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【結果・まとめ】JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦・1部第10節

2023/07/19


 約1ケ月の中断期間を経てリーグ戦が再開。『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第10節は、7月15日(土)に4試合、7月16日(日)に2試合が行われた。


1部リーグ第10節 全結果・順位表





1部リーグ第10節まとめ


 中断前は3試合連続で未勝利の7位・法政大学と、上位進出にあと一歩のところまで迫った4位・流通経済大学の一戦。前半は両チーム無得点のまま終了。試合が動いたのは後半序盤だった。51分、セットプレーを獲得した法大が、ガンバ大阪内定・今野息吹のヘディングシュートで先制する。しかし、流経大もその4分後の55分に、コーナーキックの流れから根本健太がゴールを決め、すぐさま試合を振り出しに戻す。その後は法大が何度となく攻撃を仕掛けるが追加点とはならず。このまま終了するかと思われた90+1分、流経大はスローインから清水蒼太朗がチャンスを作ると、最後は川畑優翔がゴールネットを揺らして逆転に成功。土壇場でゴールを決めた流経大が連勝し、順位をひとつ上げて3位に浮上。一方の法大は順位をひとつ落とし8位に後退した。

 桐蔭横浜大学と東京国際大学の試合は、開始早々にスコアが動いた。5分、東国大は右サイドからのクロスに古澤ナベル慈宇が反応。ヘディングシュートを叩き込み、東国大が先制する。しかし桐蔭大も17分、2024シーズンいわきFCへの加入内定が発表されたばかりの白輪地敬大が個人技でゴール前までもちこみそのままシュート。1-1と同点に追いついて試合を折り返した。後半は拮抗した展開となり、このまま試合終了かと思われたが、最終盤に再びスコアが動く。87分、東国大は相手のクリアボールを拾った尾崎岳人が、GKの頭上を越すシュートでネットを揺らし、試合は1-2で終了。この試合に敗れて3連敗となった桐蔭大は8位から9位に後退。一方の東国大は再び2位に浮上した。

 東洋大学と拓殖大学の一戦は、互いにゴールを奪い合う白熱した試合となった。まずは13分、東京ヴェルディの特別指定選手としてJリーグでもゴールを決めた新井悠太が動く。相手GKが前に出ているのを見逃さず、センターサークル付近からロングシュート。これがそのままゴール右に決まり、東洋大が先制する。しかし拓大もすぐさま反撃に出る。25分に相手DFのパスをカットすると、下口竜空からボールを受けた小島慈央が勢いよく右足でシュートを放ち同点に追いつく。さらにその1分後の26分には、相手の連携ミスを見逃さなかった下口がゴールを決めて逆転に成功する。拓大の勢いは止まらず、28分には加藤悠馬が個人技でペナルティーエリア内にカットイン。そのままゴール左に決めてリードを広げる。拓大はわずか4分間で3ゴールを奪い、あっという間にスコアを1-3とした。だが、東洋大もこのままでは終われない。30分に相手GKのパスをカットした本間洋平がそのままシュートを放ち、1点差に詰める。東洋大はその4分後にも、新井がこの試合2得点目となるゴールを決めてついに同点に追いつき、前半は3-3で終了した。後半はどちらも得点までは至らず、拮抗した戦いが繰り広げられた。しかし64分にスコアが動く。拓大は、日野翔太がゴール前の混戦から勢いよく右足を振りぬき追加点。これが決勝ゴールとなり、試合は3-4で終了。両チーム合わせて計7得点が生まれた熱戦は、拓大が逆転で5試合ぶりの白星を獲得。東洋大はこの敗戦で6位に後退し、上位グループに差をつけられる結果となった。

 前節で今季初勝利を収め、連勝を狙う中央大学と、『「アミノバイタル®」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会』で優勝し勢いをリーグ戦にぶつけたい国士舘大学。11位と12位の降格圏脱出を懸けた試合は、21分、国士大の先制点で試合が動く。国士大はセンターバックの山田裕翔が、相手のパスミスを逃さずにボールを奪うと、そこから素早く攻撃を開始。流れるようにパスをつなぎ、最後は坂巻日向が冷静にゴールへと流しこんだ。中大も果敢にゴールへ迫るが、なかなか得点には至らない。すると後半の66分、国士大はペナルティーエリア内で倒されてペナルティーキックを獲得。これを布方叶夢が確実に決めて追加点。試合は0-2で終了し、国士大が今季リーグ戦初勝利を収めた。中大はこの敗戦により再び最下位に陥落した。

 中断前の前節まで3連勝と勢いに乗る6位・明治大学と、首位を追う2位・日本大学の対戦。試合は前半から明大が主導権を握り、何度となく相手陣内に入り込んで得点機を演出。しかしいずれもゴールまでは至らない。後半は日大も積極的にゴールを狙うがネットを揺らすことなく、スコアレスのまま試合終了。両チーム勝点1を分け合う結果となった。これにより、明大は5位に浮上。一方、混戦の上位争いで勝点1しか積み上げられなかった日大は、順位を2つ落とす結果になった。

 今季3勝目を狙う10位・東海大学と、単独首位をキープする筑波大学の一戦。東海大は15分、安藤優人が相手DFのパスカットをすると、そのまま右足でシュートを放つ。安藤の今季4得点目となるゴールで東海大が先制するが、喜びもつかの間、1分後の16分には筑波大にオウンゴールを許し失点。筑波大はラッキーな形で前半の内に追いついた。後半は両者譲らず試合は1-1のまま終盤へ。しかし86分、ついに均衡が破られる。筑波大は瀬良俊太が右サイドを縦に突破し、中へと鋭いグラウンダーパスを送る。そこに走りこんでいた角昂志郎が右足で合わせ、筑波大が終了間際に逆転に成功。1-2で筑波大が勝利し、開幕からの無敗記録を伸ばして首位を堅持した。



 『「アミノバイタル®」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会』では、1部の上位チームが次々と敗れる波乱となったが、約1ケ月の中断を経て再開した今節に大きな波乱はなかった。筑波大学は今節も勝利を収めて首位をキープ。また、東京国際大学は桐蔭横浜大学に勝利して2位に復活し、流通経済大学は3位に浮上。一方、日本大学は無得点のまま引き分け、2位から4位に後退している。5位から9位までは勝点3差内に引き締め合う。特に5位から7位は勝点13が3チーム並ぶなど、中位グループはますます混戦の様相を強めている。上位グループが少しずつ抜け出して首位を追う中、『JR東日本カップ 2023第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第11節は、7月22日(土)に5試合、23日(日)1試合が行われる。













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