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JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ戦・2部第9節レポート

2015/05/19
 『JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦』2部リーグ第9節は、5月17日(日)に全6試合が行われた。

○なんとか上位陣に食らいついていきたい東洋大学(勝点14)と、青山学院大学(勝点14)の一戦。

 前半は圧倒的に東洋大のペースで試合が進んだ。開始25分に現在得点ランキング1位の9番・遊馬将也が先制点あげ、1-0のまま前半終了。後半も東洋大が押し気味に試合を進め、早い時間帯に7番・仙頭啓也からパスを受けた9番・遊馬が追加点を決める。その後は青学大が何度もシュートを放つが、得点にはつながらず、試合終了間際の87分に19番・田中舟汰郎、89分に7番・仙頭啓也がとも11番・石坂元気のアシストにより得点を決め、4-0で東洋大が久々の大量得点で勝利した。


○1年での1部復帰を目指しているものの、なかなか勝点が伸びない東京国際大学(勝点8)と、こちらも厳しい戦いが続いている拓殖大学(勝点7)の一戦。

 前半から試合を有利に進めたのは東国大だった。それでもなかなかゴールが生まれない展開となったが、前半終了間際の45分に、34番町田ブライトがキープしたボールを、フリーの状態で受けた10番・安東輝がゴールに叩き込んで、東国大が先制する。後半に入ってからも東国大ペースは変わらずに、55分には再び町田のアシストで、11番・進昂平が拓大を突き放すゴールを決めて2-0に。その後も拓大の攻めをシャットアウトした東国大が完封勝利を収めた。


○ここまで思うように勝点を積み上げることができず、苦しい戦いが続く東京学芸大学(勝点8)と東海大学(勝点1)の一戦。

 前半は互角の展開が続いた。互いにシュートを4本ずつ放ったが、ネットを揺らすまでには至らず、スコアレスで後半へ。迎えた66分、この試合唯一のゴールが生まれる。東学大9番・五十嵐亘が、32番・南直志からのパスを受けて貴重な先制点を決める。試合はそのまま終了し、東学大が勝点3を手に入れた。


○2位と3位の直接対決となった筑波大学(勝点18)と関東学院大学(勝点21)の一戦。

 前半は試合が動かずスコアレスのまま終了。迎えた後半、試合は意外な形で大きく動いた。53分、関学大は22番・井上翔太郎のゴールで先制点を挙げると、直後の56分には30番・石塚龍成、60分には11番・萱沼優聖が立て続けに決めて3-0とする。83分には6番・木村魁人がPKを決め4-0に。関学大の圧勝で終わるかと思われたが、ここから筑波大が驚異的な粘りを見せる。まずは84分、34番・矢吹龍磨のゴールで1点を返すとさらに87分、90+1分と連続で11番・中野誠也が決め、ついに1点差まで詰め寄る。しかし、筑波大の反撃もここまで。終盤に連続失点を喫しながらも1点差で逃げ切った関学大が勝点3を手に入れ、2位のポジションをキープした。


○残留を争うライバル同士の直接対決となった日本大学(勝点4)と産業能率大学(勝点5)の一戦。

 前半から試合を支配したのは産能大だった。しかしフィニッシュの精度に欠き、日大のゴールを割ることができない。迎えた後半、押し込まれていた日大がワンチャンスをモノにする。54分、6番高山慎也がゴール前の混戦を押し込み、先制点を挙げた。その後も攻める産能大だがなかなかゴールを奪うことができない。しかしこのまま終了かと思われた85分に、産能大の7番・小池祐樹が値千金の同点弾を決め1-1に。終了間際のゴールで産能大が引き分けに持ち込んだ。


○開幕以来全勝を続ける絶好調の日本体育大学(勝点24)と、なんとか下位争いから抜け出したい朝鮮大学校(勝点10)の一戦。

 先手を取ったのは日体大だった。31分、27番・川戸大樹の見事な左足ミドルシュートが決まって先制。対する朝鮮大も反撃を開始し、40分にはスルーパスに抜け出した26番・韓勇太がGKとの一対一を制して同点とする。試合はそのまま後半に突入するが。65分に日体大が追加点を挙げる。19番・高野遼からのセンタリングに川戸がこの日2点目となるゴールを決めて2-1とした。試合はそのまま終了。日体大が開幕から無傷の9連勝とし、首位の独走態勢に入った。

 第10節は、5月23日(土)に龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて筑波大学対青山学院大学、川口市青木町公園総合運動場にて、東京国際大学対関東学院大学。5月24日(日)に多摩市立陸上競技場にて拓殖大学対産業能率大学、千葉県総合スポーツセンター東総運動場にて東洋大学対日本体育大学、東海大学グラウンドにて東京学芸大学対朝鮮大学校、日本大学対東海大学の試合が行われる。
 上位と下位の差が開きつつある2部リーグだが、どのチームもなんとか勝点差を詰めたいところ。アミノバイタルカップによる中断期間を前に、どこまで上位に追いつけるのか。全勝の日体大に初黒星をつけるのはどのチームになるのか。まだまだ見逃せない戦いが続く。


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