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【レポート】『「アミノバイタル®」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会』3回戦

2023/06/29


 『「アミノバイタル®」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会』3回戦は、6月23日(金)に全16試合が行われた。ついに関東1部、2部リーグ所属の24大学も登場し、さらに熱を増す本大会。リーグ戦からの連戦が続く中、疲労を跳ねのけて4回戦へと駒を進めるのはどのチームか。今大会最多となる1日16試合が各会場で開催された。


3回戦 トーナメント表・結果




3回戦レポート


 カテゴリーが異なるチームの対決では、ジャイアントキリングが起こる波乱の展開があった。

 桐蔭横浜大学と東京学芸大学の一戦は、終始桐蔭大がボールを握る展開となったが、チャンスを決めきれずスコアレスで試合を折り返す。しかし後半の54分、東学大は、一瞬の隙を逃さなかなった1年生の29番・半田祥真のゴールで先制。29番・半田は、70分にも狙いすましたシュートで追加点を決めるなど躍動。最後まで1点が遠かった桐蔭大は、3部の東学大に敗れ初戦で姿を消した。流通経済大学は31分、平成国際大学のパスミスを14番・鈴木奎吾が奪い、18番の宮田和純につなぐ。18番・宮田はゴール右上に狙いすました冷静な一撃を決め、まずは流経大が先制する。その後スコアは動かず、このまま試合終了かと思われた90+2分、平国大は右サイドのコーナーキックを獲得。これを19番・今野達也が豪快にヘディングで叩き込み、平国大が土壇場で同点に追いつく。試合は延長戦でもともに譲らずPK戦に突入。両者2本目までは成功するが、流経大3人目のキッカー、4番・根本健太のシュートはキーパー正面に。対する平国大は5人全員が決め切り、PK戦4-5でフィニッシュ。関東3部の平国大が、1部の流経大を退ける番狂わせで次戦へと進んだ。





 城西大学と明治大学の一戦は、試合の最終盤に激しく動き出した。まずは81分、9番・中村草太が、6番・島野怜からのパスを流し込んで明大が先制する。しかし、城西大も終了間際の89分、自陣からのフリーキックを25番・福元竣が頭でつなぎ、最後は浮き球を11番・吉川元輝がヘディングシュート。ボールは明大GK1番・上林豪の頭上を越えてゴールに吸い込まれる。試合は90分で決着がつかず、延長戦へと突入。すると107分、城西大は3番・庄司景翔のロングフィードに13番・斉藤涼優が頭でゴール前へ。これは明大GK、1番・上林が弾くが、こぼれ球に11番・吉川が反応。左足で押し込み、城西大が逆転に成功する。試合は2-1のまま終了し、前回大会準優勝の明大が初戦で敗れる結果に。一方、城西大は2得点を挙げた11番・吉川の活躍などで1部強豪校に勝利する“ジャイアントキリング"を達成した。1部の拓殖大学と対戦した2部・立教大学は、20分に10番・嵯峨康太が、右からのコーナーキックをファーサイドのネットに直接突き刺して先制。対する拓大も、右サイドの11番・加藤悠馬やFW13番・三浦敏邦、8番・浅倉廉を中心に厚みのある攻撃を展開するが、最後まで得点が奪えず1-0で試合終了。初戦の難しさに呑まれた拓大は、昨年に続き2年連続の初戦敗退。序盤に挙げた先制点を守りきった立教大が4回戦に進み、一発勝負の醍醐味を見せつけた。








 一方で、上位カテゴリーがその力を見せつけ“順当勝ち"を収めた対戦も。

 10-0という圧倒的な攻撃力で2回戦を突破した専修大学は、現在関東1部リーグ首位の筑波大学と、前半は1-1と互角の展開。だが後半、筑波大は24番・内野航太郎、6番・瀬良俊太の2得点でリードを広げ3-1でフィニッシュ。危なげなく4回戦へ駒を進めた。2部の作新学院大学と1部下位で苦しむ中央大学の一戦は、スコアレスのまま終盤へ。延長戦に突入するかと思われた矢先の89分、中大は8番・山﨑希一のシュートのこぼれ球を、18番・星野創輝が押し込んで先制。このゴールが決勝点となり、中大が辛勝した。前回大会優勝ながら現在1部最下位に沈む国士舘大学と、現在2部5位・駒澤大学の対戦は、点の取り合いとなった。先に動いたのは駒大だった。31分、駒大はコーナーキックを19番・松本ケンチザンガが頭で合わせて先制。しかし、国士大も前半終了間際にペナルティーキックを獲得すると、11番・古川真人が決めて前半の内に追いつく。後半に入ると、国士大は54分に3番・望月海輝、73分に大西悠介が追加点を挙げて3-1と駒大を引き離す。一方の駒大も、85分に10番・小島心都がペナルティーキックを沈めて1点差に追い上げるが、白熱した熱戦もここまで。リードを守りきった国士大が3-2で初戦を突破した。







 1部の東海大学と2部の亜細亜大学。ともに今季上位リーグに昇格を果たしたチーム同士の対戦は、後半の立ち上がりに奪った2点を最後まで守り切った東海大が、危なげなく勝利を収めた。亜大は前後半合わせてシュート4本と得点が遠い展開だった。東洋大は17分に26番・湯之前匡央のゴールで先制するが、35分に中央学院大学の9番・小柳陸のゴールで同点に追いつかれる。中院大は前半終了間際に追加点を挙げて逆転に成功。1点を追う立場になった東洋大は後半から9番・小野田龍剛を投入。すると後半序盤の52分、9番・小野田が得点し2-2に。その後は拮抗した展開となったが、80分にまたもや9番・小野田がゴールを決めて東洋大が勝ち越しに成功。4回戦に進出した。

 都県リーグ所属チームとして唯一の生き残りとなる大東文化大学と、1部で上位を走る東京国際大学の対戦は、一進一退の展開を繰り広げて1-1で試合を折り返した。しかし、後半は徐々に地力の差が現われ、東国大が61分に11番・尾崎岳人のゴールでリードを奪うと、終了間際の89分にも24番・箕輪竜馬が追加点を挙げて勝負あり。3-1で東国大が4回戦に進み、都県リーグ所属のチームは、3回戦ですべてその姿を消した。









 3部リーグ首位を快走する神奈川大学と、3大会連続総理大臣杯出場を狙う法政大学の試合は、両チームともGKが躍動。神大は12番・天川幹、法大は30番・川﨑淳がスーパーセーブの連発し、後半に入ってもスコアレスのまま動かない。膠着状態がようやく打ち破られたのは終盤に差し掛かった85分。法大は左サイドから仕掛けると、22番・溝口駿が中央へパスを入れる。これを15番・揖斐俊斗がペナルティーエリア外からダイレクトで振り抜く。ゴール左上隅に突き刺さったシュートが決勝点となり試合終了。接戦を制した法大が4回戦へ駒を進めた。11年ぶりの1部復帰、そして現在はリーグ2位の日本大学は、その好調さがうかがえる戦いぶりを見せた。日大は24番・長谷川晧哉、8番・西山蓮平が、17分と18分に立て続けに得点してリードを広げる。その後も終始日大がペースを掴み、38分にも18番・五木田季晋が追加点を決めて0-3に。日大は後半にも2点を追加して勝負あり。期待のルーキー・FW10番・塩貝健人を擁する慶應義塾大学だったが、一矢報いることはできず日大が5得点を挙げる大勝を収めた。






 同カテゴリーである2部リーグ所属チーム同士の対戦は、4試合のうち2試合が終了間際に試合が決する熱戦となった。

 2部リーグ戦での対戦成績は2-1で青山学院大学が勝利。関東学院大学にとっては雪辱戦となった試合は、拮抗した展開ながらも35分に4番・長嶋風太がゴールを決めて関東大が先制する。後半に入ると関東大は一気にブレイク。64分の14番・芦部晃生のゴールを皮切りに、10分間に3点を追加して0-4に。終了間際の89分にも追加点を決め、5発快勝で白星を飾った。リーグ戦の第8節以来、約2週間ぶりの再戦となった順天堂大学と日本体育大学。リーグ戦では4-2とゴールの奪い合いとなったが、この試合では両チームファウルが多発する激しい展開となった。0-0で折り返し、迎えた後半開始直後の52分、順大はキャプテンの10番・小林里駆がミドルレンジからのフリーキックを直接叩き込んで先制。これが決勝点となり、リーグ戦に続き順大が勝利を収めた。





 2年ぶりの優勝を目指す産業能率大学と、2部リーグ首位・立正大学の一戦は、劇的な展開となった。両チーム前半に1点ずつを奪い合うと、そこからスコアが動かないまま終盤へ。しかし延長に突入するかと思われた90+3分、立正大は2番・新山大地の右足シュートがゴールに突き刺さり勝ち越しに成功。立正大が4回戦に進み、一昨年王者の産能大は初戦敗退となった。リーグ戦第4節でのスコアは2-0で山梨学院大学が完勝。雪辱を狙う早稲田大学の一戦も、劇的な展開となった。先制は山学大。38分に山学大のルーキー、9番・金津力輝がゴールネットを揺らすが、後半の61分には早大も14番・山市秀翔が決めて同点に追いつく。その後は拮抗した展開となったが、アディショナルタイムの90+2分、早大がペナルティーキックを獲得。これをエース、10番・植村洋斗が確実に決めて早大が逆転勝利。リーグ戦のリベンジを果たした。








 1部リーグ所属の12チーム中4チームが下位カテゴリーに敗れ、初戦で大会を去った。いわゆる“ジャイアントキリング"や試合終了間際の逆転劇など、一発勝負のトーナメント大会「アミノバイタル®」カップらしい波乱が繰り広げられた3回戦。今後は中1日や中2日といったタイトなスケジュールが続く。まさに総力戦、チームの底力が試される。関東最強のチームを決めるため、決勝までさらに熱いドラマが生まれることだろう。
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