JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第4節レポート
2015/04/23
『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第4節は、4月19日(日)に全6試合が行われた。
○ここまで勝ち星がない拓殖大学（勝点2）と、開幕から3連勝と好調を維持する日本体育大学（勝点12）の対戦。
試合は開始早々から動く。5分、拓大が11番・小野瀬恵亮のゴールで先制する。対する日体大も反撃を開始。41分に7番・高井和馬のCKから17番・岩城雅史が決めて試合を振り出しに戻し、前半は終了。後半に入ると試合はこう着状態となり、このまま引き分けかと思われた86分、遂に試合が動く。日体大の高井が値千金の決勝点を決め2-1に。試合はこのまま終了。高井の1ゴール1アシストの活躍で日体大が開幕からの連勝を4に伸ばした。
○こちらもここまで3連勝と波に乗る関東学院大学（勝点9）と、1勝1分け1敗とまずまずのスタートになった東京学芸大学（勝点4）の一戦。
この試合は壮絶な打ち合いになった。まず試合を有利に進めたのは関学大。開始早々に11番・萱沼優聖が先制点を決めるなど、30分までに3ゴールをあげて試合をほぼ決めたかに思われた。しかしここから東学大が驚異的な粘りを見せる。まずは40分、9番五十嵐亘が決めると迎えた後半、56分、67分に3番・安藤裕麻が、どちらも10番・菅佑也のFKからの連続ゴールを決めて同点に追いついた。しかし関学大も負けていない。直後の68分、6番・木村魁人が決めて突き放す。東学大も負けじと71分、またも菅のFKから5番・脇本晃成が押し込み再び同点に。互いに譲らぬ熱戦に終止符が打たれたのは後半アディショナルタイム、関学大の萱沼の、この日2点目となるゴールが劇的な決勝弾となり、関学大もまた開幕4連勝とした。
○ここまで勝ち星なしと出遅れた青山学院大学（勝点1）と、前節初勝利をあげた日本大学（勝点1）の対戦。
試合が動いたのは前半終了間際の44分だった。青学大の27番・三田真也が先制点を決める。対する日大は後半開始早々の48分、11番・成瀬琢斗が決め同点に追いついた。試合が振り出しに戻ると、再び青学大が日大を突き放す。52分に9番・室井晃希が決めて2-1とするとその後も10番・伊藤光輝のゴールなどで加点し最終スコアは4-1。大勝で青学大がようやく初勝利をあげた。
○1年での1部復帰へ一つでも多く勝ち星を稼ぎたい筑波大学（勝点3）と、ここまで全敗と厳しい戦いが続いている東海大学（勝点0）の試合。
試合は開始早々に動く。6分に筑波大9番・北川柊斗が決め、筑波大が幸先良い滑り出しを見せる。しかし、なんとか食い下がりたい東海大は69分、7番・田村翼が決め同点に追いつく。このまま試合終了かと思われた85分、筑波大19番・若杉拓哉がゴール前のこぼれ球をヘディングで押し込み決勝点。終了間際のゴールで東海大を振り切った。
○ここまで2勝1敗と上々の滑り出しの東京国際大学（勝点6）と、未だ勝ち星なしの朝鮮大学校（勝点2）の一戦。
前半は互いに中々チャンスを作り出せず、両チーム合わせてシュート3本とこう着状態が続いた。後半に入ると朝鮮大が攻め込み始める。26番・韓勇太が一人で勢いのある突破で、シュート3本放つなど奮闘するが、東国大ゴールをこじ開けることができない。対する東国大も決め手に欠き、結局試合はスコアレスドローに。勝点1を分け合う結果となった。
○ここまで2勝1分けの東洋大学（勝点7）と、未だ勝点0と厳しい戦いが続く産業能率大学の対戦。
この試合は東洋大の7番・仙頭啓矢の独壇場になった。まずは12分、右サイドからのグラウンダーのセンタリングに冷静に合わせて先制点を決める。28分には絶妙なセンタリングで10番・小島正之介の追加点をアシスト。後半開始早々の46分、産能大に1点を返されたものの、直後の49分にGKとの一対一を制し貴重な追加点を決める。59分にはゴール前のこぼれ球を豪快にサイドネットに突き刺し4-1。同時に、仙頭はこのゴールでハットトリックを達成。仙頭の全ゴールに絡む活躍で東洋大が産能大を粉砕した。
次節第5節は、4月25日（土）に東京国際大学第一サッカー場で関東学院大学対朝鮮大学校、東京国際大学対東京学芸大学。4月26日（日）に、日本体育大健志台キャンパスサッカー場で、青山学院大対産業能率大学、筑波大学対日本体育大学、東洋大学グラウンドにて拓殖大学対東海大学、東洋大学対日本大学が行われる。
日体大、関学大の4連勝の2校が早くも独走態勢に入るのか、続く東洋大、東国大がそれを阻止するのか。GWの連戦に向けて興味深い試合が見られそうだ。
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・関東学院大対東京学芸大フォトレポート
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○ここまで勝ち星がない拓殖大学（勝点2）と、開幕から3連勝と好調を維持する日本体育大学（勝点12）の対戦。
試合は開始早々から動く。5分、拓大が11番・小野瀬恵亮のゴールで先制する。対する日体大も反撃を開始。41分に7番・高井和馬のCKから17番・岩城雅史が決めて試合を振り出しに戻し、前半は終了。後半に入ると試合はこう着状態となり、このまま引き分けかと思われた86分、遂に試合が動く。日体大の高井が値千金の決勝点を決め2-1に。試合はこのまま終了。高井の1ゴール1アシストの活躍で日体大が開幕からの連勝を4に伸ばした。
○こちらもここまで3連勝と波に乗る関東学院大学（勝点9）と、1勝1分け1敗とまずまずのスタートになった東京学芸大学（勝点4）の一戦。
この試合は壮絶な打ち合いになった。まず試合を有利に進めたのは関学大。開始早々に11番・萱沼優聖が先制点を決めるなど、30分までに3ゴールをあげて試合をほぼ決めたかに思われた。しかしここから東学大が驚異的な粘りを見せる。まずは40分、9番五十嵐亘が決めると迎えた後半、56分、67分に3番・安藤裕麻が、どちらも10番・菅佑也のFKからの連続ゴールを決めて同点に追いついた。しかし関学大も負けていない。直後の68分、6番・木村魁人が決めて突き放す。東学大も負けじと71分、またも菅のFKから5番・脇本晃成が押し込み再び同点に。互いに譲らぬ熱戦に終止符が打たれたのは後半アディショナルタイム、関学大の萱沼の、この日2点目となるゴールが劇的な決勝弾となり、関学大もまた開幕4連勝とした。
○ここまで勝ち星なしと出遅れた青山学院大学（勝点1）と、前節初勝利をあげた日本大学（勝点1）の対戦。
試合が動いたのは前半終了間際の44分だった。青学大の27番・三田真也が先制点を決める。対する日大は後半開始早々の48分、11番・成瀬琢斗が決め同点に追いついた。試合が振り出しに戻ると、再び青学大が日大を突き放す。52分に9番・室井晃希が決めて2-1とするとその後も10番・伊藤光輝のゴールなどで加点し最終スコアは4-1。大勝で青学大がようやく初勝利をあげた。
○1年での1部復帰へ一つでも多く勝ち星を稼ぎたい筑波大学（勝点3）と、ここまで全敗と厳しい戦いが続いている東海大学（勝点0）の試合。
試合は開始早々に動く。6分に筑波大9番・北川柊斗が決め、筑波大が幸先良い滑り出しを見せる。しかし、なんとか食い下がりたい東海大は69分、7番・田村翼が決め同点に追いつく。このまま試合終了かと思われた85分、筑波大19番・若杉拓哉がゴール前のこぼれ球をヘディングで押し込み決勝点。終了間際のゴールで東海大を振り切った。
○ここまで2勝1敗と上々の滑り出しの東京国際大学（勝点6）と、未だ勝ち星なしの朝鮮大学校（勝点2）の一戦。
前半は互いに中々チャンスを作り出せず、両チーム合わせてシュート3本とこう着状態が続いた。後半に入ると朝鮮大が攻め込み始める。26番・韓勇太が一人で勢いのある突破で、シュート3本放つなど奮闘するが、東国大ゴールをこじ開けることができない。対する東国大も決め手に欠き、結局試合はスコアレスドローに。勝点1を分け合う結果となった。
○ここまで2勝1分けの東洋大学（勝点7）と、未だ勝点0と厳しい戦いが続く産業能率大学の対戦。
この試合は東洋大の7番・仙頭啓矢の独壇場になった。まずは12分、右サイドからのグラウンダーのセンタリングに冷静に合わせて先制点を決める。28分には絶妙なセンタリングで10番・小島正之介の追加点をアシスト。後半開始早々の46分、産能大に1点を返されたものの、直後の49分にGKとの一対一を制し貴重な追加点を決める。59分にはゴール前のこぼれ球を豪快にサイドネットに突き刺し4-1。同時に、仙頭はこのゴールでハットトリックを達成。仙頭の全ゴールに絡む活躍で東洋大が産能大を粉砕した。
次節第5節は、4月25日（土）に東京国際大学第一サッカー場で関東学院大学対朝鮮大学校、東京国際大学対東京学芸大学。4月26日（日）に、日本体育大健志台キャンパスサッカー場で、青山学院大対産業能率大学、筑波大学対日本体育大学、東洋大学グラウンドにて拓殖大学対東海大学、東洋大学対日本大学が行われる。
日体大、関学大の4連勝の2校が早くも独走態勢に入るのか、続く東洋大、東国大がそれを阻止するのか。GWの連戦に向けて興味深い試合が見られそうだ。
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