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『「アミノバイタル®」カップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会』準決勝戦マッチレポート

2020/10/09



 例年より約3カ月遅れで開催となった『「アミノバイタル?」カップ2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会』。関東に所属する大学がカテゴリーを超えて相見える唯一の戦いも、ついに王者決定まで残り2試合となった。今大会は2部リーグ所属の3大学がベスト4に進むなど、例年にない大会となっている。そんななか、準決勝および順位決定戦は10月4日(日)に4試合が行われた。


日本大学 対 流通経済大学 @RKUフットボールフィールド


 2部リーグ所属チーム同士の対戦。前期リーグでの借りを返したい日本大学と、前期1位の意地を見せたい流通経済大学との一戦。

 両チーム初の決勝進出に向けて一歩も譲れない戦いは、開始早々に動いた。6分、日大は流経大陣内ペナルティーエリア付近でボールを奪うと、26番・橋田尚希と32番・西山蓮平がダイレクトで繋ぎ、中央の18番・近藤友喜へ。横パスを受けた18番・近藤はフリーの状態で右足を振り抜き、ゴールネットにシュートを突き刺さす。日大に先制を許した流経大だったが、前線からの素早いプレスバックと最終ラインからのゲーム作りで試合を再構築。すると20分、流経大は27番・丸山優太朗の右コーナーキックに14番・安居海渡が頭で合わせて同点に追いつく。その後は互いにコーナーキックを3本獲得するものの、決めきることができずに1-1で前半を終えた。

 追加点を狙う両チームは、それぞれハーフタイムに交代カードを切った。日大は一気に3枚の交代枠を使用し、準々決勝で1得点の29番・岡本拓海を投入。一方の流経大も準々決勝で2得点を決めるなど好調な9番・加藤千尋をピッチに送り出した。均衡が崩れたのは63分。流経大の5番・宮本優太が日大DFのクリアボールを回収。そのままドリブルで相手をかわすと、ファーサイドにシュートを放つ。これが決まり、流経大が逆転に成功する。勢いに乗る流経大は66分、相手からボールを奪うと、テンポよくパスを繋ぎペナルティーエリア内に侵入。最後は11番・満田誠がキックフェイントで相手を置き去りにし、勢いよく放ったシュートがゴールネットを揺らして3点目。さらに10分後の76分、流経大は14番・安居がボールを奪取し、27番・丸山へ。27番・丸から右サイドの26番・加瀬直輝、そして最後は11番・満田がGKの位置をよく見て、冷静にゴールへと流し込む。11番・満田のこの試合2点目となるゴールで、流経大が1-4と日大を大きく突き放した。日大は、最後まで追加点を狙い奮闘を見せるも、決め切ることができずに1-4で試合終了。

 先制点を許しながらも後半に3得点を奪い、見事な逆転勝利を収めた流経大が、初の決勝進出を果たした。




早稲田大学 対 東洋大学 @RKUフットボールフィールド


 2試合連続無失点の堅守で関東1部リーグ唯一のベスト4進出を果たした早稲田大学と、法政大学との120分間の死闘を制しベスト4入りした東洋大学の一戦。

 昨季は最終節まで残留争いを展開したチーム同士の対決。試合は早大が前半の主導権を握り、幅を使った攻撃で東洋大の守備陣を揺さぶる。早大は16分、19番・倉持快がペナルティーエリア内で倒されてペナルティーキックを獲得。このチャンスにキッカーとして立ったのは9番・梁。しかし9番・梁のシュートは東洋大のGK21番・杉本将哉に阻まれ、早大は先制の絶好機を逃してしまう。29分にはカウンターのチャンスに23番・清水駿が抜け出したが、東洋大17番・中村勇太のカバーリングに阻まれこちらもゴールならず。東洋大は度重なるピンチを迎えたものの、ゴールを割らせることなく、結局スコアレスで試合を折り返した。

 後半は打って変わって東洋大が序盤からペースを握った。東洋大は26番・大森大地のフリーキックや10番・室井彗佑の積極的なシュートからゴールを狙うが、いずれも枠を捉えきることができない。61分には、この日が公式戦初出場となった1年生の32番・山岸楓樹、70分には27番・瀬畠義成をピッチへ送り出す。対する早大も65分、10番・加藤拓己を投入し、攻勢を強める。ともに堅守を武器とする両チームだが、77分、ついにゴールネットが揺らされる。フリーキックを獲得した早大は、2番・阿部隼人のボールに5番・杉山耕二がヘディングシュート。主将の今季初得点で早大が待望の先制点を挙げる。追う立場となった東洋大は、失点直後に11番・野本幸太、80分には準々決勝で2得点を挙げた24番・佐々木銀士を投入。攻撃の活性化を試みるが、最後まで早大のゴールを割ることはできず、1-0で試合終了となった。

 早大は3試合連続のクリーンシートで決勝進出。対する東洋大は準決勝で力尽き、日本大学との3位決定戦に回ることとなった。




東海大学 対 桐蔭横浜大学 @RKUフットボールフィールド


 神奈川県リーグ所属ながら、初戦では関東1部リーグ首位の明治大学を撃破した東海大学と、その明大を追随する関東1部2位の実力を見せつけたい桐蔭横浜大学の一戦。

 試合序盤、桐蔭大は長身の24番・寺沼星文がポストとなり、28番・井出慎太郎や26番・山田新がアクセントを加えるなどしてスピード感ある攻撃を展開する。しかし桐蔭大の攻撃は、空中戦に圧倒的強さを誇る4番・米澤哲哉を中心とした東海大DFに跳ね返される。攻撃面でもシュートが枠を捉えるなど、攻守にわたって東海大が良い場面を作り始めるが、最初にスコアを動かしたのは桐蔭大。24分、桐蔭大は26番・山田が24番・寺沼の落としに合わせてゴール。続く27分にも26番・山田が5番・岩下航のクロスから追加点。チャンスを掴めずにいた桐蔭大が、わずか3分間で2-0とリードを奪った。東海大も34分、29番・高田悠がシュート。37分には中盤で13番・本多翔太郎がドリブルで仕掛けてゴール前の混戦を誘発。最後に6番・丸山智弘がシュートを放つが、ポストを叩いてゴールならず。桐蔭大が2点リードで試合を折り返すも、前半は両チーム互角の戦いを展開した。

 東海大は後半開始から10番・武井成豪を投入する。後半のファーストシュートは東海大で48分。13番・本多のパスを受けた29番・高田がダイレクトで狙うも、これはゴール上へ。東海大は続く52分にも6番・丸山がシュートを放つなど高い位置でボールをキープし、途中出場の10番・武井が前線でボールを収める。攻撃にリズムが出てきた東海大は61分、2番・面矢行斗の上げたクロスに10番・武井が合わせて1点を返す。後半から投入の10番・武井が結果を出す形となり、交代の采配が見事に功を奏した。対する桐蔭大は66分、川崎フロンターレ内定の6番・橘田健人、モンテディオ山形内定の9番・松本幹太を同時に投入。反撃を試みるが、試合の流れは変わらなかった。74分、東海大がペナルティーエリア内でシュートを放つと、これが桐蔭大DFの手にあたり、ハンドの判定で東海大がペナルティーキックを獲得。2番・面矢がゴール左隅へ流し込み、スコアは2-2に。東海大が試合を振り出しに戻した。その後は両チーム積極的な選手交代を行うが、ゴールには結びつかず延長戦へと突入した。

 延長戦でも東海大がペースを握る展開に。97分、東海大は右からのコーナーキックを得ると6番・丸山が蹴り込んだボールはそのままゴールへ吸い込まれる。3点目が決まり、ついに東海大が逆転に成功する。これで完全に試合のペースを掴んだ東海大は、105+1分に6番・丸山の右コーナーキックに21番・鈴木颯太がヘディングシュートを決めて4-2に。リードを2点に広げ、桐蔭大を突き放す。その後は残り時間を使う戦い方にシフトチェンジした東海大だったが、118分に29番・高田が2枚目の警告により退場。その後桐蔭大にペナルティーキックのチャンスが訪れるも、キッカーの6番・橘田がまさかの失敗。4-2のまま120分間を終え、東海大が逆転勝利を収めた。

 都県リーグ唯一の生き残りの東海大が、延長戦でセットプレーから2得点を挙げて逆転に成功。全国大会出場に望みを残した。東海大は全国大会出場の残り1枠を懸け、次戦で立正大学と戦う。




立正大学 対 法政大学 @RKUフットボールフィールド


 準々決勝で早稲田大学に競り負け、順位決定戦で全国大会出場に望みを繋げたい立正大学と、延長戦の末東洋大学に敗戦、メンバーを大きく入れ替えた総力戦でこの一戦に臨む法政大学。1部リーグ所属大学同士、全国大会出場残り1枠をめぐる一戦。

 序盤は互い一歩も譲らず、チャンスまで持ち込めない時間が続いた。そんな中、先にチャンスを迎えたのは立正大。21分、ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、右サイドの17番・榊原杏太がドリブルで前線にもち上がる。パス交換から再び17番・榊原が中央にグラウンダーのパスを送り、10番・近藤拓海がシュート。しかしこれはキーパーの正面。法大も負けじと29分、24番・モヨマルコム強志からのパスを前線で受けた27番・久保征一郎がコントロールショット。しかしこちらも立正大のGK、1番・深谷圭佑がキャッチして得点には至らない。法大は33分にも27番・久保が相手GKからのボールをカットし、自らシュートを放つがこれは惜しくもサイドネットを揺らすに留まった。前半終了間際の45分には、立正大が法大のスローインからボールを奪い、22番・鎌田翔太郎のパスから13番・坂井剛がシュート。だが法大もGK21番・中川真がファインセーブでゴールを許さない。両チーム多数のチャンスを作るものの、決めきれずにスコアレスで試合を折り返した。

 後半、この均衡を破ったのは立正大だった。61分、途中出場の18番・平松昇が右サイドからクロスを上げると、これをファーサイドで受けた17番・榊原がダイレクトで中央に折り返す。最後は22番・鎌田が頭で合わせると、ボールはポストに当たってそのままゴールへと吸い込まれた。1点を追いかける形となった法大は、9番・平山駿、30番・大塚尋斗など前線の選手を次々と投入。攻撃の活性化を図る。終了間際の88分には、法大が17番・田中和樹から30番・大塚へとボールをつないでシュートを放つが、立正大GK、1番・深谷がセーブ。法大は最後までゴールを割ることなく1-0でタイムアップ。後半、法大は相手を上回る5本のシュートを放ったが、立正大守備陣の堅守を破ることができなかった。勝利した立正大は全国大会出場を懸けて、東海大学との5位決定戦に臨む。





 準決勝を終え決勝に駒を進めたのは、流通経済大学と早稲田大学。流経大は初の決勝進出、早大はこれが3回目の決勝進出となる。決勝戦は11月3日(火・祝)に行われる。準々決勝までは中2日、準決勝は中1日とハードな状況下で試合を行ってきたが、決勝戦まではリーグ戦を挟み約1ケ月後となる。その長い準備期間の中でいかにチームを修正できるか。1部と2部、それぞれのリーグ戦で上位を快走する両校が、関東チャンピオンを目指して激突する。
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