『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第1節は、4月1日(土)に1試合、4月2日(日)に5試合が行われた。
1部リーグ第1節 全結果
1部リーグ第1節まとめ
昨季王者・明治大学とプレーオフで昇格した東海大学の一戦で始まった『JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ。しかしこの開幕戦で、昨季王者は、14年ぶりに1部の舞台へと舞い戻った東海大に先制を許す展開に。すぐさま追いついたものの白星スタートとはならなかった。またそんな明大につられるように、昨季2位の東京国際大学は筑波大学に0-2で完敗。インカレ王者の桐蔭横浜大学も国士舘大学と激しいゴールの奪い合いのうえに引き分けるなど、優勝候補が苦しいスタートを切る結果となった。今季の1部リーグも一筋縄ではいかないようだ。
一方、昨季は9位という結果に終わった流通経済大学だったが、4年ぶりの1部復帰となった中央大学にその実力を見せつけ3-1と快勝。復活の狼煙を上げた。3シーズン目となる1部リーグを迎えた拓殖大学は、18年ぶりに1部に復帰した日本大学と対戦。後半に挙げた先制点を守りきって勝点3を獲得した。天皇杯予選で数日前にも対戦した法政大学と東洋大学。敗れた東洋大学はリベンジとばかりに前半終了間際に先制点を挙げるが、後半に追いつかれ、さらにアディショナルタイムに逆転を許す結果に。同カードでは法大が今季2連勝となった
今季は中大、日大、東海大の3チームが1部リーグに昇格。開幕戦で東海大が明大から勝点1を奪ったように、新たな対戦、展開を見ることができるだろう。そうした新しい対戦が、これからの1部リーグにどこまで影響を及ぼせるのか期待される第1節となった。
新型コロナウイルスの影響で無観客試合が多かった昨季と比べ、今季は規制緩和により多くの会場が有観客での開催を予定されている。今季は、選手たちの熱意や迫力が、より強く感じられるリーグ戦になるだろう。