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【活動報告】開幕戦イベント「大学サッカー×デフサッカー」インタビュー/デフフットサル体験コメント

2016/04/08
 4月2日に行われた開幕戦イベント「大学サッカー×デフサッカー」にご協力いただいたデフサッカー日本代表の2人の選手にインタビューを行いましたので、その内容をご紹介いたします。

 また、朝9:00より実施したデフフットサル体験会参加者の感想も併せて掲載いたします。

<インタビュー>

今回インタビューを引き受けてくださったのは、伊賀崎俊選手と仲井健人選手です。

◇伊賀崎 俊(いがさき しゅん)
 前所属バルドラール浦安デフィオ。日本ろう者サッカー・フットサル代表選出。デフリンピック、ワールドカップ出場。

◇仲井 健人(なかい けんと)
 昨シーズンまで筑波大学蹴球部に所属。今春より筑波大学大学院人間総合科学研究科へと進学。日本ろう者サッカー日本代表。


――本日(4月2日)はありがとうございました。さっそくイベントの感想などを聞いていきたいと思います。まずはデフフットサル体験、いかがでしたか?

伊賀崎:大学生とは、フットサルという形では初めての交流でした。耳栓を付けてのプレーに最初は戸惑っていましたが、次第になにをすべきか分かってきて、コミュニケーションがうまくできるようになっていましたね。そういう意味では私たちの「聞こえない」という状態を、少しは理解してもらえたのではないかと思います。

――大学生からの感想を聞いてどう思いましたか?

仲 井:大学生からは色々な感想がありましたよね。私たちは今までにない視点を得られましたし、また大学生にとっても新しい気付きがあったという点で、今回のイベントはいい機会になったのではないかと思います。

――開幕戦の第1試合と第2試合の間にはマイクパフォーマンスをしていただきました。

仲 井:失敗してしまいましたね(笑)。3回も噛んでしまいました。
伊賀崎:でも初めてにしては上出来だったと思いますよ。お客さんはしっかり聞いてくれていたし、手話も一緒にやってくれて。そういう意味では、大学サッカーとデフサッカーの交流の第一歩としては良いスタートになったと思います。
仲 井:事前にお客さんの反応は予想していましたが、実際は予想以上の反応でびっくりしました。伊賀崎さんも言った通り、多くのお客さんが「ありがとう」や「拍手」の手話を一緒にやってくださり、お互いに歩み寄れたように感じました。
伊賀崎:そうですね、非常に良い反応を見させてもらって、皆さんに理解してもらえたのだなと実感しました。
仲 井:あっ、1つだけ言わせてください。インターネットで『「デフリーグ」と検索してみてください。』って言い忘れたのですよ!! これ、ちゃんと書いといて(笑)!

――デフサッカーや障害者サッカーの抱える課題を教えてください。

伊賀崎:私はデフサッカーの世界に入って17年になります。聞こえない人の代表として「日の丸」を背負って戦っていますが、デフサッカーやデフリンピックについて知っている人が少ないというのがもったいないと感じています。デフサッカーを応援する人を増やしていくということが課題ですね。また、遠征などでの個人負担の大きさや、一人一人のプレーする環境があまり良くないという面もあります。ちょうど昨日(4月1日)『一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)』が設立されたので、そういった面がどう変わっていくのか楽しみでもあります。
仲 井:私が学生として言いたいことは、個人負担の大きさですね。金銭的な面で厳しい部分はあります。
伊賀崎:家庭を持つ身としてもお金の面は本当に大きな問題です。実力はあるのに代表を辞退する選手もいますからね。
仲 井:あとは会社や学校の理解もまだまだだと思います。世界大会は1~2週間ありますが、会社や学校を休めずに代表を辞退してしまうケースもあります。

――日本代表としての目標を教えてください。

伊賀崎:一番の目標はメダルを獲得することです。ただ、まずはやはり前回大会の成績を越えることを目指し、一歩一歩前進していきたいです。
仲 井:私は3つあります。1つ目は伊賀崎さんの言うとおりメダルの獲得。2つ目は、デフの子供達に希望や勇気を与えること。そして3つ目は健常者と障害者が一緒にサッカーをして笑い合えるようになることです。
伊賀崎:うん、確かにデフの子供たちに勇気や希望を与えるのは大切ですね。

――最後に、大学生にメッセージをお願いします。

仲 井:先週まで大学生だった私として言えることは、大学4年間は限りある時間なので、後悔のないように好きなことに全力で取り組んでほしいということです。また、皆さんサッカーが大好きで大学でも続けていると思いますが、一方で周りにはいろいろな世界が広がっています。そうした世界にちょっと目を向けるということもしてほしいと思います。
伊賀崎:大学生は社会人とは違い自由に使える時間が多いと思うので、失敗してもいいからいろんな分野に積極的にチャレンジして、自分の幅を広げていってほしいです。その積極的なチャレンジは必ず社会で生きる経験になると思います。


<デフフットサル体験会の閉会式にていただいた感想>

◇参加選手より

東京国際大選手:聞こえないので周りを見ないと難しかったです。

東洋大選手:これ(ありがとうを意味する手話)がありがとう、というのがわかったので、たくさん使っていました。

拓殖大選手:ふだん耳が不自由なく聞こえてサッカーをやれているけれど、今日は聞こえず、不便だと思いました。もっと聞こえない中でも楽しくできればいいなと思いました。

明治大選手:耳が聞こえないことに対応できず、1試合目は上手くいきませんでした。けれど2試合目から耳が聞こえないという状況を踏まえて、チーム内で指で数字を表す合図を決めてやったら、上手くできました。そういうふうに工夫をすれば(耳が聞こえる時と変わらず)できるのだな、と感じました。

駒澤大選手:耳も聞こえず、声も出せなかったので、マークの受け渡しがとても難しかったです。いろいろコミニュケーションを工夫すればやりやすかったかなと思いました。

学連:各大学から選手が集まってこのようなイベントができたのは良かったと思います。これからデフサッカーをする機会があれば、今回の経験を活かして積極的に取り組んでほしいと思います。


◇バルドラール浦安デフィオの泉監督より

 こんにちは。バルドラール浦安デフィオの選手兼監督をしている、泉と申します。みなさん、Fリーグを知っていますか? Fリーグの中に、聞こえる人と聞こえない人が一緒になって戦うというチームを立ち上げて、活動しています。今回は大学サッカーのみなさんと交流ができる、ということで参加させていただきました。本当に見た目ではわかりにくいことが多いと思うのですが、みなさんにはこの経験をしたから、気づくことがあると思います。周りに聞こえない人がいる、ということに皆さんは気づけるようになったと思います。ちょっとずつそういうことを発信していただけたら嬉しいですし、これからも聞こえない人とサッカーやフットサルのイベントとかもあると思うので、気にとめてもらえれば嬉しく思います。今日はありがとうございます。

◇デフサッカー日本代表の仲井選手より

 今日は試合を通してお互い気づくことがたくさんあったと思います。私たちデフサッカーはこの皆さんと、各大学と一緒に交流をしたり、いろいろ繋がって行けたらと思いますし、これが、皆さんに刺激を与え、お互いに成長できてサッカーを盛り上げていけたらと、思います。


デフサッカーのことをもっと知りたいという方は、日本ろう者サッカー協会のHP、Facebook、Twitterをご覧ください。

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