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JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦・2部第4節マッチレポート

2020/07/29


 「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦【前期】」2部リーグ第4節は、新型コロナウイルス感染症の影響で参加が見送られていた東洋大学、関東学院大学、産業能率大学、青山学院大学、立教大学が参加可能な状態となり、7月25日(土)に5試合が行われた。


東洋大学 対 拓殖大学 @流通経済大学サッカー場


 1年での1部リーグ復帰を目指す東洋大学(勝点0・暫定4位)と、前節は流通経済大学との首位攻防戦で今季初黒星を喫した拓殖大学(勝点6・暫定2位)の一戦。

 先に均衡を破ったのは東洋大。10分、右サイドでボールを持った13番・浦山雄介が左足でクロスを上げる。そのボールに9番・小澤裕太が飛び込むが、13番・浦山のクロスはそのままゴールへと吸い込まれ、東洋大が幸先良く、リーグ戦初ゴールを挙げる。その後、拓大は集中した守りを見せて拓大にチャンスを与えず、またサイドの突破力を活かして追加点を狙う。すると38分、6番・長澤昂輝がボールを奪いショートカウンターのチャンス。パスを繋いでゴール前に迫ると、最後は11番・野本幸太が左足で流し込み、貴重な2点目を決める。巻き返したい拓大は、前半アディショナルタイムにコーナーキックを獲得。8番・奥村晃司の蹴ったボールは、相手GKにクリアされるものの、それを拾った13番・長峰祐斗が頭で押し込み1点を返す。これが前半のラストプレーとなり、試合は2-1で折り返しとなった。

 前半最後を嫌な形で終えた東洋大だったが、後半も好機を演出する。55分には、コーナーキックのこぼれ球を拾った11番・野本がクロス。これを14番・横山塁が左足で合わせて3点目。再びリードを2点差に広げる。攻勢に出たい拓大は、60分には7番・高橋和希に代えて14番・青木義孝、63分には28番・浅倉廉に代えて16番・鏑木瑞生、67分には9番・山中麗央に代えて11番・加賀美右京と、次々と交代カードを切る。雷の影響もあり30分ほど試合は中断となったが、再開後の81分には拓大にカウンターのチャンス。10番・田中幸大がグラウンダーのボールを折り返すと、途中出場の14番・青木が決めて再び1点差に詰め寄る。そのまま同点に追いつきたい拓大だったが、再びゴールネットを揺らせず3-2のまま試合終了となった。

 昨季は得点力不足が課題だった東洋大が、今季初戦を3ゴールで勝利を収めた。対する拓大は開幕2連勝といいスタートを切ったものの、前節の流経大に続き昨季1部リーグ所属相手に手痛い連敗を喫する結果となった。


流通経済大学 対 神奈川大学 @流通経済大学フットボールフィールド


 前節、拓殖大学との首位攻防戦を制し、現在全勝中の流通経済大学(勝点9・暫定1位)と、前節は待望の今季初勝利を手にし、連勝を目指す神奈川大学(勝点3・暫定3位)の一戦。

 流経大は今季初スタメンの26番・加瀬直輝が持ち前のスピードを活かしたドリブルでチャンスを演出し、序盤から神大ゴールへと襲いかかる。一方の神大は、11番・三澤徹晃を中心としたカウンターからゴールを狙うという展開に。前半は流経大ペースとなったが、神大も必死のディフェンスでゴールを許さず、前半はスコアレスで終わった。

 試合が動いたのは後半。流経大は56分、6番・佐藤響に代えて、これが今季初出場となる7番・菊地泰智を投入。すると交代してすぐの58分、7番・菊地が早速得点に絡む。アウトサイドの浮き玉パスが、相手のオウンゴールを誘い流経大が先制点。流経大の交代起用がずばり的中した。追う立場となった神大は、すかさず11番・三澤と8番・青木竣を下げて、9番・金澤蓮、25番・藤田雄士を投入して巻き返しを狙う。するとこちらも、途中出場の選手が躍動。66分、神大10番・渋谷拓海が右サイドを突破しゴール前にクロスを供給すると、これを9番・金澤が左足で合わせ、神大が同点に追いつく。だが、振り出しに戻った試合を、再度動かしたのは流経大だった。77分、流経大は23番・齊藤聖七に代えて32番・伊藤隆人を投入。「リーグ戦はこれが初出場」(流経大・中野雄二監督)という32番・伊藤は81分、16番・永井颯太のシュートのこぼれ球に詰め、左足で押し込み勝ち越し点。これが決勝点となり流経大が2-1で競り勝ち、連勝を4に伸ばした。




関東学院大学 対 青山学院大学 @流通経済大学フットボールフィールド


 今季こそ上位進出、1部リーグ昇格を目指して初戦に臨む関東学院大学(勝点0・暫定4位)と、最終節で残留が決まった昨季を糧に、今季は初戦から飛躍したい青山学院大学(勝点0・暫定4位)の一戦。

 互いにこれが今シーズンの初戦となるチーム同士の一戦。1勝1敗という昨季の対戦成績をなぞるように、試合は序盤から互角の立ち上がりとなった。積極的にシュートを放ちペースを掴みつつあったのは関学大だが、先手を取ったのは青学大。26分、22番・加藤蓮がペナルティーエリア内で勝負を仕掛けると、止めようとした関学大がファウルをおかしペナルティーキックを献上。これを昨季2部リーグの得点王、9番・大竹将吾が正確に沈め、青学大が今季リーグ戦初シュートでの先制を果たす。しかし、ここから関学大攻撃陣に火が付いた。31分、コーナーキックの混戦からボールを拾った22番・長澤シバタファリが、冷静に右足を振り抜いて同点弾。これが大学デビュー戦となるルーキーのゴールで、試合は振り出しに戻った。関学大は続く36分、8番・北龍磨の正確なクロスから、30番・西牧蓮が打点の高いヘディングを叩き込んで追加点。関学大がすぐさま逆転に成功し、2-1で試合を折り返した。

 関学大はさらに後半開始早々の47分、10番・木下海斗と16番・橋本丈のコンビネーションから3点目をマーク。22番・長澤に続き、期待のルーキーの得点で、関学大が青学大を突き放す。しかしその後、雷の影響で試合は一時中断に。15分後には再開され、青学大が猛攻を仕掛けるが、逆に85分に関学大14番・北村椋太の左足シュートがネットを揺らし、関学大がダメ押しの4点目。勝負の行方を決定付けた。
終わってみるとシュート数は関学大が18、青学大は7と関学大が圧倒。第4節からのリーグ戦参加となった両チームだが、関学大は上位進出のため好スタート、一方の青学大にとっては苦しい幕開けと、明暗が分かれる結果となった。

 関学大の石村大監督は「最後の4点目をもう少し早い時間帯に取れなかったのか、ということと、ゲームの終わらせ方が雑という部分は大いに反省しなくてはならないところ」と、快勝にも厳しいコメント。22番・長澤のゴールについては「セットプレーで、これまでにないオプションになる」、また16番・橋本についても「どこでどうボールを受けて蹴ればゴールできるかわかっている。賢さのある選手」と、デビュー戦でゴールを挙げたルーキーについては評価しながらも、ゲーム全体としては課題のほうを前面に出した。「自粛期間が長かった分、どのチームもどれだけフィジカルを維持できるか、という部分が大事になると思っている」と石村監督。だからこそ「戦術ではなく、どれだけがんばれるか。がんばれるチームが生き残る」と、強い気持ちで次節に意気込んだ。




産業能率大学 対 立教大学 @流通経済大学フットボールフィールド


 昨季は創部史上最高成績となる6位でリーグ戦を終えた産業能率大学(勝点0・暫定4位)と、池上礼一新監督を迎えて初のリーグ戦を勝利で飾りたい立教大学(勝点0・暫定4位)の一戦。

 待望のリーグ初戦を迎えた両チーム。開始早々チャンスを演出したのは立教大だった。産能大のスローインを立教大5番・今井翔太郎が跳ね返し、そのボールを24番・本田大空がダイレクトで前線へ。これを受けた27番・加藤優一がヘディングで産能大DFの裏へ送ると、すかさず11番・小林達成が反応。しかし、シュートは産能大GK、1番・東島大成のファインセーブに阻まれる。対する産能大は、ボランチの7番・上畑佑平士と4番・酒井匠を中心に攻撃のリズムを作る。産能大のチャンスは8分。4番・酒井からのパスを受けた7番・上畑は、ルーレットで立教大DFを置き去りにし、3番・篠崎輝和へとパスを送る。しかし3番・篠崎が放ったシュートはゴール左上へ。その後も両チーム互角の戦いを繰り広げるが、決めきることができず、前半は0-0のスコアレスで終了した。

 後半、先にアクションを起こしたのは立教大だった。53分、右サイドで積極的に攻撃を仕掛けていた13番・橋本に変えて、15番・関口崇太を投入。対する産能大も54分、関東リーグ初出場の32番・岩崎駿に変え、13番・田原廉登を投入する。その後も両チーム積極的に交代カードを切り、試合の流れを変えようとするが、スコアを動かしたのは産能大。71分、スローインから7番・上畑が13番・田原へ縦パスを入れると、13番・田原がドリブルで突破。ペナルティーエリア付近でフリーになっていた7番・上畑へとパスを送る。これを受けた7番・上畑は、豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らし、産能大が待望の先制点を挙げる。しかし、7番・上畑のバースデーゴールに沸く産能大の喜びも束の間、その4分後の75分に産能大は立教大の2番・桂島直輝がペナルティーエリア内で倒し立教大がペナルティーキックを献上してしまう。立教大のキッカーは、途中出場の14番・原大知。14番・原はゴール左隅に冷静にシュートを沈め、すぐさま同点に追いつく。その後も何度かチャンスを作った両チームだったが、得点までは至らず1-1の同点で試合が終了した。

 先制しながらも、直後に悔しい失点を喫した産能大。小湊隆延監督は「(新型コロナウイルス感染症の影響で)対外試合ができない中、今日はよく勝点1を取った」と、まずは厳しい状況下でこの試合に臨んだ選手たちをねぎらった。「欲をいえばもう1点ほしかったし、勝点3がほしかった」と本音をのぞかせながらも「サッカーの神様が、まだまだ足りないと言っていることだと思う」とコメント。選手らもゴール前、中盤の精度を課題に挙げているといい、すでに次節に向けて舵を切った様子だ。 一方、立教大の池上監督は「何ヶ月ぶりかの試合、公式戦としては半年ぶり」となるこの試合で選手たちの緊張を心配していたが「思っていたより緊張せず、集中できていた」とほっとした様子。先制点こそ奪われたが「そこから追いつけたことをポジティブに捉えたい」とした。また「今年の4年生は、都リーグ時代を知る最後の代。彼らの元、関東リーグでやれていることを当たり前とは思わず、ひとりひとりの理解力を高め、熱いチームにしていきたい」と今季への意気込みを語った。




東京国際大学 対 日本大学 @流通経済大学フットボールフィールド


 これまで2試合を戦い、ともに勝点を獲得できていない東京国際大学(勝点0・暫定11位)と日本大学(勝点0・暫定12位)の一戦。

 ともに連敗中の両チーム。今季初勝利を掴み取り、浮上のきっかけを作りたいという気持ちもあってか、両チームとも前半から積極的に仕掛けるシーンが見られた。東国大は4番・湯澤拓士、2番・石川竣祐を起点としたサイドからの攻撃を展開するが、日大も強固な守備でこれをブロック。ファウルも多い、激しくタフな攻防戦が繰り広げられる。試合が動いたのは前半終了間際の44分。日大は8番・大森渚生のフリーキックに、13番・柴崎耀が頭で合わせゴールネットを揺らす。日大の前半のシュート数はわずかに1本。しかしその1本が、このタフな試合の先制点となった。

 日大はハーフタイムに11番・荻原翼と7番・鬼京大翔を一度に投入。後半は、日大がこの2人を中心に果敢な攻めを見せる。日大は73分、27番・釣崎椋介のヒールパスに4番・山崎舜介が走り込んでシュートを放つが、これは惜しくも枠の外。しかし82分、日大は東国大ゴール前で細かくパスを繋ぐと、8番・大森がシュートを打つとみせかけてブロックに来た東国大DFをかわす。8番・大森からのスルーパスを受けた20番・長澤壮竜はボールを収めると、そのまま左足を振り抜き、ネット右上にシュートを突き刺さす。試合終盤に決定的な2点目をマークした日大が、そのまま守りきって試合は終了。それぞれ前後半の終盤の良い時間帯にゴールを決めた日大が、無失点で今季初勝利を収めた。東国大は、前半にチャンスを作れていたが、それを活かせず悔しい敗戦。これで3連敗となった。






 次節の第5節は8月2日(日)に15:00から拓殖大学と日本大学、関東学院大学と立教大学が対戦。17:30からは流通経済大学と東洋大学、青山学院大学と神奈川大学、東京国際大学と明治学院大学の試合が行われる。

 今節から多くのチームが参戦。次節は、都リーグから2部リーグに昇格した明学大が今季初戦を迎える。相手は3連敗中の東国大だが油断はできない。明学大が、4年ぶりとなる関東リーグでの試合をどう戦うか注目したいところだ。一方4連勝で単独首位の流経大は、昨季ともに1部リーグを戦った東洋大と対戦する。昨季は流経大が2勝したが、東洋大も今季初戦を勝利で飾っており、好調同士の対決となりそうだ。首位独走の準備態勢となった流経大を、東洋大が止めることができるか。今後の2部リーグを占ううえで重要な一戦となるだろう。
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