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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・2部第20節マッチレポート

2021/02/05


 『JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦』2部第22節延期試合は、12月22日(火)に1試合が行われた。


拓殖大学 対 産業能率大学



 すでに1部リーグ昇格を確定しているが、来季のためにも連敗は避けたい拓殖大学(勝点43・暫定2位)と、1つでも上の順位で終えるためにも、この最終戦で勝利が欲しい産業能率大学(勝点36・暫定4位)の一戦。

 前期リーグの対戦成績は、1-0と拓大が勝利。ともにボールを保持するスタイル同士の対決となった。最初のチャンスは21分。産能大の攻撃だった。中央でパスを受けた10番・城定幹大が左足で強烈なミドルシュートを放つ。しかしこれは拓大のGK12番・高麗稜太が弾きゴールとはならず。対する拓大は42分、左サイドを崩して10番・田中幸大がシュートを放つがバーに嫌われる。ともにゴールのないまま一進一退の攻防が続き、0-0で前半を終えた。

 拓大は後半から攻撃を活性化させる狙いで28番・浅倉廉をピッチへ送り出す。互いにセットプレーからチャンスを作るも得点にいたらず、試合は無得点のまま終盤へ突入。アディショナルタイムとなり、このまま試合終了かと思われた90+6分、ついに試合が動く。コーナーキックを獲得した拓大は、8番・奥村晃司がゴール前にキックを蹴り込む。これに14番・青木義孝がヘディングで合わせてゴールネットを揺らす。そしてゴールのホイッスルに続き、すぐさま試合終了の笛。拓大がラストプレーでゴールをもぎ取り、劇的な勝利を収めた。来季の1部リーグ参戦に向けて自信となる勝利を挙げた拓大に対し、産能大は最後の最後で失点を許す結果に。反省点の多い最終戦となった。





 『JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦』2部第20節は、12月5日(土)に2試合、12月6日(日)に3試合が行われた。


関東学院大学 対 神奈川大学


 第16節以来勝ち星から遠ざかっている関東学院大学(勝点33・4位)と、フォーメーションの変更から好調を維持している神奈川大学(勝点23・7位)の一戦。

 試合前から降り始めた雨の影響もあり、気温5度と冷え込む寒さの中で始まった試合。両チームともに前節終了時点で今季の1部リーグ昇格の可能性は潰えたものの、気温とは裏腹に貪欲な姿勢で勝利を目指す白熱した入りとなった。前期リーグの対戦は、5-3で関学大が大勝。その良いイメージを持って試合に入った関学大は、雨で濡れたスリッピーなピッチコンディションの中でも得意のパスワークを駆使して神大ゴールを窺う。関学大は左サイドでフリーキックのチャンスを得ると、キッカーの14番・北村椋太がゴール前に絶好のボールを供給。これにキャプテンの3番・山出旭が飛び込むが、マークについていた神大DFが間一髪でクリア。先制点にはつながらなかった。神大は前回対戦時にハットトリックを決めた23番・佐藤未勇が、個人技からでシュートを放つものの、関学大の守護神、GK1番・園田悠太がファインセーブ。なかなかゴールを割ることができない。ゲームは膠着状態となり、結局スコアレスで前半が終了した。

 後半に入ると強くなってきた雨の影響もあり、両チームパスに乱れが生じ始める。この乱れで生まれたスキを突き、攻撃を仕掛けたのは神大。68分に左からのコーナーキックを獲得すると、6番・増村有哉の右足のキックに17番・安松元気が反応。ニアサイドでコースをわずかに変えたボールがゴールに吸い込まれ、神大が待望の先制点を挙げる。4試合連続で先制点を奪われた関学大は、77分に36番・狩野海晟、80分に13番・大友千裕を連続投入して得点を狙う。しかし神大の強固なDF陣に阻まれゴールを決めることができない。試合はそのまま終了し、先制点を守りきった神大が0-1で勝利を収めた。

 敗れた関学大は最近4試合でわずか2得点と、破壊力抜群の攻撃力が鳴りを潜める結果となった。一方の神大は、フォーメーションを攻撃的な3バックに変更してから2勝2分けで勝ち越し。戦術が完璧に嵌った形となり、残り2試合への良い弾みとなりそうだ。


青山学院大学 対 日本大学


 勝って東京都リーグ降格を免れたい青山学院大学(勝点10・12位)と、勝って2部リーグ残留を決めたい日本大学(勝点19・9位)の一戦。

 ともに残留を懸けた大事な一戦。試合が動いたのは序盤の18分だった。コーナーキックを獲得した日大は、8番・大森渚生がゴール前にキックを蹴り入れる。これは青学大のGK、1番・大原悠太朗がパンチングで弾くが、こぼれ球に反応した日大の15番・東憲也が、鮮やかなボレーシュートをゴールに流し込み、日大が先制する。この試合、負けるわけにはいかない青学大も相手陣地でフリーキックを獲得。27番・関根浩平が絶好のボールを供給するが、これに味方が合わせることはできなかった。青学大は前半、日大の堅い守備から決定的なチャンスを作れず、シュートを1本も放つことないまま、試合を折り返した。

 後半に入って早々の50分、日大は青学大ディフェンダーのハンドを誘いペナルティーキックを獲得。これを8番・大森が左足で冷静に決め、日大がリードを2点に広げる。さらにその6分後には、ゴール前での混戦からこぼれ球を11番・荻原翼が押し込み3点目。完全に勢いに乗った日大は72分にも右サイド6番・楜澤健太のライナー性のクロスに11番・荻原ダイレクトで合わせてこの日2点目となる4点目を決める。日大の攻撃や止まらず、その1分後の73分にも11番・荻原が右サイドからのクロスに上手く抜け出してゴールを揺らし、試合を決める5点目をマーク。11番・荻原は、わずか17分間でハットトリックを達成した。青学大も11番・加藤蓮や17番・溝井東らがシュートを放つが、どうしてもネットを揺らすことができない。しかし85分、15番・後藤田からのクロスに反応した13番・菅原大雅が18番・佐々木達也へとパス。18番・佐々木はダイレクトでゴールに流し込み、意地の1点を返すが反撃はここまで。試合は5-1で終了となった。

 大量得点を挙げた日大は、この勝利で関東2部リーグ残留が確定。一方、敗れた青学大は1979年以来、実に42年振りとなる都リーグの降格が決定した。長らく関東の舞台で戦ってきた盟主が関東の舞台から消えることとなった。


流通経済大学 対 東洋大学


 引き分け以上で1部リーグ昇格が決まる流通経済大学(勝点44・1位)と、同じく1部昇格にわずかな望みに懸け、残り試合全勝を目指す東洋大学(勝点35・3位)の一戦。

 互いに1部リーグ昇格のためには落とせない大一番は、流経大が東洋大を圧倒する内容となった。スコアが動いたのは序盤の8分。流経大は11番・満田誠が東洋大のディフェンスラインの裏へボールを送ると、これに23番・齊藤聖七が反応。間合いを詰めてきたGKに対し、冷静にシュートを浮かしてゴールネットを揺らす。15分には前線からプレスをかけて東洋大のミスを誘発すると、8番・仙波大志のボールに最後は11番・満田がゴールを決め、リードは2点差に。さらに24分には、11番・満田が右サイドを突破して9番・加藤千尋へパス。9番・加藤が柔らかいクロスを送ると、これがそのままゴールへと吸い込まれ、スコアは3-0となった。反撃に出たい東洋大だったが、攻守において流経大に圧倒され、なかなかチャンスを作ることができない。30分には13番・浦山雄介、35分には主将の4番・土田直輝が立て続けに負傷交代するなど、アクシデントにも見舞われたことで今ひとつリズムに乗り切れない。負傷の4番・土田に代わって投入された、17番・中村勇太がコーナーキックのこぼれ球に合わせたシュートはポストに阻まれるなど運にも見放され、40分にはまたもや失点。流経大は6番・佐藤響のシュートのこぼれ球を9番・加藤が押し込み、4-0と大量リードで前半を終えた。

 東洋大は後半から少しずつ自分たちのペースを取り戻し、チャンスを窺う。66分、カウンターを狙った16番・前田泰良のドリブルは、流経大DFの12番・アピアタウィア久に阻まれるも、こぼれ球を拾った14番・横山塁がクロス。ファーサイドにいた11番・野本幸太が左足を振りぬくと、これがゴール隅に突き刺さり、東洋大が待望の1点を返す。しかし、流経大も攻撃の手を緩めない。その直後に7番・菊地泰智を投入すると、72分に追加点。16番・永井颯太のパスを受けた23番・齊藤が相手DFを振り切ってシュート。この日2点目を決め、今季の得点数も2桁となる10点をマークした。流経大は86分にもカウンターを仕掛けると、11番・満田が自陣から独走。11番・満田のラストパスに最後は入ったばかりの16番・伊藤隆人が決めて、6-1で試合終了。

 流経大が今季のリーグ戦で唯一黒星を喫していた東洋大を圧倒し、最後まで攻撃の手を緩めることなく大勝を収めた。流経大は前期のリベンジを果たすとともに、1年での1部リーグ復帰を達成。逆に東洋大はこの敗戦で1部リーグ昇格の可能性が消滅することとなった。




東京国際大学 対 明治学院大学


 前節に勝点3を積み上げ降格圏との差を広げた東京国際大学(勝点17・10位)と、関東リーグ残留のため第13節以来の勝利を目指す明治学院大学(勝点14・11位)の一戦。

 関東リーグ残留争いをかけた10位と11位の直接対決。東国大が勝てば、両者の勝点差は6に広がる。東国大にとっては関東リーグ残留が、明学大は東京都リーグ降格が濃厚となる。両者絶対に落とせない一戦は、東国大が序盤から試合を動かした。10分、2番・石川竣祐が裏へ送ったボールに11番・師岡柊生が反応。相手DFを振り切って出したラストパスを9番・伊能玲生が押し込み、東国大が先制する。東国大はその後も試合を優位に進め、29分、コンパクトに陣形を保ちボールを奪うとカウンターのチャンス。ドリブル突破を図った6番・小林友也が右サイドを並走していた7番・宇高魁人にボールを出すと、7番・宇高はワンタッチでゴール前へとパス。最後は、またもや9番・伊能がゴールネットを揺らしスコアは2-0に。直後の33分には7番・宇高が相手DFのパスをインターセプトし、そのまま自らゴール前へ仕掛ける。右足を振りぬいたシュートはポストを弾いてそのままゴールへ。あっという間にリードを3点に広げる。一方の明学大は序盤に4番・浅貝崇裕が負傷交代。その影響もあってか、前半から失点を重ねてしまう結果に。セットプレーなどのチャンスはあったものの得点には至らず。前半のシュートをすべて得点に結びつけた東国大が、3点のリードで試合を折り返した。

 不甲斐ない前半となった明学大だったが、ハーフタイムに交代カードも切り、徐々にペースを握り始める。すると51分、明学大は2番・柴田晃汰、9番・武田義臣、3番・森山翔介がワンタッチでパスを繋ぎ東国大のブロックを崩す。3番・森山のパスに10番・天本翔太が左足を振りぬくと、シュートはゴール右隅へ吸い込まれ、明学大が1点を返す。これで反撃の狼煙を上げたかに思われた明学大だったが、その後なかなか追加点を決めることができない。すると今度は東国大が動く。69分、最終ラインから送られてきたボールを11番・師岡がキープすると、走り込んできた7番・宇高にパスが渡りそのままシュート。これが決まり、東国大が再びリードを3点差に広げる。その後も東国大は明学大にチャンスを与えず、後半に浴びたシュートはゴールネットを揺らした明学大10番・天本の1本のみ。9番・伊能と7番・宇高の2ゴールで試合を優位に勧めた東国大が、リードを守り切り4-1で試合終了。

 この試合の結果により、東国大は2連勝で11位・明学大との勝点差は6に。東国大は関東大学リーグの残留が濃厚となり、明学大は残留に赤信号が灯るという、明暗が分かれる結果となった。




立教大学 対 日本体育大学


 関東リーグ残留争いから一歩抜け出したい立教大学(勝点20・8位)に対し、すでに残留が決まっている日本体育大学(勝点26・暫定6位)の一戦。

 試合は関東リーグ残留を目指す立教大の猛攻に対し、日体大が耐えるという立ち上がりとなった。立教大は11番・小林達成が2列目から果敢に飛び出し、何度となくチャンスを演出。しかし、立教大は前半だけで7本ものシュートを放つものの、日体大のゴールネットを揺らすことができない。立教大が攻めあぐねていると、日体大は32分に14番・河村慶人が相手DFの隙を突いてボールを奪取。10番・飛鷹啓介のラストパスに4番・弓削翼がシュートを流し込み、日体大が先制点を挙げる。その後も立教大は得点機会を決めきることができず、0-1で前半は終了。

 後半に入ってからも、立教大は19番・宮倉樹里杏にハイボールを集めて攻撃の起点を作る。しかし日体大も28番・渋井夢希がディフェンス陣を統率し、集中力を発揮して立教大の攻撃を跳ね返す。すると立教大は19番・宮倉が倒されてペナルティーキックを獲得。同点に追いつく絶好のチャンスに、19番・宮倉自身が勢いよくゴール右隅に蹴り込むが、これは日体大GK12番・今村勇介がスーパーセーブ。守護神の驚異的な反射神経で日体大がピンチを免れる。それでも立教大は焦ることなく何度となくゴールを狙い、72分に遂に同点弾。左サイドで得た直接フリーキックを、31番・菅原道人が頭で叩き込み、試合を振り出しに戻した。だが立教大に傾きかけた流れを、日体大の中盤のダイナモ、4番・弓削が断ち切る。77分、日体大は中央での連動したパス交換から4番・弓削が押し込み、この日2点目をマーク。日体大が、立教大の同点弾からわずか5分後に勝ち越し点を挙げる。立教大はその後も21番・堀博昭を中心に、日体大守備陣の分厚い壁に穴をあけようするがゴールを割ることのできないまま試合終了のホイッスル。立教大学は次節の東京国際大戦で、残留確定を目指すこととなった。



 次節の第21節は、12月12日(土)に11:00から日本大学と明治学院大学が対戦。12月13日(日)には、流通経済大学龍ケ崎フィールドにて有観客で11:00から立教大学と東京国際大学、13:30から産業能率大学と日本体育大学の試合が行われる。さらに11:00から神奈川大学と青山学院大学、13:30から流通経済大学と関東学院大学がそれぞれ対戦する。

 上位対決となった流経大と東洋大の一戦では、流経大が6点を奪う圧巻の強さを見せつけ、残り2試合を残して自力での1部リーグ昇格を決めた。2位を走る拓大は新型コロナウイルスの影響により試合は行われなかったものの、3位・東洋大の敗戦により11年ぶりとなる1部リーグへの昇格が決定した。一方、日大に惨敗を喫した青学大は東京都リーグへの降格が決定。9位の東国大から11位の明学大まで都県リーグへの降格の可能性が残るが、得失点差の関係もあり明学大が窮地に追い込まれている。明学大は残り2試合全勝、かつ大量得点での勝利が絶対条件。また次節は立教大と東国大の直接対決が行われる。こちらは勝てば当然、引き分け以上でも関東リーグ残留が決定する。残り2枠となった関東リーグ残留の席を懸けた、三つ巴の戦いは必見だ。
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