と喜びを分かち合った。


慶應義塾大学 対 日本大学 @中央大学多摩キャンパスサッカー場


 最終節の勝利で2部リーグ優勝を決めたい慶應義塾大学(勝点44・1位)と、今季最後の試合で後期リーグ初勝利を目指す日本大学(勝点26・8位)の一戦。

 ピッチに水たまりができるほどの大雨が降りしきる中での試合。自然、両チームとも開始からロングボールを敵陣に蹴り込む展開となった。慶大はセンターバックの5番・沼崎和弥を中心に空中戦で強さを発揮し、日大にチャンスを与えない。一方の日大もキャプテンの3番・長谷川雄介をはじめとした守備陣が落ち着いた対応を見せ、前半の45分間は互いに集中した守りに徹し、スコアレスで折り返した。

 しかし後半は慶大が主導権を握る展開となった。57分には、6番・八田和己が左サイドの裏のスペースに出したパスに、19番・福本拓海が反応。6番・八田がそのままペナルティーエリア内に走り込むと、19番・福本のクロスを頭で合わせて慶大が先制点を挙げる。慶大はそのまま日大にペースを握らせず、73分には追加点。14番・橋本健人のクロスを19番・福本が冷静にトラップ、そのままシュートを流し込み、2-0と日大を突き放す。2部リーグ最少失点の堅守を誇る慶大は、2点のリードを守りきり2-0と、日大に得点を許さず試合終了。慶大が自力で、11年ぶり7回目となる2部リーグ優勝を決め、2部王者として来季1部リーグに乗り込む。また、2点目の演出した14番・橋本は、13アシスト目を記録しアシストランキングトップを確定させた。




国士舘大学 対 青山学院大学 @国士舘大学町田キャンパスサッカー場


 前節で1部リーグへの復帰を決め逆転優勝を狙う国士舘大学(勝点42・2位)と、引き分け以上で2部リーグ残留が決まる青山学院大学(勝点22・9位)の一戦。

 悪天候の中、試合は2部リーグ残留のため"負けられない"青学大のキックオフで始まった。ピッチ状況から両チームともロングボールを多用するが、先にチャンスを掴んだのは青学大。21分、22番・羽生識が14番・西羽拓とのワンツーから抜け出すと、最後は左足でゴールネットを揺らし、残留へ向けて幸先の良いスタートを切る。しかし前半終了間際の40分、逆転優勝を狙う国士大が同点に追いつく。8番・谷村海那がボールを奪うと、そのまま持ち込んで10番・明本考浩にパス。これを10番・明本が左足で決め、試合を振り出しに戻した。このまま試合を折り返すと思われたが、青学大がすぐさま勝ち越し点を挙げる。7番・尾ノ上幸生がこぼれ球を拾い、すかさず9番・大竹将吾へとパス。9番・大竹が右足を振り抜き、青学大が2点目をマーク。9番・大竹が2部リーグ得点ランキングトップとなる16ゴール目を決め、1-2で前半を終えた。

 後半は国士大が主導権を握る展開となった。青学大は奪ったボールを保持して逃げ切りを図るも、2部リーグ最多得点を誇る国士大の攻撃力に苦戦。国士大は69分、18番・澁谷雅也に代えて1年生ながらここまで4ゴールを挙げている33番・棚橋尭士を投入し、攻勢をさらに強める。しかし、後半は両チーム合わせて11本ものシュートが放たれるも、どちらも得点には至らず1-2のままタイムアップ。国士大の優勝の夢が潰えるとともに、青学大が勝利し自力での2部リーグ残留を果たした。


拓殖大学 対 関東学院大学 @拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場


 1部リーグ昇格こそ逃したものの、来季に向けて最終節を勝利で飾りたい拓殖大学(勝点33・4位)と、上位グループで今季を終えたい関東学院大学(勝点32・5位)の一戦。

 4位と5位の直接対決。ともにポゼッションを主体とするチームだが、悪天候・ピッチコンディションの整わない中、持ち味を出せない状況が続く。しかし拓大がいち早くこのピッチ状況に対応し、次第に主導権を握り始める。すると36分、拓大は8番・奥村晃司の右からのフリーキックを14番・青木義孝が頭で合わせて先制点。その後は一進一退の攻防が続くものの、両チームともにフィニッシュまでいたらず、1-0で試合を折り返す。

 後半も変わらず、試合は拓大ペースに。拓大は6番・清水祐貴と8番・奥村がセカンドボールを回収して波状攻撃を仕掛ける。一方の関学大は11番・奥直仁や13番・中川海の両ワイドが積極的に仕掛けるもゴール前までボールを運ぶことができない。試合が動いたのは62分。拓大はペナルティーキックを獲得すると、これを9番・長尾吉家が冷静に決めて追加点。拓大がリードを広げる。2点のビハインドを負った関学大だったが、終了間際の83分には、カマタマーレ讃岐内定の14番・薩川淳貴が混戦の中から抜け出してシュート。これが決まり、1点差に詰め寄るも反撃はここまで。拓大が1点差を守りきって最終節を勝利で飾り、4位を死守した。


東海大学 対 産業能率大学 @産業能率大学第二グラウンド


 自力での関東リーグ残留はないが、勝って残留に望みをつなぎたい東海大学(勝点19・11位)と既に残留を決めているが、勝利で有終の美を飾りたい産業能率大学(勝点26・7位)の一戦。

 試合の立ち上がりは、産能大が得意のパスワークで相手を押し込んでチャンスを作る。に対して東海大はロングボールを中心としたカウンターで応戦するが、守備に回る時間が多くなり、なかなか攻撃に移れない。すると23分、試合が動く。15番・吉田朋恭がピッチ中央からクロスを送ると、前線に走り込んだ5番・渡辺祥がこれを折り返す。ゴール前に詰めていた23番・浅原直弥のシュートはGKにセーブされるものの、こぼれ球が東海大の選手に当たりオウンゴールに。産能大がラッキーな形で先制する。後がない東海大は32分、7番・武井成豪のコーナーキックに対して、ニアに走り込んだ19番・米澤哲哉がアウトサイドで合わせてゴール。一瞬の隙を突き、東海大が同点に追い付く。

 逆転を狙う東海大は後半、押し込む時間帯を増やすがシュートまでは持ち込めない。コーナーキックやフリーキックを多数獲得し、チャンスを作るものの産能大ディフェンスを崩しきれない。すると82分、押され気味だった産能大が一瞬のすきを突く。右サイドを駆け上がった5番・渡辺へ、6番・新井泰貴がパスを送ると、5番・渡辺がゴール前中央の8番・上畑佑平士へとつなぐ。これを8番・上畑が左足で流し込み、産能大が追加点。産能大が2-1と勝ち越す。勝利を目指し最後まで攻めた東海大だが、無念にも試合終了の笛が鳴り響き2-1のままタイムアップ。この瞬間、東海大の神奈川県リーグへの降格が決まった。



 優勝争い、残留争いともに混戦模様となり、熾烈な戦いが繰り広げられた2部リーグ。優勝は、昨季1年での1部復帰を目指しながらも6位に終わった慶應義塾大学。11年ぶり7度目となる2部リーグ優勝を決め、来季は3年ぶりに1部に復帰する。また、昨季1部リーグから降格した国士舘大学が2位となり、1年での1部復帰をはたした。3位の日本体育大学は、昨年に続き得失点差により3位となり、1部リーグ昇格を逃すこととなった。

 一方下位に目を向けると、前期はわずか1勝、後期2勝で勝点17に留まった東京学芸大学が、1節を残して1982年以来38年ぶりとなる東京都リーグへの降格となった。最終節を前に、降格の可能性があるのは、9位の青山学院大学から11位の東海大学までの4チーム。最終節では青学大と立教大学が勝利したことにより、東海大が神奈川県リーグへ降格となった。

 また今季2部リーグに昇格した日本大学は、前期は順調で2位に折り返したものの、後期は失速し未勝利のまま。前期の"貯金"で残留争いにこそ加わらなかったが、結局8位に終わるなど、関東リーグで勝ち続けることの難しさが顕となる結果になった。一方、同じく今季関東リーグに復活した産業能率大学は、開幕3連敗といきなり関東リーグの洗礼を浴びる形になったが、後期に盛り返し6位で終了。復帰1年目としてはまずまずの成績を残した。

 来季は明治学院大学と神奈川大学が2部リーグに参戦する。来季ははたしてどの大学が頭角をみせるのか。今季涙を呑んだ大学、そしてニューフェイスの台頭に注目が集まる。

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