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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・1部第9節レポート

2015/05/19
 関東大学サッカーリーグ戦1部第9節は5月16日(土)に、味の素フィールド西が丘、ゼットエーオリプリスタジアム、龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドで行われた。
 上位7位までの勝ち点差はわずか6と混戦を極める1部。追いつき追い越されと各チームがしのぎを削るなか、今節も熱い戦いが繰り広げられた。


○リーグ戦の出だしこそ好調だったものの、ここ5節白星のない5位・明治大学(勝点12)と、前節の早慶戦に勝利し、不調からの脱却を図る8位・早稲田大学(勝点9)の対戦。
 前半は両チームともに堅い試合展開を繰り広げ、無得点のまま前半が終了。後半に入り疲れが見え始めたのは明大。一方の早大は徐々にペースを掴み、67分、68分と10番・山内寛史が立て続けに2得点。明大も終了間際の86分に10番・和泉竜司が1点を返すが、1-2で試合終了。明大の勝利は次節へおあずけとなった。
 明大は6位へと順位を一つ落とし、反対に早大は7位と順位を一つ上げる形となった。


○失点数こそ6と少ないが、得点力に欠け、未だ1勝の11位・専修大学(勝点7)と、同じく失点数6で得点力も爆発中の首位・国士舘大学(勝点16)の対戦。
 国士大は前半、いくつかのチャンスがあったものの、GKの好セーブなどもあり得点には至らず。専大はしっかりとした守備から攻撃につなげ、33分に13番・平信翔太が得点。1-0で前半を折り返す。後半に入ると82分に途中交代で入った専大27番・岡亘哉が86分、88分に2得点を挙げ、3-0と専大が久方ぶりの勝利を収めた。
 ようやく今季2勝目を挙げた専大は10位へと上昇。一方負けてしまった国士大も勝点で流経大と並びながらも得失点差で上回り、首位をキープしている。


○10位・桐蔭横浜大学(勝点8)と6位・法政大学(勝点12)の対戦。どちらも1勝すれば大きく順位を上げる可能性があるだけに、負けられない戦いとなった。
 23分に法大14番・白石智之が相手フィールドプレイヤーのこぼれ球を拾い、先制点をあげる。対する桐蔭大も失点直後の28分にコーナーキックから25番・尾崎快斗が1点を返すが38分に再び失点。1-2で前半を終える。後半、76分に法大2番・山田将之がこの試合2点目を決め、1-3で試合終了。効率よくゴールを決めた法大の勝利となった。
 桐蔭大はついに最下位へと転落。一方、勝利を収めた法大は3位と上位に名乗りをあげた。


○派手な勝利こそないが、得点・失点ともに安定している3位・順天堂大学(勝点14)と、9位・駒澤大学(勝点8)の対戦。
 前半は順大が試合を優勢に進め、10分に右サイドのショートパスから23番・松島奨真が先制点を決め、1-0で前半を折り返す。後半に入ると今度は駒大が優勢に立ち、58分、88分に17番・金大生が2得点の活躍を見せ、1-2で試合終了。駒大は後半のシュート数3本のうち2本を得点につなげ、決定力の高さを見せた。
 順大は4位へと順位を一つ落とし、駒大は逆に一つ上に上がり、勝点差を詰めた。


○8節終了時点で1敗とコンスタントに勝ち点を積み重ねる2位・流通経済大学(勝点15)と、前節の敗戦により最下位へと転落してしまった神奈川大学(勝点7)の対戦。
 試合は攻守がすばやく入れ替わる見ごたえのあるものとなった。16分に流経大10番・古波津辰希が得点。1点を追う神大は25分に16番・武田将平が自ら得たフリーキックを直接決めて1-1で前半を終える。後半はやや神大ペースだったものの、得点力に欠き、1-1で勝点を分け合った。
 流経大は2位と順位を変えることはできなかったものの、勝点差では首位の国士大と並ぶことに。神大は最下位からは脱却したものの、未だ降格圏内に留まっている。


○もう一度首位に立つため、前期残り3節負けられない4位・慶應義塾大学(勝点12)と、現在やや足踏み状態の7位・中央大学(勝点10)の対戦。
 試合開始より中大がペースを掴み、30分、ペナルティエリア内での相手フィールドプレイヤーのハンドからPKを獲得。これを19番・矢島輝一が決めて1-0で後半へと突入する。後半の立ち上がりから慶大が積極的に攻撃を仕掛け、54分、11番・山本哲平のゴールで同点に追いつく。その後は両チームとも激しい試合展開を見せるも、追加点を決めることが出来ず、1-1で試合を終えた。
慶大は5位へ、中大は9位へと互いに順位を落とす結果となってしまった。


 次節の第10節は5月23日(土)に龍ヶ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて、流通経済大学と法政大学が、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場にて、早稲田大学と駒澤大学、専修大学と中央大学が、川口市青木町公園総合運動場にて、慶應義塾大学と桐蔭横浜大学が、多摩市立陸上競技場にて、明治大学と国士舘大学が、千葉県総合スポーツセンター東総運動場にて、順天堂大学と神奈川大学が対戦する。なお、駒沢陸上競技場では駒澤大、中央大がそれぞれ集中応援を開催予定だ。
 前期リーグも残すところ2節。どのチームも一つでも順位を上げて前期を終えたいところであるが、1歩、2歩と抜け出すのはどのチームか。残り2節の戦いに期待したい。


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